『HUNTER×HUNTER』の物語は、主人公ゴン=フリークスがハンター試験に挑むところから幕を開けます。
父親であるジンを探すため、わずか12歳で過酷な試験に飛び込んだゴンの姿に心を動かされた方も多いのではないでしょうか。
しかし、試験は全部で何段階あったのか、それぞれの内容や結果はどうだったのか、改めて振り返ると曖昧な部分もあるかもしれません。
この記事では、第287期ハンター試験の全貌をゴンの活躍を軸に時系列で整理し、合格者や不合格者の結果、試験後のゴンの歩み、さらに最新のコラボ・イベント情報まで網羅的にお届けします。
読み終える頃には、ハンター試験編の全体像がすっきりと頭の中で整理されているはずです。
ゴンが挑んだハンター試験とは?基本情報を解説
ハンター試験は『HUNTER×HUNTER』の世界において、プロハンターになるために避けて通れない超難関の関門です。
ゴンがなぜこの試験を受けることになったのか、そもそもハンター試験とはどのような仕組みなのかを、まず整理しておきましょう。
ハンター試験の仕組みと合格率が数百万分の1である理由
ハンター試験はハンター協会が主催する年に一度の資格試験で、合格するとハンターライセンスが授与されます。
民間団体が発行する資格ではあるものの、下手な国家資格よりも高い信用を持ち、合格者は世界中であらゆる恩恵を受けられる特別な存在として認められます。
応募者は毎年数百万人に上りますが、試験会場に到着できるのは1万人に1人ほどとされています。
会場にたどり着くまでの道中にも数々の罠や試練が仕掛けられており、たどり着いた時点でかなりの実力者ばかりが揃う環境です。
そこからさらに過酷な試験が待ち受けるため、最終的な合格率は数百万分の1という驚異的な低さになります。
合格者がゼロだった年も存在するほどで、まさに人類最難関の試験と呼ぶにふさわしい内容です。
ゴンがハンター試験を受けた動機と父ジンの存在
ゴン=フリークスはくじら島で育った少年で、幼い頃は父親が亡くなったと聞かされていました。
ところが、ジンの弟子であるカイトとの出会いにより、父親がプロハンターとして生きていることを知ります。
自分を置いてまで選んだハンターという職業がどれほどの魅力を持つのか、自分の目で確かめたい。
その純粋な好奇心と、父に会いたいという想いが、ゴンをハンター試験へと向かわせた原動力でした。
ジンは二ツ星(ダブル)ハンターの称号を持つ実力者であり、ゴンと同じく12歳のときにくじら島を出たという経歴を持ちます。
父と同じ年齢で同じ道を歩み始めたという事実が、物語の冒頭に特別な意味を与えています。
ゴンの受験番号405番はどう決まったのか
第287期ハンター試験において、ゴンに割り当てられた受験番号は405番です。
この番号は、試験会場への到着順に配布される仕組みになっています。
つまり、ゴンが会場に着いた時点で、既に404人の受験者が到着していたことを意味します。
作中では、到着が早かった者ほど若い番号が割り振られており、ベテランリピーターのトンパは16番、ヒソカは44番と比較的早い到着でした。
一方、キルアは99番、クラピカは404番、レオリオは403番で、ゴンの405番はレオリオやクラピカとほぼ同時に到着したことを反映しています。
受験番号はプレート争奪の第4次試験で重要な意味を持つため、覚えておくと物語の理解がより深まるでしょう。
第287期ハンター試験の全内容を時系列で振り返る
ゴンたちが受けた第287期ハンター試験は、会場到着前の段階から最終試験まで、複数のフェーズで構成されていました。
それぞれの試験で何が行われ、どのような能力が問われたのかを、順を追って見ていきましょう。
試験会場にたどり着くまでが既に試験だった?
ハンター試験では「会場にたどり着くことも試験の一部」と明確に位置づけられています。
第287期の会場はザバン市ツバシ町2-5-10にある定食屋で、合言葉を伝えると案内される奥の個室がエレベーターとなっており、地下の試験会場へと降りる仕組みでした。
しかし、会場の正確な場所は公開されておらず、大まかなエリア情報だけが与えられます。
受験者は自力で「案内人(ナビゲーター)」と呼ばれる存在を見つけ出し、独自の試練をクリアしなければなりません。
ゴンの場合は、くじら島を出た後に乗った船で嵐に遭遇し、船長から出された課題を突破することで会場への道を示されています。
途中のバスが偽ルートだったり、情報屋から得た情報がすり替えられていたりと、至るところに罠が張り巡らされていました。
一度選んだルートを途中で変えようとした者は門前払いを受ける厳しさもあり、判断力と覚悟の両方が問われる前哨戦だったのです。
第1次試験:サトツが導く過酷な超長距離マラソン
第1次試験の試験官は、遺跡ハンターのサトツが務めました。
内容は極めてシンプルで、走るサトツの後を追いかけて第2次試験会場まで到着すればクリアとなります。
しかし、シンプルであるがゆえに残酷な試験でもありました。
最初は徒歩程度の速度から始まり、やがて常人の全力疾走を超えるペースへと加速していきます。
目的地も距離も一切知らされないまま走り続ける精神的負担は計り知れず、途中には地上へ出るための長い階段も待ち受けていました。
最初の脱落者ですら約80kmもの距離を走り切った後にリタイアしており、会場到着組のレベルの高さがうかがえます。
さらに中盤からは、擬態して獲物を狙う肉食獣が生息するヌメーレ湿原に突入します。
霧の立ち込める湿原ではヒソカが受験者を次々と殺害する「試験官ごっこ」も行われ、多くの脱落者を出しました。
ゴンはこの湿原でヒソカの存在を近距離で感じ取り、初めてその圧倒的な強さを肌で知ることになります。
第2次試験:美食ハンターの料理課題で合格者ゼロの異常事態
第2次試験は美食ハンターのブハラとメンチが試験官を担当し、「未知のものに挑む探究心」を審査する料理試験でした。
前半のブハラの課題は豚の丸焼きで、凶暴な野生の豚を自力で仕留める必要があったものの、多くの受験者がクリアしています。
問題は後半のメンチによる課題です。
メンチが求めたのは寿司でしたが、本来は題材の存在すら知られていない料理を、キッチンの材料や試験官の仕草から推理して作るという高度な課題でした。
ところが、寿司を知っていたハンゾーが大声で正体を明かしてしまい、さらに「誰でも簡単にできる」と料理を軽んじる発言が出たことで、メンチが激昂。
味の勝負に切り替わった結果、メンチが満腹になっても合格基準に達する者が現れず、合格者ゼロという異例の事態に陥りました。
見かねたネテロ会長が介入し、やり直し試験としてマフタツ山の断崖絶壁に巣を張るクモワシの卵を使ったゆで卵の課題が出されます。
紐なしバンジーで崖下に飛び降り、クモワシの巣から卵を奪取して戻るという、料理よりも度胸と身体能力が問われる内容に変更されました。
第3次試験:トリックタワーで試された仲間との信頼と判断力
第3次試験の舞台は、賞金首ハンター兼刑務所長のリッポーが管理するトリックタワーです。
受験者は塔の屋上に降ろされ、72時間以内に地上の出口から脱出すればクリアとなります。
塔の外壁を降りることも物理的には可能ですが、周辺に棲息する凶暴な怪鳥に襲われるため、実質的には内部のルートを通る以外に方法はありません。
塔内には複数の隠し入り口があり、選んだ場所によって異なるルートが展開される仕掛けでした。
ゴン・キルア・クラピカ・レオリオ・トンパの5人は、多数決で道を選びながら進むルートに入ります。
道中では1世紀以上の刑期を持つ囚人たちが待ち構えており、「1時間足止めするごとに刑期を1年短縮」という条件のもとで対決が行われました。
ゴンはこの試練で独自の型破りな発想を見せ、多くのファンから問題解決能力の高さが評価されるエピソードを残しています。
第4次試験:ゼビル島でのプレート争奪サバイバルの全貌
第4次試験は引き続きリッポーが担当し、無人島「ゼビル島」を舞台にしたナンバープレートの争奪戦です。
受験者はくじで1名の標的を指定され、1週間のサバイバル期間中に合計6点分のプレートを集めて帰還すれば合格となります。
点数の配分は、自分のプレートが3点、標的のプレートが3点、それ以外のプレートが1点です。
標的の受験番号は教えられますが、それが誰であるかは自力で調べなければなりません。
ゴンの標的はヒソカであり、圧倒的な実力差がある相手のプレートを奪うという極めて困難なミッションが課せられました。
ゴンはヒソカを尾行しながらチャンスをうかがい、見事にプレートの奪取に成功します。
しかし直後にゲレタの毒吹き矢で動けなくなり、ゲレタを始末したヒソカからプレートを施しとして渡されるという屈辱を味わいました。
極度の負けず嫌いであるゴンはそのプレートを突き返してパンチを食らい、樹洞の中で悔しさに打ち震えるという印象的な場面が描かれています。
最終的にゴンは毒から回復した後、別の手段でプレートを確保してクラピカやレオリオと合流し、2人のサポートにも回りながら無事にこの試験を突破しました。
最終試験:逆トーナメント方式の対戦ルールと結末
最終試験はネテロ会長が最高責任者を務め、受験者と面接した結果をもとに組まれた「逆トーナメント」形式で実施されました。
通常のトーナメントとは逆に、負けた者が次の試合に進みます。
最後まで負け残った1名だけが不合格となり、それ以外の全員が合格するという独特なルールです。
勝利条件は相手を降参させること、あるいは自らが降参して次に進むかの選択を迫られる心理戦でもありました。
唯一の絶対的な禁止事項は殺害で、相手を殺した者は理由を問わず即座に不合格となります。
この緊張感あるルールのもとで、受験者たちの実力と精神力が最終的に試されたのです。
ハンター試験でのゴンの名場面と成長の軌跡
ハンター試験を通じて、ゴンは単に合格しただけでなく、数々の印象的な場面を生み出しました。
仲間との出会い、強敵との対峙、そして自分自身の弱さとの向き合い方に、ゴンの人間としての成長が凝縮されています。
ゴンがヒソカのプレートを奪った戦略と執念
第4次試験でゴンに課せられた標的は、受験者の中でも最強クラスの実力を持つヒソカでした。
正面から戦えば勝ち目はないことを理解していたゴンは、長時間にわたる尾行という戦略を選択します。
くじら島の大自然で培った気配を消す技術を駆使し、ヒソカの背後に忍び寄ってプレートを奪い取ることに成功しました。
注目すべきは、ヒソカがゴンの尾行にある程度気づいていた可能性がある点です。
ゴンには殺気がなく、野生動物並みの感覚で気配を断つことができたため、ヒソカですら完全には把握しきれなかったと考えられています。
ここで発揮された集中力と忍耐力は、まさにゴンの戦闘スタイルの原点といえるでしょう。
ハンゾー戦で見せた折れない精神力と勝利の裏側
最終試験でゴンが対戦したのは、雲隠流の忍者であるハンゾーでした。
戦闘能力では明らかにハンゾーが上回っており、ゴンは一方的に攻撃を受け続けます。
腕を折られてもなお降参を拒否するゴンの姿は、ハンゾーの心理に大きな揺さぶりをかけました。
最終的にハンゾーは「殺す以外にこいつを止める方法がない」と悟り、自ら降参を宣言します。
ルール上はゴンの勝利ですが、実力差を考えれば実質的にはハンゾーの温情による結果でもありました。
この試合は、ゴンの折れない精神力が格上の相手を圧するというパターンの原型であり、後のゲンスルー戦やナックル戦にも通じるテーマを内包しています。
ゴンの武器が釣り竿だった理由と試験での活用法
ハンター試験編でゴンが装備していた武器は、意外にも釣り竿です。
くじら島で釣りを日常的に行っていたゴンにとって、釣り竿は最も手に馴染む道具でした。
アニメ第1作の設定では、ジンが少年時代に使用していた特別製のものとされており、父との繋がりを象徴するアイテムでもあります。
強靭な作りの釣り竿は打撃武器としても使用可能で、試験中にはリーチを活かした攻撃や物を引き寄せる用途で活躍しました。
のちに天空闘技場では、釣り竿で石板を剥がして相手にぶつける「石板返し」という独自の技も披露しています。
念能力を習得する前のゴンにとって、釣り竿はまさに唯一無二のパートナーだったのです。
キルア・クラピカ・レオリオとの出会いと友情の始まり
ハンター試験編で生まれた最も大きな財産は、4人の友情の始まりでしょう。
クラピカとレオリオとは試験会場へ向かう船の中で出会い、荒波の中で互いの覚悟を知ることになります。
クラピカはクルタ族を滅ぼした幻影旅団への復讐のため、レオリオは親友を失った経験から医者を目指す資金を得るため、それぞれの強い動機でハンター試験に臨んでいました。
キルアとの出会いは第1次試験のマラソン中で、同年代の受験者同士として自然に距離が縮まっていきます。
暗殺一家ゾルディック家の出身であるキルアは、自分のやりたいことを見つけるために家を飛び出してきた少年でした。
互いの過去を気にしないゴンの天真爛漫な性格が、キルアの心を解きほぐしていく過程は、ハンター試験編のもう一つの主軸と呼べるストーリーラインです。
4人はトリックタワーやゼビル島での試練を協力して乗り越え、単なる受験仲間から真の友人へと関係を深めていきました。
ハンター試験の合格者と不合格者の結果一覧
第287期ハンター試験の最終結果を、合格者・不合格者それぞれの詳細とともに整理します。
誰がどのような経緯で合格あるいは脱落したのか、一覧で確認していきましょう。
第287期の最終合格者7名とそれぞれの合格理由
最終試験を経て、以下の7名が第287期ハンター試験の合格者となりました。
| 受験番号 | 名前 | 合格の経緯 |
|---|---|---|
| 405 | ゴン=フリークス | ハンゾー戦でハンゾーが降参し勝利 |
| 404 | クラピカ | 対戦でヒソカが自ら降参 |
| 403 | レオリオ | 試験中に棄権者が出たため繰り上げ合格 |
| 44 | ヒソカ | 複数の対戦を経て勝利を収め合格 |
| 294 | ハンゾー | ゴン戦で降参するも、他の対戦で勝利し合格 |
| 53 | ポックル | 対戦で勝利を収め合格 |
| 301 | ギタラクル(イルミ) | 対戦で勝利を収め合格 |
注目すべきは、この期では初受験の新人合格者が非常に多かった点です。
試験官のサトツによれば、しばらく合格者が出ない年が続いた後に有望な新人がまとめて現れるという周期的な傾向があるとのことでした。
キルアが不合格になった衝撃の経緯とイルミの介入
最終試験における最大の波乱は、キルアの不合格でした。
キルアは受験番号99番で試験に参加し、身体能力・戦闘能力ともに合格者に引けを取らない実力を持っていました。
しかし、最終試験の途中で兄のイルミ=ゾルディックがギタラクルという偽名で受験していたことが判明します。
イルミはキルアに何かを囁き、精神的な操作を加えました。
その直後、キルアの様子が一変し、次の対戦相手であるボドロを殺害してしまいます。
ルール上、相手を殺害した者は即不合格となるため、キルアは失格処分を受けました。
クラピカとレオリオはキルアの不自然な言動とイルミの不審な行動を根拠に再試験を要求しましたが、ネテロ会長は「如何なる異議も認めない」との結論を下しています。
なお、キルアは翌年の第288期ハンター試験を受験し、1次試験で全受験者1489名を単独で打倒するという圧倒的な実力を見せ、ネテロ会長の判断で即座に合格しました。
ネテロ会長が設計したトーナメントの組み合わせ意図とは
最終試験の逆トーナメントの組み合わせは、ネテロ会長が各受験者との面接結果をもとに独自に設計したものです。
一般的に、この組み合わせにはネテロ会長の思惑が反映されていると考えられています。
具体的には、合格させたい人物には早い段階で勝ちやすい対戦が組まれ、逆に不合格候補には厳しい相手が配置されたという分析が多く見られます。
ゴンの初戦がハンゾーだったのも、ゴンの精神力を見抜いたネテロが「負けても折れない」と判断した上での配置だったのかもしれません。
また、クラピカとヒソカの対戦ではヒソカが自ら降参しており、両者の間に何らかの密約があったのではないかという疑惑も作中で指摘されています。
単なる実力の測定ではなく、人間性や将来性を含めたハンターとしての資質を見極める、ネテロ会長ならではの深慮が感じられる設計でした。
ハンター試験後のゴンはどうなった?その後の歩み
ハンター試験の合格はゴンにとってスタートラインに過ぎませんでした。
その後も様々な冒険と試練を経て大きく成長していくゴンの軌跡を、主要なエピソードごとに振り返ります。
裏ハンター試験と念能力の習得までの道のり
ハンター試験に合格しただけでは、真の意味でのプロハンターとは認められません。
合格後には「裏ハンター試験」と呼ばれる非公式の関門が存在し、プロハンターに必須の念能力を習得することが求められます。
ゴンはキルアとともに天空闘技場を訪れた際、念能力の師匠となるウイングと出会いました。
ウイングの指導のもと、オーラの基本操作である四大行を会得し、裏ハンター試験にも合格しています。
ウイングはゴンの才能を「1000万人に1人」と評しており、強化系の念能力者としての素質は折り紙付きです。
のちにナックルとの対戦時点でのオーラの絶対量は約21,500と測定されており、年齢を考慮すればプロハンターの中堅クラスにも匹敵する破格の数値でした。
ゴンが編み出した必殺技「ジャジャン拳」は、じゃんけんに見立てた強化系(グー)、変化系(チー)、放出系(パー)の3種を使い分けるユニークな技で、構えの大きさが弱点でありながらも直撃時の威力は格上をも一撃で沈める破壊力を誇ります。
キメラ=アント編で見せた覚悟と「ゴンさん」の代償
ゴンの物語で最大の転換点となったのが、キメラ=アント編です。
恩人であるカイトがキメラ=アントの王直属護衛軍の一員ネフェルピトーに操り人形へと改造されてしまい、ゴンはカイトを救うために戦場へ赴きます。
しかし、ピトーと対峙した際にカイトの蘇生が不可能であることを告げられ、ゴンの中で何かが決壊しました。
「もうこれで終わってもいい」という覚悟のもと、自らの未来の全てを犠牲にして念をかけ、数十年分の修練を経てようやく到達できるはずの姿へと強制的に成長します。
筋骨隆々の成人の姿に変貌し、天を突くほどに髪が伸びたその姿は、読者やファンの間で畏怖を込めて「ゴンさん」と呼ばれるようになりました。
王に次ぐ実力を持つピトーを徒手空拳で圧倒し、撃破するほどの絶対的な戦闘力を発揮しましたが、代償もまた絶大でした。
戦闘後のゴンは除念師ですら手に負えないほどの危篤状態に陥り、片腕がミイラのように痩せ細るまで衰弱しています。
最終的にキルアが連れてきたアルカ(ナニカ)の特殊な力によって回復を果たしますが、念能力のハイリスクハイリターンの究極形として多くの読者に衝撃を与えたエピソードです。
念能力を失ったゴンの現在とくじら島での生活
キメラ=アント編の代償として、ゴンは念能力が使えない状態になっています。
ジン曰く「オーラが出ないのではなく、ゴンにはオーラが視えなくなっただけ」とのことですが、ハンターとしての過酷な活動は実質的に不可能な状態です。
暗黒大陸編が進行する現在の物語では、ゴンはくじら島に戻り、育ての親であるミトのもとで留守中にたまっていた初等教育の勉強に励んでいます。
コミックス33巻に収録された345話を最後に、ゴンの姿がきちんと描かれた場面は長らく登場していません。
主人公が物語の中心から離れるという異例の展開は、ファンの間で様々な議論と期待を呼んでいます。
ゴンがいつ物語に復帰するのか、念能力を取り戻すことはできるのかという問いは、『HUNTER×HUNTER』の最大の関心事の一つであり続けています。
ハンター試験に関する最新のコラボ・イベント情報
ハンター試験編は『HUNTER×HUNTER』の原点として根強い人気を誇り、近年も多数のコラボレーションやイベントが展開されています。
2025年から2026年にかけての最新情報を整理しました。
リアル脱出ゲーム「ハンター試験スタジアムからの脱出」の開催実績
SCRAPが主催するリアル脱出ゲーム「ハンター試験スタジアムからの脱出」は、ハンター試験を実際に体験できる大型イベントとして大きな話題を集めています。
2022年の初開催以降、全国5都市以上のスタジアムやアリーナで開催され、累計4万人以上が参加しました。
完売公演が続出するほどの盛況ぶりで、2025年3月には神戸のGLION ARENA KOBE、2025年8月には仙台のゼビオアリーナ仙台で3日間限定の公演が行われています。
制限時間60分、イベント全体の所要時間は120分から130分で、襲い来る幻影旅団の魔の手を回避しながら脱出を目指すという内容です。
参加者からは没入感の高さが広く評価されており、今後の追加開催にも期待が寄せられています。
2026年開催のハンター試験編×Gratteコラボの詳細
2026年3月17日から3月31日まで、アニメ『HUNTER×HUNTER』ハンター試験編とアニメイトカフェグラッテ(Gratte)のコラボが全国のアニメイト対象店舗で開催されます。
対象店舗は池袋本店、秋葉原ANNEX、渋谷、吉祥寺パルコ、横浜ビブレ、仙台、名古屋、大阪日本橋、梅田などの主要都市に展開されています。
有償特典としてトレーディングアクリルコースター(全6種)が用意されており、対象商品を税込2,000円ごとに購入することで入手できます。
ハンター試験編をテーマにしたコラボは久しぶりの開催とあって、ファンの注目度は非常に高いものとなっています。
S.H.Figuartsハンター試験編オプションパーツセットの発売情報
バンダイスピリッツの「S.H.Figuarts」シリーズから、ゴンとキルアのハンター試験編をイメージしたオプションパーツセットが2026年8月に発売予定です。
価格は6,050円(税込)で、2026年2月2日より一般店頭での予約が開始されました。
セットには豊富な交換用表情パーツと交換用手首パーツが含まれており、別売りのゴンとキルアのフィギュア本体と組み合わせることで、ハンター試験編の様々な劇中シーンを再現できます。
このほか、2025年7月にはハンター試験編をテーマにした「HUNTER×HUNTER WEBくじ第6弾 ~AIM! HUNTER LICENSE~」も販売され、ハンゾーがWEBくじ初登場となる描き下ろしイラストを使用した限定グッズが展開されました。
アパレル分野でもハンター試験編から選挙編までをフィーチャーしたカプセルコレクション全10型が2025年7月から2026年3月にかけて順次発売されるなど、ハンター試験編関連の商品展開は活発に続いています。
ゴンのハンター試験に関するよくある疑問
ハンター試験編に関して、多くの読者が気になるポイントをQ&A形式でまとめました。
初めて読む方の疑問にも、読み返して確認したい方のニーズにもお応えします。
ゴンのハンター試験は何期でアニメでは何話まで?
ゴンが受験したのは第287期ハンター試験です。
アニメ第2作(2011年版・日本テレビ/マッドハウス制作)では、ハンター試験編は第1話から第21話までに相当します。
アニメ第1作(1999年版・フジテレビ/日本アニメーション制作)でも冒頭から描かれており、両作品ともに物語の導入部として丁寧に映像化されました。
なお、TVer等の動画配信サービスでもハンター試験編やゾルディック家編(24話分)が期間限定で配信されることがあるため、視聴の機会は比較的得やすい状況です。
ハンター試験編は漫画の何巻から何巻に収録されている?
ハンター試験編は原作漫画の第1巻から第5巻に収録されています。
第1話「出発の日」でゴンがくじら島を旅立つところから始まり、最終試験の決着とキルアの不合格、そしてゾルディック家へキルアを取り戻しに行くエピソードへと続きます。
単行本5冊分という分量は長編エピソードが多い『HUNTER×HUNTER』の中ではコンパクトな部類で、テンポよくストーリーが進む読みやすさが特徴です。
最新刊は第38巻(2024年発売)で、暗黒大陸編の王位継承戦が描かれています。
第39巻の発売日は2026年3月時点で未定となっています。
ゴンはなぜヒソカからプレートを返したのか
第4次試験のゼビル島で、ゴンはヒソカのプレートを奪取した直後にゲレタの毒吹き矢で動けなくなりました。
ゲレタを倒したヒソカがゴンの標的プレートを施しとして差し出しましたが、ゴンはそれを受け取ることを拒否して突き返しています。
この行動の背景には、ゴンの極度の負けず嫌いがあります。
自力で奪い取ったプレートならともかく、相手の温情で与えられたものは自分の力で手に入れた勝利ではないという強い矜持があったのです。
プレートを返した際にヒソカのパンチを食らい、樹洞の中で悔しさに打ち震えるゴンの姿は、アニメ第1作ではさらに克明に描写されています。
この屈辱はのちに天空闘技場でのヒソカ戦で晴らされることになり、ゴンの成長を象徴するエピソードとして多くのファンの記憶に刻まれています。
まとめ:ゴンのハンター試験の全貌と最新情報ガイド
- ゴン=フリークスは第287期ハンター試験に受験番号405番で参加し、合格を果たした
- ハンター試験の合格率は数百万分の1で、合格者ゼロの年も存在する超難関試験である
- 第287期は会場到着前の試練、1次試験(マラソン)、2次試験(料理)、3次試験(トリックタワー)、4次試験(プレート争奪)、最終試験(逆トーナメント)の全6段階で構成された
- ゴンは釣り竿を武器に試験を戦い抜き、ヒソカのプレート奪取やハンゾー戦での不屈の精神など数々の名場面を残した
- 最終試験の合格者はゴン、クラピカ、レオリオ、ヒソカ、ハンゾー、ポックル、イルミの7名である
- キルアは兄イルミの精神操作により対戦相手を殺害し不合格となったが、翌年の第288期で圧倒的な実力を示し合格した
- ハンター試験合格後、ゴンは裏ハンター試験で念能力を習得し「1000万人に1人の才能」と評された
- キメラ=アント編で自らの未来を犠牲にした「ゴンさん」への変貌は、念能力の究極のハイリスクハイリターンとして衝撃を与えた
- 現在のゴンは念能力を失いくじら島で生活しており、物語への復帰時期はファン最大の関心事である
- 2025年〜2026年にかけてリアル脱出ゲーム、Gratteコラボ、S.H.Figuartsパーツセットなどハンター試験編関連の商品・イベント展開が活発に続いている
