『ONE PIECE』の物語の中で、しばしばその名が語られる「ロッキーポート事件」。
麦わらの一味が修行をしていた空白の2年間に起きたとされるこの一大事件について、「名前は聞いたことがあるけれど、具体的にどんな事件だったの?」「コビーが英雄になった理由や、ロー、黒ひげとの関係が知りたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、断片的に語られてきた情報を整理し、ロッキーポート事件の真相、詳しい経緯、そして関わった主要人物たちの動向を徹底的に解説します。
事件の全貌を理解することで、新世界の勢力図が大きく動いた背景が見えてくるはずです。
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ワンピースの「ロッキーポート事件」とは?概要をわかりやすく解説
事件はいつ、どこで起きたのか?
ロッキーポート事件は、物語の時間軸において、麦わらの一味が世界各地で修行をしていた2年間の間に発生しました。
事件の舞台となったのは、新世界に位置する海賊たちの楽園「海賊島ハチノス」にある港町、ロッキーポートです。
事件の首謀者は誰?事件を一言でまとめると?
この事件の首謀者とされているのは、「死の外科医」の異名を持つトラファルガー・ローです。
ロッキーポート事件とは、一言でまとめると「ローが起こしたトラブルをきっかけに、海軍のコビー、そして海賊の黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)という、本来なら敵対する三者が一時的に共闘し、当時のハチノスの支配者であった王直を打ち破った一大騒動」と言えます。
なぜ「ロッキーポート事件」という名前がついたのか?
事件の名称は、舞台となった海賊島ハチノスの港「ロッキーポート」に由来します。
さらに、作者の尾田栄一郎先生が明かした情報によれば、ローが間違えてジャックしてしまった巨大客船の名前が「ロッキーポート号」であったことも、この名前が定着した一因とされています。
【真相】ロッキーポート事件の詳しい経緯と流れを徹底解剖
事件の発端はトラファルガー・ローの大きな勘違いだった
事件の発端は、トラファルガー・ローが「歴史の本文(ポーネグリフ)」を求めて海賊島ハチノスへ侵入を試みたことでした。
彼は島と取引のある密輸船に乗り込む計画でしたが、目印にしていた船旗が全く同じデザインだったため、誤ってある国の国王と要人が乗る巨大客船「ロッキーポート号」をジャックしてしまいます。
この取り返しのつかない勘違いにより、ローは意図せずしてハチノスで大騒動を巻き起こし、島の海賊たちと戦闘状態に陥りました。
なぜロー、コビー、黒ひげは共闘することになったのか?
大混乱のハチノスには、偶然にも二人の重要人物がそれぞれ別の目的で居合わせていました。
一人は、海軍の若き大佐コビー。
おそらくは海軍の極秘部隊「SWORD」の任務として、ハチノスの敵情視察に訪れていたと考えられます。
もう一人は、当時勢力を拡大していた黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)。
彼はハチノスを自らの縄張りとするため、当時のボスである王直を倒す機会をうかがっていました。
それぞれの目的は異なりますが、「目の前のハチノスの海賊たち(王直一派)を制圧する」という点において、三者の利害が一時的に一致。
これにより、海賊(ロー)、海軍(コビー)、そしてもう一方の海賊(黒ひげ)という、あり得ない組み合わせの共闘関係が成立したのです。
三者共闘で起きたことと事件の結末
この奇妙な共闘の結果、事件はそれぞれの思惑が絡み合った結末を迎えます。
ローは騒動の中で100人もの海賊から心臓を抜き取り、コビーは戦闘に巻き込まれた市民たちの保護に尽力しました。
そして黒ひげは、この混乱に乗じて最大の目的であった王直の打倒に成功します。
結果として、ハチノスの海賊たちは鎮圧され、事件は終結しました。
事件の主要な関係者は誰?それぞれの目的と事件後の変化
【首謀者】トラファルガー・ローの真の目的と得たもの
ローの当初の目的は歴史の本文の探索でしたが、事件の結果、彼は「100人の海賊の心臓」という手土産を得ることになりました。
これを海軍本部に差し出すことで、彼は「王下七武海」への加盟を果たします。
七武海の地位は、彼の最終目的であるドンキホーテ・ドフラミンゴ打倒計画を進める上で、必要不可欠な足がかりとなりました。
コビーはなぜ「英雄」と呼ばれるようになったのか?
コビーは、事件の混乱の中で多くの一般市民を海賊たちの脅威から守り抜きました。
自らの危険を顧みないその勇敢な行動が高く評価され、彼は海軍内外で「ロッキーポートの英雄」として称賛されるようになります。
この功績により、彼の名声は一気に高まり、後のクロスギルドによる懸賞金では大佐としては破格の金額がかけられることにも繋がりました。
【漁夫の利】マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)の目的と結果
黒ひげにとって、この事件はまさに好機でした。
彼の目的は、伝説のロックス海賊団にもゆかりのある海賊島ハチノスを支配下に置くことでした。
ローとコビーが騒動を起こし、王直の戦力が分散したことで、彼は最小限のリスクで王直を討ち取ることに成功します。
事件後、黒ひげはハチノスの新たなボス(元締め)となり、四皇へと駆け上がるための重要な拠点を手に入れました。
事件で倒された「王直」とはどんな人物?元ロックス海賊団との関係
王直は、かつてゴール・D・ロジャーと敵対した伝説の海賊団「ロックス海賊団」に所属していたとされる大物海賊です。
白ひげやビッグ・マム、カイドウといった後の四皇たちと肩を並べたほどの人物であり、ロッキーポート事件当時はハチノスを支配するボスとして君臨していました。
黒ひげがローやコビーの助けを借りる形になったことからも、その実力は相当なものだったと推測されます。
ロッキーポート事件は漫画・アニメの何話で登場する?
漫画(単行本)での初登場は何巻・何話?
ロッキーポート事件という名前が初めて作中で言及されたのは、原作漫画の70巻に収録されている第700話「奴のペース」です。
この回で、新たに王下七武海となったローが「ロッキーポート事件の首謀者」として紹介されました。
アニメで言及されたのは何話?
アニメでロッキーポート事件の名前が初めて登場したのは、第629話「激震!新世界動かす大ニュース」です。
原作の第700話に相当する内容で、海軍本部のブランニュー准将が事件について言及するシーンが描かれています。
ロッキーポート事件に関するよくある質問
なぜ本編では描かれないの?作者が「書き忘れた」という噂は本当?
この事件が本編で詳細に描かれない理由について、作者の尾田栄一郎先生は「描くと長くなるので、今後も本編で描かないような気がする」とコメントしています。
決して「書き忘れた」わけではなく、物語のテンポを考慮した上での判断のようです。
そのため、事件の詳細はキャラクターたちの会話や、このような公式の質疑応答で補完されています。
事件のモデルは「ロッキード事件」という説について
「ロッキーポート事件」という名前の響きから、1976年に発覚した世界的な汚職事件「ロッキード事件」がモデルではないかという考察があります。
しかし、事件の内容自体に関連性は見られないため、名前の語感が似ているだけで、直接的なモデルではない可能性が高いと考えられます。
ゴッドバレー事件との類似点と関係性
ロッキーポート事件は、「海軍と海賊が共闘する」「伝説級の海賊(ロックス海賊団の残党)を倒す」「海軍側の人物が英雄と呼ばれる」という点で、ガープとロジャーが手を組んだ「ゴッドバレー事件」と構図がよく似ています。
これは、ガープとコビー、ロジャーとローを対比させるための意図的な演出である可能性が指摘されていますが、作者が本編で描かないと公言しているため、物語の伏線としての直接的な関係性は薄いかもしれません。
今後、映画や小説で詳細が描かれる可能性はある?
本編での描写は見送られていますが、トラファルガー・ローやコビーは非常に人気の高いキャラクターです。
過去にも『ONE PIECE』では、本編で描かれなかった空白期間の物語がTVスペシャルや映画、小説などで描かれた前例があります。
そのため、将来的に何らかのメディアでロッキーポート事件の全貌が映像化、あるいは小説化される可能性は十分に考えられるでしょう。
まとめ:ロッキーポート 事件とは何かを総括
- ロッキーポート事件は麦わらの一味の修行中、海賊島ハチノスで発生した
- 首謀者は「死の外科医」トラファルガー・ローである
- 事件の発端はローが密輸船と客船を間違えてジャックしたこと
- ロー、海軍のコビー、黒ひげの三者が一時的に共闘した
- コビーは市民を守り「英雄」と呼ばれるようになった
- 黒ひげは当時のボス「王直」を倒し、ハチノスの新たな支配者となった
- ローは海賊100人の心臓を奪い、王下七武海に加盟する手土産とした
- 王直はかつての「ロックス海賊団」に所属していた伝説の海賊であった
- 作者曰く「長くなるため」本編で詳細が描かれる予定は今のところない
- 事件の構図はガープが英雄となった「ゴッドバレー事件」と類似している
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