エネルの笑い方「ヤハハハ」の謎！由来や特徴を徹底解説

イントロダクション

「ワンピース」に登場するキャラクター、エネル。

その独特な「ヤハハハ」という笑い方は、多くのファンの印象に残っています。

この記事では、エネルの笑い方の特徴や、まことしやかに囁かれる元ネタ・由来の説について深掘りします。

また、「エネル顔」として知られる表情や、彼が自らを「神」と称した背景、さらには「ワンピース」の世界における他のキャラクターたちの個性的な笑い方との比較も行います。

ドンチンジャオやクロコダイルといった面々の笑い方、悪魔の実と笑い方の関係性など、気になる情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

エネルの笑い方「ヤハハハ」とは？

「ヤハハハ」というエネルの笑い方の特徴

エネルの笑い方として最も知られているのは、「ヤハハハ」という甲高く、見下すような響きを持つものです。

この笑い方は、彼の傲慢で自信に満ち溢れた性格を非常によく表しています。

空島スカイピアの絶対的支配者「神」として君臨していたエネルは、自分以外の存在を徹底的に見下し、その力を誇示する際にこの笑い声をあげることが多いです。

例えば、自身の圧倒的な能力である「ゴロゴロの実」の雷の力で敵を蹂躙する時や、自らの計画が思い通りに進んでいると確信した時など、優越感に浸る場面で「ヤハハハ」と高笑いします。

この笑い声は、聞く者に威圧感と不気味さを与え、エネルというキャラクターの強烈な個性を際立たせる重要な要素の一つと言えるでしょう。

単なる笑い声というだけでなく、彼のキャラクター性を象徴する音声表現となっています。

エネルの笑い方の元ネタや由来はある？

エネルの「ヤハハハ」という特徴的な笑い方について、作者の尾田栄一郎先生から公式に元ネタや由来が明かされたことはありません。

しかし、ファンの間ではいくつかの説が考察されています。

その中でも特に有力視されているのが、旧約聖書などに登場する神の唯一の名前とされる「ヤハウェ（YHWH）」に由来するのではないか、という説です。

エネルが自らを「神」と称し、絶対的な力を持つ存在として描かれていることから、この「ヤハウェ」の響きを元に「ヤハハハ」という笑い方が考案されたと考えるファンは少なくありません。

実際に、エネルのキャラクター設定や言動の端々に「神」を意識した要素が見られるため、この説は一定の説得力を持っています。

他の説としては、単に威圧的で覚えやすい音の響きとして創作された可能性も考えられますが、「ヤハウェ」説はエネルのキャラクター背景と深く結びつくため、興味深い考察として語られています。

エネルは何の神ですか？その背景を解説

エネルは、空島スカイピアにおいて自らを全能の「神」と称し、恐怖による支配を行っていました。

彼が「神」と呼ばれる背景には、ロギア（自然）系の悪魔の実「ゴロゴロの実」の能力が大きく関わっています。

この能力によってエネルは雷を自在に操り、雷そのものに身体を変化させることができます。

最大2億ボルトもの雷撃を放つことができ、心臓が停止しても自ら電気マッサージで蘇生するなど、常人離れした力を見せつけました。

さらに、「心綱（マントラ）」と呼ばれる見聞色の覇気を「ゴロゴロの実」の能力で空島中に張り巡らせ、人々の声や動きを感知し、「神の裁き」として雷を落としていました。

このような圧倒的な能力と、それに伴う全能感を背景に、彼はスカイピアの先代の神ガン・フォールを追放し、新たな神として君臨したのです。

彼の故郷は月の古代都市ビルカであり、そこから青海（地上の海）の空島へ降り立ち、最終的には自身の故郷と信じる「限りない大地（フェアリーヴァース）」である月へ到達することを目的としていました。

ファンを驚かせた「エネル顔」も紹介

「エネル顔」とは、エネルが見せる非常に特徴的な驚愕の表情のことを指します。

最も象徴的なのは、主人公モンキー・D・ルフィとの戦闘中に見せた顔です。

自身の最強の雷攻撃が、ゴム人間であるルフィに全く効かなかったという、エネルにとってありえない事態に直面した際に、彼の目は大きく見開かれ、口はあんぐりと開き、まさに顎が外れんばかりの驚きを表しました。

この表情は、普段の自信満々で傲慢なエネルの姿とのギャップが非常に大きく、読者や視聴者に強烈なインパクトを与えました。

この「エネル顔」はあまりにも印象的だったためか、後の「ワンピース」の作中で、他のキャラクターが同様の極度の驚きや理解不能な事態に遭遇した際に、似たような表情を見せることが一種の「お約束」のようになっています。

例えば、スリラーバーク編でのペローナや、魚人島編でのジンベエ、ドレスローザ編でのシュガーなどが、この系譜に連なる表情を見せており、ファンにとってはニヤリとさせられる演出の一つです。

エネルの笑い方：作中での使われ方

前述の通り、エネルの「ヤハハハ」という笑い方は、彼のキャラクター性を際立たせる重要な演出として作中で効果的に使われています。

主に、エネルが自身の力を誇示する場面や、他者を見下し嘲笑する場面でこの笑い声が響き渡ります。

例えば、スカイピアの戦士ワイパーや元神ガン・フォール、麦わらの一味のゾロやロビンなどを次々と雷の力で打ち破っていく際、彼は「ヤハハハ」と高笑いし、自らの絶対的な優位性を確信している様子が描かれます。

また、自身の壮大な計画である「限りない大地（フェアリーヴァース）」への到達が目前に迫った時や、邪魔者を排除できたと判断した時など、彼の野望が成就に近づく場面でもこの笑い方は多用されました。

この笑い声は、エネルの冷酷さや非情さを強調すると同時に、彼の抱える歪んだ万能感や孤独感をも暗示しているように感じられます。

ルフィに敗北する直前まで、この「ヤハハハ」という笑いは彼の代名詞であり続け、その後のエピソードでも彼の強烈な存在感をファンに思い出させる要素となっています。

エネルの笑い方とワンピースの個性的な笑い声

ワンピースの笑い方一覧で比較！

「ワンピース」の世界には、エネルの「ヤハハハ」以外にも、個性的で一度聞いたら忘れられない笑い方を持つキャラクターが数多く登場します。

これらの笑い方は、キャラクターの性格や能力、時には種族的特徴までも反映しており、物語に彩りを与えています。

ここで、いくつかの代表的なキャラクターの笑い方を表で見てみましょう。

キャラクター名	笑い方	特徴・関連事項など
マーシャル・D・ティーチ（黒ひげ）	ゼハハハハ	「ゼ」の音が特徴的。底知れぬ野心と不気味さを感じさせる。
エドワード・ニューゲート（白ひげ）	グララララ	「グラ」は「グラグラの実」の能力（地震）を想起させる。豪快で威厳のある笑い方。
サー・クロコダイル	クハハハハ	「ク」から始まる乾いたような、冷酷な悪役らしい笑い方。
ゲッコー・モリア	キシシシシ	「キ」の音が連続する、陰湿で計算高い印象を与える笑い方。
ドンキホーテ・ドフラミンゴ	フッフッフッ	「フ」の音を繰り返す、余裕と残忍性を感じさせる笑い方。
ブルック	ヨホホホホ	「ヨホ」は海賊の掛け声「ヨーホー」を連想させる。陽気だがどこか物悲しさも漂う。
Dr.ホグバック	フォスフォスフォス	「フォス」という独特の響き。マッドサイエンティスト的な雰囲気を醸し出す。
シーザー・クラウン	シュロロロロ	「シュロ」という音が特徴。卑劣で残忍な性格が表れている。
ドン・チンジャオ	ひやホホホ	「ひや」という前置きのような音が特徴。
シャーロット・リンリン（ビッグ・マム）	マママママ	「ママ」という自身の呼び名が入る。食い意地と癇癪持ちの一面も持つ。
カイドウ	ウォロロロロ	力強く、獣のような唸り声にも似た笑い方。「最強の生物」としての威圧感がある。

このように比較すると、エネルの「ヤハハハ」もまた、他のキャラクターに引けを取らない強烈な個性を持っていることがよくわかります。

それぞれの笑い方が、そのキャラクターの背景や物語における役割を巧みに表現していると言えるでしょう。

ワンピースの笑い方がおかしいキャラまとめ

「ワンピース」には、前述の一覧で挙げた以外にも「おかしい」と評されるほどユニークな笑い方をするキャラクターが多数存在します。

これらの笑い方は、時にコミカルであったり、不気味であったり、あるいはキャラクターの特異な能力や性格を強調する役割を担っています。

例えば、フォクシー海賊団の船長フォクシーは「フェッフェッフェ」という、どこか間の抜けたような、しかし狡猾さも感じさせる笑い方をします。

これは彼の「ノロノロの実」の能力と、ずる賢い戦術を好む性格にマッチしていると言えるかもしれません。

また、ウォーターセブン編で登場したCP9のフクロウは「チャパパパ」という笑い方をし、口にチャックが付いているという外見的特徴とも相まって、非常に印象的です。

彼の「うっかり発言」が多い性格とのギャップも面白い点です。

スクラッチメン・アプーの「アパパパ」という笑い方は、彼が奏でる音楽や「オトオトの実」の能力と関連している可能性も示唆されており、単なる奇抜な笑い声以上の意味を持つこともあります。

これらの「おかしい」笑い方は、物語にユーモラスなアクセントを加えたり、キャラクターの異質さを際立たせたりすることで、「ワンピース」の世界観をより豊かで魅力的なものにしています。

ファンにとっては、新しいキャラクターが登場するたびに「どんな笑い方をするのだろう？」と期待する楽しみの一つにもなっているでしょう。

悪魔の実と笑い方の関係性はある？

「ワンピース」の世界において、悪魔の実の能力とキャラクターの笑い方に直接的な因果関係が設定されているわけではありません。

つまり、「特定の悪魔の実を食べたからこういう笑い方になった」という明確なルールは存在しないと考えられます。

しかしながら、結果的にキャラクターの能力や名乗りと笑い方がリンクしているように見えるケースはいくつか存在します。

最も分かりやすい例は、白ひげことエドワード・ニューゲートの「グララララ」という笑い方です。

彼の能力は「グラグラの実」であり、「グラ」という音が共通しています。

これは作者が意図的に関連付けたキャラクターデザインの一環である可能性が高いでしょう。

また、ゲッコー・モリアの「キシシシシ」という笑い方も、彼の操る「カゲカゲの実」と直接的な音の関連はないものの、影を操る不気味な能力者としての雰囲気を笑い声が補強していると言えます。

エネルの「ヤハハハ」も、「ゴロゴロの実」の「ゴロゴロ」という音とは直接関係ありませんが、自らを「神」と称する彼のキャラクター性（「ヤハウェ」説）と深く結びついていると考えられます。

このように、悪魔の実の能力そのものが笑い声を変えるわけではなく、キャラクターの全体的な設定やイメージに合わせて、笑い方がデザインされることが多いと推測されます。

そのため、能力と笑い声が偶然、あるいは意図的に響きが似通ったり、テーマ性を共有したりすることはあり得るのです。

クロコダイルの笑い方「クハハハ」の特徴

元王下七武海であり、秘密犯罪会社バロックワークスの社長でもあったサー・クロコダイル。

彼の笑い方は「クハハハハ」というもので、非常に印象的です。

この笑い方の特徴は、まず「ク」という歯切れの良い音から始まること、そしてそれが連続することで生まれる乾いたような、そしてどこか冷酷な響きにあります。

彼の性格は非常に用意周到かつ冷徹であり、目的のためなら手段を選ばない非情さを持っています。

アラバスタ王国を乗っ取ろうとした壮大な計画や、その過程で見せる他者への容赦ない態度は、この「クハハハハ」という笑い声と見事に調和しています。

この笑い方は、彼の自信と、他者を駒としか見ていないような傲慢さを表現しているかのようです。

また、クロコダイルが「スナスナの実」の能力者であることと関連付けて考えると、「クハハハハ」という乾いた響きは、彼が操る砂漠や乾燥といったイメージともどこか通じるものがあるかもしれません。

ルフィに敗れた後、インペルダウンに収監されてからも、彼の不遜な態度とこの笑い方は健在であり、頂上戦争編での再登場時にもその存在感を示しました。

「クハハハハ」は、クロコダイルというキャラクターの悪役としてのカリスマ性を高める重要な要素の一つと言えるでしょう。

ドンチンジャオの笑い方は？「ひやホホホ」

ドン・チンジャオは、花ノ国のギャング「八宝水軍」の元・第12代棟梁であり、かつては「錐のチンジャオ」として名を馳せた伝説的な武闘家です。

彼の笑い方は「ひやホホホ」という、非常に特徴的なものです。

この笑い方は、まず「ひや」という少し甲高いような、あるいは裏返ったような声から入り、その後に「ホホホ」と続くのがパターンです。

「ひや」の部分が、彼の年齢や経験からくるある種の風格、あるいは少しとぼけたような印象を与えることもあります。

ドン・チンジャオは、若い頃は非常に血気盛んでプライドも高かったですが、ガープによって自慢の錐頭をへし折られて以来、その力を失い、ガープとその血縁を深く憎んでいました。

ドレスローザ編でルフィと再会（彼にとっては初対面に近いですが）した際には、その憎しみをぶつけますが、後にルフィによって再び頭の形が戻った（ある意味で）ことや、孫のサイの成長を見守る姿など、複雑な感情や人間味あふれる一面も見せています。

「ひやホホホ」という笑い方は、彼のそうした多面的なキャラクター性――伝説的な強さと、どこかコミカルさも併せ持つ部分、そして孫を思う情の深さ――を表現するのに一役買っていると言えるかもしれません。

彼の口癖である「ひやはや」という言葉とも響きが近く、キャラクターの個性を際立たせています。

まとめ：エネルの笑い方とワンピース世界の魅力的な個性