エッグヘッド編の結末はどうなった？終わり方と残された謎を徹底考察

ワンピース最終章の幕開けとして描かれた「エッグヘッド編」がついに完結を迎えました。

「未来島」と呼ばれたエッグヘッドの結末はどうなるのか、ルフィたちは無事に脱出できたのか、そしてベガパンクの運命は？

多くの読者が気になっている、この衝撃的なエピソードの最後について、ネタバレを含めて詳細に解説していきます。

バスターコールによる島の消滅の危機、五老星の集結、そして世界を揺るがすベガパンクの放送など、物語の根幹に関わる重要な展開の連続でした。

この記事では、エッグヘッド編の終わり方と、そこで明かされた謎、そして次のエルバフ編へと繋がる伏線を徹底的に考察します。

エッグヘッド編の結末をネタバレ解説！最後はどうなる？

約2年間にわたって連載されたエッグヘッド編は、第1123話から1125話あたりで大きな区切りを迎え、衝撃的な結末と共に幕を閉じました。

結論から言うと、ルフィたち麦わらの一味はエッグヘッドからの脱出に成功し、巨兵海賊団と共に次なる島「エルバフ」へと向かっています。

しかし、その代償は大きく、ハッピーエンドとは言い切れない複雑な終わり方となりました。

ここでは、エッグヘッド編の完結における主要な出来事を整理します。

ベガパンクの死と世界への衝撃配信

エッグヘッド編の最大の衝撃は、世界一の頭脳を持つ科学者Dr.ベガパンク（本体：ステラ）の死亡です。

親友であったはずの海軍大将・黄猿（ボルサリーノ）の手によって、ベガパンクは致命傷を負い、その命を落としました。

しかし、ベガパンクはただ死んだわけではありません。

自身の心肺停止をトリガーとして、全世界に向けた「真実の配信」がスタートしたのです。

その内容は「この世界は海に沈む」という衝撃的な予言と、空白の100年に関する断片的な真実でした。

この放送は世界中に混乱と衝撃を与え、Dの一族や古代兵器に関する情報が拡散されることとなりました。

ベガパンクの死は、ワンピースの世界全体を巻き込む大きなうねりのきっかけとなったのです。

五老星全員の集結と鉄の巨人エメトの活躍

エッグヘッドの結末において、もう一つの大きな山場は世界最高権力「五老星」全員の集結でした。

サターン聖だけでなく、マーズ聖、ウォーキュリー聖、ナス寿郎聖、ピーター聖が魔法陣のような力でエッグヘッドに降臨し、妖怪のような姿でルフィたちを追い詰めました。

ルフィ（ニカ）の力を持ってしても、不死身のような再生能力を持つ彼らを倒し切ることは困難でした。

絶体絶命のピンチを救ったのは、伝説の鉄の巨人「エメト」です。

エメトはかつてジョイボーイによって体内に結ばれていた「最大級の覇王色の覇気」を解放しました。

この凄まじい覇気によって、サターン聖を除く五老星は能力を維持できず、聖地マリージョアへと強制送還されることになったのです。

この隙に、ルフィたちは巨兵海賊団の船に乗り込み、脱出を成功させました。

エッグヘッド編での各キャラクターの終わり方を徹底考察

エッグヘッド編の最後では、主要キャラクターたちの運命も大きく動きました。

それぞれのキャラクターがどのような結末を迎えたのか、詳しく見ていきましょう。

麦わらの一味とボニー・くまの行方

ルフィ率いる麦わらの一味は、バスターコールで炎上するエッグヘッドから脱出しました。

彼らと共に船に乗ったのは、ジュエリー・ボニーとバーソロミュー・くま、そしてベガパンクの分身（サテライト）である「悪（リリス）」です。

ボニーは、ニカのような未来を想像する能力「歪んだ未来（ディストーションフューチャー）」を完全に使いこなし、ルフィとの共闘でサターン聖を吹き飛ばすほどの成長を見せました。

くまは自我を失った状態ですが、娘であるボニーを守り抜き、共に自由の海へと旅立ちました。

一味はドリーとブロギー率いる巨兵海賊団に導かれ、待望の「巨人族の国エルバフ」へと向かっています。

黄猿と海軍のその後！黄猿は裏切ったのか？

海軍大将・黄猿（ボルサリーノ）の動向も注目されました。

彼は「社畜」として任務を遂行し、親友であるベガパンクを手にかけるという辛い役回りを演じました。

戦闘中、黄猿は精神的に追い詰められており、ルフィに殴り飛ばされた後は「傷が深い」と言って起き上がろうとしませんでした。

これは肉体的な傷以上に、心の傷が深かったことを示唆しています。

エッグヘッド編の最後では、親友を殺したことに対するやるせない感情を上司である赤犬にぶつけるシーンも描かれました。

黄猿が海軍を裏切ることはありませんでしたが、その心には大きな亀裂が入ったと言えるでしょう。

五老星サターン聖の衝撃的な最期と新たな五老星

エッグヘッドに残り、作戦の指揮を執っていた科学防衛武神ジェイガルシア・サターン聖には、最も悲惨な結末が待っていました。

ジョイボーイの覇気によって他の五老星が撤退した後も島に残っていたサターン聖ですが、ルフィたちを取り逃がし、さらにジョイボーイの存在を許してしまった失態は許されませんでした。

エピソードの最後、サターン聖は謎の黒い炎に包まれ、イム様と思われる力によって粛清され、白骨化して死亡しました。

そして、サターン聖の後任として、神の騎士団最高司令官であったフィガーランド・ガーリング聖が新たな五老星に任命されるという急展開を迎えました。

CP0ルッチ・カクと裏切り者ヨークの結末

CP0のロブ・ルッチとカク、そしてステューシーの結末も描かれました。

ステューシーはベガパンク側のクローンであることが判明し、CP0を裏切ってルフィたちに協力しました。

ルッチとカクはルフィやゾロに敗北した後も一時的に共闘しましたが、最終的にルッチは任務を優先する姿勢を見せました。

しかし、相棒であるカクや裏切り者であるステューシーに対しては複雑な感情を見せており、カクがステューシーを逃がした可能性も示唆されています。

一方、エッグヘッドの混乱を引き起こした裏切り者であるベガパンク「欲（ヨーク）」は、世界政府側につき生き残りました。

彼女はマザーフレイムの製造などを条件に天竜人となることを目指していましたが、現在は五老星の管理下で研究を続けさせられる「飼い殺し」のような状態になる可能性があります。

エッグヘッド編完結で残された謎と伏線を考察

エッグヘッド編は完結しましたが、物語には多くの謎が残されました。

これらの伏線は、続くエルバフ編や最終章のクライマックスで回収されることでしょう。

世界沈没の真実と古代兵器

ベガパンクが命を懸けて伝えた「世界は海に沈む」というメッセージ。

これは、かつて200メートルも海面が上昇した過去の歴史と、現在も稼働可能な古代兵器の存在を示唆しています。

ルルシア王国を消滅させた兵器「マザーフレイム」がその一つであることは間違いありません。

世界政府が意図的に海面を上昇させようとしているのか、あるいは古代兵器の使用による副作用なのか、その真実はまだ闇の中です。

ジョイボーイの覇気と鉄の巨人エメト

鉄の巨人エメトが放った「ジョイボーイの覇気」は、800年の時を超えてもなお五老星を退けるほどの威力を保っていました。

覇気を物体に「結びつけて保存する」という技術や概念はこれまでになかったものであり、ジョイボーイの能力の底知れなさを示しています。

エメトがルフィをジョイボーイと重ね合わせ、「すまない、王にできなくて」と語った言葉の意味も気になります。

かつてジョイボーイは何に敗れ、何を成し遂げられなかったのでしょうか。

エルバフで待つ「火ノ傷の男」とは？

物語はエルバフ編へと突入しますが、そこにはキッドが探していた「火ノ傷の男」がいる可能性が高いと言われています。

サウロ生存説が濃厚となっており、彼がオハラの文献を守り、エルバフに身を寄せていると考えられます。

また、シャンクスもエルバフに滞在していたことから、ルフィとの再会も近いかもしれません。

まとめ

エッグヘッド編の結末は、ルフィたちの脱出成功という形でしたが、ベガパンクの死やサターン聖の粛清など、失ったものも多い激動の展開でした。

最後には、世界中に衝撃の事実が拡散され、時代のうねりは止まらないものとなりました。

麦わらの一味、ボニー、リリスはエルバフへ向かい、物語はいよいよ「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を巡る争奪戦、そして空白の100年の謎の解明へと進んでいきます。

黄猿の苦悩や新たな五老星ガーリング聖の動きなど、世界情勢も大きく変化しています。

エッグヘッド編で撒かれた多くの伏線が、次のエルバフ編でどのように回収されるのか、今後の展開から目が離せません。