『転生したらスライムだった件』に登場するエドマリス王。
彼は自身の欲望と国家の利益のために魔国連邦(テンペスト)へ侵攻し、シオンをはじめ多くの犠牲者を出したことで、多くの読者から嫌われる存在となりました。
しかし、その後の彼の運命は意外な展開を迎えます。
この記事では、ファルムス王国の国王であったエドマリス王がどうなったのか、捕虜になった後の壮絶な尋問、表向きの処刑の真相、そして「マリウス」という人物との関係性まで、彼の全てを徹底的に解説します。
物語の重要なネタバレを含みますので、ご注意ください。
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転スラのエドマリス王とは?基本情報と人物像
ファルムス王国を率いた欲深き王
エドマリス王は、西方諸国の中でも大国である「ファルムス王国」を治めていた国王です。
決して愚王というわけではなく、国の利益を最優先に考える統治者としての側面も持っていました。
しかし、その本質は欲深く、自国の経済的利益が脅かされることを極端に恐れる人物です。
テンペストが台頭し、新たな交易ルートを確立したことで自国の利益が減少することを懸念し、短絡的な軍事侵攻という最悪の選択をしてしまいました。
読者から嫌われる理由は?テンペスト侵攻の首謀者
エドマリス王が読者から特に嫌われている最大の理由は、彼がテンペスト侵攻の首謀者であり、その結果としてシオンをはじめとする多くの住民が命を落とす悲劇を引き起こした点にあります。
物語の序盤で仲間として愛されていたキャラクターを死に追いやった張本人であるため、その責任は非常に重いと言えるでしょう。
彼の決断がなければ、リムルが魔王へ進化することも、その後の大きな争乱も起きなかったかもしれません。
テンペスト侵攻と敗北の経緯
なぜテンペストへ侵攻したのか?その動機と裏側の陰謀
エドマリス王がテンペストへ侵攻した直接的な動機は、自国の経済的利益の保護でした。
ジュラの森大同盟が設立され、安全で高速な交易路ができたことで、これまでファルムス王国が独占していた貿易の利益がテンペストへと流れてしまったのです。
この状況に危機感を覚えたエドマリス王は、魔物を排除するという大義名分を掲げて軍を動かしました。
また、その裏では魔王クレイマンやユウキ・カグラザカの策略も絡んでおり、彼らが送り込んだ商人に唆された側面もあります。
リムルの逆襲とファルムス軍の壊滅
テンペストに侵攻したファルムス王国軍と西方聖教会の騎士団でしたが、リムルの怒りを買い、壮絶な反撃を受けることになります。
シオンの死をきっかけに魔王への進化を決意したリムルは、新スキル「神之怒(メギド)」を発動。
その圧倒的な力によって、ファルムス軍の兵士約2万人はなすすべもなく殲滅されてしまいました。
この戦いにおいて、生き残ったのはエドマリス王、宮廷魔術師長のラーゼン、大司教レイヒムのわずか3名のみでした。
エドマリス王はどうなった?捕虜から処刑までの流れ
シオンによる壮絶な尋問の内容とは?
生き残り捕虜となったエドマリス王たちは、リムルが魔王に進化したことで蘇生したシオンによる「尋問」を受けることになります。
しかし、それは尋問という名の凄惨な拷問でした。
シオンはユニークスキル「料理人(サバクモノ)」を使い、望む結果を対象に上書きする能力でエドマリス王たちを精神的に追い詰めます。
痛みを取り除いた状態で「人間の活け造り」の練習台にされ、エドマリス王に至っては自身の手足を食べさせられたとされており、死ぬ以上の恐怖を味わいました。
この経験が、彼の心を完全に折り、後のディアブロへの絶対服従へと繋がっていきます。
表向きの「処刑」の真相と死体なき結末
シオンによる尋問の後、ディアブロの支配下に置かれたエドマリス王はファルムス王国へと帰国します。
その後、王国内の権力争いを経てファルムス王国は滅亡し、エドマリス王は退位と同時にギロチンによる処刑が執行されました。
しかし、これはファルメナス王国建国を円滑に進めるための、リムルとディアブロが描いた筋書きによる一芝居だったのです。
処刑の瞬間、彼の首と胴体は空へと飛び去り、血痕だけを残して死体は消え失せました。
これは集団幻覚などではなく、リムル側の何らかのスキルによって彼の身柄が確保されたことを示唆しています。
つまり、エドマリス王は公には死亡したことになっていますが、実際には生きていました。
エドマリス王のその後|マリウスとしての新たな役割
政治顧問マリウスの正体はエドマリス王?その根拠を解説
エドマリス王の正体は、英雄ヨウムが新たに建国した「ファルメナス王国」の政治顧問「マリウス」です。
処刑されたはずのエドマリス王にそっくりな人物が、ヨウムの側近として国政を支えているという事実に多くの貴族が疑問を抱きましたが、王は処刑されたという公式発表があったため、誰も口には出しませんでした。
政治経験の乏しいヨウムがスムーズに国家運営を行えたのは、長年大国を治めてきたエドマリス王(マリウス)の豊富な知識と経験があったからに他なりません。
なぜリムルはエドマリス王を生かしたのか?
リムルがエドマリス王を生かした理由は、彼の政治手腕と王国の内情に関する深い知識を、新国家ファルメナス王国の安定のために利用するためでした。
元々小悪党に過ぎなかったヨウムには、国を治めるための政治的なノウハウがありません。
その弱点を補う人材として、改心し、かつディアブロによって完全に支配されたエドマリス王は最適な存在だったのです。
敵対した者さえも、利用価値があれば殺さずに活用するリムルの合理的な統治術が表れた一例と言えるでしょう。
ディアブロの支配下にあり裏切る心配はない?
マリウスとして生きるエドマリス王に裏切りの心配は一切ありません。
彼はディアブロのユニークスキル「誘惑者(オトスモノ)」によって、精神を完全に支配されています。
このスキルは、対象がディアブロに対して反意を抱いた瞬間にそれを察知し、命を奪うことさえ可能です。
鬼舞辻無惨の「呪い」に近い絶対的な支配下に置かれているため、彼はファルメナス王国とリムルのために尽くすことしかできません。
エドマリス王の家族構成と関係者
息子エドガーのその後は?
エドマリス王の息子であるエドガーは、父王が退位・処刑された後も生き残り、新国王となったヨウムの従者(参謀)として仕えることになります。
まだ少年でありながら、父から受け継いだ才覚でヨウムを支え、ファルメナス王国の発展に貢献していくことになります。
父とは異なる形で、国の未来を担う重要な役割を担っています。
王位を狙った弟エドワルドとは?
エドワルドはエドマリス王の弟であり、兄に代わって王位に就く野心を抱いていました。
エドマリス王が退位した後、一度は新国王となりますが、賠償問題の責任を全て兄に押し付けようとするなど、その器は兄に劣ります。
最終的にはディアブロとヨウムたちの策略によって失脚し、ヨウムに王位を譲ることになりました。
彼の存在が、結果的にヨウムへの平和的な王位継承を助ける形となったのです。
アニメ版エドマリス王の声優は誰?
担当声優「家中宏」さんのプロフィールと主な出演作
アニメ版『転生したらスライムだった件』でエドマリス王の声を担当しているのは、ベテラン声優の家中宏(やなか ひろし)さんです。
家中宏さんは、その深みのある声で、エドマリス王の欲深くもどこか威厳のあるキャラクター性を見事に表現されています。
代表作には、『犬夜叉』の奈落役、『NARUTO -ナルト-』の奈良シカク役、『CSI:科学捜査班』のニック・ストークス役(吹き替え)など、数多くの人気作品があります。
まとめ:エドマリス王の評価と物語での役割
エドマリス王は、当初は私利私欲のために行動する典型的な悪役として描かれましたが、敗北と壮絶な経験を経て改心し、新国家の礎を支える重要人物へと生まれ変わりました。彼の物語は、『転スラ』の世界におけるリムルの寛容さと合理的な統治術、そして「罪を憎んで人を憎まず」というテーマを象徴しているのかもしれません。
- エドマリス王はファルムス王国の国王であった
- 自国の経済的利益のためテンペストへ侵攻した
- リムルの逆襲に遭い軍は壊滅、自身は捕虜となった
- 蘇生したシオンから壮絶な尋問(拷問)を受けた
- ファルムス王国滅亡後、ギロチンで処刑されたがこれは偽装であった
- 実際には死亡しておらず、リムルによって生かされていた
- その後は「マリウス」と名を変え、新国王ヨウムの政治顧問となった
- ディアブロのスキルによって完全に支配されており、裏切ることはない
- 息子エドガーはヨウムの参謀として活躍している
- アニメ版の声優は家中宏が担当している
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