『地獄楽』メイが大人の姿になる理由は？正体と最終回を解説

『地獄楽』に登場する謎多き少女、メイ。

普段は愛らしい子供の姿をしていますが、時折見せる美しい大人の姿に「なぜ姿が変わるの？」「本当の正体は何？」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

物語の核心に迫るキーパーソンであるメイは、その背景に天仙たちとの深い因縁や、悲しい過去を秘めています。

この記事では、メイが大人の姿になる理由から、その正体、そして多くのファンが気になった「最後は死亡したのか？」という疑問まで、最終回の結末を含めて徹底的に解説します。

『地獄楽』メイが大人の姿になる理由は？普段はなぜ子供？

結論：氣（タオ）の消費によって本来の「大人」の姿に戻る

メイが子供の姿から大人の姿へ変化する直接的な理由は、生命エネルギーである「氣（タオ）」を消費することにあります。

戦闘や治癒などでタオを大きく使うと、その反動で彼女の身体は本来の姿である大人へと成長・変化するのです。

普段はタオの消費を抑えるために少女の姿を維持している

メイが普段、少女の姿でいるのは、常にタオの消費を最小限に抑えるためです。

後述しますが、彼女の身体は他の天仙とは異なり不完全な状態にあり、一度消費したタオを自力で回復させることが困難です。

そのため、エネルギー消費の少ない子供の姿を維持することが、彼女にとって生き延びるための防御策となっています。

大人の姿はスタイル抜群の美人！巌鉄斎も認めたその魅力とは

タオを消費して変化した大人の姿のメイは、少女の頃の面影を残しつつも、非常に美しい女性です。

そのスタイルは抜群で、作中では剣豪・民谷巌鉄斎が彼女の姿を見て、元に戻った際に非常に残念がる描写があるほど、多くの人を魅了する美しさを持っています。

なぜメイはタオを自己回復できないのか？

メイがタオを自己回復できない理由は、彼女が陰と陽の二つの氣を持つ完全な天仙とは異なり、「陰の氣」しか持たない不完全な存在だからです。

他の天仙たちは体内で陰陽の氣を循環させることでエネルギーを自己完結できますが、陰の氣しか持たないメイにはそれができません。

この特異な体質が、彼女を「劣等種」として苦しめる原因の一つとなっています。

メイの正体とは？天仙としての謎多き過去を解説

正体は徐福が創造した最初の天仙であり蓮（リエン）と同格の存在

メイの正体は、不老不死を研究した方士・徐福によって生み出された「最初の天仙」の一人です。

天仙たちを束ねる蓮（リエン）と同時期に誕生した最古参であり、本来は他の天仙たちと同格の高い地位を持つ存在でした。

物語の序盤では島の住人のように見えましたが、その出自は島の根幹に関わる重要なものでした。

なぜ「劣等種」と呼ばれる？陰の氣しか持たない特殊な天仙

前述の通り、メイは天仙でありながら陰の氣しか持たないため、仲間内では「劣等種」として扱われていました。

天仙の修行法の一つである「房中術」は、陰陽の氣を持つ者同士が交わることで互いのタオを高めるものですが、メイはその性質から修行の「相手」として利用されるだけの存在と見なされていたのです。

天仙から逃げ出した理由①：変貌した蓮と非人道的な研究

メイはかつて、同じく最初に生まれた天仙である蓮と家族のように仲良く暮らしていました。

しかし、徐福の死後、蓮は不老不死の研究にのめり込むあまり、多くの命を犠牲にすることも厭わない冷酷な性格へと変貌してしまいます。

大好きだった蓮が変わっていく姿に耐えられなくなったことが、彼女が逃げ出す大きなきっかけとなりました。

天仙から逃げ出した理由②：房中術の相手を強制された辛い過去

蓮の変貌に加え、メイが逃げ出したもう一つの大きな理由が、道士たちの房中術の相手を強制されていたことです。

彼女が持つ極上の陰のタオは、陽の氣を持つ道士たちにとって修行の絶好の対象でした。

拘束され、自由を奪われた状態で修行の道具として扱われた経験は、メイにとって深いトラウマとなっています。

メイは最後どうなった？死亡説と最終回の結末をネタバレ

死亡説の真相：仲間を救うため最終形態「鬼尸解（きしかい）」で力を使い果たす

物語の終盤、蓮（リエン）を追う画眉丸たちの船の進路が瓦礫で塞がれてしまいます。

絶体絶命の状況で、メイは自らの命を懸けて仲間を救うことを決意し、全タオを解放する最終形態「鬼尸解」を発動させました。

この力で瓦礫を一掃し画眉丸たちを送り出した後、力を使い果たしたメイの身体は花びらのように散っていき、この描写から多くの読者が彼女の死亡を確信しました。

最終回で生存が確定！なぜ生き残れたのか？

壮絶な最期を遂げたかに見えたメイですが、『地獄楽』の最終回では、彼女が生存していることが明確に描かれました。

一度は消滅しかけましたが、死には至っていなかったのです。

桂花（グイファ）が持つ特殊な鉢で復活した可能性が高い

作中でメイがどうやって復活したのか、その詳細な経緯は語られていません。

しかし、同じく生き残った天仙の一人である桂花（グイファ）と一緒にいることから、彼が持つ「タオの循環を促す特殊な鉢」の力によって救われた可能性が非常に高いと考えられます。

桂花の助けがなければ、彼女の復活はありえなかったでしょう。

現代での様子：他の天仙たちを復活させようとしている？

最終回のラストシーンは、時代が江戸から現代へと移り変わっています。

そこには、少女の姿に戻ったメイと桂花が穏やかに暮らす様子が描かれていました。

二人の会話から、彼らが菊花（ジュファ）や桃花（タオファ）といった他の天仙たちを、長い時間をかけて復活させようとしていることが示唆されて物語は幕を閉じます。

メイの重要関係者とアニメ版の声優情報

メイと桂花（グイファ）の気になる関係性は？

桂花は、他の天仙とは異なり争いを好まない穏健派で、最終的にメイを助け、現代まで共に過ごす重要なパートナーとなります。

彼の助けがなければメイは生き残れなかったため、メイにとっては命の恩人であり、唯一残された同族の仲間といえるでしょう。

創造主・徐福と元家族の蓮（リエン）との因縁

徐福はメイを生み出した創造主であり、彼女の物語の原点となる人物です。

また、蓮（リエン）はかつて家族同然だった存在ですが、彼の変貌がメイの運命を大きく狂わせました。

この二人との関係が、メイのキャラクターを深く形作っています。

アニメでメイを演じる声優は小原好美さん！主な出演作も紹介

アニメ版『地獄楽』でメイ役を担当するのは、声優の小原好美さんです。

小原さんは、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の藤原千花役や、『スター☆トゥインクルプリキュア』のキュアミルキー役などで知られています。

メイの子供らしい無邪気さと、内に秘めた悲しみを巧みに表現されています。

『地獄楽』のメイについてよくある質問（Q&A）

メイの隠れ家「ほうじょう」はどんな場所？

「ほうじょう」は、天仙たちの住まう「ほうらい」から逃げ出したメイが、木人と共に暮らしていた廃村です。

深い霧に包まれており、村中に生えている木々は、かつてそこに住んでいた人間たちが樹化した姿です。

メイの氣（タオ）の属性は何ですか？

メイの氣（タオ）の属性は「水」です。

メイの元になった花の種類は？

メイは「梅」の花から生み出された天仙です。

まとめ：地獄楽 メイ 大人の姿と正体を徹底解説