『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』の物語に、圧倒的な存在感で君臨する殺し屋組織「ORDER(オーダー)」。
その強さ、謎に満ちたメンバー構成は、多くの読者の心を掴んで離しません。
「オーダーのメンバーを一覧で知りたい」「最強は一体誰なんだろう?」、あるいは「死亡したキャラクターはいるの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、殺し屋界の秩序を守る最強の特務部隊オーダーについて、メンバーの一覧から初登場回、最強キャラの考察、そして衝撃的な死亡シーンまで、網羅的に解説していきます。
作中での立ち位置が「敵」なのか「仲間」なのか、複雑な関係性にも触れていくので、ぜひ最後までご覧ください。
【サカモトデイズ】オーダー(ORDER)のメンバー一覧
オーダーの初登場は何話から見れる?
『サカモトデイズ』における最強の特務部隊「オーダー」の存在が初めて明確に示されるのは、単行本2巻に収録されている第14話「スニーキングミッション」です。
このエピソードでは、南雲、豹、神々廻、大佛という4人のメンバーがレストランで会食している場面が描かれ、彼らの会話の中から組織の異質さやメンバー間の関係性が垣間見えます。
この時点で「篁のジイさん」や他のメンバーの存在も示唆されており、読者の期待感を煽る見事な初登場シーンとなっています。
もちろん、個々のメンバーで言えば、南雲は単行本1巻の第6話で坂本の前に姿を現しており、これがオーダーメンバーとしての最初の登場です。
しかし、組織として「オーダー」という存在が読者に提示され、その異様な雰囲気が描かれたのは第14話が初めてと言えるでしょう。
アニメでの登場も期待されており、原作の該当話数から考えると、アニメ第1クール終盤から第2クールにかけて本格的に登場する可能性が高いと予想されます。
彼らの活躍をアニメで見たい方は、これらの話数をチェックしておくことをおすすめします。
謎に包まれたオーダー8人目の正体
物語の序盤、オーダーは8名のメンバーで構成されていると示唆されていました。
しかし、作中に登場していたのは坂本や南雲、神々廻、大佛、豹、京、そして存在が示唆されていた篁など、一部のメンバーのみでした。
そのため、「オーダーの8人目は誰なのか?」という考察がファンの間で活発に行われていました。
長らく謎に包まれていた8人目のメンバーの正体、それは神々廻たちの上司にあたる「沖(おき)」です。
彼は殺し屋展編が始まるまで長らくヨーロッパへ出張していたため、作中への登場が遅れていました。
初登場は単行本19巻の第168話で、黒髪の長髪を束ねた眼鏡姿が特徴的な、非常に厳格な人物として描かれています。
時間に異常に厳しく、部下である神々廻や大佛からはかなり疎まれている様子がうかがえます。
彼の登場によって、当時のオーダーメンバーの全貌が明らかになりました。
しかし、物語が進むにつれてメンバーの死亡や除名が相次ぎ、沖がトーレスと七夕を新たにスカウトしたことで、組織の構成は大きく変化しています。
人気メンバー大佛(おさらぎ)のかわいさと強さ
オーダーの中でも特に高い人気を誇るのが、唯一の女性メンバーである大佛(おさらぎ)です。
彼女の魅力は、そのミステリアスな雰囲気と、見た目からは想像もつかない戦闘能力のギャップにあります。
黒髪のロングヘアにシスターのような服装をまとい、一見すると物静かで清楚な印象を与えます。
しかし、ひとたび戦闘になれば、自身の顔よりも大きな電動丸ノコを軽々と振り回し、敵を豪快に粉砕するパワーファイターへと変貌するのです。
この圧倒的な強さに加え、彼女の性格もまた魅力的です。
基本的にはマイペースで、任務の前後には「トンカツ食べに行こ」と食事のことばかり考えている食いしん坊な一面を持っています。
また、先輩である神々廻と行動を共にすることが多く、彼のツッコミに対して天然なボケを返すやり取りは、作中の癒やしの一つとなっています。
農家生まれで田舎育ちという純朴なバックグラウンドも、彼女のキャラクターに深みを与えています。
普段のかわいらしい姿と、戦闘時の容赦ない強さ。
この二面性こそが、多くの読者を惹きつける大佛最大の魅力と言えるでしょう。
死亡したオーダーメンバーとその死因
最強と謳われるオーダーですが、物語が進む中で命を落としたメンバーも存在します。
彼らの死は、物語に大きな衝撃と悲しみをもたらしました。
ここでは、死亡が確認されている2人のメンバーについて解説します。
豹(ひょう)
ナックルダスターを武器に、鍛え抜かれた肉体で戦う近接戦の達人です。
強面の外見とは裏腹に、非常に心優しく人情に厚い人物でした。
彼はタイでの任務中、スラー一派の「熊埜御(くまのみ)」と交戦。
一般市民と仲間の眞霜平助を守るために奮闘しますが、磁力を操る熊埜御のトリッキーな攻撃の前に追い詰められます。
最期まで仲間を守り抜き、相打ちを狙うも及ばず、殉職しました。
彼の死は、単行本15巻の第127話で描かれており、多くの読者に衝撃を与えました。
篁(たかむら)
「殺し屋界最強の男」「殺連の亡霊」など、数々の異名を持つ伝説的な剣士です。
普段は聞き取れない言葉を呟く寡黙な老人ですが、その実力は作中でも別格。
日本刀の一振りで東京タワーを切断するなど、常軌を逸した強さを誇ります。
彼は「世紀の殺し屋展編」にて、坂本、南雲、そしてスラー(有月)とその一派をたった一人で圧倒しました。
しかし、スラーの持つ「他者の人格をコピーする」能力によって、篁自身の戦闘技術をコピーされてしまいます。
結果として、「篁の剣技を持つスラー」によって両断され、命を落としました。
最強の男が、自分自身の力によって倒されるという皮肉な結末は、単行本19巻の第167話で描かれています。
サカモトデイズのオーダー一覧!強さや登場回は?
オーダーは坂本の敵?それとも仲間?
オーダーの立ち位置は非常に複雑で、単純に「敵」か「仲間」かで分類することはできません。
彼らの根本的な目的は「殺し屋界の秩序の維持」であり、その秩序を乱す者であれば、たとえ元仲間であろうと排除対象となります。
主人公の坂本太郎は、かつてオーダーに所属した伝説の殺し屋でした。
しかし、妻の葵と出会い殺し屋を引退したことで、組織とは袂を分かっています。
引退後も南雲や神々廻とは個人的な繋がりを保っており、協力する場面も見られます。
この関係性が大きく変化するのが「世紀の殺し屋展編」です。
殺連会長・麻樹の策略により、坂本と南雲はスラーと共に「特A級抹殺対象」に認定されてしまいます。
これにより、オーダーは公的に坂本と南雲を「敵」として追う立場になりました。
しかし、これはあくまで殺連上層部の命令に従っているに過ぎません。
メンバー個々人の感情は異なり、神々廻や大佛のように、坂本や南雲に対して個人的な情を抱いている者もいます。
最近の展開では、殺連を乗っ取ったスラーに対抗するため、坂本サイドとオーダーの一部(神々廻、大佛、上終)が共闘する流れも生まれています。
結論として、オーダーは「殺連の命令次第で敵にも仲間にもなり得る、流動的な関係」と言えるでしょう。
オーダーの中で最強のキャラクターは?
「オーダーの中で最強は誰か?」という問いに対して、多くの読者が名を挙げるのが、故人となった「篁(たかむら)」です。
彼の強さは、作中の描写を見ても明らかであり、他のキャラクターとは一線を画しています。
篁の強さを象徴するエピソードは数多く存在します。
まず、彼の武器はごく普通の日本刀ですが、その一振りで鉄塔やビルを容易に両断します。
また、飛んでくる銃弾を刀で弾くどころか、その銃弾を使って刀を研ぐという離れ業まで披露しました。
彼の真骨頂が発揮されたのは、前述の通り「世紀の殺し屋展編」です。
この戦いでは、坂本太郎、南雲、スラー(有月)、楽、ハルマという、いずれも作中トップクラスの実力者たちを同時に相手取り、全員を戦闘不能寸前まで追い込みました。
スラーに敗れはしたものの、それはスラーが篁自身の能力をコピーした結果であり、「篁を倒せるのは篁しかいない」という事実を証明する形となったのです。
もちろん、主人公である坂本太郎も、痩せていた全盛期の実力を取り戻せば篁に匹敵する、あるいはそれ以上の強さを発揮する可能性を秘めています。
しかし、現時点で「殺し屋界最強」という称号が最もふさわしいのは、間違いなく篁と言えるでしょう。
最新のオーダー強さランキングを考察
オーダーメンバーの強さを測るのは非常に困難ですが、作中での戦績や戦闘描写、キャラクターからの評価を基にランキングを作成しました。
あくまで一つの考察としてお楽しみください。
順位 | キャラクター名 | 強さの理由・特長 |
1位 | 篁 | 作中最強の剣士。坂本・南雲・スラーの3人を同時に圧倒する規格外の実力。 |
2位 | 坂本 太郎 | 元伝説の殺し屋。痩せれば現役オーダーを上回る。あらゆるものを武器にする対応力が驚異的。 |
3位 | 南雲 与市 | 変幻自在の六徳ナイフと卓越した変装術。トリッキーな戦術で格上さえも翻弄する。 |
4位 | トーレス | サンドブラストを駆使し、痩せた坂本を圧倒。攻防一体の戦闘スタイルは隙がない。 |
5位 | キンダカ | ORDER創設者の一人。「最速」の異名を持ち、過去には坂本たちを圧倒したスピードスター。 |
6位 | 四ツ村 暁 | ORDER創設者の一人。元殺連No.2。南雲・神々廻・大佛の3人を同時に捌く実力を持つ。 |
7位 | 神々廻 | 2本のネイルハンマーを操る実力者。師である四ツ村に勝利した実績を持つ。 |
8位 | 京 | 映画監督。相手の動きを読む能力と、撮影機材を応用した予測不能な攻撃が持ち味。 |
9位 | 大佛 | 巨大な丸ノコを振り回す怪力の持ち主。作中で敗北シーンがなく、底知れない強さを持つ。 |
10位 | 沖 | 現リーダー格。部下からは疎まれているが、神々廻を瞬殺できると豪語するなど実力は未知数。 |
11位 | 七夕 | プロミュージシャン。音を操る特殊な攻撃を得意とするが、戦闘描写はまだ少ない。 |
12位 | 豹 | パワーとタフネスに優れた近接戦闘の専門家。特殊能力を持つ相手とは相性が悪い面も。 |
13位 | 上終 | 殺連史上最強のスナイパー。有効射程8kmという驚異的な狙撃能力を持つが、接近戦は未知数。 |
このランキングは、今後の展開によって大きく変動する可能性があります。
特に、沖や七夕、上終といった戦闘描写の少ないキャラクターの活躍次第では、順位が大きく入れ替わることも考えられます。
物語の鍵を握る元メンバーたちを紹介
オーダーには、死亡したメンバー以外にも、様々な理由で組織を去った「元メンバー」が存在します。
彼らは物語の重要な鍵を握る人物ばかりです。
坂本 太郎(さかもと たろう)
本作の主人公。前述の通り、結婚を機に殺し屋を引退し、オーダーを脱退しました。現在は「殺させない殺し屋」として、家族を守るために戦っています。
南雲 与市(なぐも よいち)
坂本の同期。世紀の殺し屋展での一件で、殺連会長・麻樹に反逆したと見なされ、抹消対象となり除名されました。以降は坂本と行動を共にしています。
四ツ村 暁(よつむら さとる)
ORDERの創設者の一人であり、元殺連No.2。8年前に起きた殺連幹部暗殺事件の濡れ衣を着せられ、抹殺対象として組織を追われました。神々廻に敗れた後、南雲に救われ、裏で協力しています。
キンダカ
四ツ村と共にORDERを創設した元リーダー。任務中に毒を受け、長年昏睡状態にありましたが、8年の時を経て覚醒しました。現在は殺連とは距離を置き、坂本たちに協力しています。
京(かなぐり)
映画監督としての顔も持つ異色のメンバー。殺連とスラーの対立を最高の映画にするため、スラー一派に協力したことが発覚し、除名・抹殺対象となりました。
これらの元メンバーは、それぞれがオーダーや殺連に対して複雑な思いを抱えています。
彼らの過去や行動が、今後の物語の展開に大きな影響を与えていくことは間違いないでしょう。
まとめ:【サカモトデイズ】オーダー(ORDER)メンバー一覧と最強キャラ考察
- オーダーは日本殺し屋連盟直属の最強特務部隊である
- 目的は殺し屋界の秩序を維持することである
- 組織としての初登場は単行本2巻の第14話である
- 当初8人目とされた謎のメンバーは沖(おき)であった
- 豹と篁は作中で死亡が確認されている
- 最強候補の筆頭は圧倒的な実力を持つ篁である
- 主人公の坂本太郎も元オーダーの一員であった
- 南雲や四ツ村など多くの実力者が組織を離脱している
- オーダーと坂本の関係は敵にも味方にもなりうる流動的なものである
- 大佛は見た目と強さのギャップが人気の女性メンバーである