いよいよ明らかになった「ゴッドバレー事件」の結末。
2025年11月25日発売の週刊少年ジャンプ52号に掲載された『ワンピース』1166話「新しい物語」は、これまでの考察を覆す衝撃的な展開の連続でした。
ロックス・D・ジーベックの最期、宝箱から発見されたシャンクス、そして若き日のドラゴンやハラルド王の苦悩。
多くの読者が知りたかった「あの日の真実」がついに描かれました。
本記事では、1166話のネタバレあらすじを詳細に解説するとともに、残された謎や今後の展開について深く考察していきます。
イム様の能力の弱点や、バギーとロックスの血縁関係など、物語の核心に迫る情報を見逃さないでください。
ワンピース1166話ネタバレ!「新しい物語」のあらすじ
1166話の結末は?ロックスの最期とゴッドバレーの消滅
1166話は、激闘の果てにロックス、ロジャー、ガープの三者がダウンしている壮絶な光景から幕を開けます。
最強と謳われた彼らが満身創痍となる中、ゴッドバレー島そのものにも異変が起きていました。
空を裂くような巨大な稲妻とともに、島は崩壊を始めます。
ナレーションでは「舞台の幕が降りるように島は崩れ、深い霧に覆われていく」と語られ、地図から消滅したゴッドバレー事件の真相が闇に葬られた瞬間が描かれました。
レイリーとギャバンによって救出されたロジャーたちは間一髪で脱出しますが、島に残されたロックスには悲劇的な最期が待ち受けていました。
イム様の呪い「悪転支配(ドミ・リバーシ)」は覇気で解けるのか
今回、非常に重要な事実として判明したのは、イム様による「悪転支配(ドミ・リバーシ)」の解除条件です。
ロックスはロジャーとガープによる最大質量の覇王色の覇気を受けたことで、イム様の支配による悪魔化が解けていました。
これまで絶対的な呪いと思われていたイム様の能力ですが、「それを上回る強力な覇王色の覇気をぶつける」ことで無効化できる可能性が示唆されたのです。
これは、現在エルバフで悪魔化の危機にあるドリーやブロギー、さらには今後ルフィたちがイム様と対峙する際の重要な攻略法になるでしょう。
タイトルの「新しい物語」が意味する3つの分岐点とは
今回のサブタイトル「新しい物語」は、ゴッドバレー事件が単なる一つの戦いの終わりではなく、多くのキャラクターにとっての「始まり」であることを示しています。
一つ目は、ロジャー海賊団がシャンクスを拾い、次世代への継承が始まったこと。
二つ目は、ドラゴンが海軍の正義に絶望し、革命への道を歩み始めたこと。
三つ目は、ハラルド王が世界政府への恭順(奴隷化)を選び、エルバフの運命が狂い始めたことです。
この事件を起点に、世界は大きく動き出し、現在のルフィたちの時代へと繋がる複雑な運命の糸が紡がれていったと言えます。
ロックス死亡の真相とガーリング聖の漁夫の利|最期の言葉の意味
ロックスにトドメを刺したのは誰?ガーリング聖の行動を考察
多くの読者がロックスの生存説を信じていましたが、1166話で彼の死は確定的なものとなりました。
呪いが解け、意識を取り戻したものの動けなくなっていたロックスの前に現れたのは、神の騎士団フィガーランド・ガーリング聖たちです。
ガーリング聖は無抵抗なロックスに対し、冷酷に剣を振り下ろしトドメを刺しました。
ロジャーやガープとの死闘で消耗しきったところを狙った、まさに「漁夫の利」とも言える行動です。
この卑劣な行いによって、ガーリング聖は「ゴッドバレーの王者」という称号を得ることになりますが、読者からは失望の声も上がっています。
ロックスがガープとロジャーに「ありがとう」と言った真意
死の間際、ロックスが放った言葉は意外なものでした。
彼は自分の暴走を止めてくれたロジャーとガープに対し、「ありがとう」と感謝の言葉を口にしたのです。
さらに、「お前らが死ぬことはない」と逃げるように促す姿からは、彼が本来持っていた高潔な精神や仲間への想いが感じられます。
イム様の支配によって意図せず怪物化させられていたロックス。
最期に「人間」としての意識を取り戻し、ライバルたちに感謝して逝った姿は、彼が決してただの悪党ではなかったことを物語っています。
ロックスの髪色は「青×白」!ティーチやバギーとの血縁関係は?
ジャンプの表紙で公開されたロックスのカラーイラストは、大きな衝撃を与えました。
彼の髪色はなんと「青と白」だったのです。
この配色は、これまで噂されてきた黒ひげ(ティーチ)との関係だけでなく、新たな可能性として「バギー」との血縁関係を強く示唆しています。
バギーの特徴的な青髪とロックスの髪色が一致することから、二人が親子である可能性が一気に高まりました。
もしバギーがロックスの息子だとすれば、彼が四皇になった運命や、シャンクスとの因縁もより深い意味を持つことになるでしょう。
宝箱からシャンクスが登場!バギーはロックスの息子説が濃厚に?
ロジャー海賊団が宝箱からシャンクスを発見したシーンの全貌
ゴッドバレーから脱出したロジャー海賊団の船上では、歴史的な出会いが描かれました。
戦利品として持ち帰った宝箱の中に、赤ん坊のシャンクスが入っていたのです。
「心配かけたな」と起き上がったロジャーに対し、クルーたちは「そんなことより見てくれ」と宝箱の中身を示します。
このシーンは、シャンクスが天竜人の血筋(フィガーランド家)でありながら、海賊王の船で育てられることになった決定的な瞬間です。
バギーはどこにいた?ロックスの「青髪」から見る親子説の信憑性
シャンクスが宝箱から見つかった一方で、バギーがどのようにロジャー海賊団に乗ったのかは今回描かれませんでした。
しかし、前述した通りロックスの髪色が青であることが判明した今、バギーがロックス側の遺児である可能性は非常に濃厚です。
ゴッドバレーという同じ場所で、天竜人の子(シャンクス)とDの一族の最強海賊の子(バギー)が同時に拾われたのだとすれば、二人の関係性はまさに運命的です。
今後の回想で、バギーが拾われる経緯も補完されることが期待されます。
FILM REDの特典「40億巻」との描写の違いはあるか
今回の描写は、映画『ONE PIECE FILM RED』の特典「40億巻」に掲載されたネームとほぼ一致していました。
ロジャーが宝箱を覗き込み、赤ん坊を見つける構図やセリフの流れは、尾田栄一郎先生の構想通りに清書された形です。
ただし、ネーム段階では帽子をかぶっていたロジャーが本編では帽子なしで描かれているなど、細かなビジュアルの違いは見受けられます。
長年温められてきた重要なシーンがついに本編で確定したことは、物語がいよいよ核心に迫っている証拠と言えるでしょう。
ドラゴンが海軍を辞めた理由は?ガープとセンゴクの対立と友情
ドラゴンが投獄された理由とガープが鍵を渡した親子の絆
ゴッドバレーでの惨劇を目の当たりにしたドラゴンは、海軍の「正義」に絶望しました。
彼は上官に反発し、投獄されてしまいます。
そんなドラゴンの元を訪れたガープは、無言で牢屋の鍵を渡しました。
ドラゴンは「アンタを軽蔑する」と父親に言い放ちますが、ガープはそれを受け入れ、息子を逃がす選択をしたのです。
このシーンは、二人の間に確執が生まれた瞬間であると同時に、互いの信念を認め合う切ない親子の別れでもありました。
センゴクが「上層部のイカれた行動」を見て見ぬふりをする理由
一方、センゴクとガープの会話からは、センゴクの苦悩と覚悟が明らかになりました。
ガープが上層部の隠蔽体質に激怒する中、センゴクは「俺は上層部のイカれた行動に気づいても見て見ぬふりをする」と語ります。
これは保身のためではなく、「上に登り詰めて組織を変える」という強い意志によるものでした。
「崖の下から吠えるだけで何を変えられるんだ」という彼の言葉には、組織の中で正義を貫こうとする現実的なリーダーとしての重みがあります。
ガープ、センゴク、ドラゴンが選んだそれぞれの「正義」の道
このエピソードで、三者三様の「正義」が明確に分岐しました。
組織の外から世界を変えようとする「革命の道」を選んだドラゴン。
組織の頂点に立ち改革を目指す「君臨する正義」を選んだセンゴク。
そして、現場に留まり部下や民衆を守る「わしの正義」を貫くガープ。
誰もが間違っておらず、それぞれの立場で世界を良くしようともがく姿が、ゴッドバレー事件の裏側にあるもう一つのドラマとして描かれています。
ハラルド王が角を折った理由と「ガレイラ」の正体とは?
ハラルドはなぜ自ら角を折り世界政府の奴隷(神の騎士団)になったのか
1166話のラストで最も衝撃的だったのは、エルバフの王ハラルドの行動です。
彼は海軍本部に乗り込み、自らの両角をへし折って見せました。
そして「1000年分の償いをさせてくれ」「罪を償うチャンスが欲しい」「そのためなら私は奴隷にでもなろう」と懇願します。
これは、巨人族が過去に犯した罪を背負い、エルバフの民が人間と共存できる未来を作るための自己犠牲でした。
親友ロックスを見殺しにした後悔と、国を守る責任感から、彼は誇り高き戦士の象徴である角を捨て、世界政府の下僕となる道を選んでしまったのです。
ロックスが語った破壊者集団「ガレイラ」と古代兵器プルトンの関係
回想シーンの中で、ロックスは幼少期のロキに対し「ガレイラ」という存在について語っています。
ロックス曰く、ガレイラとは「世界のどこかに眠るとんでもねえ破壊者たち」であり、船大工の集団を指すようです。
この名称から連想されるのは、ウォーターセブンの「ガレーラカンパニー」です。
そして、かつてプルトンの設計図が船大工に受け継がれていたことを踏まえると、「ガレイラ」とは古代兵器プルトンを建造、あるいは運用していた古代の巨人族エンジニア集団である可能性が高いでしょう。
ロキが食べた「伝説の悪魔の実」はガレイラを動かす鍵なのか
ロックスはさらに重要な情報を残しています。
「そいつら(ガレイラ)を動かすことができるのはお前の親父(ハラルド)だ」
ハラルドには、眠っているガレイラを目覚めさせ、操る力があったと推測されます。
そして現在、ハラルドの血を引くロキが「伝説の悪魔の実」を食べたとされています。
もしこの実が、ハラルドが持っていた権能や資質を増幅させるもの、あるいはガレイラを起動させるための鍵となる能力だとしたら、ロキは古代兵器級の戦力を手中に収めることになるかもしれません。
ワンピース1166話以降の展開予想|ロキと黒ひげの共闘はあるか?
幼少期のロキが見た「絶望」が現代のルフィとの対立に繋がる?
幼いロキにとって、ロックスは憧れのヒーローであり、ニカのような存在でした。
そのロックスが殺され、父ハラルドが政府の奴隷になったという事実は、ロキの心に深い絶望と世界政府への憎悪を植え付けたはずです。
現代のロキがルフィと対峙する際、この過去のトラウマが大きな障壁となるでしょう。
「太陽の神」を自称するロキですが、その根底にあるのは「世界を壊す」という破壊衝動であり、ルフィの「自由」とは相反する思想を持っている可能性があります。
ハラルド王のその後と14年前の「シジャール王国」事件への伏線
ハラルド王が自らを差し出した後、彼がどのような運命を辿ったのかはまだ完全には明かされていません。
しかし、以前の情報で「14年前にハラルド王は殺害された」と伝わっています。
彼が神の騎士団の一員として活動していた時期があるのか、それとも長年幽閉されていたのか。
14年前の事件の真相が、現在のエルバフ編における最大の謎解きとなるでしょう。
シャンクスがエルバフに滞在していた時期とも重なるため、ここにも重要なリンクがありそうです。
黒ひげ(ティーチ)がロックスの意志を継いでロキを仲間にする可能性
ロックスの息子ではないかと噂される黒ひげ(ティーチ)が、ロキに接触する可能性も否定できません。
ロックスを崇拝していたロキにとって、ロックスの意志を継ぐ黒ひげは、ルフィ以上に共感できる相手かもしれません。
もしロキが黒ひげ海賊団と手を組むことになれば、黒ひげは「古代兵器(ガレイラ)」と「巨人族の軍事力」を手に入れることになり、ラスボスとしての脅威が一気に増大します。
「新しい物語」は、ルフィ、黒ひげ、ロキの三つ巴の戦いへと発展していく予感がします。
まとめ:ワンピース 1166話 ネタバレ考察
今回の1166話は、過去の因縁が現在の物語にどう繋がっているかを鮮明にする重要な回でした。
ロックスの死によって解放されたと思われた呪いは、形を変えてハラルドやロキへと受け継がれてしまっています。
今後の展開では、ルフィがいかにしてこの「負の連鎖」を断ち切るかが鍵となるでしょう。
- ロックスの死因はガーリング聖によるトドメの一撃と確定
- イム様の悪転支配(ドミ・リバーシ)は強力な覇王色の覇気で解除可能
- ロックスの髪色は青と白でバギーとの血縁関係が濃厚に
- 最期の言葉はロジャーとガープへの感謝と逃走の勧め
- 宝箱からシャンクスが発見されロジャー海賊団での生活が始まる
- ドラゴンは海軍の正義に絶望しガープの手引きで脱獄
- センゴクは内部改革を目指して上層部の暴挙を黙認する道を選択
- ハラルド王はエルバフを守るために自ら角を折り政府の奴隷を志願
- 破壊者集団「ガレイラ」は古代兵器プルトンに関わる船大工集団か
- ロキの過去の絶望が今後のルフィや黒ひげとの関係に大きく影響する

