『ダンダダン』一話はやばい？気まずいシーンと理由を徹底解説

アニメ『ダンダダン』が、その独特な世界観と予測不能な展開で大きな話題を呼んでいます。

オカルトとSFが融合したハイスピードな物語は多くのファンを魅了する一方で、「視聴するには人を選ぶ」「家族とは一緒に見られない」といった声も少なくありません。

特に、物語の幕開けとなる第一話は、その過激な描写から「やばい」「気まずい」という感想がSNSなどで頻繁に見られます。

ラブホテルを舞台にした冒頭、セルポ星人と名乗る宇宙人の衝撃的なセリフ、そして主人公たちが巻き込まれるギリギリのシチュエーションは、面白いと感じる人がいる一方で、下ネタが苦手な方やホラー描写が不得手な方にとっては、視聴をためらう原因になっているかもしれません。

この記事では、『ダンダダン』の何が「やばい」とされ、なぜ「気まずい」と感じるのか、具体的なシーンを挙げながらその理由を徹底的に解説します。

作品の魅力を知りつつ、視聴する際の注意点も把握できる内容になっていますので、これから観る方も、すでに観て気になっている方も、ぜひ参考にしてください。

「ダンダダン」一話はやばい？気まずい理由を解説

ラブホが舞台の衝撃的な冒頭

『ダンダダン』の第一話が「やばい」「気まずい」と言われる最初の理由は、物語の始まりの舞台が廃墟となったラブホテルである点です。

この設定自体が、特に家族や恋人と一緒に視聴する際に、気まずい雰囲気を生み出す大きな要因となっています。

物語は、幽霊の存在を信じる女子高生・綾瀬桃（モモ）と、UFOの存在を信じるオカルトマニアの同級生・高倉健（オカルン）が、互いの信じるものの実在を証明するために賭けをするところから始まります。

モモが向かったのが心霊スポットとされるラブホテル跡地であり、オカルンが向かったのがUFOスポットとされる病院跡地でした。

多くの少年漫画が学校や日常の風景から始まるのとは対照的に、本作はいきなり非日常的でアダルトな雰囲気を持つ場所を舞台に選びます。

この意表を突く展開が作品の個性となっている一方で、予備知識なく視聴した人が「親とは見られない」「気まずくてチャンネルを変えたくなった」と感じる最初の壁になっているのです。

セルポ星人のやばい目的とセリフ

第一話の気まずさを決定的にしているのが、ラブホテルでモモを襲う「セルポ星人」の存在です。

彼らの目的と発するセリフが、多くの視聴者に強烈なインパクトと気まずさを与えました。

セルポ星人は、クローン技術で繁殖を繰り返した結果、種の進化が止まってしまったと語ります。

その解決策として、人間が持つ「生殖機能」に強い関心を示し、研究対象としてモモに接触してきます。

彼らの行動はあくまで学術的な探求心に基づいているという設定ですが、その言動は非常に直接的です。

例えば、「SEXをしましょう」「あなたの生殖器を見せてください」といったセリフが、宇宙人ならではの感情の欠如したトーンで語られます。

このギャップが、シュールな笑いを生むと同時に、性的なテーマに直接触れることから、視聴者、特に誰かと一緒に見ている場合には非常に気まずい空気感を作り出します。

敵キャラクターの目的がここまでストレートに「性」に関連する作品は珍しく、この独特な設定が「やばい」と評される大きな理由の一つです。

ヒロインの過激な描写と演出

セルポ星人による襲撃シーンでの、ヒロイン・モモの描写も「気まずい」と感じさせる要素の一つです。

彼女がセルポ星人に捕らえられ、超能力に覚醒するまでの一連の演出が、かなり際どいものになっています。

セルポ星人に捕まったモモは、下着姿で宙に浮遊させられてしまいます。

さらに、セルポ星人は脳波をコントロールしてモモを強制的に興奮状態にさせようと試みます。

この絶体絶命の状況で、モモは恐怖に屈するのではなく、「ふざけんな‼︎」「まだ見ぬ高倉健（俳優）のために守り抜いてきた貞操をこんなキモい宇宙人に奪われてたまるかあ‼︎」と啖呵を切ります。

このセリフは、彼女の気丈な性格と作品のコメディ色を示す重要な場面です。

しかし、シチュエーション自体は性的暴行を示唆するものであり、ヒロインが下着姿で恥じらいながらも抵抗するという構図は、非常にセンシティブなものです。

この「シリアスな危機」と「ギャグ的なセリフ」の組み合わせが、『ダンダダン』ならではの持ち味ですが、人によっては不快感や気まずさを強く感じる場面と言えるでしょう。

視聴者の「気まずい」という声

実際に『ダンダダン』第一話を視聴した人々の間では、「気まずい」という声が数多く上がっています。

これは個人の感想にとどまらず、各種レビューサイトやSNSで共有される共通の認識となりつつあります。

誰と視聴するかによって、気まずさの度合いは大きく変わるようです。

特に、親子や兄弟姉妹、付き合いたてのカップルといった間柄で視聴した場合に、気まずさを感じやすいという意見が目立ちます。

観る相手	気まずさの度合い（参考）	主な理由
親子（特に異性）	★★★★★	下ネタ、性的描写、ラブホという設定全てが反応に困る
兄弟姉妹	★★★★☆	男女間だと照れが生まれ、ギャグとして笑いにくい
恋人・カップル	★★★☆☆	関係性によるが、付き合いたてだと気まずい可能性あり
友人（同性）	★★☆☆☆	ネタとして笑い合える関係なら楽しめることが多い
一人	☆☆☆☆☆	誰にも気兼ねなく作品の世界に没頭できる

Yahoo!知恵袋では、「親と観て気まず過ぎた」という学生からの投稿が多くの共感を集めていました。

また、SNSでは「リビングで流してしまい、セルポ星人の登場で慌てて音量をゼロにした」「面白いけど人には勧めにくい」といった実体験が語られています。

これらの声は、作品の面白さを認めつつも、その過激な表現が万人受けするものではないことを示しています。

ダンダダンは一話以外もやばい？気まずいシーンまとめ

ターボババアの過激すぎるセリフ

『ダンダダン』の「やばい」シーンは第一話に限りません。

その後のエピソードで登場する妖怪「ターボババア」も、その過激なセリフで視聴者に衝撃を与えました。

ターボババアは、オカルンを呪い、執拗に追いかけてくる強力な妖怪です。

彼女のオカルンへの執着は異常であり、その欲望を表現するセリフが非常に直接的で、下ネタの範疇を超えていると感じる人も少なくありません。

特に物議を醸したのが、「イチモツをしゃぶらせろ」というセリフです。

「イチモツ」は男性器を指す隠語であり、このような直接的な性的要求が少年誌原作のアニメで描かれることは極めて異例です。

このセリフは、ターボババアというキャラクターの常軌を逸した不気味さと恐ろしさを際立たせる効果があります。

しかし、その言葉の強さから、ギャグとして受け流すことができず、不快感や嫌悪感を抱く視聴者もいました。

セルポ星人のケースと同様に、敵キャラクターの欲望がストレートに「性」に向けられている点が、本作の気まずさを生む大きな特徴と言えるでしょう。

9話の全裸水中シーンも気まずいと話題

物語が進んだ第九話で描かれる「全裸水中シーン」も、第一話とは異なる種類の気まずさで話題となりました。

このシーンは、性的な意図よりも、シチュエーションそのものが生み出す気まずさが特徴です。

第九話では、学校が怪異によって水没し、モモとオカルンは脱出のために協力して行動します。

その過程で、水の流れによって二人の衣服が全て脱げてしまい、全裸の状態で行動を共にせざるを得ない状況に陥ります。

特に印象的なのが、オカルンがモモを背負い、肌が密着した状態で水中を進むシーンです。

この場面には性的な描写はほとんどなく、二人はあくまで生き残るために必死です。

しかし、「全裸の男女が密着している」という構図自体が、視聴者側に緊張感と何とも言えない気まずさを感じさせます。

恋愛未満の二人の関係性だからこそ、この偶発的な密着が妙にリアルな恥じらいや戸惑いを生み、一人で観ていればドキドキするラブコメシーンとして楽しめるものの、誰かと一緒だと沈黙が流れてしまうタイプの気まずさと言えます。

意図しない接触や衣服の乱れ

『ダンダダン』では、前述のシーン以外にも、バトル中の偶発的なアクシデントとして、キャラクター同士の意図しない接触や衣服の乱れが頻繁に描かれます。

これらもまた、作品の気まずさを構成する要素の一つです。

妖怪や宇宙人との激しい戦闘の最中、敵の攻撃によって吹き飛ばされたり、足場が崩れたりすることで、モモとオカルンが予期せず密着してしまう場面が多くあります。

例えば、オカルンがモモの上に倒れ込んでしまう、いわゆる「押し倒し」のような構図になることが何度か描かれます。

また、オカルンが変身して力を解放する際には、そのパワーに耐えきれず衣服が破れて肌が露出することもあります。

これらの描写は、アクションシーンの激しさを表現する演出であると同時に、二人の関係性にラブコメ的な要素を加える役割も担っています。

しかし、キャラクターたちが真剣に焦ったり恥ずかしがったりするリアルな反応が描かれるため、ギャグとして笑い飛ばすには少し気まずい、絶妙なラインを突いてきます。

この「真剣だけど、はたから見るとちょっと恥ずかしい」という状況の積み重ねが、作品全体の気まずい雰囲気につながっているのです。

気まずいシーンは意図的な演出か考察

ここまで紹介してきた数々の「気まずい」シーンは、単なる悪ふざけやサービスシーンなのでしょうか。

作品全体を通して見ると、これらは『ダンダダン』という作品の独自性を確立するための、計算された意図的な演出であると考えられます。

これらのシーンには、主に以下のような役割があると考察できます。

ギャグとシリアスの緩急

『ダンダダン』の大きな魅力は、ホラー、バトル、ギャグ、ラブコメといった異なるジャンルが目まぐるしく入れ替わるテンポの良さにあります。

読者や視聴者が恐怖や緊張を感じるシリアスなバトルの直後に、あえて気まずい下ネタやギャグシーンを挿入することで、意図的に緊張を緩和させています。

この激しい緩急が、読者を飽きさせず、ジェットコースターのような独特の読書体験・視聴体験を生み出しているのです。

キャラクター関係性の深化

モモとオカルンの関係は、数々の気まずいハプニングを乗り越えることで深まっていきます。

普通のラブコメであればあり得ないような極限状況を共に経験することで、二人の間には友情や恋愛感情とは一言では表せない、特殊で強い絆が生まれます。

気まずい瞬間にお互いが見せる素のリアクションが、キャラクターの人間味を増し、読者は二人の関係性の変化をより興味深く見守ることになるのです。

作品の「味」としてのインパクト

セルポ星人のセリフやターボババアの言動は、一度見聞きしたら忘れられない強烈なインパクトを持っています。

こうした過激で賛否両論を呼ぶような描写は、他の多くの作品との差別化を図り、「ダンダダンらしさ」を強烈に印象付ける役割を果たしています。

結果として、SNSなどで「あのシーンはヤバかった」と語られる「ネタ」となり、作品の知名度や話題性を高めることに貢献している側面もあるでしょう。

これらの理由から、気まずいシーンは作品から切り離せない重要な魅力の一部であり、作者が意図して配置したものである可能性が非常に高いと言えます。

まとめ：「ダンダダン」一話がやばいと言われる気まずい理由

• 『ダンダダン』第一話は廃墟のラブホテルが舞台で気まずい
• セルポ星人の目的が生殖機能の研究で、セリフが直接的である
• ヒロインが下着姿で拘束されるなど過激な描写が含まれる
• 親子や恋人など、誰と観るかによって気まずさの度合いが変わる
• ターボババアの「イチモツをしゃぶらせろ」というセリフも物議を醸す
• 第九話では意図しない全裸での水中密着シーンが登場する
• 戦闘中の偶発的な接触や衣服の乱れが頻繁に描かれる
• これらの気まずいシーンは作品の独自性を生む意図的な演出である
• シリアスとギャグの緩急をつけ、読者を飽きさせない効果がある
• ハプニングを通してキャラクター間の特殊な絆が深まっていく