少年ジャンプ+で連載中の大人気漫画『ダンダダン』は、魅力的なキャラクターたちが織りなすオカルティック青春物語です。
主人公のモモやオカルンはもちろん、彼らを取り巻く人物も個性に富んでおり、物語に深みを与えています。
その中でも、ある事件をきっかけに読者に強烈なインパクトを残したのが、体育教師の村上剛史(むらかみ たけし)です。
今回は、ダンダダンに登場する村上先生の正体から、彼が操る能力、そして足立先生との関係や悲惨な末路まで、インプットした情報を基に詳しくネタバレ解説していきます。

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ダンダダンに登場する村上先生の正体とは?
プロフィールとゲスな人物像
ダンダダンに登場する村上先生は、主人公たちが通う高校の体育教師です。
一見すると、角刈りで筋肉質な体格の、ごく普通の熱血教師のようにも見えます。
しかし、その内実は、女性の弱みにつけ込んで自身の欲望を満たそうとする、非常に下劣な人物像が描かれています。
彼の基本的なプロフィールは以下の通りです。
項目 | 内容 |
名前 | 村上 剛史(むらかみ たけし) |
職業 | 主人公たちが通う高校の体育教師 |
外見 | 角刈りで筋肉質、ジャージ姿 |
性格 | 女好きで下品、自身の欲望に忠実 |
趣味 | バスケ合コン、SNSの裏アカウント監視 |
特技 | 株(儲けており良いマンションに住んでいる) |
このように、教師という立場を悪用し、平然と生徒を脅迫するような行為に及ぶ点から、作中でも屈指の小物かつ下劣なキャラクターと言えるでしょう。
テンションが上がると、特定の芸人のような口調になるという特徴もありますが、それも彼の品性のなさをより際立たせています。
能力集めに協力する目的
村上先生が作中で暗躍していた背景には、「能力集め」というゲームの存在がありました。
これは、ある謎の男によって持ちかけられたもので、参加者は「阿修羅」と呼ばれる小柄(こづか)を与えられます。
この阿修羅を使い、他の能力者を屈服させ「負け」を認めさせることで、その能力を奪い取ることが可能です。
そして、多くの能力を集めた者には、どんな願いも叶えられるとされていました。
他の参加者には、家族を救うためなど、やむにやまれぬ事情を抱えている者もいます。
しかし、村上先生が能力集めに協力した目的は、極めて自己中心的で、「己の欲望を満たすため」であったと考えられます。
金や女性関係など、彼の俗物的な願いを叶えるために、何の罪悪感もなく他の生徒を危険に晒していたのです。
言ってしまえば、彼は黒幕にその下劣な性格を利用された、都合の良い駒の一人に過ぎませんでした。
初登場は何話?モブ教師だった過去
これほどまでにインパクトの強い村上先生ですが、実は彼の初登場は物語のかなり前の段階にさかのぼります。
初登場は、単行本14巻に収録されている第121話です。
ただし、この時点では名前も明かされず、三丈目先生という別の教師に職員室の席を無意識のうちに奪われていた、セリフもないモブキャラクターとして描かれていただけでした。
その後、しばらく出番はありませんでしたが、第180話で再登場します。
ここでは、同僚の足立先生を下心満載でバスケ合コンに誘うエロ教師として、その片鱗を見せ始めました。
読者の多くが彼を単なるギャグキャラクターだと思っていたかもしれません。
しかし、この登場が、後に続く体育館での惨劇の序章となっていたのです。
このように、最初は名もなきモブ教師だったキャラクターが、物語の重要な局面で凶悪な敵として再登場するという展開は、読者に大きな驚きを与えました。
雪白を脅迫していた事件の犯人
村上先生の非道な行いが決定的となったのが、生徒である雪白幸姫(ゆきしろ こうき)を脅迫していた事件です。
彼は、教師という立場を利用して生徒のSNSを監視し、校則違反などを探すという陰湿な行為を繰り返していました。
その中で、雪白の裏アカウントを発見し、それをネタに彼女を脅迫したのです。
彼が雪白に要求した内容は、単にいかがわしい写真を撮らせるだけではありませんでした。
能力集めの一環として、「綾瀬桃(モモ)の能力を奪うこと」を命令していたのです。
この脅迫が、アイラや凛、そして雪白自身が体育館に誘き出され、怪異に襲われるという一連の事件の直接的な引き金となりました。
自身の欲望と能力集めという目的のために、生徒の心を傷つけ、危険な状況に追い込んだ張本人こそが、村上先生だったのです。
ダンダダン村上先生の能力と悲惨な末路
妖怪「生首ドリブル」の強さ
村上先生が黒幕から与えられた能力は、学校の怪談を元にした妖怪「生首ドリブル」を操る力です。
これは非常に厄介で、強力な能力でした。
能力の詳細
この能力を発動すると、夜の体育館に首のないバスケットボール選手の怪異が複数出現します。
そして、体育館に侵入した者をボール代わりにドリブルし、ゴールにダンクシュートを決めてしまいます。
恐ろしいことに、ダンクされた人間は首が胴体から離れてしまい、身体は首なしバスケ選手と同様に、村上先生に操られる存在となってしまうのです。
遠隔操作という厄介さ
この能力が特に強力なのは、村上先生自身が現場にいなくても、遠隔で怪異を操れる点にあります。
彼は自宅のマンションから高みの見物を決め込みながら、体育館のアイラたちを一方的に攻撃していました。
そのため、体育館に閉じ込められた側は、術者である村上先生の居場所を突き止めない限り、延々と復活する首なしバスケ選手を相手にし続けなければなりません。
この遠隔操作と、対象を無力化して操るという特性が、「生首ドリブル」の強さの所以です。
足立先生とのバニースーツ事件
村上先生の末路を語る上で欠かせないのが、同僚の足立先生との「バニースーツ事件」です。
体育館でアイラたちが死闘を繰り広げているまさにその時、村上先生は自宅マンションでくつろいでいました。
そして、その場にはなんと、バニーガール姿の足立先生がいたのです。
足立先生には病気で介護が必要な母親がおり、経済的に困窮していました。
村上先生はその弱みにつけ込み、「金を貸す見返り」として、いかがわしい要求をしていたのです。
しかし、これは村上先生の完全な慢心が生んだ状況でした。
実は、足立先生もまた能力者であり、村上先生の能力を奪うために、わざと彼の言いなりになるフリをしていたのです。
ギリギリまで油断させ、彼の隙を突くための作戦でしたが、少年誌としてはかなりきわどい、彼の人間性を象徴するシーンとして描かれました。
雪白の能力覚醒によって敗北
足立先生が反撃の機会を窺っていた中、戦況を決定的に変えたのは、体育館にいた雪白幸姫の能力覚醒でした。
村上先生に脅迫され、追い詰められていた雪白でしたが、その土壇場で彼女の真の能力が目覚めます。
彼女の能力は「小さい生き物を従わせる力 “蝿の王”」です。
覚醒した雪白が操るおびただしい数の蝿の大群は、体育館から遠く離れた村上先生のマンションにまで到達し、彼を襲撃しました。
怪異を操る能力は持っていても、村上先生自身の肉体はただの人間です。
無数の虫に襲われた彼はなすすべもなくパニックに陥り、能力のコントロールを失います。
この混乱が、足立先生にとって絶好の機会となりました。
結果として、村上先生は自身の計画が成功していると信じ込んで油断した隙を、二人の女性によって完璧に突かれる形で敗北したのです。
アイラに制裁されたその後の展開
雪白の蝿に襲われ、足立先生に能力を奪われた村上先生は、文字通り身ぐるみ剥がされることになります。
彼は、蝿の群れによってパンツ一丁の無様な姿で自宅から連れ去られ、アイラたちがいる体育館の床に引きずり出されました。
そこでも彼は往生際悪く、「雪白の画像を消すから見逃してくれ」と命乞いをします。
しかし、友人を傷つけられ、自身も危険な目に遭ったアイラがそんな言葉に耳を貸すはずもありません。
「私たちが聞きたいのは」「ブタ箱行ってきますだろがいい!!」という怒号と共に、アイラの強烈な蹴りが村上先生に炸裂します。
この一撃により、彼の悪行は完全に終わりを告げました。
その後の法的な処遇など、詳細な描写はありません。
しかし、オカルト絡みの事件であったとしても、生徒への脅迫という明確な犯罪行為については、アイラたちがきっちりと罪を償わせたであろうことが示唆されています。
まとめ:ダンダダン村上先生の卑劣な行いと当然の末路
- 村上先生は主人公たちの学校の体育教師である
- その正体は生徒を脅迫する下劣な人物であった
- 目的は自身の欲望を満たすための能力集めであった
- 初登場は第121話で、当初はモブキャラクターだった
- 「生首ドリブル」という遠隔操作能力を操る
- 生徒の雪白幸姫を脅迫し、事件を引き起こした
- 同僚の足立先生にバニースーツを強要していた
- 雪白の能力「蝿の王」の覚醒により敗北した
- 足立先生に能力を奪われ、無力化された
- 最後はアイラに制裁され、罪を償う末路を辿った

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