『ONE PIECE』の最終章で突如現れ、物語の核心に迫る重要人物フィガーランド・シャムロック。
シャンクスと瓜二つのその姿から、「一体いつから登場していたの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、シャムロックの登場は、伏線として描かれたシーンと、本格的に姿を現したシーンで話数が異なります。
この記事では、シャムロックが漫画・アニメで何話に登場したのか、伏線から最新話までの登場シーンを時系列に沿って詳しく解説していきます。
シャムロックの初登場回は漫画何話?【結論】
シャムロックの登場シーンは、段階的に描かれており、どの時点を「初登場」と捉えるかで話数が変わってきます。
多くの読者が伏線だと確信したシャンクス酷似の人物の登場は、漫画90巻の第907話です。
その後、シルエットでの登場を経て、エルバフ編の第1134話で本格的に姿を現し、第1137話でついにその名前と正体が明かされました。
| 登場の種類 | 漫画の話数 | 巻数 |
|---|---|---|
| 伏線(シャンクス似の人物) | 第907話 | 90巻 |
| シルエット | 第1083話 | 107巻 |
| シルエット(重要人物として) | 第1121話 | 110巻 |
| 本格的な登場 | 第1134話 | 112巻 |
| 名前と正体の判明 | 第1137話 | 112巻 |
このように、シャムロックの存在は長年にわたって巧妙に示唆されてきたことが分かります。
【時系列】シャムロックの登場シーンを徹底解説
ここからは、シャムロックが作中に登場したシーンを、時系列に沿って具体的に振り返っていきます。
長年の伏線がどのように回収されていったのか、その軌跡を辿ってみましょう。
伏線①:五老星と謁見した謎の人物(漫画907話)
シャムロックの存在が初めて強く示唆されたのが、漫画90巻第907話『虚の玉座』でのワンシーンです。
世界会議(レヴェリー)が開催される聖地マリージョアにて、シャンクスによく似た人物が五老星と謁見し、「ある海賊について話が……」と語りかけました。
この登場回では、意図的に左目の傷が見えない角度で描かれていたため、読者の間では「シャンクス本人ではないのでは?」という憶測が飛び交い、「双子説」や「クローン説」が長らく考察されていました。
エルバフ編でシャムロックの正体が明らかになった今、この時に五老星と面会していたのはシャムロックであった可能性が極めて高いと考えられています。
伏線②:神の騎士団のシルエット(漫画1083話・1121話)
次にシャムロックの存在が示唆されたのは、シルエットでの登場です。
まず、第1083話で革命軍のドラゴンが「神の騎士団」の存在に言及した際、9人の騎士団メンバーのシルエットが描かれました。
その中央には、シャンクスと似た剣を持つリーダー格の人物が立っており、これがシャムロックであると推測されています。
さらに、第1121話でベガパンクが世界の運命を語る重要な見開きページでも、今後の物語を左右するキャラクターの一人として、同じシルエットが登場しました。
この時点で正体は不明でしたが、ルフィや黒ひげ、イム様といった主要人物と並んで描かれたことから、物語の最終局面における最重要人物の一人であることが示唆されていました。
本格登場:エルバフでの降臨(漫画1134話・1137話)
謎に包まれていたシャムロックが、ついにその姿をはっきりと現したのがエルバフ編です。
第1134話で、神の騎士団メンバーである軍子と共にエルバフのアウルスト城内に突如出現しました。
そして、物語が大きく動いたのが第1137話『シャムロック登場』です。
この回で、彼の名前が「フィガーランド・シャムロック」であること、そして五老星フィガーランド・ガーリング聖の息子であり、神の騎士団の団長という立場であることが判明しました。
さらに続く第1138話では、シャンクスが生き別れた双子の弟であることも明かされ、長年の伏線が見事に回収されることとなります。
シャムロックはアニメで何話に登場する?
シャムロックの登場回について、アニメ派の視聴者も気になるところでしょう。
伏線となったシャンクス似の人物が五老星と謁見するシーン(漫画907話)は、アニメでは第887話「一触即発 ルフィ狙う二人の四皇」で描かれています。
この時点では、声優もシャンクスと同じ池田秀一さんが担当されていました。
しかし、神の騎士団のシルエットが登場する1083話以降や、エルバフ編での本格的な登場シーンは、2025年現在まだアニメ化されていません。
今後のアニメの展開で、シャムロックにどのような声がつき、どのように描かれるのか、多くのファンが期待を寄せています。
まとめ
今回は、『ONE PIECE』の重要キャラクター、フィガーランド・シャムロックの初登場回について、漫画とアニメの話数を時系列で解説しました。
- 伏線としての初登場は漫画第907話(アニメ第887話)
- 本格的な登場は漫画第1134話
- 名前と正体の判明は漫画第1137話
このように、シャムロックの存在は周到に準備された伏線を経て、満を持して物語の表舞台に登場しました。
シャンクスの双子の兄という衝撃的な正体が明かされた今、彼が今後のストーリーにどう関わっていくのか、その一挙手一投足から目が離せません。


