【ワンピース】ラブーンとブルックの再会はいつ？約束と伏線を解説

ワンピースの物語の中でも特に感動的なエピソードとして語り継がれる、麦わらの一味の音楽家ブルックと巨大なクジラのラブーンの物語。

彼らが交わした約束と、いまだ果たされていない再会について、多くのファンが心を動かされています。

この記事では、ブルックとラブーンが再会する可能性や、二人の涙なしでは語れない過去、そしてアニメや漫画でこのエピソードが何話に登場するのかを徹底的に解説します。

また、ファンの間で議論される「後付け説」や壮大な伏線についても深掘りしていきます。

【結論】ワンピースのブルックとラブーンは再会した？

まだ再会していない！現在の状況を分かりやすく解説

結論から言うと、2024年現在、ブルックとラブーンはまだ再会を果たせていません。

ラブーンは「偉大なる航路（グランドライン）」の入口である双子岬で、灯台守のクロッカスと共にブルックたちの帰りを待ち続けています。

一方、ブルックは麦わらの一味の音楽家として、ラブーンとの約束を果たすため、仲間たちと共にグランドラインの航海を続けている最中です。

再会するのはいつ？グランドライン一周後の最終章が最有力

ブルックとラブーンが再会する最も可能性が高いタイミングは、麦わらの一味がグランドラインを一周し、物語が最終章に差し掛かった時だと考えられています。

グランドラインの航路はリヴァース・マウンテンから始まり、世界を一周して再び同じ場所へ戻ってくる構造になっています。

ブルックがラブーンと約束を交わした場所がまさしくその入口である双子岬なので、ルフィたちが冒険を終えた時、感動の再会が待っていると多くのファンが予想しています。

ルフィがラブーンと交わした新たな「再会の約束」とは？

ルフィたちはグランドライン突入直後にラブーンと出会いました。

帰らないルンバー海賊団を待ち続け、レッドラインに頭を打ち付けて自傷行為を繰り返すラブーンに対し、ルフィは決闘を申し込みます。

そして、引き分けという形で決闘を終えた後、ラブーンの頭に麦わらの一味の海賊旗を描き、「おれ達がグランドラインを一周して戻って来たらまたケンカしよう」と新たな約束を交わしました。

このルフィとの約束が、ブルックの帰りを待つラブーンの新たな希望となっています。

ブルックとラブーンの過去｜涙なしでは語れない50年来の約束の物語

二人の出会い：ルンバー海賊団と孤独なクジラ

ブルックとラブーンの物語は、ブルックが麦わらの一味に加入する50年以上前に遡ります。

当時、ブルックは音楽好きな仲間たちで結成された「ルンバー海賊団」の一員でした。

西の海（ウエストブルー）を航海中、群れからはぐれてしまった一頭のアイランドクジラの子供と出会います。それがラブーンでした。

陽気なルンバー海賊団の音楽が大好きになったラブーンは、彼らの後をついてくるようになり、いつしか大切な仲間の一員となっていました。

双子岬での別れと「必ず帰る」という約束

ルンバー海賊団は、まだ見ぬ世界を求めてグランドラインへの挑戦を決意します。

しかし、幼いラブーンを危険な海へ連れて行くことはできないと判断し、双子岬で別れることを選びました。

別れを悲しむラブーンに対し、海賊団は「必ず世界を一周してここへ帰ってくる」と固い約束を交わします。

この約束が、50年にも及ぶ長い物語の始まりでした。

「ビンクスの酒」と共に…ルンバー海賊団の悲劇的な最期

グランドラインの航海は順調かに思えましたが、船長のヨーキーが疫病にかかり離脱。

その後、ブルックが船長代理となって旅を続けますが、「魔の三角地帯（フロリアン・トライアングル）」で他の海賊団との戦闘に巻き込まれます。

敵の武器には毒が塗られており、ルンバー海賊団は為すすべなく全滅の危機に瀕しました。

死を覚悟した彼らは、最期の力を振り絞り、ラブーンが大好きだった歌「ビンクスの酒」を合奏し、その音色をトーンダイアルに録音します。

一人、また一人と倒れていく中、最後まで演奏を続けたブルックもついに力尽きてしまいました。

50年間たった一人で約束を守り続けたブルックの想い

一度死んでしまったブルックですが、超人系悪魔の実「ヨミヨミの実」の能力によって魂となって蘇ります。

しかし、濃い霧のせいで自分の体を見つけるのに1年もかかってしまい、発見した時には既に白骨化していました。

骸骨の姿となりながらも、ブルックはラブーンとの約束を果たすという一心だけで、50年もの間、たった一人で魔の三角地帯を彷徨い続けたのです。

このブルックの強い想いを知ったルフィが彼を仲間に誘い、再び約束を果たすための旅が始まりました。

ブルックとラブーンのエピソードは何話で見られる？

アニメで登場する話数一覧（初登場回・過去編）

ブルックとラブーンの感動的なエピソードは、アニメや漫画で確認することができます。

特に重要な話数を以下にまとめました。

エピソードの内容	アニメの話数
ラブーン初登場	第62話〜第63話
ブルック初登場	第337話
ブルックの過去とラブーンとの約束が判明	第378話〜第380話
ブルックが麦わらの一味に加入	第381話

漫画（コミックス）で読めるのは何巻？

漫画でこれらのエピソードを読みたい場合は、以下の巻数を参考にしてください。

ラブーンが登場するのは12巻、そしてブルックの過去とラブーンとの関係が明かされるのは、スリラーバーク編が描かれている46巻から50巻にかけてとなります。

ブルックが仲間になるスリラーバーク編も必見

ブルックとラブーンの物語を深く理解するためには、ブルックが麦わらの一味に加入するきっかけとなった「スリラーバーク編」は必見です。

ラブーンとの約束を果たすことがブルックの最大の目的であり、彼のキャラクターの根幹をなす重要なエピソードとなっています。

ルフィがブルックの辛い過去と強い意志を知り、彼を仲間に迎え入れるシーンは、ワンピースの中でも屈指の名場面です。

壮大な伏線か後付けか？ラブーンとブルックの関係性にまつわる考察

300話以上越しの伏線回収！ファンの間で「鳥肌モノ」と話題に

ラブーンが初登場したのがアニメ第62話、そしてそのラブーンが待っていた海賊がブルックであると判明したのが第378話です。

実に300話以上の時を経て明かされたこの事実は、ワンピースの中でも特に見事な伏線回収としてファンの間で「鳥肌モノだ」と大きな話題になりました。

物語の初期に登場したキャラクターの背景が、遠く離れたエピソードで繋がるという壮大な構成は、作者・尾田栄一郎先生の手腕が光る部分です。

なぜ「後付け」と言われる？クロッカスの発言を検証

一方で、一部の読者の間では「後付け設定ではないか」という声もあります。

その根拠とされているのが、ラブーン初登場時にクロッカスが言った「（ルンバー海賊団は）グランドラインから逃げ出したと…確かな筋から聞いた」というセリフです。

この発言と、後に明かされた「海賊団は全滅した」という事実が食い違うため、後から設定が作られたのではないかと考えられています。

ただし、この「確かな筋からの情報」が単なる誤報であったと解釈することも可能であり、真相は定かではありません。

ブルックの仲間入りは初期構想からあった？

作者の尾田栄一郎先生は、麦わらの一味の仲間として「骸骨の音楽家」を登場させるという構想をかなり初期の段階から持っていたと語っています。

そのため、ブルックというキャラクターの存在自体は初期構想にあった可能性が高いです。

ラブーンとの関係性までが当初から決まっていたかは不明ですが、物語を豊かにするために、後から二つのエピソードが見事に結びつけられたのかもしれません。

ラブーンにまつわる謎と今後の展開予想

ラブーンを見守る番人「クロッカス」の正体と役割

双子岬でラブーンの世話をしている灯台守の老人クロッカス。

実は彼、かつて海賊王ゴール・D・ロジャーの船で船医を務めていた伝説的な人物です。

ロジャー海賊団としてグランドラインを制覇した彼が、なぜラブーンを見守っているのか、その詳細はまだ謎に包まれています。

彼がラブーンとブルックの再会において重要な役割を果たすことは間違いないでしょう。

扉絵の謎の人物はヨーキー船長？生存の可能性を考察

コミックス64巻（アニメ第631話）の扉絵で、クロッカスとラブーンが謎の人物と酒を酌み交わしているシーンが描かれ、ファンの間で大きな話題となりました。

この人物の正体については、劇場版に登場した「金獅子のシキ」説や、病で海賊団を離脱したルンバー海賊団の元船長「ヨーキー」ではないかという説が噂されています。

ワンピースの世界では死んだと思われたキャラクターが生きていた例も多いため、ヨーキー船長が生き延びてクロッカスの元に辿り着いたという展開も十分に考えられます。

レッドラインに頭を打ち付ける本当の理由とは【回遊説】

ラブーンがレッドラインに頭を打ち付けるのは、約束の相手に会いたいという強い気持ちからだけではない、という考察も存在します。

ラブーンと同じ「アイランドクジラ」の群れが描かれた際、彼らの額にもラブーンと同様の傷跡がありました。

これは、クジラの習性である「回遊」が、世界を分断するレッドラインによって妨げられているためではないかという説です。

生物の生態系をも変えてしまった世界の秘密が、ラブーンの行動に隠されているのかもしれません。

ブルックとの再会が「オールブルー」実現の鍵になる？

もし、レッドラインが破壊され、東西南北4つの海が一つになったとしたら、そこはサンジが夢見る伝説の海「オールブルー」が出現するのではないか、という壮大な考察に繋がります。

ルフィたちの最後の冒険が世界の構造そのものを変えることになれば、ラブーンたちアイランドクジラは自由に海を回遊できるようになります。

そしてその時こそ、ブルックがラブーンと笑顔で再会を果たす瞬間となるのかもしれません。

まとめ：ラブーンとブルックの感動的な約束と再会の行方