鬼滅の刃に登場する刀鍛冶の名前一覧！ひょっとこの理由も解説

「鬼滅の刃」には、物語の重要な役割を担う「刀鍛冶」たちが登場します。

彼らは鬼殺隊士が鬼と戦うための唯一無二の武器「日輪刀」を打つ職人たちです。

特に「刀鍛冶の里編」では、これまで謎に包まれていた彼らの生活や個性に焦点が当てられました。

この記事では、「鬼滅の刃」に登場する刀鍛冶たちの名前に焦点を当て、それぞれのキャラクターの読み方や特徴、そして彼らがなぜ「ひょっとこ」のお面を被っているのか、その素顔は一体どうなっているのかといった疑問について、詳しく解説していきます。

炭治郎を担当する鋼鐵塚（はがねづか）さんをはじめ、個性豊かな刀鍛冶たちの魅力を深く知ることで、作品をより一層楽しめることでしょう。

鬼滅の刃に登場する刀鍛冶の名前一覧

鬼滅の刃に登場する刀鍛冶のキャラ

「鬼滅の刃」には、鬼殺隊を影で支える重要な存在として、多くの個性的な刀鍛冶のキャラクターが登場します。

彼らは単に武器を作るだけでなく、それぞれの職人としての誇りや、剣士たちへの想いを胸に日輪刀を鍛え上げています。

物語に登場する主要な刀鍛冶のキャラクターは以下の通りです。

刀鍛冶の名前	担当の鬼殺隊員	特徴
鋼鐵塚 蛍 (はがねづか ほたる)	竈門炭治郎	非常に高い技術を持つが、極度の癇癪持ち。自分の打った刀への愛情が異常に強い。
鉄穴森 鋼蔵 (かなもり こうぞう)	嘴平伊之助、時透無一郎	穏やかな性格で、鋼鐵塚の良き理解者。伊之助の無茶な要求にも応える職人。
鉄地河原 鉄珍 (てっちかわはら てっちん)	甘露寺蜜璃、胡蝶しのぶ	刀鍛冶の里の長で、最も技術の高い刀匠。小柄な老人だが、若い女の子が好き。
小鉄 (こてつ)	なし	絡繰人形「縁壱零式」を管理する10歳の少年。毒舌家だが分析能力に長けている。
鉄井戸 (てついど)	時透無一郎（故人）	時透の最初の担当刀鍛冶。故人だが、時透を深く案じていた心優しい人物。
鉄地河原 願鉄 (てっちかわはら がんてつ)	伊黒小芭内	里長・鉄珍の息子。蛇柱・伊黒の特殊な形状の日輪刀を打つ。

これらの刀鍛冶たちは、それぞれが担当する剣士の特性や要求に合わせて日輪刀を制作しており、その関係性も物語の魅力の一つとなっています。

特に「刀鍛冶の里編」では、彼らの仕事場であり生活の場でもある里が舞台となり、これまで以上に深くその人物像が描かれました。

炭治郎の刀鍛冶の名前は？

主人公・竈門炭治郎の担当刀鍛冶の名前は、「鋼鐵塚 蛍（はがねづか ほたる）」です。

彼は、炭治郎が鬼殺隊に入隊して初めて手にする日輪刀から、物語の最後まで刀を打ち続ける、炭治郎にとって欠かせないパートナーと言える存在になります。

鋼鐵塚さんは、初登場時から強烈なインパクトを放つキャラクターです。

炭治郎の日輪刀を届けに来た際には、人の話を聞かずに自分の刀の素晴らしさについて一方的に語り続け、期待していた刀の色（赫灼の子である炭治郎なので、燃えるような赤色を期待していた）と違った際には、癇癪を起して炭治郎に襲いかかるほどでした。

このように、彼の刀に対する愛情と情熱は常軌を逸しており、炭治郎が戦いで刀を折ったり、なくしたりするたびに、包丁を振り回して「よくも折ったな俺の刀を！」と泣き叫びながら追いかけてくるのがお決まりのパターンとなっています。

その奇行から、炭治郎からは「何歳ですか！？」とツッコまれ、「37だ！！！」と叫び返すなど、コミカルなやり取りも魅力の一つです。

しかし、その性格とは裏腹に、刀鍛冶としての腕は超一流です。

炭治郎の成長と過酷な戦いを理解し、より強く、彼の戦いを支えることができる刀を打つために、人知れず山に籠って過酷な修行を積むなど、職人としての熱い魂を持っています。

わがままで気難しい人物ですが、根は炭治郎のことを認めており、その関係性は物語を通じて描かれる見どころの一つと言えるでしょう。

鬼滅の刃のはがねづかとは誰？

「鬼滅の刃のはがねづか」とは、前述の通り、主人公・竈門炭治郎の担当刀鍛冶である「鋼鐵塚 蛍（はがねづか ほたる）」のことです。

彼は「鬼滅の刃」に登場する数多くのキャラクターの中でも、特に個性が際立っている人物として知られています。

鋼鐵塚さんの最大の特徴は、その卓越した刀鍛冶の技術と、それとは対照的な非常に気難しく子供っぽい性格です。

自分の打った刀に絶対的な自信と愛情を持っており、それを傷つけられることを何よりも嫌います。

そのため、激戦を繰り広げる炭治郎が刀を破損させてしまうと、烈火のごとく怒り、時には包丁を持って追いかけ回すほどの騒動を引き起こします。

この奇行の数々から、他の鬼殺隊士からは担当替えを希望されることが後を絶たず、37歳にして独身である理由もその性格にあると作中で示唆されています。

しかし、彼の行動はすべて「最高の刀を剣士に届けたい」という純粋な職人魂から来ています。

炭治郎が上弦の鬼との戦いで刀をひどく刃こぼれさせてしまった際には、当初は怒りの手紙を送りつけますが、最終的には炭治郎のポテンシャルを最大限に引き出すため、山に籠って肉体を鍛え上げ、これまで以上の強度を持つ刀を打ち上げることに成功しました。

このことからも、彼が単なる変人ではなく、担当剣士の成長を願い、それを支えるために自身の技術と肉体を極限まで高めようとする、誇り高き職人であることがわかります。

鬼滅の刃の刀鍛冶の名前と読み方

「鬼滅の刃」に登場する刀鍛冶たちは、その職業にふさわしく、「鉄」や「鋼」といった金属に関連する漢字が名前に使われているのが特徴です。

読み方も含めてユニークな名前が多く、作品の世界観をより一層深めています。

主要な刀鍛冶たちの名前と、その読み方を以下にまとめました。

名前（漢字）	読み方
鋼鐵塚 蛍	はがねづか ほたる
鉄穴森 鋼蔵	かなもり こうぞう
鉄地河原 鉄珍	てっちかわはら てっちん
小鉄	こてつ
鉄井戸	てついど
鉄地河原 願鉄	てっちかわはら がんてつ
鉄谷	てつたに
鉄導寺	てつどうじ
鉄本中	てつもとなか

このように、どの名前も一度聞いたら忘れられないような、インパクトのあるものばかりです。

特に里長の「鉄地河原 鉄珍（てっちかわはら てっちん）」や、炭治郎の担当である「鋼鐵塚 蛍（はがねづか ほたる）」などは、その珍しさから読者に強い印象を与えています。

作者である吾峠呼世晴先生の独特のネーミングセンスが光る部分であり、キャラクターの個性とも密接に結びついています。

これらの名前の読み方を知ることで、キャラクターへの理解がさらに深まるでしょう。

鬼滅の刃の刀鍛冶の名前以外の特徴

鬼滅の刃の刀鍛冶はなぜひょっとこ？

「鬼滅の刃」の刀鍛冶たちが、なぜ全員「ひょっとこ」のお面を被っているのか、その理由は作中で明確には語られていません。

しかし、ファンの間ではいくつかの説が考察されており、実用的な側面と信仰的な側面が合わさった結果ではないかと考えられています。

ここでは、その主な理由を3つ紹介します。

理由①：身元を隠すため

最も有力な説の一つが、鬼から身元を隠すためというものです。

日輪刀は鬼を滅殺できる唯一の武器であり、それを作り出す刀鍛冶たちは、鬼の首魁・鬼舞辻無惨にとって最も排除したい存在の一つです。

そのため、刀鍛冶の里の場所が徹底的に秘匿されているのと同様に、刀鍛冶個人の顔や身元が鬼に割れないように、全員が同じひょっとこのお面を被っていると考えられます。

万が一、里が襲撃された際に、個人の識別を困難にすることで、特に腕の良い重要な刀鍛冶を逃がすための攪乱策という側面もあるのかもしれません。

理由②：作業中の保護のため

刀鍛冶の仕事は、1300℃にも達する高温の炎や、鋼を打つ際に飛び散る火の粉に常に晒される危険なものです。

そのため、熱や火の粉から目や顔を守るための保護具として、お面を着用しているという実用的な理由も考えられます。

特に、日輪刀の原料となる「猩々緋砂鉄」や「猩々緋鉱石」は、太陽の光を吸収するという特殊な性質を持っているため、鍛錬の際に強烈な光を発する可能性があり、目を保護する必要性がより高いのかもしれません。

理由③：信仰・儀式的な意味

日本において、刀作りは古くから神聖な儀式「神事」として扱われてきました。

そして、「ひょっとこ」という言葉の語源は、かまどの火を竹筒で吹いて熾す「火男（ひおとこ）」が訛ったものとされています。

この「火男」は、火の神や鍛冶の神の象徴と見なされることもありました。

さらに、日本神話に登場する製鉄・鍛冶の神である「天目一箇神（あめのまひとつのかみ）」は、一つ目の神として描かれることがあり、片目が小さいひょっとこのデザインと関連があるという説も存在します。

これらのことから、刀鍛冶たちがひょっとこのお面を被るのは、自らの仕事の神聖さを示し、神への信仰を表す儀式的な意味合いがあるのではないかと推測されています。

鬼滅のひょっとこの名前は？

「鬼滅の刃」において、「ひょっとこ」は特定のキャラクターの名前ではありません。

これは、刀鍛冶の里に住む刀鍛冶たちが、里の風習として全員がひょっとこのお面を被っているためです。

したがって、「ひょっとこの人」と言った場合、それは刀鍛冶の里の人物全般を指すことになります。

読者や視聴者が「ひょっとこの人」として最も強くイメージするのは、やはり主人公・炭治郎の担当刀鍛冶である鋼鐵塚蛍でしょう。

彼の強烈な個性と登場回数の多さから、ひょっとこ面の象徴的なキャラクターとなっています。

しかし、前述の通り、里には他にも多くの刀鍛冶が存在します。

例えば、刀鍛冶の里の長である鉄地河原鉄珍や、伊之助の刀を担当する鉄穴森鋼蔵、そして幼いながらも重要な役割を担う小鉄くんなど、それぞれが異なる名前と個性を持ったキャラクターです。

彼らは皆、同じひょっとこのお面を被っていますが、その下にはそれぞれの人生と職人としての誇りがあります。

「ひょっとこ」は、彼ら刀鍛冶という集団のシンボルであり、個性を隠しながらも、その職能と思いを一つにするためのユニフォームのような役割を果たしていると言えるでしょう。

鬼滅の刃のひょっとこの素顔は？

常にひょっとこのお面で顔を隠している刀鍛冶たちですが、物語が進むにつれて、一部のキャラクターの素顔が明らかになります。

お面の下に隠された意外な素顔は、読者に大きな驚きを与えました。

ここで、素顔が判明している主要な刀鍛冶を紹介します。

鋼鐵塚 蛍（はがねづか ほたる）

最も衝撃的だったのが、鋼鐵塚さんの素顔です。

「刀鍛冶の里編」で上弦の伍・玉壺の襲撃を受けた際、お面が割れてその素顔が露わになりました。

いつも奇行を繰り返す彼のイメージとは裏腹に、その素顔は長いまつ毛と二重まぶたが特徴的な、彫りの深い端正な顔立ちのイケメンでした。

このギャップに、多くの読者が驚かされることとなりました。

鉄地河原 鉄珍（てっちかわはら てっちん）

刀鍛冶の里の長である鉄珍さまの素顔は、コミックス14巻のおまけページで描かれています。

ひょっとこのお面からは想像もつかない、目が数字の「３」のようになっている非常にユニークな顔立ちをしています。

威厳と茶目っ気を併せ持つ、彼の人柄が表れているようです。

鉄穴森 鋼蔵（かなもり こうぞう）

伊之助や無一郎の刀を担当する鉄穴森さんの素顔も、コミックス14巻のおまけページで明らかになりました。

妻の鉛（えん）さんと顔が似てくるほど仲が良いおしどり夫婦として知られていますが、その素顔は切れ長の目が特徴的な細面です。

小鉄（こてつ）

絡繰人形「縁壱零式」を管理する小鉄くんは、作中で「面がいらないんじゃないかと言われている」と語られており、その言葉通り、お面とそっくりな素顔をしています。

鬼滅の刃「刀鍛冶の里編」とは

「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」は、2023年4月から放送されたテレビアニメシリーズの第3期にあたるエピソードです。

この物語は、「遊郭編」での上弦の陸・妓夫太郎と堕姫との激闘で日輪刀を刃こぼれさせてしまった炭治郎が、担当刀鍛冶である鋼鐵塚蛍に新しい刀を打ってもらうため、その居場所である「刀鍛冶の里」へ向かうところから始まります。

これまでその場所は徹底的に隠されてきましたが、この編で初めてその全貌が明らかになります。

刀鍛冶の里で炭治郎は、鬼殺隊の最高位の剣士である「柱」の中から、霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃、そして最終選別を共に生き残った同期の不死川玄弥と再会します。

平穏な時間も束の間、鬼舞辻無惨の命を受けた上弦の肆・半天狗と上弦の伍・玉壺が里を襲撃し、鬼殺隊と刀鍛冶たちを巻き込んだ壮絶な戦いが繰り広げられます。

この「刀鍛冶の里編」は、時透無一郎と甘露寺蜜璃という二人の柱の活躍や、これまで謎に包まれていた彼らの過去が描かれる重要なエピソードです。

さらに、戦いの中で妹の禰豆子が鬼の弱点である太陽の光を克服するという、物語の根幹を揺るがす極めて重要な転機が訪れます。

これにより、鬼舞辻無惨の目的が大きく変化し、鬼殺隊との戦いは最終局面へと向かっていくことになります。

まとめ：鬼滅の刃に登場する刀鍛冶の名前と特徴

• 鬼滅の刃には鋼鐵塚蛍など個性的な名前の刀鍛冶が登場する
• 主人公・炭治郎の担当刀鍛冶の名前は鋼鐵塚蛍（はがねづかほたる）である
• 刀鍛冶は鬼から身元を隠すためなどにひょっとこのお面を被っている
• ひょっとこの語源は火の神や鍛冶の神に関連する「火男」である
• 鋼鐵塚蛍の素顔は、お面の下に隠されたイケメンである
• 里長の鉄地河原鉄珍など、他の刀鍛冶の素顔も一部明らかになっている
• 刀鍛冶の名前には「鉄」や「鋼」など金属に関する漢字が多く使われる
• 「刀鍛冶の里編」はアニメ第3期のエピソードである
• 霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃が活躍する
• 物語の重要な転機として、禰豆子が太陽を克服する