【鬼滅の刃】縁壱(よりいち)の刀の謎を徹底解説!縁壱零式の刀は誰のもの?

『鬼滅の刃』の物語において、数多くの謎と伏線が散りばめられていますが、中でも特にファンの心を惹きつけてやまないのが、最強の剣士・継国縁壱(つぎくによりいち)の「刀」にまつわる物語です。

彼の持つ日輪刀はどのような特徴を持ち、刀身に刻まれた文字にはどんな意味が込められているのでしょうか。

また、物語の重要な局面で登場するからくり人形「縁壱零式」から発見された刀は、本当に縁壱のものだったのか、そしてなぜ炭治郎の手に渡ることになったのか。

この記事では、よりいちの刀の疑問の数々を、原作漫画や関連情報を基に、一つひとつ丁寧に解き明かしていきます。

縁壱の刀の秘密から、その後の行方、そして刀を生み出した刀鍛冶たちの世界まで、深く掘り下げて解説します。

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目次

【鬼滅の刃】縁壱(よりいち)の刀に秘められた謎を徹底解説

継国縁壱が使っていた刀の基本的な特徴

『鬼滅の刃』に登場する最強の剣士、継国縁壱が使用していた日輪刀は、物語の根幹に関わる非常に特別な一振りです。

この刀は、鬼殺隊の歴史の中でも原点に位置し、他のどの剣士の刀とも一線を画す特徴を持っています。

縁壱の刀が特別な理由は、彼が全ての呼吸法の源流である「日の呼吸」を史上初めて編み出した剣士であるためです。

彼の刀は、その圧倒的な実力と特異な呼吸法を反映した、唯一無二の存在と言えるでしょう。

具体的な特徴をまとめると、以下のようになります。

特徴詳細
制作時代継国縁壱が生きた戦国時代(約400年以上前)
刀身の色普段は吸い込まれるような「漆黒」
戦闘時の変化持ち主の技量により刀身が赤く染まる「赫刀(かくとう)」に変化
刀身の刻印「悪鬼滅殺」ではなく、ただ一文字「滅」
鍔(つば)の形状木瓜形(もっこうがた)と呼ばれる、家紋などにも用いられる伝統的な形

これらの特徴は、縁壱という剣士の存在がいかに規格外であったかを物語っています。

特に、刀身に刻まれた「滅」の一文字は、後の鬼殺隊の制度が確立する以前に作られたことを示しており、この刀が鬼殺の歴史の黎明期を象徴するものであることを示唆しています。

戦闘時に刀身が赤く燃えるように輝く「赫刀」は、鬼の再生能力を著しく阻害する強力な効果を持ちますが、これを自力で発現できた剣士は縁壱を含めごくわずかでした。

彼の刀は、まさに「始まりの呼吸の剣士」にふさわしい、伝説的な一振りだったのです。

鬼滅の刃における縁壱(よりいち)の刀の色は漆黒

継国縁壱の日輪刀の色は、深く美しい「漆黒」です。

日輪刀は、持ち主となる剣士が初めて手に取った際に、その剣士の適性や呼吸法に応じて刀身の色が変化する「色変わりの刀」として知られています。

縁壱の刀が漆黒であることは、彼の持つ特別な資質を象徴しています。

作中では、漆黒の刀を持つ剣士は「出世できない」というジンクスが存在し、実際に黒い刀を持つ剣士の数は非常に少ないと語られています。

しかし、これは裏を返せば、漆黒の刀を持つ剣士が扱うべき呼吸法が非常に稀で、その真価を理解できる者がほとんどいなかったことを意味します。

縁壱の場合、この漆黒は全ての呼吸の源流である「日の呼吸」の適性者であることを示していました。

彼の妻であったうたの妹・すやこは、縁壱の刀を見て「普段は黒曜石のような漆黒なのね」と、その美しさを称賛しています。

この漆黒の刀は、主人公である竈門炭治郎が受け継ぐことになります。

炭治郎が初めて日輪刀を手にした際、彼の刀もまた漆黒に染まりました。

これは、炭治郎が縁壱から間接的に「ヒノカミ神楽」として「日の呼吸」を継承していたことを暗示する重要な伏線となっています。

つまり、縁壱と炭治郎に共通する漆黒の刀は、「出世できない」どころか、鬼の始祖である鬼舞辻無惨を追い詰めることができる唯一の呼吸法「日の呼吸」の使い手の証だったのです。

他の柱たちが炎の赤、水の青、雷の黄など、それぞれの呼吸を象徴する色の日輪刀を持つのに対し、全ての色を飲み込んだかのような「漆黒」は、全ての呼吸の源である「日の呼吸」を象徴する特別な色として、物語の中で際立った存在感を放っています。

縁壱(よりいち)の刀に刻まれた「滅」という文字

継国縁壱の日輪刀には、後世の柱たちが持つ「悪鬼滅殺」の四文字ではなく、ただ一文字、「滅」とだけ力強く刻まれています。

この違いには、鬼殺隊の歴史と、この刀が作られた時代の背景が深く関わっています。

縁壱が生きた戦国時代は、まだ鬼殺隊の組織体制が現代ほど整備されていませんでした。

「柱」という階級や、それに伴う「悪鬼滅殺」の刻印といった制度は、縁壱の活躍した時代よりも後に確立されたものです。

刀鍛冶の里で鋼鐵塚蛍が語ったように、「この刀から階級制度が始まり 柱だけが悪鬼滅殺の文字を刻むようになった」とされており、縁壱の刀こそがその原点、プロトタイプであったことが分かります。

「滅」という一文字には、この刀を打った刀鍛冶の、鬼に対する純粋かつ強烈な意志が込められています。

それは、「全ての鬼をこの世から滅する」という、飾り気のない、しかし何よりも強い願いそのものです。

作者名すら刻まず、ただ一文字「滅」とだけ記したことからも、刀鍛冶の個人的な名誉欲ではなく、ただひたすらに鬼を滅するという目的のためだけに作られた、究極の一振りであることがうかがえます。

この「滅」の意志は、数百年以上の時を経て、縁壱零式の中から現れた刀を通じて竈門炭治郎に受け継がれます。

炭治郎が最終決戦で手にする刀にも、この「滅」の文字が刻まれており、それは初代の刀鍛冶から縁壱へ、そして炭治郎へと受け継がれた、鬼を滅するという揺るぎない覚悟の象徴となっているのです。

「悪鬼滅殺」が悪しき鬼を滅殺するという具体的な行動指針を示すのに対し、「滅」はより根源的で、存在そのものを消し去るという絶対的な意志を感じさせます。

この一文字こそが、鬼の始祖を滅する運命を背負った剣士の刀にふさわしい刻印と言えるでしょう。

鬼滅の刃に登場するからくり人形の刀とは

『鬼滅の刃』の「刀鍛冶の里編」で登場する「からくり人形」とは、戦闘訓練用の絡繰人形「縁壱零式(よりいちぜろしき)」を指します。

この人形は、物語の鍵を握る重要なアイテムであり、内部に秘められた「刀」が後の展開に大きく関わってきます。

縁壱零式は、今から300年以上前の戦国時代に、当代随一の絡繰技師によって制作されました。

そのモデルとなったのは、言うまでもなく「始まりの呼吸の剣士」継国縁壱です。

人形の顔立ちは、炭治郎が夢の中で見た縁壱の面影と重なります。

この人形が持つ最大の特徴は、6本もの腕を持っている点です。

これは、モデルとなった縁壱の剣技が常人の域を遥かに超えており、その複雑で神速の動きを再現するためには、2本の腕では到底足りず、6本の腕が必要だったことを物語っています。

縁壱の戦闘能力がいかに人間離れしていたかが、この異形の姿からうかがい知れます。

縁壱零式は、鬼殺隊士の訓練相手として作られましたが、あまりの強さゆえに、これまで多くの隊士によって破壊されてきました。

炭治郎たちが刀鍛冶の里を訪れた時点では、この一体しか現存していませんでした。

物語では、まず霞柱・時透無一郎が訓練に使用し、その際に腕を一本破壊してしまいます。

その後、炭治郎が所有者の小鉄によるスパルタ指導のもとで訓練に挑み、激闘の末に人形の頭部を破壊することに成功します。

そして、この破壊された人形の内部から、物語の核心に迫る一振りの刀が発見されるのです。

この「からくり人形の刀」こそが、縁壱の意志を未来へ繋ぐ、重要なバトンだったのでした。

【鬼滅の刃】縁壱(よりいち)の刀は縁壱零式から炭治郎の手に

縁壱零式の刀は一体誰のものだったのか

炭治郎によって破壊された絡繰人形「縁壱零式」の内部から発見された錆びた刀。

この刀が一体誰のものだったのかについては、作中で「これが縁壱の刀だ」と明確に断言されているわけではありません。

しかし、様々な状況証拠から、継国縁壱本人が使用していた刀、もしくは彼のために作られた特別な一振りである可能性が極めて高いと結論付けられています。

その理由は、縁壱が実際に使っていた刀と、縁壱零式から出てきた刀の間に多くの共通点が見られるからです。

両者の特徴を比較してみましょう。

比較項目継国縁壱の刀(生前使用)縁壱零式から出てきた刀
モデル継国縁壱継国縁壱(人形のモデル)
制作時代戦国時代300年以上前(戦国時代)
刀身の色漆黒研磨後、漆黒の深さが違うと評される
刀身の刻印「滅」「滅」
鍔の形状木瓜形(もっこうがた)丸形

この表からも分かる通り、制作された時代背景、刀身の色、そして「滅」という刻印まで、多くの点が一致しています。

唯一の明確な違いは「鍔の形状」です。

縁壱が使っていた刀の鍔は木瓜形であるのに対し、人形から出てきた刀の鍔は丸形でした。

この点について、ファンの間ではいくつかの考察がなされています。

一つは「縁壱が複数の予備の刀を持っていた」という説です。

最強の剣士であった縁壱が、万が一に備えてスペアの刀を所有していても不思議ではありません。

もう一つは「何らかの理由で鍔だけが付け替えられた」という説です。

炭治郎が煉獄の鍔を自身の刀に付け替えたように、鍔の交換は可能です。

絡繰人形の内部機構の都合上、あるいは刀を隠す過程で、意図的に別の鍔が取り付けられた可能性も考えられます。

これらの点から、鍔の形が違うという一点をもって「縁壱のものではない」と断定するのは難しく、むしろ他の多くの共通点から、この刀が縁壱に深く関わるものであることはほぼ間違いないと言えるでしょう。

謎多き縁壱零式の刀にまつわる考察

縁壱に深く関わると思われる刀が、なぜ絡繰人形「縁壱零式」の中に隠されていたのでしょうか。

この謎めいた状況には、作者が意図的に残したであろう、ファンの想像を掻き立てるいくつかの考察が存在します。

主に考えられる理由は二つです。

考察①:後世の強い剣士に託すため

一つ目の理由は、この特別な刀を、未来に現れるであろう「日の呼吸」を受け継ぐにふさわしい強者に託すため、というものです。

縁壱零式は、モデルとなった縁壱の動きを再現しているため、並大抵の剣士では到底太刀打ちできないほどの強さを誇ります。

この人形を打ち破ることができるほどの才能と実力を持った剣士だけが、中に隠された伝説の刀を手にする資格がある。

そういった、一種の試練として機能していたのではないかと考えられます。

縁壱自身、あるいは人形の制作者が、いつか現れる後継者のために、最強の剣士の証をこのような形で遺したのかもしれません。

結果的に、炭治郎がこの試練を乗り越え、刀を手にすることになったのは、まさに運命的な巡り合わせだったと言えます。

考察②:無惨や黒死牟から守るため

二つ目の理由は、鬼の始祖・鬼舞辻無惨や、元鬼殺隊士である上弦の壱・黒死牟の目から、この重要な刀を隠匿するため、というものです。

特に、縁壱の双子の兄である黒死牟は、日の呼吸とそれにまつわる全てに深い嫉妬と憎しみを抱いていました。

彼らが「日の呼吸の使い手の象徴である漆黒の刀」の存在を危険視し、この世から抹消しようと考えていた可能性は十分にあります。

事実、縁壱が亡くなる直前に持っていた刀は、亡骸の側で黒死牟によって破壊されたとも考えられます。

そのため、刀鍛冶たちが縁壱の死後、彼の遺したスペアの刀や、新た同じものを打ち直した刀を、鬼たちの手が及ばないであろう絡繰人形の内部に隠した、という考察も成り立ちます。

これは、鬼殺隊の希望の光である「日の呼吸」の系譜が途絶えないようにするための、必死の策だったのかもしれません。

縁壱零式(よりいちぜろしき)の刀はその後どうなった?

縁壱零式の中から発見された300年以上前の刀は、発見当初、長い年月のせいで見るも無残に錆びついていました。

しかし、この刀は刀鍛冶・鋼鐵塚蛍の執念によって輝きを取り戻し、最終的に竈門炭治郎の新たな日輪刀として、物語のクライマックスで大役を果たすことになります。

その後の経緯は、まさに鬼殺隊の想いが繋がっていく象徴的な出来事の連続でした。

まず、刀の研磨に名乗りを上げたのが、炭治郎の刀を代々担当してきた鋼鐵塚でした。

彼はこの歴史的な刀を研ぐために山に籠り、厳しい修行を自らに課します。

その最中、刀鍛冶の里は上弦の鬼、玉壺(ぎょっこ)と半天狗(はんてんぐ)の襲撃を受けます。

玉壺は、研磨に集中する鋼鐵塚を幾度となく攻撃しますが、彼は自身の命の危険を顧みず、ただひたすらに刀を研ぎ続けました。

この常軌を逸した集中力と刀への執着心によって、鋼鐵塚は片目を失う重傷を負いながらも、見事に刀を研ぎ上げることに成功します。

こうして蘇った刀は、鋼鐵塚の手によって炭治郎のもとへ届けられます。

その際、刀には無限列車での戦いで命を落とした炎柱・煉獄杏寿郎の鍔が取り付けられていました。

これにより、この一振りは、

  • 始まりの呼吸の剣士・継国縁壱の想い
  • 鬼を滅する意志を込めた初代刀鍛冶の願い
  • 命がけで刀を研いだ鋼鐵塚の執念
  • 未来を託した炎柱・煉獄杏寿郎の遺志

これら全ての想いを乗せた、炭治郎だけの特別な日輪刀となったのです。

炭治郎はこの刀を手に、鬼舞辻無惨との最終決戦に臨み、数多の犠牲の上に夜明けを勝ち取ることになります。

縁壱零式から始まった刀の物語は、最高の形で炭治郎へと継承されたのでした。

鬼滅の刃で炭治郎の刀を作った人を紹介

竈門炭治郎の日輪刀を語る上で欠かせないのが、その刀を生み出した刀鍛冶たちの存在です。

特に、炭治郎の刀を専門に担当したのは、刀鍛冶の里に所属する刀工「鋼鐵塚蛍(はがねづかほたる)」です。

鋼鐵塚は、37歳という年齢にもかかわらず、子供のように短気でわがままな性格をしていますが、刀鍛冶としての腕は超一流です。

自分が打った刀に対する愛情と執着は異常なほど強く、炭治郎が刀を折ったり無くしたりするたびに、包丁を振り回して追いかけるのがお決まりのパターンでした。

しかし、その行動の裏には、命がけで戦う鬼殺隊士に最高の武器を届けたいという、彼なりの強い責任感と職人魂が燃えています。

彼の好物がみたらし団子であることも、ファンにはよく知られた事実です。

ちなみに、鋼鐵塚をはじめとする刀鍛冶たちが常に「ひょっとこ」の面を被っているのには理由があります。

一つは、鬼に顔や身元を知られないようにするため。

そしてもう一つは、火を扱う鍛冶の神への信仰的な意味合いがあるとされています。

「ひょっとこ」の語源が「火男(ひおとこ)」であることからも、彼らがいかに火と深い関わりを持つ仕事であるかが分かります。

鋼鐵塚以外にも、刀鍛冶の里には個性豊かな刀鍛冶たちがいます。

  • 鉄地河原鉄珍(てっちかわはら てっちん):里で最も偉い里長。小柄な老人だが、恋柱・甘露寺蜜璃の特殊な日輪刀を打つなど、その技術は随一。
  • 鉄穴森鋼蔵(かなもり こうぞう):嘴平伊之助や霞柱・時透無一郎の刀を担当。温厚な性格で、伊之助の無茶な要求(刀をギザギザにする)にも応じていました。
  • 小鉄(こてつ):縁壱零式の所有者である10歳の少年。毒舌ですが、絡繰技師としての才能を秘めています。

これらの刀鍛冶たちの存在なくして、鬼殺隊の戦いは成り立ちません。

彼らは、決して表舞台には立たないながらも、鬼殺隊を支えるもう一つの柱と言える重要な存在なのです。

まとめ:鬼滅の刃におけるよりいちの刀の物語

  • 継国縁壱の刀は戦国時代に作られた漆黒の日輪刀である
  • 刀身には階級制度確立以前の証である「滅」の一文字が刻まれている
  • 戦闘時には持ち主の技量に応じて刀身が赤く染まる「赫刀」へと変化する
  • 縁壱零式は縁壱の動きを再現するために作られた6本腕の絡繰人形である
  • 縁壱零式の内部から発見された刀は縁壱のものと強く推察される
  • 刀が隠された理由は、後世の強者へ託すため、または鬼から守るためと考えられる
  • 発見された刀は刀鍛冶・鋼鐵塚蛍の命がけの研磨によって蘇る
  • 蘇った刀は煉獄杏寿郎の鍔を付けられ、炭治郎の最終的な日輪刀となった
  • 炭治郎の刀を主に担当したのは、刀鍛冶の鋼鐵塚蛍である
  • 刀鍛冶たちは、鬼殺隊の戦いを影で支える極めて重要な存在である
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