『FAIRY TAIL』に登場するラーケイド・ドラグニルは、物語終盤のアルバレス帝国編で強敵として立ちはだかるスプリガン12の一員です。
ゼレフの息子を自称し、強力な魔法でフェアリーテイルのメンバーを苦しめましたが、その正体や悲しい親との関係、衝撃的な最期は多くの読者に強烈な印象を残しました。
この記事では、ラーケイドの基本情報から、彼の正体、使用する魔法の能力と弱点、そして悲劇的な死亡シーン、アニメでの登場話数までを網羅的に解説します。
ラーケイドとオーガストの関係や、なぜ彼の魔法がラクサスに効かなかったのかといった疑問にもお答えします。
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『FAIRY TAIL』のラーケイド・ドラグニルとは?基本情報と声優を解説
スプリガン12の一員としての立ち位置と強さ
ラーケイド・ドラグニルは、アルバレス帝国皇帝スプリガン(ゼレフ)が率いる皇帝の盾「スプリガン12」の一員です。
その実力は非常に高く、ゼレフ自ら「アクノロギアを倒す可能性さえ持っている秘密兵器」と評するほどでした。
同じスプリガン12の中でもオーガストやアイリーン・ベルセリオンと並ぶ別格の存在とされ、その強大な魔力は味方からも一目置かれる一方で、召集にほとんど応じないため協調性には欠ける人物として描かれています。
ゼレフに似た外見と特徴的な十字架模様
ラーケイドは、金髪で穏やかな微笑みを浮かべた青年で、その風貌は若き日のゼレフとよく似ています。
常に合掌している姿が印象的で、額には白い十字架の模様があり、背中にも巨大な十字架のようなものを背負っているのが特徴です。
服装は左腕をはだけており、国の紋章と数珠が見えます。
この神聖な見た目とは裏腹に、彼の使用する魔法は人間の根源的な欲求に訴えかけるものでした。
アニメ版の声優は小野賢章さん
アニメ『FAIRY TAIL』ファイナルシリーズでラーケイドの声を担当したのは、声優の小野賢章さんです。
また、幼少期のラーケイドは長谷川育美さんが演じられました。
余談ですが、ラーケイド役の小野賢章さんは、作中でゼーラの声を担当した花澤香菜さんとご夫婦であり、ファンにとっては興味深いキャスティングとなっています。
ラーケイドの正体はゼレフの息子ではない?悲しき出生の秘密とオーガストとの関係
【ネタバレ】ラーケイドの本当の正体は「ゼレフ書の悪魔」
ラーケイドは自らを「ゼレフの息子」と名乗っていましたが、その実際の正体はゼレフが創り出した「ゼレフ書の悪魔(エーテリアス)」の一体です。
彼は、ゼレフが兄であるナツを蘇らせるための実験体の一つとして生み出された存在でした。
数多くの失敗作の中で最も出来が良かったため、ラーケイドはゼレフに認知されることになりますが、彼自身はこの事実を最期まで知りませんでした。
なぜ「ドラグニル」の名を持つのか?ナツとの意外な関係
ラーケイドが「ドラグニル」の姓を持つ理由は、彼が最も成功したエーテリアスであったことから、ゼレフが気まぐれにナツや自身と同じ「ドラグニル」の名を与えたためです。
つまり、ラーケイドとナツは直接的な兄弟ではありませんが、二人ともゼレフによって創られた存在という点で深い関係性を持っています。
しかし、ラーケイド自身はゼレフの息子であると信じ込み、父の愛を渇望していました。
ゼレフの真の息子「オーガスト」との確執と悲しい結末
ゼレフの本当の息子は、スプリガン12の総長である「魔導王」オーガストでした。
オーガストはゼレフとメイビスの間に生まれた実の子でしたが、父であるゼレフにその存在を知られることなく、部下として仕えていました。
オーガストがラーケイドに対して冷たい態度を取っていたのは、協調性のなさだけでなく、実の息子である自分を差し置いて「ゼレフの息子」を名乗るラーケイドへの個人的な嫉妬が原因だったと考えられます。
二人は共に親の愛を知らずに育った、悲しい境遇の持ち主だったのです。
ラーケイドが使う3つの欲求魔法と弱点を解説
人間の三大欲求を操る特殊な魔法とは?
ラーケイドが使用する魔法は、人間の根源的な欲求である「性欲」「食欲」「睡眠欲」を強制的に与えるという非常に特殊で強力なものです。
この魔法は精神に直接作用するため、物理的な防御が難しく、多くの魔導士を戦闘不能に陥れました。
カグラからは「下品な魔法」と評されています。
快楽を与える「性欲」の魔法|効く人と効かない人の違いは?
「性欲」の魔法は、強烈な後光を放ち、相手に凄まじい快楽を与えて魂を昇天させる効果があります。
この魔法の最大の特徴は、「快楽を知る者」にしか効果がないという点です。
そのため、経験の有無によって効果が明確に分かれました。
作中で効果があった者となかった者を以下にまとめます。
効果あり | 効果なし |
---|---|
ソラノ・アグリア | ラクサス・ドレアー |
ローグ・チェーニ | ミネルバ・オーランド |
ギルダーツ・クライヴ | メイビス・ヴァーミリオン |
アイリーン・ベルセリオン | エルザ・スカーレット |
ゼレフ | ウェンディ・マーベル |
ユキノ・アグリア | カナ・アルベローナ |
なぜラクサスやミネルバには快楽魔法が効かなかったのか
ラクサスやミネルバ、そしてローグなどに快楽の魔法が効かなかった理由は、作中の描写から彼らが「快楽の味を知らない者」、つまり性的な経験がなかったからだと推測されます。
アイリーンがこの魔法が効かない者たちを「ガキ」と表現したことからも、この説が有力です。
ラーケイドの魔法は、純粋さや未経験が弱点となるという皮肉な性質を持っていました。
空腹感を与える「食欲」と永眠へ誘う「睡眠欲(R・I・P)」の効果
「食欲」の魔法は「悪食の魂」と呼ばれ、特殊な札を用いて周囲の者たちに、人が食べ物に見えるほどの強烈な空腹感を与えます。
もう一つの「睡眠欲」の魔法は「R・I・P(レスト・イン・ピース)」と名付けられており、傷口をえぐっても抗えないほどの強烈な眠気を与えます。
これは単なる睡眠ではなく、一度目を閉じれば二度と目覚めることのない「永遠なる死の眠り」へ誘う、非常に危険な魔法です。
ラーケイドの最期は?悲惨な死亡シーンをネタバレ解説
誰に負けた?白影竜スティングとの激闘の結末
ラーケイドは、フェアリーテイルギルドでの攻防戦において、セイバートゥースのスティング・ユークリフと激突し、最終的に敗北しました。
当初は欲求魔法と高い身体能力でスティングを圧倒しましたが、ローグの影を食べ「白影竜」となったスティングに追い詰められます。
切り札の「R・I・P」でスティングを眠らせようとしますが、ローグとカグラの協力によって眠りから解放されたスティングの必殺技「白影竜の絁」を受け、敗れ去りました。
ラーケイドはなぜ死亡した?最期は創造主ゼレフの手で消滅
スティングに敗れたラーケイドですが、まだ生きていました。
満身創痍の状態で這いずりながら、父と慕うゼレフとナツが決戦を繰り広げるギルドにたどり着きます。
そこでナツを眠らせてゼレフを助けようとしますが、これがゼレフの逆鱗に触れてしまいます。
ナツとの勝負を邪魔されたことに激怒したゼレフは、容赦なくラーケイドに致命傷を与え、彼を消滅させました。
存在を全否定された悲しすぎる最期の言葉
致命傷を負わされたラーケイドに対し、ゼレフは「お前に息子などいない」と告げ、彼の出生の秘密を明かしました。
自分が信じてきたものが全て嘘であり、父と慕う創造主本人から存在そのものを全否定されたラーケイドは、それでもなおゼレフを「父さん」と呼びながら縋ろうとします。
しかし、その願いも虚しく、ゼレフの手によって無慈悲に消滅させられてしまいました。
彼の最期は、作中でも屈指の悲劇的なシーンとして描かれています。
アニメでラーケイドが活躍するのは何話?登場回まとめ
ラーケイドが本格的に登場するのはファイナルシリーズ
ラーケイドがアニメで本格的に登場し、戦闘を繰り広げるのは物語の最終章である「ファイナルシリーズ」です。
アルバレス帝国編でスプリガン12の一員として登場し、その異質で強力な魔法を披露します。
最大の見せ場!スティングとの戦闘は何話で見れる?
ラーケイドの最大の見せ場であるスティングとの戦闘は、アニメ第312話「白影竜のスティング」で描かれています。
このエピソードでは、白影竜の力を手にしたスティングがラーケイドを圧倒するも、ラーケイドが切り札の魔法「R・I・P(レストインピース)」を放ち、スティングが絶体絶命のピンチに陥るという手に汗握る展開が楽しめます。
ラーケイドが死亡するアニメの話数と結末
ラーケイドが死亡する悲劇的なシーンは、スティングに敗れた後のエピソードで描かれます。
具体的な話数としては、第312話以降のゼレフとナツの戦いが激化する中で、その結末が描かれることになります。
アニメのあらすじでも「父と慕うゼレフに存在を否定されたラーケイドは、悲しみに顔を歪める」と紹介されており、原作と同様に創造主であるゼレフの手によって消滅させられるという悲しい最期を迎えます。
まとめ:フェアリーテイル ラーケイドの悲劇と強さを徹底解説
- ラーケイド・ドラグニルはスプリガン12の一員でゼレフの秘密兵器
- 正体はゼレフの息子ではなく、ゼレフ書の悪魔エーテリアスである
- 「ドラグニル」の名はゼレフが気まぐれに与えたもの
- ゼレフの実の息子はオーガストであり、ラーケイドに嫉妬していた可能性がある
- 性欲・食欲・睡眠欲という人間の三大欲求を操る魔法を使う
- 快楽魔法は「快楽を知る者」にしか効かず、ラクサスなどには無効だった
- セイバートゥースのスティングとの激闘の末に敗北する
- 最期は父と慕うゼレフの手によって存在を否定され消滅させられた
- アニメでの声優は小野賢章が担当している
- アニメの見せ場はファイナルシリーズ第312話のスティング戦である
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