壮絶なタイマンバトルが繰り広げられる『終末のワルキューレ』は、物語がクライマックスに差し掛かり、ますます目が離せません。
中でも、第9回戦に登場したスパルタの英雄レオニダス王は、多くの読者に強烈な印象を残しました。
この記事では、「終末のワルキューレ」におけるレオニダスの勝敗や衝撃的な死亡シーン、そしてアポロンとの戦いの結末について、ネタバレありで徹底的に解説します。
彼の誇り高き生き様と、物語に与えた影響を深く掘り下げていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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『終末のワルキューレ』レオニダスの勝敗と死亡の結末
『終末のワルキューレ』第9回戦で描かれたレオニダス王の戦いは、多くの読者の心を打ちました。
ここでは、彼の対戦相手、気になる勝敗、そして壮絶な最期(死亡シーン)の結末を詳しく見ていきましょう。
『終末のワルキューレ』のレオニダスはアポロンと激突
結論として、第9回戦でレオニダスが戦った相手は、ギリシャ神話の太陽神アポロンです。
この対戦カードは、単なる強者同士の戦いではなく、神託を巡る過去の因縁を持つ両者の宿命的な対決として描かれました。
レオニダスは当初、9回戦への出場を「やだね」と拒否していました。
しかし、ブリュンヒルデから対戦相手がアポロンだと知らされると、「おもしろい」と態度を一変させ、アポロンを自らの手で殺すために出場を決意します。
闘技場に入るなりアポロンを「クソ太陽神」と罵るなど、レオニダスの並々ならぬ憎悪が試合開始前から描かれており、読者の期待を大いに煽りました。
一方のアポロンも、自身の美学を体現する戦いを望んでおり、両者のプライドが真っ向からぶつかり合う舞台が整えられたのです。
気になる勝敗はアポロンの勝利で決着
読者が最も気になる勝敗の行方ですが、激闘の末、第9回戦はアポロンが勝利し、レオニダスは敗北しました。
両者一歩も譲らない凄まじい攻防が繰り広げられましたが、最終局面でアポロンの必殺技がレオニダスの最強の盾を打ち破ったことが決定打となりました。
戦いの終盤、レオニダスは最強の防御形態である「真実の盾(アリーシア・スパルタ)」を展開。
対するアポロンは、光の弓から放たれる神速の一撃「魂を射抜く銀の矢(アリギュロトクソス)」で応戦します。
互いの最強技が激突した結果、レオニダスの盾は無残にも砕け散り、その体も貫かれて勝敗が決しました。
この結果、ラグナロクの通算成績は以下の通り、人類4勝、神5勝となり、人類は再び崖っぷちに立たされることになります。
回戦 | 人類代表 | 神代表 | 勝者 |
第1回戦 | 呂布奉先 | トール | 神 |
第2回戦 | アダム | ゼウス | 神 |
第3回戦 | 佐々木小次郎 | ポセイドン | 人類 |
第4回戦 | ジャック・ザ・リッパー | ヘラクレス | 人類 |
第5回戦 | 雷電為右衛門 | シヴァ | 神 |
第6回戦 | 釈迦 | 波旬 | 人類 |
第7回戦 | 始皇帝 | ハデス | 人類 |
第8回戦 | ニコラ・テスラ | ベルゼブブ | 神 |
第9回戦 | レオニダス | アポロン | 神 |
誇り高き最期!満足の笑みを浮かべ消滅
レオニダスは戦いに敗れたものの、その最期は敗者のものではありませんでした。
彼は非常に満足げな笑みを浮かべながら、誇り高く消滅(死亡)していったのです。
彼にとってこの戦いは、単なる勝ち負け以上に、自らの信念とスパルタの誇りを貫き通すことにこそ意味がありました。
致命傷を負い、消滅していく瞬間、レオニダスはかつて出陣前にスパルタ兵たちに問いかけた「お前たちはなぜ戦うのか?」という言葉の答えを思い出し、全てを出し尽くしたことに心から満足します。
その表情は、見る者すべてに深い感銘を与えました。
特筆すべきは、敵であるアポロンでさえ、その壮絶な散り様を「最高に美しかった」と称賛し、最大の敬意を払ったことです。
この勝敗を超越した魂のぶつかり合いこそが、第9回戦が名勝負として語り継がれる理由であり、多くの読者の涙を誘った名シーンとなっています。
レオニダスが神器錬成した最強の盾
レオニダスの強さを支えたのは、戦乙女(ワルキューレ)十三姉妹の五女、ゲイレルルが神器錬成(ヴェルンド)した「盾」です。
この盾は、単なる防御具ではなく、変幻自在の攻撃機能を備えた複合武器であり、「守って攻める」というスパルタの戦闘哲学を完璧に体現していました。
ゲイレルルは「槍を持ちて進む者」という神名の意味を持ち、プライドが非常に高い性格です。
彼女もまたアポロンの傲慢な態度に激怒しており、レオニダスと共に戦う意志は極めて強固でした。
変幻自在の攻撃形態
レオニダスの盾は、戦況に応じて様々な形状に変化します。
- 鎖鎌(ヨーヨー)型: 盾と持ち手が鎖で繋がっており、遠距離から敵を切り裂く。
- メイス型: 近距離での強力な打撃武器に変形し、闘技場を揺るがすほどの破壊力を見せる。
- 真実の盾(アリーシア・スパルタ): 最終形態。スパルタの密集陣形「ファランクス」の本質である「敵陣を圧し潰す」ことに特化した最強の防御形態。
この強力な神器があったからこそ、レオニダスは神であるアポロンと互角以上に渡り合うことが可能だったのです。
『終末のワルキューレ』レオニダスの勝敗と死亡から見る魅力
レオニダスの戦いは、ただの敗北では終わりませんでした。
彼の勝敗と死亡の背景には、キャラクターの深い魅力と、物語の根幹に関わるテーマが隠されています。
ここでは、彼の魅力をさらに深掘りしていきましょう。
アポロンを憎む理由と過去の因縁
レオニダスがアポロンに対して異常なまでの憎悪を抱いていた理由は、過去にアポロンが下した「神託」が、スパルタの精神を堕落させる「呪い」となったためです。
史実でも有名な「テルモピュライの戦い」の時代、スパルタではアポロンを讃える「カルネイア祭」の期間中は一切の軍事行動が禁じられるという絶対的な神託がありました。
ペルシアの大軍がギリシャに侵攻してきた際、スパルタの民や国の重鎮である長老会は、アポロンの神罰を恐れて出陣することをためらいます。
「祭りが終わってから戦えばいい」という楽観論が支配する中、レオニダスはただ一人、その空気に反発しました。
「会ったこともない神に自分の命を預けるのは嫌だ」
彼はそう言い放ち、神の権威の象徴であったアポロン像を素手で粉々に破壊。
神託に背き、自らの意志で戦うことを選んだのです。
この「己の意志で戦う」という不屈の精神こそが「スパルタ魂」の真髄であり、神の権威に安易に屈する人々を歯がゆく思っていたことが、アポロンへの深い憎悪の根源となっていたのです。
史実の英雄との違いとキャラクター設定
『終末のワルキューレ』に登場するレオニダスは、史実の人物像を基盤としながらも、漫画ならではの魅力的な脚色が加えられた独創的なキャラクターとして描かれています。
史実におけるレオニダス王は、冷静沈着で威厳あふれる指揮官として知られています。
一方で、作中のレオニダスは、葉巻を好み、アロハシャツに短パンといったラフな服装で登場するなど、型破りで熱血漢な一面が強く押し出されています。
要素 | 史実のレオニダス | 『終末のワルキューレ』版レオニダス |
性格 | 冷静で勇敢、忠誠心が強い王 | 熱血漢で激情型、皮肉屋な一面も持つ |
装備 | 重装歩兵の槍と盾 | 神器錬成した変幻自在の巨大な盾 |
戦術 | ファランクス(密集防御陣)を指揮 | 守備と攻撃を一体化させた個人戦術 |
名言 | 「来たりて取れ(モーロン・ラベ)」 | 勝敗よりも“誇り”を重んじるセリフが多数 |
特徴 | 威厳あるスパルタ王 | 葉巻を愛するヘビースモーカー |
このように、史実の英雄としての威厳はそのままに、より人間的な感情や葛藤、そしてワイルドな魅力が加わることで、読者が強く感情移入できるキャラクターが生まれています。
この史実と創作の見事な融合こそが、ワルキューレ版レオニダスの大きな魅力と言えるでしょう。
「人類史上最強の反逆者」と呼ばれた理由
ブリュンヒルデがレオニダスを「人類史上最強の反逆者」と呼んだのは、彼が神々の絶対的な権威である「神託」に対して、生涯を通じて公然と背き続けたからです。
彼の行動原理は、神の意志や命令ではなく、常に「己の意志で戦う」というスパルタの誇りに基づいています。
前述のテルモピュライの戦いにおける神託への反逆は、その最たる例です。
神々の決定に従うのが世界の理(ことわり)であった時代において、彼は人間の尊厳と自由意志を何よりも重んじました。
神々の視点から見れば、彼の生き様そのものが許しがたい「反逆」に映ったことでしょう。
しかし、その揺るぎない信念の強さこそが、彼を「人類史上最強」の反逆者たらしめているのです。
ブリュンヒルデが数多の英雄の中から彼をラグナロクの闘士として選んだのも、決して神に屈しないその強靭な魂を高く評価したからに違いありません。
レオニダスの死が象徴する人類の誇り
レオニダスの死は、ラグナロクにおける単なる一敗ではありません。
それは、人類の誇りと、肉体的な強さを超えた精神的な強さを象徴する、非常に重要な意味を持っています。
彼は最後まで己の信念を曲げず、全力を出し尽くして満足して散ることで、「勝敗を超えた価値」を神々と読者の両方に示しました。
ラグナロクという物語の根底には、単に神に勝利するだけでなく、神々に人類という存在の価値を認めさせるという大きなテーマが存在します。
レオニダスの戦いは、たとえ肉体的には敗北しても、その気高い魂の輝きは神々をも魅了し、最大の敬意を払わせるものでした。
彼の最期の誇り高い笑顔は、「人間とは、ただ生きるだけの存在ではない。自らの信念のために誇り高く生き、そして死ぬことができる偉大な存在なのだ」という強烈なメッセージを突きつけています。
このレオニダスの精神は、ラグナロクの今後の戦いにおいても、間違いなく次の戦士たちへと受け継がれていくことでしょう。
まとめ:「終末のワルキューレ」レオニダスの勝敗と死亡、その結末に迫る
今回は、『終末のワルキューレ』におけるレオニダス王の戦いについて、その勝敗と死亡の結末、そしてキャラクターの魅力を徹底的に解説しました。
彼の戦いは、人類の誇りと魂の強さを描き、物語に深い感動とテーマ性をもたらしました。
- レオニダスは第9回戦で太陽神アポロンと対戦した
- 勝敗はアポロンの勝利、レオニダスの敗北で決着した
- レオニダスは敗北後、満足した笑みを浮かべ死亡(完全消滅)した
- 戦乙女ゲイレルルが神器錬成した変幻自在の盾で戦った
- 神託を巡る過去の因縁からアポロンを強く憎んでいた
- 史実の人物像に、熱血漢で皮肉屋な性格が加えられている
- 神託に背き続けた生き様から「人類史上最強の反逆者」と呼ばれる
- 彼の敗北により、ラグナロクの戦績は人類4勝、神5勝となった
- 敵であるアポロンからも、その散り様を美しいと称賛された
- 彼の死は、勝敗を超えた人類の誇りと魂の強さを象徴している
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