【終末のワルキューレ】シモヘイヘの全て！登場回からネタバレまで

『終末のワルキューレ』において、その静かなる存在感で読者を圧倒するキャラクター、シモ・ヘイヘ。

実在した伝説のスナイパーをモデルにした彼は、作中でどのような活躍を見せるのでしょうか。

この記事では、シモ・ヘイヘの登場回や対戦相手、気になる能力やロキとの勝敗の行方まで、ネタバレを含めて徹底的に解説していきます。

彼の背景や強さの秘密、そして戦いの結末についての考察も深掘りしていきますので、シモ・ヘイヘの全てを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

終末のワルキューレのシモヘイヘとは？登場回や対戦相手

終末のワルキューレでのシモヘイヘの登場回

『終末のワルキューレ』におけるシモ・ヘイヘは、神々と人類の最終闘争「ラグナロク」の第11回戦に、人類代表の闘士として登場します。

彼の登場は、作中でも特に印象的なシーンの一つとして描かれています。

これまでの闘士たちが派手な入場や力強いパフォーマンスを見せてきたのとは対照的に、シモ・ヘイヘは一切の言葉を発さず、静寂の中で闘技場に姿を現しました。

その静けさは、彼の異名である「白い死神」を彷彿とさせ、観客や神々、そして読者にさえも異様な緊張感を与えました。

彼の選出は、戦乙女（ワルキューレ）の長姉ブリュンヒルデによるもので、対戦相手であるロキを確実に仕留めるための切り札として用意されていました。

闘技場が彼の得意とする雪原のフィールドへと変化したことからも、彼がこの戦いにおいていかに重要な存在であるかがうかがえます。

この登場シーンだけで、シモ・ヘイヘが単なる射撃の名手ではなく、戦場の空気を支配するほどの特別な存在であることが明確に示されているのです。

終末のワルキューレのシモヘイヘは何話から登場？

シモ・ヘイヘが作中に初めて姿を見せるのは、原作漫画の第99話「第11回戦（1）」です。

第10回戦の沖田総司とスサノヲノミコトの激闘が終結し、人類と神々の勝敗が5対5のイーブンとなった直後、次の戦いの幕開けとして登場します。

この99話では、まず神側の闘士としてロキが名乗りを上げ、その対戦相手としてヘイムダルが高らかにシモ・ヘイヘの名をコールします。

彼の登場シーンは、これまでの闘士とは一線を画す演出がなされており、その静かなる威圧感に満ちた姿は、多くの読者に強烈なインパクトを与えました。

セリフ一つない登場でありながら、彼の背負う過去や覚悟が滲み出るような描写は、これからの戦いへの期待感を極限まで高めるものでした。

アニメ版に関しては、2025年7月時点ではまだシモ・ヘイヘが登場するシーズンは放送されておらず、彼の活躍を映像で見ることはできません。

今後のアニメ化に大きな期待が寄せられています。

終末のワルキューレのシモヘイヘは何巻で読める？

シモ・ヘイヘの活躍を単行本で読みたい場合、コミックスの24巻から読み始めるのがおすすめです。

彼が初登場する第99話は、24巻に収録されています。

この巻から、ラグナロク第11回戦の火蓋が切られ、シモ・ヘイヘとロキの壮絶な戦いが始まります。

24巻以降、彼の過去や能力、そしてロキとの息詰まる攻防が詳細に描かれていくため、彼の物語を追うには必読の巻となります。

特に、彼の代名詞である狙撃シーンや、神器錬成（ヴェルンド）によって明かされる能力の秘密など、見どころが満載です。

まだアニメ化されていない部分であるため、原作漫画でしか彼の戦いを体験することはできません。

シモ・ヘイヘの静かなる強さと、その裏に隠された悲壮な覚悟を深く知りたい方は、ぜひ24巻から手に取ってみてください。

終末のワルキューレでのシモヘイヘの対戦相手

シモ・ヘイヘのラグナロク第11回戦における対戦相手は、北欧神話に登場する悪戯好きの神、ロキです。

ロキは、変幻自在の能力と予測不可能な行動で他者を翻弄するトリックスターであり、神々の中でも特に異質で厄介な存在として知られています。

ブリュンヒルデは、この捉えどころのないロキを倒すために、人類史上最高の狙撃手であるシモ・ヘイヘをぶつけました。

静と動、精密さと幻惑という、まさに対極に位置する両者の戦いは、これまでのラグナロクにはなかった異色の対決となります。

ロキは、自身の姿を消したり、他の神の幻影を作り出したりと、多彩な能力でシモ・ヘイヘの狙いを惑わせようとします。

一方のシモ・ヘイヘは、絶対的な静寂の中で気配を殺し、わずかな隙を突いて必殺の一撃を狙います。

この戦いは、単なるパワーやスピードの勝負ではなく、互いの能力をどう見切り、相手の裏をかくかという高度な心理戦・戦術戦の様相を呈しています。

人類の「必中」と神の「幻惑」が激突する、まさに究極のスナイパーVSトリックスターの戦いなのです。

終末のワルキューレのシモヘイヘのネタバレ！能力と勝敗

終末のワルキューレでのシモヘイヘとロキの戦いをネタバレ

シモ・ヘイヘとロキの戦いは、静寂と幻惑が交錯する、息を呑むような展開が続きます。

戦いが始まると、ロキは早速その能力を発揮し、オーディンやトール、ヘラクレスといった神々のコピーを大量に作り出し、シモ・ヘイヘを数の暴力で圧倒しようと試みます。

しかし、シモ・ヘイヘは冷静にその状況を分析し、神器錬成による最初の技「万花繚乱（イルマタル）」を放ちます。

この一撃は、無数の弾丸となって拡散し、1000体近くいたコピーを一瞬で掃討しました。

これにはロキも驚きを隠せず、シモ・ヘイヘの実力を認めざるを得ませんでした。

その後、ロキは自身のコピーを巧みに使い、弾道を分析してシモ・ヘイヘの位置を特定しようとします。

しかし、シモ・ヘイヘはさらに強力な一撃「天穿つ白鳥（レンミンカンネン）」を放ち、ロキの防御壁ごと脳天を撃ち抜きます。

誰もが勝負あったかと思いましたが、撃ち抜かれたのはまたしてもロキのコピーでした。

戦いは、互いに致命傷を与えながらも、決定打には至らない一進一退の攻防が続きます。

シモ・ヘイヘは臓器を代償に強力な弾丸を撃ち続け、ロキもまた幻術と転移能力を駆使して執拗にシモ・ヘイヘを追い詰めていくのです。

終末のワルキューレでのシモヘイヘの能力

シモ・ヘイヘの強さの根幹をなすのは、十二女の戦乙女（ワルキューレ）「ラズグリーズ」との神器錬成（ヴェルンド）によって生み出された、彼の愛銃「モシン・ナガン」です。

この神器の真の能力は「死神の契り（イサンマーレ）」と呼ばれ、自身の臓器を一つ代償として捧げることで、神をも殺す絶大な威力を持つ特殊な弾丸を生成するというものです。

この能力は、彼が過去の戦争で多くの命を奪ったことへの「贖罪」の念から来ており、弾丸を撃つたびに襲い来る激痛こそが、彼にとっての「救い」となっています。

以下に、これまで作中で披露された彼の能力をまとめます。

技の名前	代償にした臓器	効果
万花繚乱（イルマタル）	腎臓	1発の弾丸が大輪の花のように無数に分裂し、広範囲の敵を一掃する。
天穿つ白鳥（レンミンカンネン）	肝臓	祖国の国鳥である白鳥のごとく、天を裂くほどの強力な貫通力を持つ弾丸を放つ。
精霊の息吹（ミエリッキ）	膵臓	装填から発射までわずか0.5秒という、神速の早撃ちで相手の心臓を正確に撃ち抜く。

これらの技は、いずれも自らの命を削る諸刃の剣であり、彼の悲壮な覚悟を象徴する能力と言えるでしょう。

戦いが進むにつれて、彼はさらに重要な臓器を代償に捧げていく可能性があり、最後には心臓を捧げるのではないかと考察されています。

終末のワルキューレでのシモヘイヘとロキの勝敗

2025年7月時点の連載において、シモ・ヘイヘとロキの第11回戦の勝敗はまだ決着していません。

物語はまさにクライマックスに差し掛かっており、両者ともに限界に近い状態で死闘を繰り広げています。

シモ・ヘイヘは既に3つの臓器を失い、その命の灯火は尽きかけています。

一方のロキも、シモ・ヘイヘの狙撃によって心臓を撃ち抜かれるなど、致命的なダメージを負っていますが、その執念とトリッキーな能力でなおも食らいついています。

現在の戦況は、どちらが先に倒れてもおかしくない、完全な五分五分の状態です。

読者の間では、この戦いの結末について様々な予想が飛び交っています。

シモヘイヘ勝利説

人類側の連敗を止め、希望をつなぐために勝利するという展開です。ロキを倒すことで、彼の「贖罪」が果たされるという見方もあります。

ロキ勝利説

神々の威厳を示すために、狡猾なロキが勝利するという展開です。シモ・ヘイヘの悲劇的な最期が、物語に更なる深みを与える可能性も考えられます。

相打ち説

両者ともに限界を超えた戦いの末、互いに致命傷を与え相打ちになるという展開です。ラグナロクの勝敗数を動かさずに、両者の壮絶な生き様を描くことができます。

いずれにせよ、この戦いの結末が物語全体の流れに大きな影響を与えることは間違いなく、今後の展開から目が離せません。

終末のワルキューレのシモヘイヘの結末をネタバレ考察

シモ・ヘイヘの戦いの結末は、まだ描かれていませんが、彼のキャラクター設定や物語のテーマから、いくつかの可能性が考察できます。

彼の戦いは単に勝利を目指すものではなく、過去に多くの命を奪ったことへの「贖罪」と、それによって得られる「救い」が大きなテーマとなっています。

そのため、結末が勝利であれ敗北であれ、このテーマに沿った感動的なものになることが予想されます。

一つの可能性として、彼が勝利する結末が考えられます。

ロキという強力な神を打ち破り、人類に貴重な一勝をもたらすことで、彼の行いが多くの人々を救ったという事実が、彼の魂を真に救済するのかもしれません。

彼は英雄として称えられ、安らかな表情でその役目を終えるでしょう。

もう一つの可能性は、敗北、あるいは相打ちという結末です。

彼は最後の代償として、自らの心臓を捧げた究極の一撃を放ち、ロキに致命傷を与えると同時に、その命を終えるという展開です。

自らの全てを捧げ尽くすことで、彼は完全な「贖罪」を果たし、満足のいく最期を迎えるのかもしれません。

この場合、彼の死は単なる敗北ではなく、人類の誇りと覚悟を神々に示す、気高い犠牲として描かれることでしょう。

どちらの結末を迎えるにしても、シモ・ヘイヘというキャラクターの生き様と死に様は、『終末のワルキューレ』の物語において、忘れられない感動的な一幕となることは間違いありません。

まとめ：終末のワルキューレのシモヘイヘを徹底解説

• シモ・ヘイヘはラグナロク第11回戦に登場する人類代表の闘士である
• モデルは実在したフィンランドの伝説的スナイパー「白い死神」
• 原作漫画では第99話、単行本では24巻から登場する
• アニメ版には2025年7月時点でまだ登場していない
• 対戦相手は北欧神話のトリックスター、ロキである
• 神器「モシン・ナガン」を使い、自らの臓器を代償に特殊な弾丸を放つ
• 能力には「万花繚乱」「天穿つ白鳥」「精霊の息吹」などがある
• 彼の戦いは過去の行いへの「贖罪」と「救い」がテーマである
• ロキとの勝敗はまだ決着しておらず、予断を許さない状況が続いている
• 結末は勝利・敗北・相打ちのいずれであっても、彼のテーマに沿った感動的なものになると予想される