サカモトデイズのおじいちゃんは死亡?篁の正体から強さまで解説

週刊少年ジャンプで大人気連載中の『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』。

個性豊かなキャラクターたちが登場する中で、ひときわ異彩を放つ存在がいます。

それが、作中で「おじいちゃん」とも呼ばれる老人、篁(たかむら)です。

一見するとただの老人ですが、その正体は殺し屋界の秩序を守る精鋭部隊「ORDER」の一員であり、作中最強との呼び声も高い人物。

しかし、その強さとは裏腹に、彼の経歴や人物像は多くの謎に包まれています。

この記事では、「サカモトデイズのおじいちゃん」こと篁の正体、坂本との強さ比較、アニメ版の声優、そして衝撃的な死亡説や生存説について、原作の情報を基に徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、篁というキャラクターの全てがわかります。

目次

「サカモトデイズのおじいちゃん」の正体は?最強キャラ篁を解説

最強と噂される篁の正体

篁の正体は、日本殺し屋連盟(通称:殺連)直属の特務部隊「ORDER」に所属するメンバーです。

しかし、その経歴は一切が謎に包まれており、一体いつからORDERに所属しているのか、殺連にとってどのような存在なのか、誰も知りません。

そのあまりの強さと謎の多さから、敵であるスラーからは「殺連の亡霊」と呼ばれ、「概念的な存在なのではないか」とまで疑われています。

篁のプロフィール

項目内容
名前篁(たかむら)
身長163cm
体重48kg
誕生日9月18日
血液型?型
利き手両利き
好きなもの
嫌いなもの生かしちゃおけないタイプのクズ
CV大塚芳忠

プロフィールを見ても「?」が多く、彼の人物像がいかに不明であるかがわかります。

普段は聞き取れないほどの小声で何かを呟いており、まともなコミュニケーションが取れるかも不明ですが、戦闘になれば作中最強の力を発揮します。

『骸区』の主人公との関連性

篁のキャラクターデザインは、作者である鈴木祐斗先生の読み切りデビュー作『骸区(がらく)』に登場した老人と酷似しています。

『骸区』の老人も圧倒的な剣技を持つ最強の存在として描かれており、ファンの間では「篁と同一人物ではないか」と長らく噂されていました。

この説は、後に原作166話で篁が『骸区』の主人公のセリフとほぼ同じ「テメェら俺がボケてると思ってんだろ」「この世には…… 生かしちゃあ おけねぇ クズばかり……」という言葉を発したことで、ほぼ確定的となりました。

このセルフオマージュにより、篁のキャラクターはより一層深みを増しています。

篁と全盛期の坂本はどっちが強い?

結論から言うと、作中最強は篁であるという見方が極めて有力です。

その理由は、主人公であり元・伝説の殺し屋である坂本太郎自身が、篁の実力を認めている描写が複数あるためです。

「世紀の殺し屋展」編で篁と対峙した際、坂本は心の中で「この人には勝てない、全員死ぬ」と断言しています。

最強と謳われた坂本ですら、戦う前から完全な敗北を予感させるほど、両者の間には絶対的な実力差が存在するのです。

実際に、坂本、南雲、スラーという作中トップクラスの実力者3人が共闘しても、篁には全く歯が立ちませんでした。

坂本は篁を直接倒すことを諦め、武器である刀を消耗させて活路を見出す作戦に切り替えましたが、これも通用しませんでした。

あろうことか篁は、刃こぼれした刀を坂本が放った銃弾で研ぐという、常人には理解不能な神業を見せつけ圧勝します。

ファンブックで明かされた身体能力評価においても、坂本が各項目で高い評価を得ているのに対し、篁は全ての項目が「∞(測定不能)」とされています。

これらの公式情報や作中描写から、全盛期の坂本を含めても、純粋な戦闘能力で篁を上回るキャラクターは存在しないと言えるでしょう。

アニメ版の篁の声優は誰?

2025年1月から放送が開始されるアニメ版『SAKAMOTO DAYS』で、篁の声優を務めるのはベテラン声優の大塚芳忠さんです。

大塚芳忠さんは、その渋く深みのある声質で、数々の名作アニメの重要キャラクターを演じてきました。

代表作には以下のようなものがあります。

  • 『NARUTO -ナルト-』:自来也
  • 『SLAM DUNK』:仙道彰
  • 『ゴールデンカムイ』:鶴見中尉
  • 『鬼滅の刃』:鱗滝左近次

威厳と迫力を兼ね備えた大塚さんの声は、寡黙ながらも圧倒的な存在感を放つ篁のイメージにまさにぴったりです。

普段の聞き取れない呟き声と、時折見せる流暢で鋭いセリフの演じ分けが、アニメでどのように表現されるのか、多くのファンが期待を寄せています。

ちなみに、大塚芳忠さんは篁役だけでなく、作中のナレーションも兼任することが発表されています。

作品の世界観をより深く、ハードボイルドに彩ってくれることでしょう。

篁の登場回は何話から?

篁が作中で本格的にその圧倒的な力を見せ始めるのは、コミックス6巻に収録されている「死刑囚編」からです。

彼の登場シーンは決して多くはありませんが、そのどれもが読者に強烈なインパクトを残しています。

以下に、篁の主な登場回と活躍をまとめました。

巻数・話数主な活躍
死刑囚編6巻49話坂本と死刑囚アパートの戦闘の余波で傾いた東京タワーの塔脚を居合抜きで切断し、倒壊を防ぐ。
殺連関東支部襲撃編6巻51話~54話スラー一派の楽を圧倒し、右腕と右耳を切断。宇田の自爆に巻き込まれ、行方不明となる。
世紀の殺し屋展編19巻163話~168話再登場し、殺連の抹殺対象となった坂本、南雲、スラーをたった一人で蹂躙。その後、スラーに敗れ死亡する。

最初に姿を見せたのは、東京タワーでの一幕です。

この時点では顔もはっきりと描かれず、ただ圧倒的な剣技を見せるのみでしたが、その後の殺連関東支部襲撃編で本格的に戦闘に参加します。

スラー一派の実力者である楽を子供扱いする強さを見せつけ、読者にその存在を強く印象付けました。

そして、物語の大きな転換点となる「世紀の殺し屋展」編で再登場し、その最強たる所以を遺憾なく発揮することになります。

「サカモトデイズのおじいちゃん」は死亡した?衝撃の最期

圧倒的な強さで読者を魅了し、同時に恐怖させた篁。

そんな彼に、衝撃的な結末が訪れます。

ここでは、ネット掲示板「なんj」などでも大きな話題となった篁の理不尽な強さから、彼の最期、そしてファンの間で考察されている生存説までを詳しく掘り下げていきます。

なんjでも話題になった篁の理不尽な強さ

篁の強さは、もはや漫画的なご都合主義をも超えた「理不尽」なレベルに達しており、ネット掲示板のなんj(なんでも実況J)などでも頻繁に話題に上がりました。

彼の登場シーンは、しばしば「篁さん無双」「TAKAMURADAYS始まった」と実況され、読者からは「ステージギミック」「歩くマップ兵器」などと評されています。

篁の理不尽さを象徴するエピソードは数多くあります。

  • 車内に飛んできたハエを斬ろうとして、乗っていた車ごと真っ二つにする。
  • 傾いた東京タワーの鉄骨を刀一本で切断し、バランスを修正する。
  • 坂本が放った銃弾を利用して、刃こぼれした刀を研ぎ直す。
  • 拘束された自身の右腕をためらいなく切断し、すぐに断面をくっつけて戦闘を続行する。

これらの描写は、物理法則や常識を完全に無視しており、他のキャラクターとは明らかに一線を画す存在であることを示しています。

物語の展開やキャラクター間のパワーバランスを一人で破壊しかねない存在でありながら、その圧倒的な画力とアクション描写によって、読者は不思議な爽快感とスリルを味わいました。

「このジジイをどうやって倒すんだ」という絶望感と、「もっと暴れてくれ」という期待感が入り混じる、唯一無二のキャラクターと言えるでしょう。

作中最強の篁は死亡したのか

多くの読者に衝撃を与えましたが、結論として、篁は作中で死亡しています。

彼の最期が描かれたのは、コミックス19巻に収録されている「世紀の殺し屋展」編でのスラーとの決戦でした。

坂本、南雲、そしてスラー一派である楽やハルマまでも一人で圧倒した篁。

スラーが立てた「殺意のない攻撃で拘束する」という作戦すらも、「テメェら俺がボケてると思ってんだろ」という衝撃的なセリフと共に看破し、万事休すかと思われました。

しかし、ここでスラーの特異な能力が発動します。

相次ぐ仲間の死と篁への極度の恐怖から、スラーは自己防衛本能として「篁の人格と剣技をほぼ完璧にコピーした別人格」を自身の中に生み出します。

そして、篁の能力を宿したスラーによって刀を奪われ、逆に胴体を一刀両断されてしまうのです。

「チッ…」という最期の言葉を残し、最強の老人はあっけなく命を落としました。

「篁に勝てるのは篁しかいない」という、彼の絶対的な強さを皮肉な形で証明する、壮絶な最期でした。

篁は生きてる?生存・クローン説を考察

篁の死亡は作中で明確に描かれていますが、そのあまりに規格外なキャラクター性から、ファンの間では生存を信じる声や、様々な考察が今なお交わされています。

生存説の根拠

生存説の最大の根拠は、篁自身の刀の切れ味にあります。

過去に篁は楽の腕を切断しましたが、その切れ味があまりに鋭すぎたため、切断面の細胞が壊死せず、楽は腕を元通りにくっつけることができました。

この伏線から、「篁を両断したのも、篁の能力をコピーしたスラー(=実質篁自身)なのだから、断面が綺麗でくっつくのではないか」という考察が生まれています。

胴体を切断されて生きているのは非現実的ですが、そもそも篁の存在自体が非現実的なので、完全には否定しきれないのが面白いところです。

クローン説

もう一つ有力なのが「クローン説」です。

篁の正体が謎に包まれていること、そして作者の読み切り『骸区』にオリジナルと思われる老人が登場することから、「『骸区』の老人がオリジナルで、サカモトデイズに登場する篁は彼のクローンなのではないか」という説です。

この説に基づくと、過去に宇田の自爆に巻き込まれて行方不明になった際に一度死亡しており、再登場したのは別のクローンだった、と考えることもできます。

もしこの説が正しければ、今後も新たな篁が登場する可能性が残されています。

これらの説はあくまでファンの考察ですが、篁というキャラクターがそれだけ読者に強烈な印象と想像の余地を残した証と言えるでしょう。

他の死亡キャラとの違い

『SAKAMOTO DAYS』では、篁以外にも多くのキャラクターが命を落としています。

しかし、篁の死は他のキャラクターの死とは決定的に異なる意味を持っています。

それは、「物語の最強という絶対的な指標の喪失」です。

キャラクター死因篁の死との違い
熊埜御との戦闘で敗北死ORDERメンバー同士の死闘ではなく、敵幹部との戦闘による死。
ハルマ篁との戦闘で一瞬で殺害される篁の強さを示すための「かませ犬」的な役割が強い。
篁に心臓を貫かれ死亡篁との実力差を明確に示すための死。
宇田スラーを逃がすために自爆仲間を守るための自己犠牲的な死。
佐藤田先生ORDER京との戦闘で死亡JCC編の悲劇性を高めるための死。

表を見てわかる通り、他のキャラクターの死は、物語の展開や他のキャラクターの強さを引き立てるための役割が強いです。

一方、篁の死は「最強の証明」そのものでした。

彼を倒したのは、他の誰でもない、彼自身の力と人格をコピーしたスラーでした。

この結末は、篁という存在が最後まで「最強」であり続けたことを意味します。

また、彼の死はスラーの強化に直結し、物語のパワーバランスを根底から揺るがす大きな転換点となりました。

ただ退場するだけでなく、死してなお物語に大きな影響を与え続ける。

これが、篁の死が他のキャラクターと一線を画す最大の理由です。

まとめ:「サカモトデイズのおじいちゃん」篁の謎と魅力

この記事では、「サカモトデイズのおじいちゃん」こと篁について、その正体から強さ、そして衝撃的な最期までを詳しく解説しました。

最後に、本記事の内容を箇条書きでまとめます。

  • 篁は殺連の特務部隊「ORDER」に所属する謎多き老人である
  • その正体は不明だが、作者の読み切り『骸区』の主人公がモデルとされる
  • 作中最強の存在であり、主人公の坂本ですら勝てないと認めている
  • アニメ版の声優はベテランの大塚芳忠が担当し、ナレーションも兼任する
  • 理不尽なまでの強さから、ネット上では「歩くマップ兵器」と評された
  • コミックス19巻にて、自身の能力をコピーしたスラーに敗れ死亡した
  • その最期は「篁を倒せるのは篁だけ」という最強の証明となった
  • ファンの間では、切れ味の鋭さから生存しているという説も考察されている
  • また、オリジナルのクローンであるという説も根強く存在する
  • 彼の死は物語のパワーバランスを大きく変え、今なお影響を与え続けている
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