ワンピースのエルバフ編が佳境を迎え、巨人族の王子ロキと四皇シャンクスの間に横たわる深い因縁が次々と明らかになっています。
「二人はなぜ敵対しているのか」「実は友人だったのか」「シャンクスがロキを捕らえた本当の理由は何か」といった疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
ロキはシャンクスを「腰抜け」と呼び、シャンクスは6年前にロキを拘束してエルバフに送り返しています。
一見すると単純な敵対関係に見えますが、二人の間には世界政府やフィガーランド家が複雑に絡み合い、想像以上に入り組んだ事情が存在しているのです。
この記事では、二人の因縁を時系列で整理しながら、戦闘力の比較、物語上の対比構造、最新話の展開、そして今後の伏線に至るまで、ロキとシャンクスに関するあらゆる情報を網羅的に解説していきます。
ロキとシャンクスはどんな関係?二人の因縁を時系列で整理
ロキとシャンクスの関係を理解するには、まず二人がどのような人物で、いつ、どのような形で交わったのかを時系列で整理する必要があります。
14年前のアウルスト城事件から6年前の拘束劇まで、複数の出来事が重なり合って現在の因縁が形成されました。
エルバフの王子ロキと四皇シャンクスの基本プロフィール
ロキは巨人族の国「ウォーランド王国(エルバフ)」の王子で、年齢は63歳です。
巨人族の成長速度は人間の半分程度のため、人間に換算するとルフィと同年代に相当します。
懸賞金は26億ベリーで、通常の海賊とは異なる「世界政府特別懸賞金」という形式が適用されています。
父親はエルバフの名君と称されたハラルド王、母親は古代巨人族の血を引くエストリッダです。
異母兄には麦わら大船団傘下の新巨兵海賊団船長ハイルディンがいます。
一方のシャンクスは四皇の一角を占める大海賊で、懸賞金は40億4890万ベリーに達します。
年齢は39歳、ルフィに麦わら帽子を預けた恩人として知られる人物です。
エルバフ編で明らかになった重要な事実として、シャンクスは天竜人フィガーランド家の血を引いており、五老星のガーリング聖が実の父親であることが判明しています。
| 項目 | ロキ | シャンクス |
|---|---|---|
| 種族 | 巨人族 | 人間(天竜人の血筋) |
| 年齢 | 63歳(人間換算で約19歳相当) | 39歳 |
| 懸賞金 | 26億ベリー(特別懸賞金) | 40億4890万ベリー |
| 所属 | エルバフ王子(元海賊) | 赤髪海賊団大頭(四皇) |
| 悪魔の実 | 黒竜に変身する能力(名称未判明) | なし(能力者ではない) |
| 父親 | ハラルド王 | フィガーランド・ガーリング聖 |
14年前のアウルスト城事件にシャンクスが関わっていた理由
14年前、エルバフのアウルスト城で衝撃的な事件が発生しました。
城内の兵士113人が殺害され、ハラルド王も命を落とし、長老ヤルルが重傷を負うという惨劇です。
この事件の犯人はロキとされ、彼は「歴史的大犯罪者」「呪いの王子」として巨人族から忌み嫌われることになりました。
しかし第1169話で明らかになった真相は、城の兵士たちを殺害したのはロキではなくハラルド王自身だったということです。
ハラルドは世界政府のイム様との「契約」によって支配を受けており、暴走状態に陥っていたのです。
シャンクスは当時エルバフを訪れており、ギャバンと共にこの事態に立ち会っていました。
暴走するハラルドを止めるためにロキ、ヤルル、シャンクス、ギャバンの4人が戦ったとされています。
つまりシャンクスは事件の真相を知る数少ない人物の一人であり、この知識が後の二人の関係を決定づけることになりました。
6年前にシャンクスがロキを拘束した経緯と目的
ハラルド王の死後、ロキは父の無念を晴らすためにエルバフを出て海に出ました。
目的は世界政府への復讐だったと考えられています。
約8年間海で暴れ続けたロキを、6年前にシャンクスが単独で拘束し、エルバフに送り返しています。
ロキはその後エルバフの「冥界」と呼ばれる地下深くに幽閉され、6年もの間磔の刑に処されていました。
注目すべきは、シャンクスが四皇に就任した時期と、ロキを拘束した時期がちょうど6年前で一致している点です。
ロキという四皇クラスの実力者を単独で倒した実績が、シャンクスの四皇昇格の一因になった可能性が高いとされています。
ただし、シャンクスが真相を知りながらロキを捕らえた理由には、単なる敵対以上の深い事情があったことが物語の中で徐々に明かされています。
ロキがシャンクスを「腰抜け」と呼ぶ理由とは?
ロキはシャンクスに対して「腰抜け海賊」という呼び方をしています。
この侮蔑的な表現の背景には、「世界政府の悪事を知っていながら戦おうとしないシャンクスへの苛立ち」があると考えられています。
ロキの視点からすれば、父ハラルドを操り殺したのは世界政府(イム様)です。
自分が命がけで復讐しようとしていたのに、真相を知るシャンクスがそれを止め、さらに自分を拘束して6年間も幽閉させた。
「なぜ一緒に戦ってくれないのか」「なぜ世界政府の横暴を見て見ぬふりをするのか」という怒りが「腰抜け」という言葉に凝縮されているわけです。
しかし後述するように、シャンクスにはイム様と直接戦えない事情があり、力ずくでロキの暴走を止める以外の選択肢がなかったことが判明しています。
二人は友人なのか敵対関係なのか?複雑な絆の正体
ロキとシャンクスの関係は「友人」とも「敵」とも言い切れない、非常に複雑なものです。
表面上はロキがシャンクスを激しく恨んでいるように見えますが、物語の描写を丁寧に追うと、二人の間には相互の理解と信頼が潜んでいることが浮かび上がってきます。
1076話の「旧友」発言はロキを指しているのか
第1076話で、エルバフにいたシャンクスが「互いに死んだと思ってた旧友に会ったんだ」と語った場面があります。
この「旧友」がロキを指しているのではないかという見方は、ロキが6年間幽閉されて生死不明だったことと整合するため、長らく有力視されてきました。
しかし第1139話以降の回想で、14年前のエルバフにシャンクスとギャバン(ロジャー海賊団の元クルー)が共にいた事実が描かれたため、「旧友=ギャバン」説も浮上しています。
現時点では作中で「旧友」の正体は明確にされておらず、確定情報ではありません。
いずれにせよ、シャンクスがロキの存在を気にかけていたことは間違いなく、単純な敵対関係とは言えない要素を含んでいます。
シャンクスが事件の真相を知りながらロキを捕らえた真意
シャンクスはハラルド王殺害事件の真相を知っていたにもかかわらず、ロキを拘束しました。
一見すると矛盾した行動ですが、ここにはシャンクスなりの「守りの論理」が存在していたと考えられています。
ロキが世界政府に対して無謀な復讐を仕掛ければ、ロキ自身が命を落とすだけでなく、エルバフ全体が世界政府の標的になりかねません。
さらにロキはエルバフ王家に伝わる強力な悪魔の実を食べており、万が一ロキがイム様の支配下に置かれた場合、世界にとって取り返しのつかない脅威となる恐れもありました。
シャンクスがロキを止めたのは、ロキを殺すためではなく、ロキとエルバフを守るための苦渋の判断だったという解釈が広く支持されています。
ロキが「腰抜け」と罵った行動の裏には、むしろシャンクスの深い友情が隠されていたのかもしれません。
ロキがシャンクスだけでなくシャムロックにも恨みを抱く背景
ロキの恨みはシャンクス一人に向けられているわけではありません。
シャンクスの双子の兄であるフィガーランド・シャムロック聖に対しても、ロキは明確な敵意を示しています。
シャムロックは神の騎士団の団長として、過去にロキに対して「神の騎士団への加入」を迫りました。
ロキがこれを拒否すると、シャムロックは強烈な制裁を加えています。
さらに、ハラルド王を操った「契約」の元凶である世界政府の中枢にシャムロックが深く関わっていることから、ロキにとってフィガーランド家は父の仇に等しい存在です。
顔が瓜二つのシャンクスとシャムロック、この双子に対するロキの複雑な感情が、物語の大きな推進力となっています。
シャンクスの浅海契約がロキとの因縁を生んだ仕組み
エルバフ編で初めて明かされた「浅海契約」というシステムは、シャンクスがなぜロキと敵対するような行動を取らざるを得なかったのかを理解する鍵となる概念です。
世界政府の支配構造の核心に関わるこの仕組みが、二人の因縁を決定的なものにしました。
天竜人としてマリージョアに潜入したシャンクスの目的
シャンクスは約15年前、自らの意志で天竜人の生家であるマリージョアに戻っています。
目的は世界政府の内部情報を探ることだったとされています。
天竜人の血を引くという出自を利用し、内側からマリージョアの弱点や世界政府の秘密を収集する。
いわば「潜入捜査」のような行動だったと推測されています。
若い頃のシャンクスは自身の天竜人の血を激しく恨み、自棄的な振る舞いをしていました。
ロジャー海賊団のギャバンから「お前には必ず役目がある」「誰の命にも必ず意味がある」という言葉をかけられたことで立ち直り、世界を変えるために潜入という道を選んだのです。
ガーリング聖は帰還した息子を喜び、「欲しいものを口にしろ、何でも手に入る」と語りかけました。
父として無邪気に息子を歓迎するガーリング聖と、内心で出自を恨みながら潜入を続けるシャンクスの対比が、読者の間で大きな反響を呼んでいます。
浅海契約・深海契約・深々海契約の三段階とは何か
エルバフ編で世界政府の契約体系が明らかになりました。
イム様を頂点とする支配構造には、三つの段階が存在します。
| 契約の段階 | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 浅海契約 | 神の従刃 | イム様の監視下に入る最初の段階 |
| 深海契約 | 神の騎士団 | より深い忠誠と引き換えに力を得る |
| 深々海契約 | 五老星クラス | イム様と最も深く結びつく最上位の契約 |
シャンクスが結んだのは「浅海契約」です。
ハラルド王も同じ浅海契約を交わしており、この契約がハラルドの暴走を引き起こした原因でもありました。
シャムロックは一つ上の「深海契約」を結んでおり、五老星は最上位の「深々海契約」に該当します。
それぞれの契約がどのような代償を伴うのかはまだ完全には明かされていませんが、イム様が「契約は代償を伴うのだぞ」と発言していることから、何らかの重大なリスクが存在することは間違いありません。
イム様と戦えないシャンクスがロキの復讐を止めるしかなかった構造
浅海契約を結んだシャンクスは、少なくとも契約が有効な間はイム様と直接戦うことができない状態にあると考えられています。
14年前の時点でシャンクス自身がそれを自覚していたという描写も存在します。
この制約こそが、ロキとの因縁を生んだ根本的な原因です。
世界政府への復讐に燃えるロキを見ても、シャンクスには「一緒に戦う」という選択肢がなかったのです。
できることは、ロキの無謀な突撃を力ずくで止めることだけでした。
ロキから見れば「真相を知っているのに戦わない=腰抜け」に映りますが、シャンクスの立場からすれば、契約の縛りの中でロキの命を守る最善策だったことになります。
この構造的な悲劇が、二人の関係をここまで複雑にしている最大の要因です。
ロキとシャンクスの戦闘力を比較するとどちらが強い?
ロキとシャンクスはどちらが強いのか。
これはファンの間で最も活発に議論されているテーマの一つです。
6年前の戦闘ではシャンクスがロキを拘束していますが、そこには単純な実力差だけでは説明できない要素が含まれている可能性があります。
ロキの懸賞金26億ベリーと黒竜変身の実力
ロキの懸賞金26億ベリーは「世界政府特別懸賞金」という通常とは異なる形式です。
この金額は四皇幹部クラスを大きく上回り、四皇に準じる水準に位置しています。
戦闘能力の面では、ロキは二つの強力な武器を持っています。
一つ目は武器の「鉄雷(ラグニル)」です。
自らの意思を持つ巨大なハンマーで、悪魔の実を宿しており、電気と冷気を操る能力を備えています。
第1171話で披露された技「原初世界(ニブルヘイム)」は相手を瞬時に氷漬けにする威力を持っています。
二つ目はロキ自身の悪魔の実の能力です。
第1174話で黒い竜(ドラゴン)に変身する姿が描かれ、北欧神話のニーズヘッグをモデルとした黒竜であることが確定しました。
さらにロキは覇王色の覇気を纏う描写もあり、暴走したハラルド王(不死身の肉体を持つ)を止めるほどの実力を有しています。
シャンクスの懸賞金40億ベリーと覇王色の覇気
対するシャンクスの懸賞金は40億4890万ベリーで、ロキを約15億上回っています。
悪魔の実の能力者ではありませんが、覇王色の覇気においては作中最高峰の使い手と評されています。
ロジャー海賊団の元見習いであり、「覇気だけで海を制覇した」ロジャーの系譜を継ぐ存在です。
第1079話ではユースタス・キッドの艦隊を一撃で壊滅させる圧倒的な戦闘力を見せました。
悪魔の実に頼らず、純粋な剣技と覇気のみで四皇の座を維持しているという事実そのものが、シャンクスの異常な強さを証明しています。
6年前の戦闘でシャンクスが勝てた理由に裏事情はあるのか
6年前のロキとシャンクスの戦闘について、詳細な描写はまだ作中で明かされていません。
単純に「シャンクスの方が強かった」という解釈は可能ですが、多くの読者の間で「何か裏事情があったのでは」という疑問が提起されています。
考えられる仮説としては、ロキが精神的に不安定な状態だった可能性が挙げられます。
父の死の真相を背負い、復讐に駆られて暴走していたロキが、冷静なシャンクスに対して万全の実力を発揮できたとは限りません。
もう一つの仮説は、ロキ自身がどこかでシャンクスの意図を理解し、完全な抵抗をしなかった可能性です。
いずれにしても、二人の戦闘の全貌が描かれる日がまだ来ていない以上、確定的なことは言えません。
今後のエルバフ編で回想として描かれる可能性も十分にあるでしょう。
ロキとシャンクスの物語上の対比構造を読み解く
ロキとシャンクスは、尾田栄一郎氏によって意図的に「対称的な存在」として設計されていると考えられます。
似た境遇を持ちながら正反対の道を選んだ二人の対比は、エルバフ編の物語構造の根幹を成しています。
呪われた出自を持つ二人が選んだ真逆の生き方
ロキとシャンクスには驚くほど多くの共通点があります。
どちらも「呪われた出自」を背負っています。
ロキは母エストリッダに生まれた瞬間から「怪物」と呼ばれ、冥界に捨てられました。
その後引き取った伯父からも「妹を呪い殺した忌み子」として虐げられています。
シャンクスもまた、天竜人の血を引くという出自に苦しみ、若い頃は自暴自棄な行動を取っていました。
しかし、二人はまったく逆の道を選択しています。
ロキは怒りに身を任せ、力で世界を変えようとする「直接行動」の道を歩みました。
一方シャンクスは、ギャバンの言葉に救われ、怒りを飲み込んで世界政府への「潜入」という知略的な道を選んでいます。
第1167話のタイトル「イーダの息子」では、この対比が明確に描き出されました。
同じ痛みを知る者同士でありながら、選択の違いが二人を引き裂いたという構図が、物語に深い奥行きを与えています。
ロキの「太陽の神」自称とルフィのニカ覚醒の関係
第1130話でロキは「おれは世界を終わらせる”太陽の神”」と自称しています。
この発言は、ルフィの悪魔の実「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル:ニカ」が太陽の神ニカの力であることと直結する重要な伏線です。
ロキが自ら太陽の神を名乗った理由についてはまだ完全に解明されていませんが、エルバフにおけるニカ信仰の存在や、ロキの能力が太陽の神の伝承と何らかの形で繋がっている可能性が指摘されています。
ルフィのニカとロキの太陽の神。
二つの「太陽」がどのように交わるのかは、エルバフ編の最大の謎の一つとなっています。
シャンクスがかつてゴムゴムの実(ニカの実)を世界政府から強奪した理由にも、ロキの能力や世界の均衡が関係していたのではないかとする考察も存在します。
北欧神話のラグナロクが示す二人の運命の行方
エルバフ編は北欧神話を色濃く反映しています。
ロキの名前は北欧神話の悪戯神ロキに由来し、「閉ざす者」「終わらせる者」という意味を持ちます。
北欧神話のロキは、神々への反逆の罰として縛り上げられ、毒蛇の毒を浴び続ける拷問を受けました。
そして最終戦争ラグナロクで拘束から解放され、神々の軍勢と戦い、番人ヘイムダルと相討ちで命を落とします。
ワンピースのロキもエルバフの冥界で磔にされた後に解放されており、北欧神話の流れをなぞっています。
この神話パターンに従えば、ロキは最終的にエルバフを巡る大戦で誰かと相討ちになる運命を背負っている可能性があります。
シャンクスがこの「相討ちの相手」になるのか、それとも世界政府側の人物がその役割を担うのかは、今後のストーリーで最も注目されるポイントの一つです。
シャムロック・ガーリング聖との三角関係がエルバフ編の核心
エルバフ編の物語構造は、ロキとシャンクスの二者関係だけでは完結しません。
シャンクスの双子の兄シャムロックと、二人の父ガーリング聖を含めた「フィガーランド家」との三角関係こそが、エルバフ編の核心をなしています。
フィガーランド家がロキに神の騎士団への加入を迫った経緯
第1138話で、シャムロック聖がロキに対して直接接触していたことが明らかになりました。
ロキの「そんだけ顔が似ていて海賊赤髪と他人じゃねえよな」という問いに対し、シャムロックは「その海賊は生き別れた双子の弟だ」と答えています。
この場面は、シャンクスとシャムロックが双子であるという事実が初めて確定した重要なシーンです。
シャムロックの目的は、ロキを神の騎士団に引き入れることでした。
エルバフの巨人族の力を世界政府の戦力として取り込むためです。
世界政府はかつてハラルド王を浅海契約で従えていましたが、ハラルドの死によってエルバフへの支配力を失っていました。
次のターゲットとしてハラルドの息子であるロキに白羽の矢を立てたのは、自然な流れだったと言えるでしょう。
シャムロックがロキに制裁を加えた場面の意味
ロキは神の騎士団への加入を明確に拒否しました。
父を操り殺した世界政府の組織に加わるなど、ロキにとっては到底受け入れられない提案です。
拒否されたシャムロックは、ロキに対して強烈な制裁を加えたことが描かれています。
このエピソードは、シャムロックが穏やかな交渉者ではなく、目的のためには暴力もいとわない冷徹な人物であることを示しています。
シャンクスと同じ顔を持ちながら、天竜人として育てられたシャムロックは、まったく異なる価値観と行動原理を持つ存在です。
ロキにとって、シャンクスへの怒りとシャムロックへの恨みは別種のものですが、二人が双子であるという事実がロキの感情をより複雑にしています。
エルバフ編のラスボスはシャムロックか五老星か
エルバフ編の最終的な敵が誰になるのかは、読者の間で活発に議論されています。
有力候補の一つはシャムロックです。
神の騎士団団長としてエルバフに侵攻し、ロキとの直接対決が描かれる可能性は高いと考えられています。
一方で、「シャムロック一人が抜けると神の騎士団全体が弱体化する」という指摘もあり、神の騎士団は前座であって真のラスボスは別にいるという見方も存在します。
五老星の一人がエルバフに直接干渉する展開や、イム様が「エルバフは”D”である」と語った異常な敵意から、イム様自身が動く可能性も指摘されています。
現時点では確定的な情報はなく、エルバフ編のクライマックスは予断を許さない状況です。
最新話で判明したロキの能力と解放後の展開
2026年1月から2月にかけての最新話で、ロキの物語は大きく動きました。
長年の幽閉から解放され、強力な能力を次々と披露するロキの姿に、読者の間で興奮の声が広がっています。
第1171話でロキが解放されハイルディンと和解した経緯
第1171話「鉄雷」(2026年1月19日掲載)で、ロキの過去回想が完結し、物語は現代に戻りました。
ロキが語った真相を聞き、異母兄のハイルディンは「父殺し」の疑いが冤罪であったことを理解します。
ハイルディンはロキの解放に同意し、二人は和解を果たしました。
印象的だったのは、ロキが「今日ここで起きた事は…誰にも喋るな」と語った場面です。
父の無念を心に秘め、自ら矢面に立つことを選んだロキの姿は、シロップ村の事件後にウソップが放った言葉と重なるとして、多くの読者の感動を呼びました。
鉄雷ラグニルの技「原初世界」と氷漬け巨人との関連
解放されたロキが最初に披露した技は、鉄雷(ラグニル)による「原初世界(ニブルヘイム)」です。
北欧神話の霧と氷の原初世界にちなんだ名前を持つこの技は、対象を瞬時に氷漬けにする威力を持っています。
ここで注目されているのが、パンクハザード編で氷漬けにされていた囚人服の巨人族との関連です。
エルバフには「大槌戦団(ガレイラ)」という100人以上の巨人の船大工集団が存在し、「ハンマーを持った戦士たち」と呼ばれていました。
彼らが船出した先で全員捕まったという歴史が伝えられており、パンクハザードの氷漬け巨人がこのガレイラの一員ではないかという説が浮上しています。
ラグニルの氷結能力との接点が、今後の物語で回収される可能性があります。
第1174話で披露された黒竜変身の衝撃と子どもたちの救出
第1174話「せかいで1ばんつよいもの」(2026年2月16日掲載)は、ロキの真の能力が初めて描かれた衝撃の回となりました。
穴に落ちていく巨人の子どもたちを救うために、ロキは自ら黒い竜(ドラゴン)に変身しました。
空を翔ぶ黒竜の姿は北欧神話のニーズヘッグをモチーフとしており、悪魔の実の正式名称はまだ判明していないものの、ドラゴンへの変身能力であることが確定しています。
子どもたちを救う場面でこの能力が初披露されたことは、「呪いの王子」「エルバフの恥」と呼ばれてきたロキの本質が、実は人を守るために戦う存在であることを象徴的に示しています。
ルフィはロキを非常に気に入っており、ロキの肩に乗って共に「陽界」へ参戦する姿が描かれました。
シャンクスの死亡フラグはロキとの因縁で回収されるのか
エルバフ編の進行と共に、シャンクスの死亡フラグを懸念する声が読者の間で高まっています。
ロキとの因縁やフィガーランド家を巡る物語が、シャンクスの運命にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
ギャバンの「お前には必ず役目がある」が示す不穏な伏線
第1171話の回想で、ギャバンがシャンクスに語りかけた「お前には必ず役目がある」「誰の命にも必ず意味がある」という言葉が大きな話題となりました。
この台詞が「死亡フラグ」として受け止められているのには理由があります。
かつてゴール・D・ロジャーがペドロに「人には必ず”出番”ってものがあるんだ」と語ったことがあり、ペドロは後にその「出番」を果たして戦死しています。
「役目」と「出番」、「命に意味がある」という表現の酷似が、シャンクスにも同じ運命が待ち受けているのではという不安を呼んでいるのです。
ペドロやハラルドと重なるシャンクスの自己犠牲の可能性
ワンピースの物語では、大切な人や国の未来のために命を懸けるキャラクターが数多く登場します。
ロジャー、白ひげ、おでん、ペドロ、そしてエルバフ編のハラルド王。
いずれも次世代に託す形で命を落としており、シャンクスもこの系譜に連なるのではないかという見方は根強くあります。
特に、浅海契約の縛りからシャンクスが解放されるためには、何らかの重大な代償が必要である可能性があります。
イム様が「契約は代償を伴う」と発言している以上、契約の解除が命と引き換えになる展開も否定できません。
ルフィたちが切り拓く新時代のために、シャンクスが最後の「役目」を果たす日が来るかもしれないと、多くの読者が胸を痛めています。
ルフィとの再会で麦わら帽子を返すまで死なない説の根拠
一方で、シャンクスは死なないとする見方にも説得力があります。
最大の根拠は、物語の原点に存在する「麦わら帽子の約束」です。
第1話でシャンクスはルフィに麦わら帽子を預け、「いつか必ず返しに来い。立派な海賊になって」と約束しました。
この約束の回収なしにシャンクスが退場すれば、ワンピースという物語の根幹が揺らぎかねません。
また、シャンクスの行動目的がまだ完全に明かされていない点も重要です。
潜入の成果として何を掴んだのか、最終的にどのような形でルフィを支援するのか、描くべき物語がまだ残っている状態での死亡は時期尚早であるという意見も多数あります。
ロキは麦わらの一味の仲間になるのか?今後の予想
ロキが麦わらの一味に加わるのかという問題は、エルバフ編で最もホットな議論テーマの一つです。
ルフィとの相性の良さが描かれる一方で、巨人族の王子が海賊の一味に加わることの現実的なハードルも存在します。
ルフィとの取引がゾロ勧誘と酷似している伏線
ロキとルフィの出会いの構図は、物語初期のゾロ勧誘エピソードと酷似していると指摘されています。
ゾロが仲間になった際、ルフィは「刀を返してほしけりゃ仲間になれ」と取引を持ちかけました。
今回はロキの側からルフィに対して「シャンクスの居場所を教える」という取引が持ちかけられています。
立場は逆ですが、「取引をきっかけに仲間関係が始まる」という構造は共通しています。
さらに、ルフィがロキを非常に気に入り、戦いを楽しみにしてロキの肩に乗って同行する姿は、ルフィが新しい仲間に見せる典型的な反応パターンと一致しています。
巨人族の王子が乗船する場合のサニー号問題
ロキ加入における最大の現実的障壁は、巨人族の巨体です。
現在の麦わらの一味の船サニー号は、人間サイズを前提に設計されています。
巨人族のロキが乗船するためには、船の大幅な改造か、あるいはロキが別の船で同行するという形式が必要になるでしょう。
悪魔の実の能力で体のサイズを変えられる可能性や、巨人族の船大工集団ガレイラとの連携による新しい船の建造なども考えられますが、いずれも現時点では推測の域を出ません。
北欧神話の結末から予想されるロキの最終的な運命
北欧神話においてロキは、最終戦争ラグナロクで拘束から解放された後、神々の敵として戦い、番人ヘイムダルと相討ちで命を落とします。
ワンピースのロキがこの神話パターンを忠実になぞるとすれば、ロキは最終的に誰かと相討ちになって死亡する可能性があります。
もしロキが麦わらの一味の仲間になったとしても、永続的な同行ではなく、特定の戦いで命を落とす形になるかもしれません。
一方で、ワンピースは必ずしも元ネタの神話を忠実に再現するわけではなく、尾田栄一郎氏が独自のアレンジを加える可能性も十分にあります。
ロキの最終的な運命は、エルバフ編のみならずワンピース最終章全体の帰結と密接に絡む重大な要素です。
ロキとシャンクスの因縁で未回収の伏線まとめ
エルバフ編が進行するにつれて、新たな伏線が次々と張られています。
ロキとシャンクスの因縁に関連して、まだ回収されていない重要な謎を整理しておきましょう。
「エルバフはDである」とロキの名前に隠された秘密
第1171話でイム様が発した「忘れるな、エルバフは”D”である」という言葉は、最大級の伏線として注目を集めています。
“D”の意志を持つ者たちは物語を通じて世界政府と対立してきましたが、エルバフという国そのものが”D”に関わるとすれば、物語の根幹に影響する重大な設定です。
ロキやハラルドが”D”のミドルネームを持っている可能性が示唆される一方で、「国全体が”D”の意志を体現する存在」という解釈もあり得ます。
エルバフで発見された「神典(ハーレイ)」や壁画が、”D”の正体と空白の100年に関わる歴史的真実を記録している可能性も取り沙汰されています。
大槌戦団ガレイラとノアの箱舟をつなぐ謎
エルバフに存在した100人以上の巨人の船大工集団「大槌戦団(ガレイラ)」は、「ハンマーを持った戦士たち」と呼ばれていました。
彼らが船出した後に全員捕らえられたという歴史が伝えられていますが、この捕らえられた巨人たちがパンクハザードで氷漬けにされていた囚人服の巨人族ではないかという説があります。
さらに、ガレイラが建造に関与したとされる「箱舟ノア」との接点も指摘されています。
ノアは魚人島編で登場した謎の巨大船で、まだ物語上の役割が完全に明かされていません。
ラグニルの氷結能力やハンマーとの共通性を考えると、ロキの能力とガレイラの謎、そしてノアの箱舟が一つのラインで繋がる可能性があります。
シャンクスがゴムゴムの実を探していたのはロキを止めるためだったのか
物語の第1話で、シャンクスはゴムゴムの実(正体はヒトヒトの実 幻獣種 モデル:ニカ)を世界政府のCP9から強奪しています。
なぜシャンクスがこの特別な悪魔の実を狙ったのかは、長年の謎でした。
エルバフ編の情報を踏まえた新たな仮説として、「シャンクスはロキの力を抑えるため、あるいはイム様の支配に対抗する切り札としてニカの実を探していた」という考察が浮上しています。
ロキが「太陽の神」を自称しニカと関わりのある能力を持つとすれば、ニカの実の所在を押さえることはロキへの対策にもなり得ます。
この仮説が正しければ、ルフィがゴムゴムの実を食べてしまったことは、シャンクスの計画に対する大きな誤算だったことになります。
しかし結果的に、ルフィがニカの力を覚醒させたことで、シャンクスの本来の目的が別の形で達成される展開へと向かっているのかもしれません。
まとめ:ワンピースのロキとシャンクスの因縁と今後の行方
- ロキはエルバフの巨人族の王子で懸賞金26億ベリー、シャンクスは四皇で懸賞金40億4890万ベリーである
- 14年前のアウルスト城事件でハラルド王を殺したのはロキではなく、イム様の契約で暴走したハラルド自身だった
- シャンクスは事件の真相を知りながら、6年前にロキの世界政府への復讐を力ずくで阻止した
- ロキがシャンクスを「腰抜け」と呼ぶのは、真相を知りながら世界政府と戦わない姿勢への怒りである
- シャンクスが天竜人としてマリージョアに潜入し結んだ「浅海契約」が、イム様と直接戦えない制約を生んでいる
- シャンクスの双子の兄シャムロック聖がロキに神の騎士団入りを迫り、拒否されて制裁を加えた
- ロキの能力は北欧神話のニーズヘッグをモデルとした黒竜への変身であり、武器の鉄雷ラグニルは氷結と雷撃を操る
- ギャバンの「お前には必ず役目がある」という台詞がシャンクスの死亡フラグとして懸念されている
- ロキが麦わらの一味の仲間になる可能性はゾロ勧誘との類似で注目されているが、巨体問題や北欧神話の結末から否定的な見方もある
- イム様の「エルバフは”D”である」発言やガレイラとノアの箱舟の関連など、多くの伏線がまだ回収されていない
