フェアリーテイルのゼレフの最後を解説！メイビスとの結末とは

人気漫画『FAIRY TAIL（フェアリーテイル）』における最大の敵であり、物語の鍵を握る重要人物、黒魔導士ゼレフ。

彼の悲しい過去や正体、そして物語の最後がどうなったのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、フェアリーテイルのラスボスであるゼレフが迎えた壮絶な最後について、ナツやメイビスとの関係性の結末、さらには生まれ変わりと噂されるその後まで、物語の核心に迫る情報を徹底的に解説します。

【結論】フェアリーテイルのゼレフの最後は？愛によって呪いが解かれ消滅

結局ゼレフは死んだ？ナツではなくメイビスとの口づけが最期

物語の最終盤、ゼレフは最愛の弟であるナツとの戦いに敗れます。

しかし、彼の直接の死因はナツの一撃ではありませんでした。

動けなくなったゼレフのもとに現れたのは、初代フェアリーテイルマスターであり、彼が愛した女性メイビス・ヴァーミリオンです。

メイビスは、ゼレフを心の底から愛することで、彼と同じ「アンクセラムの呪い」を発動させました。

そして、二人の最後の口づけによって、互いの存在を消し去る形で、ゼレフは400年にわたる苦しみから解放され、メイビスと共に光となって消滅しました。

不老不死のゼレフはなぜ死ねたのか？「矛盾の呪い」の真相

ゼレフは「アンクセラムの呪い」によって不老不死の体を持っていました。

この呪いは「命を尊く思うほど、周囲の命を奪ってしまう」という矛盾した性質を持っています。

ゼレフ自身が誰かを愛すると、その相手の命を奪ってしまいますが、彼が誰かに心の底から愛されることで、呪いが解ける可能性がありました。

メイビスもまた、未完成の魔法を使用した代償で同じ呪いにかかっていました。

最終的に、メイビスがゼレフへの憎しみと愛という矛盾した感情を乗り越え、純粋な愛を向けたことで、二人の呪いが共鳴し、不老不死の呪いを打ち破って共に消滅するという結末を迎えたのです。

ナツとの最後の戦いの結果はどうなった？

ゼレフとナツの兄弟対決は、物語のクライマックスの一つです。

ゼレフは妖精の心臓（フェアリーハート）の力を手に入れ、白魔導士となって強大な力を得ますが、ナツもまた仲間たちの想いの力を受けてパワーアップします。

激闘の末、ナツが放った渾身の一撃がゼレフを打ち破り、戦いはナツの勝利で幕を閉じました。

ただし、この一撃でゼレフは命を落としたわけではなく、あくまで戦闘不能になった形です。

最終的なとどめは、前述の通りメイビスの愛によるものでした。

ゼレフの最後はアニメ・漫画の何話で見られる？

アニメ・ファイナルシリーズでの該当話数を解説

ゼレフが最期を迎える重要なシーンは、アニメのファイナルシリーズで描かれています。

具体的には、第327話「繋がる想い」と第328話「かけがえのない仲間たち」にあたります。

ナツとの決着からメイビスとの最期までが、この2話にわたって丁寧に描かれており、物語の感動的なフィナーレを飾る重要なエピソードです。

原作漫画で読める巻と話数

原作漫画では、ゼレフの最後は物語の最終盤で描かれています。

ナツとの決着が描かれるのは、第536話「荒ぶる竜の炎」です。

そして、メイビスとの愛によって消滅する最期の場面は、第537話「生命の力」で読むことができます。

これらのエピソードは、単行本の62巻に収録されています。

ゼレフの壮絶な最後につながる物語の重要人物たち

【ナツ】弟であり最強の悪魔ENDとの関係の結末

ゼレフの正体は、400年前に死んだナツを蘇らせた実の兄でした。

ナツは、ゼレフ書の最強最悪の悪魔「END（エーテリアス・ナツ・ドラグニル）」として蘇生された存在です。

ゼレフは当初、自分を殺してくれる存在としてナツを蘇らせましたが、長い時を経て、その目的は世界の歴史をやり直すことに変わっていきました。

最後の戦いでは、兄弟として、そして敵として互いの全てをぶつけ合います。

戦いの後、ゼレフはナツとの和解を望みながら消滅し、二人の長きにわたる因縁は悲しい形で終止符が打たれました。

【メイビス】愛と憎しみの果てに選んだ究極の選択

フェアリーテイル初代マスターであるメイビスは、かつてゼレフに魔法を教わり、恋に落ちた相手でした。

しかし、彼と同じ呪いにかかったことで、二人の関係は悲劇的なものとなります。

最終決戦において、メイビスはゼレフが仲間たちを傷つけたことへの憎しみと、彼の孤独を唯一理解できる者としての愛の間で深く苦悩します。

最終的に彼女は、ゼレフを呪いから解放するために「彼を心の底から愛し、共に消える」という究極の選択をしました。

これは、ゼレフにとって唯一の救いとなりました。

【オーガスト】愛されることを知らなかった息子の悲しい最期

スプリガン12の最強の魔導士であるオーガストは、実はゼレフとメイビスの間に生まれた実の息子でした。

しかし、メイビスは出産の事実を知らず、ゼレフもまた息子の存在に気づくことはありませんでした。

オーガストは両親に愛されることなく孤独に生き、父であるゼレフに忠誠を誓うことで側にい続けました。

彼は最期の瞬間まで自分が息子であると名乗ることはなく、「一度でいいから母の手に抱かれたかった」という悲しい想いを抱きながら消滅します。

彼の存在が、ゼレフとメイビスの物語の悲劇性をより一層際立たせています。

ゼレフの正体とは？悲惨な過去から最後の目的までを解説

ゼレフの正体はナツの兄「ゼレフ・ドラグニル」

魔法界史上最凶の黒魔導士として恐れられていたゼレフですが、その正体は主人公ナツ・ドラグニルの実の兄、「ゼレフ・ドラグニル」です。

400年以上前、ドラゴンに襲われ家族と死別したゼレフは、天才的な魔導士であったがゆえに、禁忌とされる死者の蘇生に手を染めてしまいました。

全ての始まり「アンクセラムの黒魔術」とは？能力と呪いの詳細

弟のナツを蘇らせる研究に没頭したゼレフは、生命の理を冒したことで神アンクセラムの怒りを買い、「アンクセラムの黒魔術」という呪いをかけられます。

この呪いの能力は、不老不死になると同時に、命の尊さを実感すればするほど、意図せず周囲の生命を奪ってしまう「死の捕食」という力でした。

この矛盾した呪いにより、ゼレフは永遠の孤独と苦しみを背負うことになったのです。

ゼレフがアルバレス帝国を築き、戦争を起こした本当の目的

ゼレフは西の大陸アラキタシアでアルバレス帝国を建国し、皇帝スプリガンとして君臨していました。

彼がイシュガルに戦争を仕掛けた本当の目的は、フェアリーテイルが持つ無限の魔力「妖精の心臓（フェアリーハート）」を手に入れることでした。

そして、その強大な力を使い、時を遡って自身が呪いを受ける前の時代に戻り、メイビスと出会うこともなく、ナツが死ぬこともない新しい世界を創り直す「ネオ・エクリプス計画」を実行しようとしていたのです。

ゼレフとメイビスは生まれ変わった？最終回のその後

「アリオス」と「ミオ」とは？記憶を失った二人の正体

物語の最終回、ルーシィが文学賞を受賞したパーティーの場面で、ゼレフとメイビスにそっくりな二人の男女が登場します。

男性は「アリオス」、女性は「ミオ」と名乗っており、お互いに面識はないようですが、運命的な出会いを果たします。

彼らはゼレフとメイビスとしての記憶を持っておらず、別人として新しい人生を歩んでいるように描かれました。

生まれ変わりは読者の解釈？公式での言及まとめ

作中でアリオスとミオがゼレフとメイビスの生まれ変わりであると明確に断言されているわけではありません。

しかし、その容姿や出会いのシチュエーションから、多くの読者は「呪いから解放された二人が、記憶のない別人として生まれ変わり、幸せな人生を歩み始めた」と解釈しています。

作者からの直接的な言及はありませんが、400年の悲劇を乗り越えた二人への、ささやかな救いとして描かれた感動的なシーンと言えるでしょう。

フェアリーテイルのゼレフの最後に関するQ&A

白魔道士と黒魔道士の違いはなんですか？

ゼレフはもともと「黒魔導士」として知られていましたが、最終決戦でメイビスから「妖精の心臓」の力を奪ったことで、全身が白く輝く「白魔導士」へと姿を変えました。

黒魔導士は死を司る存在である一方、白魔道士は時を支配するほどの力を持ち、世界の理を書き換えることも可能とされています。

これはゼレフが時間遡行を目的としていたため、そのための力を得た姿だと考えられます。

ゼレフの初登場は何話ですか？

ゼレフが初めて物語に姿を現すのは、天狼島編です。

原作漫画では第200話、アニメでは第96話「命を消す者」で登場しました。

当初は正体不明の謎の青年として描かれ、その正体が黒魔導士ゼレフであると明かされたときは、多くの読者に衝撃を与えました。

ゼレフの声を担当した声優は誰ですか？

アニメでゼレフの声を担当したのは、人気声優の石田彰さんです。

穏やかで物静かな雰囲気と、時折見せる冷酷さ、そして内に秘めた深い悲しみや苦悩を見事に演じきり、ゼレフというキャラクターの魅力を最大限に引き出しました。

まとめ：フェアリーテイル ゼレフの最後を徹底解説

• ゼレフの最後はナツに敗れた後、メイビスとの愛によって共に消滅した
• 不老不死の呪いは、メイビスからの純粋な愛によって解かれた
• ゼレフの最後はアニメ第327話・第328話、漫画62巻で描かれる
• ゼレフの正体はナツの実の兄「ゼレフ・ドラグニル」であった
• 「アンクセラムの呪い」により不老不死と死の捕食の力を持っていた
• 戦争の目的は、過去に戻り世界をやり直す「ネオ・エクリプス計画」のためであった
• ゼレフとメイビスには息子オーガストがいたが、互いに気づかず悲劇に終わる
• 最終回では、ゼレフとメイビスの生まれ変わりと思われる人物が登場する
• 生まれ変わりの名は「アリオス」と「ミオ」で、記憶はない
• ゼレフの担当声優は、石田彰である