『圕の大魔術師(としょかんのだいまじゅつし)』について調べると、「打ち切り」という言葉が目に入り、不安に感じている方もいるかもしれません。
壮大な世界観と圧倒的な画力で人気の作品だけに、連載状況は気になるところです。
この記事では、『圕の大魔術師』の打ち切り説の真相、そうした噂が広まった理由、そして最新刊やアニメ化の可能性について、現在の状況を詳しく解説します。
『圕の大魔術師』は打ち切り?まずは結論から

『圕の大魔術師』が打ち切りになったのではないかと心配されている方へ、まずは結論からお伝えします。
結論:『圕の大魔術師』は打ち切りではありません
単刀直入に申し上げますと、『圕の大魔術師』が打ち切りになったという事実はありません。
これは一部の読者の間で広まった誤解や噂に過ぎません。
現在の連載状況:「good!アフタヌーン」で好評連載中
本作は、講談社が発行する月刊誌「good!アフタヌーン」にて、2017年12月号から現在に至るまで連載が継続されています。
出版社からの公式な打ち切りや連載終了のアナウンスは一切なく、物語は今も続いています。
最新刊(9巻)の発売情報と累計発行部数
単行本も順調に刊行が続いており、最新刊である第9巻は2025年6月6日に発売されました。
また、2025年4月時点で単行本の累計発行部数は160万部を突破しており、その人気が安定していることがうかがえます。
なぜ?『圕の大魔術師』打ち切り説が広まった3つの理由

では、なぜ連載中であるにもかかわらず「打ち切り」という噂が広まってしまったのでしょうか。
それには、主に3つの理由が考えられます。
理由1:単行本の刊行ペースが遅い(年に1回)ため
打ち切り説が浮上した最大の理由は、単行本の刊行ペースにあります。
過去の発売日を見ると、第4巻以降はほぼ「年に1回、6月上旬」というペースで刊行されています。
| 巻数 | 発売日 |
| 4巻 | 2020年6月5日 |
| 5巻 | 2021年6月7日 |
| 6巻 | 2022年6月7日 |
| 7巻 | 2023年6月7日 |
| 8巻 | 2024年6月6日 |
| 9巻 | 2025年6月6日 |
週刊連載の漫画(約3〜4ヶ月ごと)に慣れている読者にとって、年に1度のペースは非常に遅く感じられ、「連載が止まっているのでは?」「打ち切りになったのでは?」という不安を生じさせる要因となりました。
理由2:第3巻(第一章)の「完」という演出による誤解
単行本の第3巻(第14話「私が育てた少年」)の最後で、第一章「少年の旅立ち」が終わり、大きく「完」という文字が描かれました。
これはあくまで第一章の区切りを示す演出でしたが、このページだけを見た一部の読者が「物語全体が完結した(打ち切られた)」と誤解してしまった可能性が指摘されています。
理由3:検索候補に「打ち切り」と表示されるため
Googleなどで作品名を検索すると、関連キーワードとして「打ち切り」と表示されることがあります。
これは、前述の理由などから「打ち切りでは?」と心配した多くの人々が検索した結果が反映されたものに過ぎません。
しかし、この検索候補を見た人が「やはり打ち切りは事実なのかもしれない」とさらに誤解を深め、噂が拡散する一因となったと考えられます。
打ち切り説は本当?「つまらない」という評価の真相

打ち切り説と関連して、「つまらない」という感想が一部で見られることもあります。
しかし、これは作品の性質に起因するものであり、人気の低迷を意味するものではありません。
「つまらない」と言われる理由とは?(展開が遅い・情報量が多い)
「つまらない」と感じる理由の多くは、打ち切り説と同様に「展開の遅さ」にあります。
本作は月刊連載であることに加え、登場人物の心情や緻密な世界観、民族や文化の背景を非常に丁寧に描く作風です。
そのため、バトルやアクション中心の漫画と比べると物語の進みがゆっくりと感じられ、スピーディーな展開を好む読者には合わない場合があります。
また、情報量が多いため「一度読んだだけでは理解が難しい」と感じることも、そうした評価につながる一因でしょう。
高評価の理由:圧倒的な作画と緻密な世界観
一方で、『圕の大魔術師』は国内外で非常に高く評価されています。
最大の魅力は、民族衣装の刺繍や壮大な図書館の建築様式など、細部にまで徹底的に描き込まれた圧倒的な画力です。
さらに、差別や貧困といった重いテーマを扱いながら、主人公シオ=フミスが困難に立ち向かい成長していく姿を描く、重厚なファンタジーストーリーが多くの読者を惹きつけています。
受賞歴と実際の読者の反応
その人気と質の高さは、客観的な評価にも表れています。
本作は「次にくるマンガ大賞2018」にノミネートされたほか、「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」では一般部門12位に選出されています。
SNS上でも「世界観の作り込みが映画のよう」「絵が美しすぎて画集レベル」といった絶賛の声が多数を占めており、根強いファンに支えられていることがわかります。
今後の展開はどうなる?最新刊とアニメ化の可能性

打ち切りは事実無根であることが分かりましたが、今後の展開についても気になるところです。
最新刊の発売日予想や、ファン待望のアニメ化について解説します。
最新刊10巻の発売日はいつ?過去の刊行ペースから予想
前述の通り、第4巻以降の単行本は「毎年6月上旬」に発売される傾向が続いています。
この規則性が続くと仮定した場合、次巻である第10巻の発売日は「2026年6月上旬頃」になる可能性が最も高いと予想されます。
アニメ化の可能性は?ファンの期待と制作上の課題
累計160万部を超える人気と、その映像映えする壮大な世界観から、アニメ化を熱望する声は非常に多く聞かれます。
しかし、2025年11月現在、アニメ化に関する公式な発表はありません。
アニメ化の課題としては、その「圧倒的な描き込み」が挙げられます。
本作の緻密な作画をアニメーションで忠実に再現するには、極めて高い作画技術と潤沢な制作予算、そして時間が必要になります。
過去にも『乙嫁語り』など、作画コストの高さからアニメ化が難しいとされる名作もあり、『圕の大魔術師』も同様のハードルがあると考えられます。
とはいえ、ファンの期待は非常に高いため、今後の吉報が待たれます。
『圕の大魔術師』に関するよくある質問
最後に、作品について多く寄せられる疑問点にお答えします。
原作は「なろう」系?(原作「風のカフナ」の真相)
単行本の表紙には「原作:風のカフナ/著:ソフィ・シュイム」といった記載があるため、小説家になろう系の作品など、別の原作が存在するのかと誤解されることがあります。
しかし、これは実在しない架空の書籍であり、物語の世界観を深めるための演出です。
『圕の大魔術師』は、漫画家の泉光先生によるオリジナル作品です。
セドナは魔王になる?(セドナの性別とファンの考察)
主人公シオが憧れる司書・セドナ=ブルゥは、ミステリアスな魅力を持つ人気キャラクターです。
まず、セドナの性別について作者の泉光先生は「(読者の)自由」であると明言しており、作中でも性別で固定されない存在として描かれています。
また、単行本4巻の最後でセドナが「世界を滅ぼす魔王」と呼ばれる衝撃的な未来が示唆され、ファンの間で大きな話題となりました。
これはセドナが物理的に世界を破壊するという意味ではなく、世界の秩序を揺るがす「不都合な真実」を公表しようとすることから、体制側から「魔王」と呼ばれるようになるのではないか、といった考察がなされています。
まとめ:『圕の大魔術師』打ち切りの噂を徹底解説
- 『圕の大魔術師』は打ち切りではなく、連載中である
- 掲載誌は「good!アフタヌーン」で、最新刊は9巻(2025年6月発売)
- 累計発行部数は160万部を突破している
- 打ち切り説の理由は「年1回」という単行本の刊行ペースの遅さ
- 第3巻の第一章「完」という演出も誤解の一因となった
- 「つまらない」という評価は、展開の遅さや情報量の多さに起因する
- 実際は緻密な作画と世界観で「全国書店員が選んだおすすめコミック」に選出されるなど高く評価されている
- 最新刊10巻の発売日は、2026年6月頃と予想される
- アニメ化の公式発表はないが、作画コストの高さが課題と見られる
- 表紙にある「原作:風のカフナ」は架空の設定であり、原作小説はない

