五老星の刀は何者か?初代鬼徹との関係と未解決の謎を考察

『ONE PIECE』の物語において、世界政府の最高権力者である五老星は長年にわたり謎に包まれた存在でした。

なかでも読者の関心を集め続けているのが、五老星の一人が常に携えている一振りの刀です。

連載初期から「あの刀は何なのか」という疑問がファンの間で語られてきましたが、エッグヘッド編でついにその正体が明らかになりました。

この記事では、ナス寿郎聖が持つ刀の名称や位列、鬼徹シリーズとの関係、ゾロとの因縁、そして今後の展開予想まで、判明している情報を網羅的に整理しています。

作中の描写と公式情報を照らし合わせながら、五老星の刀にまつわるあらゆる論点を掘り下げていきます。

目次

五老星の刀を持つ人物は誰か?ナス寿郎聖の基本プロフィール

五老星の中で刀を所持しているのは、イーザンバロン・V・ナス寿郎聖ただ一人です。

天竜人の最高位に位置し、世界政府における役職は「財務武神」となっています。

他の四人が黒いスーツに身を包んでいるのに対し、ナス寿郎聖だけは白い和装を着用しているのが特徴的です。

スキンヘッドに丸眼鏡、そして腰に差した大太刀という出で立ちは、初登場の第233話から読者の記憶に強く残ってきました。

名前に「寿郎」という漢字が含まれていることも注目に値します。

五老星の他のメンバーがいずれも西洋風の名前であるのに対し、ナス寿郎聖だけがワノ国を連想させる和風の名称を持っているからです。

アニメ版での声優は緒方賢一が担当しており、重厚感のある演技が物語の緊張感をさらに高めています。

五老星の刀の正体は初代鬼徹|確定までの経緯を解説

初登場時から続いていた読者の推測

ナス寿郎聖の刀が初代鬼徹ではないかという推測は、実は2003年の初登場時から存在していました。

根拠となったのは、刀の鍔と柄のデザインです。

ゾロが所持する三代鬼徹、そしてワノ国で登場した二代鬼徹と比較すると、ナス寿郎聖の刀には明らかな類似点が見られます。

鬼徹シリーズに共通する独特の鍔の形状が描かれていたことから、多くの読者がこの仮説を支持してきたのです。

約20年にわたって語り継がれたこの推測は、エッグヘッド編でようやく決着を迎えることになります。

第1117話での決定的な描写

2024年6月に掲載された第1117話で、ナス寿郎聖とゾロが初めて刃を交えました。

この場面において、ナス寿郎聖はゾロの刀を見て鬼徹であることを認識し、ゾロもまたナス寿郎聖の刀に鬼徹の気配を感じ取っています。

覇王色の覇気がぶつかり合う稲妻の演出とともに、両者が互いの刀の正体に驚愕する表情が描かれました。

ただし、この場面で「初代鬼徹」という名称が台詞として明言されたわけではありません。

公式グッズでの名称確定という異例の経緯

「初代鬼徹」の名称が正式に確定したのは、原作の台詞ではなく公式商品がきっかけでした。

「一番くじ ワンピース 未来島エッグヘッド〜Burst of Energy〜」のフィギュア商品名に「初代鬼徹」と記載されたことで、ファンの間では事実上の確定と受け止められています。

原作内での直接的な言及がないまま公式グッズで名称が示されるという、やや異例の確定経緯を持つ点は覚えておきたいポイントです。

鬼徹シリーズの位列比較|初代・二代・三代の違いを整理

初代鬼徹の凄さを正しく理解するためには、鬼徹シリーズ全体の中での位置づけを把握する必要があります。

『ONE PIECE』の世界における刀剣には、上から最上大業物12工、大業物21工、良業物50工、業物という4段階の位列が存在します。

鬼徹シリーズの3本は、それぞれ異なるランクに属しています。

刀名 位列 刀鍛冶 現在の所有者
初代鬼徹 最上大業物12工 未判明 ナス寿郎聖
二代鬼徹 大業物21工 古徹(光月家の先祖) 天狗山飛徹が保管
三代鬼徹 業物 天狗山飛徹(光月スキヤキ) ロロノア・ゾロ

最上大業物12工は作中の刀剣で最高位に位置づけられるランクであり、ミホークの黒刀「夜」、白ひげの「むら雲切」、ロジャーの「エース」と並ぶ格を持ちます。

初代鬼徹はこの最高位に属する一振りであり、これだけでもナス寿郎聖が携える刀の破格さがうかがえるでしょう。

なお、鬼徹シリーズの3本には共通して「持ち主を死に至らしめる」という呪いの伝承があり、いずれも妖刀として恐れられています。

五老星ナス寿郎聖の戦闘能力と刀の使い方

馬骨への変身と人獣型の戦闘スタイル

ナス寿郎聖は白骨化した馬の妖怪「馬骨」に変身する能力を持っています。

特に注目すべきは人獣型と呼ばれる形態で、上半身が人間、下半身が白骨の馬というケンタウロスのようなフォルムに変化します。

この状態では馬の機動力と人間の剣技を同時に発揮でき、刀もまた巨大化するのが大きな特徴です。

一般的に「五老星の中で最もスタイリッシュな戦闘形態」と評価されており、読者人気の高さにもつながっています。

エッグヘッド編で見せた圧倒的な剣技

エッグヘッド編におけるナス寿郎聖の戦闘描写は、他の五老星メンバーと比較しても際立って多く描かれました。

僅か数分の間に島内の多数のパシフィスタⅢを全て無力化し、巨人族を一瞬で斬り伏せ、さらには巨大な研究層(ラボフェーズ)を一刀両断する飛ぶ斬撃まで披露しています。

パシフィスタへの対処方法も注目に値します。

ナス寿郎聖は斬りつけた対象を凍結させることで、破壊せずに行動停止させるという手法を取りました。

パシフィスタは一体あたり軍艦一隻分のコストがかかる高額兵器であり、「財務武神」という役職にふさわしい合理的な対応だったと多くの読者から評価されています。

斬撃に宿る氷の力の正体

ナス寿郎聖の斬撃が対象を凍結させる能力については、その正体をめぐって議論が続いています。

この氷結の力が初代鬼徹という妖刀に固有の特性なのか、それとも馬骨の能力に由来するものなのかは、作中で明確に説明されていません。

馬骨は「黄泉の冷気」を操るのではないかという推測が一般的です。

麦わらの一味のブルックもヨミヨミの実の力で黄泉の冷気を扱い、斬った箇所が凍る描写があるため、この類似性が根拠として挙げられています。

一方で、鬼徹シリーズが妖刀としての特殊な性質を持つ可能性も否定できず、今後の展開で明らかになることが期待されています。

五老星の刀とゾロの三代鬼徹|鬼徹対決の伏線を読み解く

第1117話で交差した二つの鬼徹

エッグヘッド編における最大の見どころの一つが、ナス寿郎聖とゾロが鬼徹同士で刃を交えた場面です。

最上大業物の初代鬼徹と、業物の三代鬼徹。

ランクには大きな開きがありますが、両者が互いの刀を鬼徹と認識して驚愕した瞬間は、多くの読者に強烈な印象を残しました。

この衝突では覇王色の覇気がぶつかり合う描写も確認されており、ナス寿郎聖が剣士として覇王色を扱える可能性が示唆されています。

ゾロの覇王色確定が対決への布石に

2025年6月に掲載された第1152話において、ゾロが覇王色の覇気を持つことが正式に確定しました。

これはエッグヘッド編でナス寿郎聖と交戦した際に見せた覇王色の衝突の裏付けとなるだけでなく、将来的な本格対決への布石としても大きな意味を持っています。

「最上大業物の初代鬼徹を持つ五老星の剣士」と「覇王色を纏う三刀流の剣豪」という構図は、物語終盤における屈指の対戦カードとして広く期待されているのです。

ゾロは初代鬼徹を入手するのか

ゾロがナス寿郎聖を倒し、初代鬼徹を手に入れるのではないかという予想は根強く存在します。

ミホークが語った「全ての刀は黒刀に成り得る」という言葉を踏まえると、ゾロが初代鬼徹を手にし黒刀化させることで、名実ともに世界最強の剣豪に到達するというシナリオは確かに魅力的です。

ただし現時点では推測の域を出ず、尾田栄一郎がどのような結末を用意しているかは未知数と言わざるを得ません。

初代鬼徹をめぐる未解決の謎と注意点

描写上の不一致問題

第1117話でナス寿郎聖が使用していた刀の外見について、一部の読者から疑問の声が上がっています。

具体的には、鍔が描かれていないように見える点や、柄が木目調で三代・二代鬼徹とは異なるデザインに見える点が指摘されています。

「作画上の簡略化や描き忘れではないか」とする見方が多数派ですが、「鬼徹が形態変化する特殊な性質を持つのではないか」「別の刀を使用していた可能性」といった少数意見も存在します。

コミックス収録時に修正が入る可能性もあるため、単行本との比較が注目されるポイントです。

初代鬼徹の刀鍛冶は未判明

二代鬼徹は「古徹」、三代鬼徹は「天狗山飛徹(光月スキヤキ)」が打ったことが作中で明かされていますが、初代鬼徹を作刀した人物は依然として不明です。

鬼徹一派の刀はいずれもワノ国の刀鍛冶によって打たれたと考えられるため、初代鬼徹もワノ国製である可能性が極めて高いと言えるでしょう。

この点はナス寿郎聖のワノ国出身説とも密接に関わる重要な未解決事項です。

ナス寿郎聖の変身能力の正体

馬骨への変身は一般的に悪魔の実(動物系幻獣種)の能力だと推測されていますが、作中ではこの点が明言されていません。

五老星の変身能力がイム様から付与された特殊な力である可能性も指摘されており、通常の悪魔の実とは異なる仕組みが隠されている可能性があります。

サターン聖がイム様に粛清されガーリング聖が新たに加入した際に、変身能力も引き継がれるのかどうかが今後の判断材料になるでしょう。

五老星の刀使い比較|ナス寿郎聖とガーリング聖

第1125話でサターン聖が退場し、新たにフィガーランド・ガーリング聖が五老星に加入したことで、刀や剣を扱う五老星が二人になりました。

両者の比較情報を整理すると、以下の通りです。

比較項目 ナス寿郎聖 ガーリング聖
役職 財務武神 科学防衛武神
武器 初代鬼徹(最上大業物) 剣(名称・位列ともに不明)
出自 ワノ国旧将軍家の末裔と推測 フィガーランド家(シャンクスの血族)
変身能力 馬骨(確認済み) 未確定
戦闘実績 エッグヘッド編で多数の描写 本格的な戦闘描写はほぼ未公開

ナス寿郎聖はエッグヘッド編での圧倒的な活躍から、五老星最強の剣士との評価が定着しつつあります。

一方のガーリング聖は神の騎士団の最高司令官を務めた経歴があり、武闘派であることは間違いありませんが、戦闘の詳細は2026年3月時点でまだ明かされていません。

「世界最強の剣士」の候補としてミホーク、シャンクスに加え、この二人の名前も挙がるようになっており、今後の展開でどのような実力が描かれるかが注目されています。

ワノ国との繋がり|なぜ五老星が日本刀を持つのか

ナス寿郎聖が初代鬼徹を所持している理由は、ワノ国との深い関係にあると考えられています。

五老星の中で唯一和装を着用し、名前に漢字を含むナス寿郎聖は、800年前にマリージョアへ移住した「最初の20人の王」の中にワノ国出身者がいた可能性を強く示唆する存在です。

一般的に支持されている仮説では、ナス寿郎聖の祖先はかつてワノ国の将軍家であり、世界政府設立時に20カ国の連合側に加わってマリージョアへ移り住んだとされています。

初代鬼徹はその際にワノ国から持ち出されたものだと推測されているのです。

この仮説が正しければ、将軍家が去った後のワノ国を光月家が引き継ぎ、新たな将軍家となったという歴史も浮かび上がってきます。

ただし、これらはいずれもファンの間で広く支持されている考察であり、2026年3月時点では原作内での公式確定には至っていない点に注意が必要です。

最新動向|2025年から2026年の五老星の刀に関するトピック

原作エルバフ編の進行

原作漫画はエッグヘッド編を経てエルバフ編に突入しており、2026年3月時点で第1170話付近まで進行しています。

エルバフ編におけるゾロとナス寿郎聖の再戦がいつ描かれるのかは、現在最も注目されているテーマの一つです。

ゾロの覇王色確定という大きな進展もあり、鬼徹同士の本格対決に向けた伏線は着実に積み重ねられている状況と言えるでしょう。

アニメ版の展開

TVアニメのエッグヘッド編は2025年12月末で完結し、2026年4月からエルバフ編の放送が開始される予定です。

2025年8月に放送されたエッグヘッド編の新オープニング(ELLEGARDENの「カーマイン」)では、ナス寿郎聖が五老星の中で唯一人獣型で抜刀する個別シーンを与えられました。

サターン聖を除く他の四人が獣型で一瞬映るだけだったのに対し、この特別な演出はアニメスタッフによるナス寿郎聖への高い評価を物語っています。

ゲーム・グッズ展開の活況

2026年3月5日には『ONE PIECE バウンティラッシュ』に超レジェンダリーキャラとしてナス寿郎聖が実装されました。

防御力を参照してダメージを与えるディフェンダータイプで、高い機動力と広範囲の障害物貫通攻撃が強みとされています。

フィギュアについては、2025年6月発売の「一番くじ ワンピース The Throne of Power」(B賞、1回850円)、2025年12月発売の「一番くじ ワンピース 未来島エッグヘッド〜Burst of Energy〜」(D賞、約27cm)と、短期間に複数の立体化が実現しています。

ONE PIECEカードゲーム第13弾「受け継がれる意志」(2025年8月発売)では、『呪術廻戦』の作者がナス寿郎聖を含む五老星のイラストを書き下ろし、「ナス寿郎聖が描けてよかった」とコメントしたことも話題となりました。

読者からの評価と人気の傾向

ナス寿郎聖は五老星の中で最も高い読者人気を誇っています。

キャラクター人気投票のデータでは、五老星5人の中で唯一300位台にランクインしており、他の4人が500位以降に留まるのと比較すると頭一つ抜けた支持を得ている状況です。

人気の要因として一般的に挙げられるのは、和装にケンタウロスという唯一無二のビジュアル、刀を用いた戦闘スタイルの格好良さ、そしてエッグヘッド編における圧倒的な戦闘描写の3点です。

「一人だけ刀を持っているような奴は違う」「不死身頼りではなく実力で強い」といった声が多く見られ、五老星という敵キャラでありながら惹きつけられるという読者が多いことがうかがえます。

同業のジャンプ作家からも注目される存在であることを考えると、キャラクターとしての完成度の高さは作品全体の中でもトップクラスと言えるかもしれません。

まとめ:五老星の刀・初代鬼徹の全貌と今後の展望

  • 五老星の中で刀を持つのはイーザンバロン・V・ナス寿郎聖ただ一人である
  • ナス寿郎聖の刀の正体は最上大業物12工に属する妖刀「初代鬼徹」で、公式グッズで名称が確定した
  • 鬼徹シリーズは初代が最上大業物、二代が大業物、三代が業物と、代を追うごとに位列が下がる構成になっている
  • 第1117話でゾロの三代鬼徹とナス寿郎聖の初代鬼徹がぶつかり合い、覇王色の覇気の衝突が描かれた
  • ナス寿郎聖の斬撃は対象を凍結させる氷の能力を持つが、それが刀の特性か馬骨の力かは未確定である
  • 初代鬼徹を打った刀鍛冶は未判明だが、ワノ国の鬼徹一派の作刀と推定されている
  • ナス寿郎聖はワノ国旧将軍家の末裔とする説が広く支持されているが、原作では未確定である
  • ガーリング聖の五老星加入により刀使いが二人になり、今後の剣士対決の構図がさらに複雑化した
  • 第1152話でゾロの覇王色が確定し、ナス寿郎聖との本格的な鬼徹対決への伏線が強化されている
  • 2025年〜2026年にかけてゲーム実装やフィギュア化が相次いでおり、キャラクター人気は五老星の中で突出している
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