『ONE PIECE』の物語が最終章へ突入し、世界政府の最高権力者である五老星の存在感がかつてないほど高まっています。
なかでも読者の注目を一身に集めているのが、五老星の新メンバーとして加わったフィガーランド・ガーリング聖です。
「ガーリング聖の正体は一体何者なのか」「シャンクスとの血縁関係は事実なのか」「どれほどの能力を持っているのか」といった疑問は、ファンコミュニティで日々活発に議論されています。
この記事では、ガーリング聖の基本プロフィールから若い頃のゴッドバレーでの行動、戦闘能力や不死身の謎、神の騎士団やフィガーランド家との関係、さらには今後の展開予想まで、原作の描写に基づいて余すところなく解説します。
五老星ガーリング聖とは何者か?基本プロフィールまとめ
フィガーランド・ガーリング聖は、世界政府の最高意思決定機関である五老星の一人であり、「科学防衛武神」の肩書きを持つ人物です。
もともとは神の騎士団の最高司令官として天竜人を束ねる立場にありましたが、エッグヘッド事件の後にサターン聖の後任として五老星へ昇格しました。
天竜人のなかでも飛び抜けた実力と冷酷さを兼ね備え、最終章の行方を左右する重要キャラクターとして位置づけられています。
フィガーランド家の天竜人としての出自と地位
ガーリング聖は、天竜人の名門であるフィガーランド家の当主です。
フィガーランド家は世界政府を創設した「最初の20人」の一族には含まれていないものの、世界貴族のなかでも極めて大きな影響力を持つ家系として描かれています。
映画『ONE PIECE FILM RED』で「フィガーランド」の名前が初めて言及された際、この一族がシャンクスと関係している可能性が浮上し、ファンの間で大きな話題となりました。
原作本編でもその重要性は回を追うごとに増しており、フィガーランド家は最終章の勢力図を読み解くうえで欠かせない存在となっています。
神の騎士団の最高司令官から五老星の新メンバーへ
ガーリング聖は五老星に就任する前、神の騎士団の最高司令官を長年にわたって務めていました。
神の騎士団は天竜人を裁く権限を与えられた特殊な武装組織であり、革命軍のリーダーであるモンキー・D・ドラゴンですら警戒するほどの実力を有しています。
原作第1125話で、エッグヘッド事件によりサターン聖が消滅した直後、ガーリング聖はイムからの命令を受けて「科学防衛武神」の後任に就きました。
他の四老星には事前の知らせがなく、権の間に姿を現したガーリング聖が自ら後任を名乗るという異例の形での就任劇でした。
アニメ版の声優と初登場回
アニメ版でガーリング聖を演じているのは、俳優・声優として幅広く活躍する山路和弘さんです。
山路さんは同じ『ONE PIECE』シリーズにおいて、セニョール・ピンク役や映画『ONE PIECE FILM GOLD』のギルド・テゾーロ役でも出演しています。
原作でのガーリング聖の初登場は第1086話であり、アニメでは第1120話にあたります。
五老星として権の間に登場する場面はアニメ第1155話で放送され、髭のデザインが原作に合わせて修正されたことも一部で話題になりました。
ガーリング聖の若い頃とゴッドバレー事件での活躍
ガーリング聖を理解するうえで欠かせないのが、38年前に起きたゴッドバレー事件での行動です。
若い頃のガーリング聖は金髪の精悍な青年として描かれており、天竜人の女性たちからも人気を集めるほどの容姿を持っていました。
顔立ちは息子のシャンクスやシャムロックと酷似しており、血縁が明かされる以前から読者の間では親子説が根強く語られていました。
38年前のゴッドバレーで「王者」と呼ばれた理由
ガーリング聖は、ゴッドバレー事件の結果として「ゴッドバレーの王者(チャンピオン)」という称号を得ています。
しかし、この称号の実態については大きな疑問が残ります。
ゴッドバレーでは天竜人による「先住民狩り大会」が開催されており、ガーリング聖は高得点の標的を次々と仕留めて10万点を獲得し、参加者のなかで首位に立ちました。
その後、ロックス海賊団とロジャー海賊団が島に襲来し、ロックス・D・ジーベックはガープとロジャーの連携によって倒されています。
ガーリング聖は無力化されたロックスにとどめの一撃を加え、それが「王者」の称号につながりました。
つまり単独でロックスに勝利したわけではなく、称号の正当性は読者の間でも疑問視されています。
先住民狩り大会で見せた冷酷すぎる行動の数々
ゴッドバレー事件でのガーリング聖の振る舞いは、その本性を鮮烈に示すものでした。
事件の約2年前、ガーリング聖は偶然ゴッドバレー島を訪れ、豊富な資源とデイヴィ一族の存在を発見しています。
マリージョアへ帰還した後、五老星に対し「あの御方にも喜ばれる」としてゴッドバレーを先住民狩り大会の次回開催地に推薦したのはガーリング聖自身です。
大会当日、自国民が狩りの標的にされることに抗議したゴッドバレーの王を、開始の合図を待たずに斬殺しました。
このルール違反で10,000点の減点を受けましたが、本人は「ちょうどいいハンデだ」と平然としていたことが描かれています。
また、息子たちの母親であるマグノリアを再会の場で斬り捨てるなど、目的のためには手段を選ばない冷酷さが随所に表れていました。
ロックスとの直接対決の結末とチャンピオンの真相
原作第1158話から第1167話にかけて、ゴッドバレー事件の詳細が描かれ、ガーリング聖とロックスの直接対決の全容が明らかになりました。
ガーリング聖は神の騎士団を率いてロックス・D・ジーベックと交戦しましたが、一対一では全く歯が立たず、圧倒的な実力差で敗北を喫しています。
ロックスの剣技は凄まじく、ガーリング聖が持つ不死身の再生能力でさえ回復に通常より長い時間を要するほどの深手を負わされました。
仲間の騎士とともに再び立ち向かったものの、ロックスは単独で複数の騎士を退けるほどの戦闘力を見せつけています。
最終的にロックスはイムの出現によって「黒転支配」で悪魔化させられ、ガープとロジャーの共闘により打ち倒されました。
ガーリング聖がとどめを刺したのは、ロックスが完全に力を失った後のことです。
こうした経緯から、ファンの間では「チャンピオンの称号にふさわしい活躍をしていない」という声が少なくありません。
ガーリング聖の能力と戦闘力はどれほど強いのか?
ガーリング聖がどの程度の戦闘力を持つのかは、読者にとって最も気になる情報の一つでしょう。
五老星という最高権力の座に就いた以上、相応の実力を備えていることは間違いありません。
現時点で判明している情報を整理し、その能力の全体像を探ります。
原作者が明言した強さと「その理由」の意味
原作者の尾田栄一郎氏は、週刊少年ジャンプ2024年49号に掲載されたQ&Aで、ガーリング聖の戦闘能力について問われた際に「強いです」と端的に答えています。
さらに「その強さには理由がある」という意味深な補足がありました。
この「理由」が何を指すのかは明言されていません。
フィガーランド家の血統によるものなのか、イムとの契約に由来するものなのか、あるいはまだ明かされていない別の要因があるのか、さまざまな推測が飛び交っています。
原作者自らが強さを認めていることから、今後の物語において本格的な戦闘シーンが描かれることはほぼ確実でしょう。
イムとの契約で得た不死身の再生能力とは
ガーリング聖は、イムとの「契約(Covenant)」を通じて不死身に近い再生能力を獲得しています。
この契約は「深々海契約」あるいは「深淵の契約」と呼ばれ、五老星全員に共通する能力の源泉と考えられています。
具体的には、頭部への致命的な斬撃を受けても身体が修復され、戦闘を続行できるという極めて強力な力です。
ただし完全に無敵というわけではありません。
ゴッドバレーでのロックスとの交戦時、強力な覇気が込められた攻撃による傷は再生に通常より長い時間がかかることが判明しました。
この弱点は、今後ガーリング聖と敵対する者にとって重要な攻略の糸口となり得ます。
五老星で唯一の悪魔の実未確認という謎
現在の五老星のうち、マーカス・マーズ聖、トップマン・ウォーキュリー聖、イーザンバロン・V・ナス寿郎聖、シェパード・十・ピーター聖の4名は、いずれも異形の姿への変身が確認されています。
しかしガーリング聖だけは、悪魔の実の能力がいまだ一切描かれていません。
五老星の変身能力がそもそも悪魔の実によるものなのか、それともイムから直接授けられた特殊な力なのかという根本的な疑問もまだ解決されていないため、ガーリング聖にも今後何らかの変身能力が付与される展開は十分にあり得ます。
逆に、ガーリング聖だけが悪魔の実に頼らず純粋な剣技と覇気で戦う「実力派の武人」として差別化される可能性も考えられるでしょう。
どちらの展開になるかは、今後の物語に委ねられています。
覇気の強さは五老星最強クラスと言われる根拠
ガーリング聖の覇気について直接的に描写された場面はまだ限られています。
それにもかかわらず、五老星のなかでも最強クラスの覇気を備えているのではないかという見方が有力です。
その根拠として最も説得力があるのは、息子シャンクスの存在でしょう。
シャンクスは四皇の一角を担い、覇王色の覇気だけで海軍大将クラスの戦士を圧倒する場面が作中で描かれています。
この桁外れの覇気を受け継ぐ血筋の持ち主であるガーリング聖が、同等かそれ以上の力を秘めていても不思議ではありません。
加えて、神の騎士団の最高司令官という要職を長年務めてきた事実も根拠の一つです。
ドラゴンが警戒するほどの武力集団を率いるには、単なる家柄だけでなく個人としての圧倒的な強さが必要であると考えるのが自然でしょう。
ガーリング聖とシャンクスは本当に親子なのか?
ガーリング聖とシャンクスの血縁関係は、かつて『ONE PIECE』最大の考察テーマの一つでした。
原作の進展により、この関係は現在では公式に確定しています。
ここでは、親子関係が明らかになった経緯と、その背景にある悲劇的なエピソードを整理します。
息子シャンクスとシャムロックの双子が確定した経緯
原作第1137話で、シャンクスと瓜二つの容姿を持つ人物「フィガーランド・シャムロック」が登場し、読者に強い衝撃を与えました。
続く第1138話にて、シャムロックがシャンクスの双子の兄であることが正式に明かされています。
二人はフィガーランド・ガーリング聖の息子であり、39年前にゴッドバレー島で誕生しました。
シャムロックは天竜人としてマリージョアで育てられ、現在は父の後を継ぐ形で神の騎士団の団長を務めています。
一方、シャンクスはゴッドバレー事件の混乱のなかでロジャー海賊団に拾われ、海賊として全く異なる人生を歩むことになりました。
天竜人の騎士団長と四皇の海賊という、対極の道を進む双子の存在は、物語に深い奥行きを与えています。
母マグノリアを斬殺した衝撃の過去
シャンクスとシャムロックの母親は、ゴッドバレー島に暮らす一般市民のマグノリアという女性です。
原作第1159話で描かれた再会の場面は、ガーリング聖の冷酷さを最も端的に物語るエピソードとなりました。
マグノリアは生まれたばかりの双子をガーリング聖に見せ、島で一緒に暮らすことを提案しています。
これに対しガーリング聖は「この島はもう長くない」と告げたうえで、すでに正式な婚約者を手配していることを明かしました。
そして何の躊躇もなく、マグノリアを剣で斬りつけています。
自分の子供たちの目の前で、その母親を平然と手にかけたこの場面には、読者から強い批判の声が上がりました。
このエピソードはガーリング聖が「クズ」と呼ばれる最大の要因として、ファンの記憶に深く刻まれています。
シャンクスがロジャー海賊団に拾われた理由
双子のうちシャンクスだけがロジャー海賊団に渡ることになった経緯には、モンキー・D・ドラゴンの関与があったことが示唆されています。
ゴッドバレー事件の混乱のさなか、赤子のシャンクスは宝箱の中に入れられた状態でゴール・D・ロジャーに発見されました。
ロジャーはシャンクスを船に引き取り、見習い(アプレンティス)として育てることを決めています。
その後シャンクスは、ロジャーの処刑を経て独立し、赤髪海賊団を結成して四皇にまで上り詰めました。
一方でガーリング聖は、15年前にマリージョアを訪れたシャンクスと再会しています。
この場でガーリング聖は「下界での暮らしは忘れろ」「望むものは何でも与える」と語りかけましたが、シャンクスがどう応じたかの詳細は今後の物語で明かされる余地を残しています。
五老星の新メンバーにガーリング聖が選ばれた背景
世界最高権力の一角である五老星に、なぜガーリング聖が選ばれたのかという問いは、世界政府の内部構造に直結する重要なテーマです。
この人事の裏側を読み解くことで、イムと五老星の力関係がより鮮明に浮かび上がります。
サターン聖の消滅と科学防衛武神の後任就任
五老星の一角であったジェイガルシア・サターン聖は、エッグヘッド事件の最終局面で消滅しました。
原作第1125話では、サターン聖が骨と化して崩れ去るという衝撃的な場面が描かれ、五老星に空席が生じています。
ガーリング聖はこの空席を埋める形で「科学防衛武神」の後任に就任しました。
前任のサターン聖は科学分野に精通した人物でしたが、ガーリング聖が同様の科学的知見を持つかどうかは不明です。
肩書きは受け継がれたものの、実態としての役割がどこまで同一なのかは興味深い論点といえるでしょう。
他の四老星にも事前通知なしだった異例の人事
ガーリング聖の五老星就任で特に異例だったのは、他の四老星に一切の事前通知がなかった点です。
権の間に現れたガーリング聖が突然「科学防衛武神の後任」を名乗り、居合わせた四老星が怪訝な表情を浮かべる場面が描かれました。
この人事がイムの直接命令によるものだったことは、五老星の人選があくまでイムの一存で決まることを明確に示しています。
五老星同士の合議や推薦ではなく、イムが必要と判断した人物を一方的に任命するという構図です。
ガーリング聖がイムにとって特別な価値を持つ存在であることを暗示する演出ともいえるでしょう。
ヴェガパンク・ヨークとの上下関係はどうなる?
科学防衛武神の就任に伴い、ヴェガパンク・ヨークはガーリング聖の直属の部下として配置されています。
ヨークはヴェガパンクの分身体(サテライト)の一人で、エッグヘッド事件後に世界政府側へ残った科学者です。
武人としての色が強いガーリング聖と、高度な科学技術を持つヨークの組み合わせは、前任のサターン聖とは異なる化学反応を生む可能性があります。
さらに、ガーリング聖は五老星就任によってくま型パシフィスタの指揮権(ジュエリー・ボニーに次ぐ第2位)と、セラフィムの最高指揮権を手にしました。
科学兵器の運用権限を掌握したことで、ガーリング聖の実質的な影響力は神の騎士団時代をはるかに上回るものとなっています。
神の騎士団とフィガーランド家の全体像
ガーリング聖の人物像をより深く理解するには、かつて率いていた神の騎士団と、出身母体であるフィガーランド家について知ることが不可欠です。
最終章ではこの組織と一族が物語の中核に据えられており、主要キャラクターたちの運命に大きく関わっています。
神の騎士団の役割と天竜人を裁く権限
神の騎士団は、天竜人社会の中で特異な位置を占める武装組織です。
その最大の特徴は「天竜人を裁く権限」を有していることにあります。
世界貴族である天竜人は通常、絶対的な不可侵の存在として扱われますが、神の騎士団だけは天竜人の行動に対して裁きを下す権限を認められています。
この権限が実際に行使された例として、ガーリング聖によるミョスガルド聖の処刑が挙げられます。
革命軍を率いるドラゴンが神の騎士団の動きを強く警戒していることからも、単なる名誉的な組織ではなく、実戦能力を伴った脅威であることがわかります。
フィガーランド家の家系図と主要人物の関係
現時点で判明しているフィガーランド家の構成員とその立場を、以下の表にまとめます。
| 人物名 | 続柄 | 現在の地位 |
|---|---|---|
| フィガーランド・ガーリング聖 | 当主・父 | 五老星・科学防衛武神 |
| フィガーランド・シャムロック聖 | 長男(双子の兄) | 神の騎士団 団長 |
| シャンクス | 次男(双子の弟) | 四皇・赤髪海賊団大頭 |
| マグノリア | 双子の母 | 故人(ガーリングに殺害) |
父が世界政府の頂点、兄が天竜人の武装組織の長、弟が海賊世界の頂点に立つ四皇という配置は、『ONE PIECE』の世界における勢力構造を一つの家族に凝縮したような構図です。
フィガーランド家がどのような結末を迎えるかは、そのまま物語全体の結末に直結するといっても過言ではないでしょう。
息子シャムロックが団長を継承した経緯
ガーリング聖が五老星へ昇格したことにより、神の騎士団の最高司令官ポストは空席となりました。
この後任として団長に就いたのが、長男のフィガーランド・シャムロック聖です。
シャムロックは原作第1137話で初登場し、シャンクスとそっくりの容姿を持つことで読者に大きな衝撃を与えました。
アニメ版ではシャムロック聖の声優を津田健次郎さんが担当しており、父ガーリング聖役の山路和弘さんとの親子キャスティングも話題を呼んでいます。
マリージョアで天竜人として育てられたシャムロックと、海賊として生きてきたシャンクスが、今後どのような形で交わるのかは最終章における最大の見どころの一つです。
ガーリング聖がクズと言われる理由と悪行一覧
ガーリング聖はファンの間で「クズ」と評されることが極めて多いキャラクターです。
その理由は、物語のなかで積み重ねられてきた数々の非道な行動にあります。
ここでは代表的な悪行を振り返り、なぜこれほどまでに嫌悪されるのかを改めて整理します。
ミョスガルド聖を処刑した非道な裁き
レヴェリー(世界会議)の期間中、天竜人のチャルロス聖がしらほし姫を奴隷にしようとする事件が発生しました。
この場を収めたのは、同じ天竜人でありながら魚人への理解を示すドンキホーテ・ミョスガルド聖です。
ミョスガルド聖はチャルロス聖を殴打してしらほしを救いましたが、ガーリング聖はこの行為を重罪と断じました。
「ゴミを守る者はさらに堕ちる」という冷酷な言葉とともに処刑を執行した場面は、天竜人社会の歪んだ価値観を象徴するものとして、多くの読者の記憶に残っています。
ゴッドバレーの王を即座に斬殺した場面
先住民狩り大会の開始直前、ゴッドバレーの王が自国民を競技の標的にすることに抗議しました。
ガーリング聖は対話や交渉の余地を一切設けず、抗議する王をその場で斬り捨てています。
大会規定では開始前の殺害は10,000点の減点ペナルティでしたが、ガーリング聖は「ちょうどいいハンデだな」と笑みさえ浮かべていたとされています。
人命の重みをまるで感じさせない態度が、読者の嫌悪感を強く掻き立てたエピソードです。
自分の子の母親すら平然と手にかける冷血さ
ガーリング聖が「クズ」と呼ばれる最大の根拠は、やはりマグノリア斬殺の件に集約されます。
生まれたばかりの双子を抱えたマグノリアに対し、ガーリング聖は島の消滅と正式な花嫁の存在を淡々と告げ、感情の欠片も見せずに剣を振るいました。
息子たちに対しては「フィガーランドの血を引く者」として価値を認める一方、血筋に関係のない母親には一片の情すら持ち合わせていない姿が描かれています。
天竜人の非道さを極限まで体現したキャラクターとして、ガーリング聖は作中屈指の悪役のポジションを確立しているといえるでしょう。
今後ガーリング聖はシャンクスと敵対するのか?
最終章の展開において、ガーリング聖とシャンクスの親子関係がどのような結末を迎えるのかは、ファンの間で最も熱い議論を呼んでいるテーマです。
世界政府の最高権力者と四皇の海賊という正反対の立場にある二人の対立構図は、すでに物語の中で明確に形作られています。
エルバフ編で親子対決は描かれるのか
原作はエルバフ編に突入しており、アニメ版も2026年4月5日からエルバフ編の放送が開始される予定です。
エルバフは巨人族の国であると同時に、シャンクスとも深い縁のある土地として描かれてきました。
エルバフ編では巨人族の王子ロキが「父殺し」の罪を犯したことが語られており、この設定がシャンクスとガーリング聖の関係に暗示的な対比を生んでいるという指摘が広がっています。
ただし、エルバフ編の時点で親子の直接対決が描かれるのか、それとも物語の最終決戦まで持ち越されるのかは現時点では判断できません。
いずれにせよ、二人の因縁が最終章のクライマックスに向けた大きな伏線であることは間違いないでしょう。
ガーリング聖を倒すのはシャンクスという説の根拠
ファンの間で最も支持されている説の一つが「ガーリング聖を打倒するのはシャンクスである」というものです。
根拠として第一に挙げられるのは、物語上の因縁の深さです。
母親を殺され、天竜人としての出自を知らずに海賊として生きてきたシャンクスにとって、ガーリング聖は個人的な感情を込めて対峙する唯一の相手といえます。
第二に、ロキの父殺しとの構造的な対比です。
尾田氏がエルバフ編で意図的にこのモチーフを配置した可能性は高く、シャンクスが父と決別する展開は物語の構成上も自然な流れとなります。
一方で、15年前にマリージョアで再会した際の具体的なやり取りが未だ全容を見せていないことから、二人の関係が単純な敵対に収まらない可能性も残されています。
最終章における五老星としての役割と展望
ガーリング聖は五老星の一員として、最終章の敵対勢力の中核を成す存在です。
就任時に「世界はこれから混乱と不確実性の時代に入る。
我々は備えねばならない」と他の四老星へ呼びかけた場面は、明確なビジョンを持って五老星に加わったことを示しています。
イムとの契約による再生能力、科学防衛武神としてのパシフィスタやセラフィムの指揮権、フィガーランド家の当主としての政治的影響力を併せ持つガーリング聖は、ルフィやシャンクスの前に立ちはだかる最大級の壁となるでしょう。
悪魔の実の能力が未だ描かれていないという事実もまた、今後大きなサプライズが控えている可能性を強く感じさせます。
五老星ガーリング聖に関するよくある疑問
ガーリング聖については、基本的な情報から細かなトリビアまで、多くの疑問が寄せられています。
ここでは特に頻繁に話題に上るポイントをまとめて解説します。
ガーリング聖の名前の由来やモデルは誰?
ガーリング聖の名前は、アメリカ陸軍の准将アーネスト・アルバート・ガーリントンに由来している可能性が指摘されています。
ガーリントン准将は1890年に起きたウンデッド・ニーの虐殺に中尉として参加し、武器を持たない先住民に対する攻撃に加わった人物です。
この行為に対して名誉勲章を授与されたという経歴は、無抵抗の島民を狩る大会で「チャンピオン」の称号を得たガーリング聖の設定と驚くほど重なります。
尾田氏は実在の歴史上の人物や出来事をモチーフにしてキャラクターを造形する手法を頻繁に用いており、この対応関係も意図的なものである可能性が極めて高いといえるでしょう。
なお、キャラクターの設計段階では「ガストラ」「デナム」「エイチベス」「サリッジ」「ガリンク」といった名前の候補もあったことが公式資料で明かされています。
髪型を伸ばすと円形になるというトリビアの真相
原作単行本第108巻のSBS(質問コーナー)で、尾田氏はガーリング聖の髪型に関するユニークなトリビアを披露しています。
頭の髪と顎の髭をさらに伸ばした場合、両者がつながって完全な円形を形成するとのことです。
横から見ると三日月型のシルエットが特徴的な現在の髪型ですが、それを伸ばすことで満月のような形状に変化するという設定は、ガーリング聖のデザインに天体のモチーフが組み込まれていることを裏付けています。
五老星で唯一「惑星名」ではない名前の意味
五老星の他のメンバーは、マーカス・マーズ(火星)、トップマン・ウォーキュリー(水星)、シェパード・十・ピーター(木星)と、いずれも太陽系の惑星を想起させる名前を持っています。
故人のサターン聖は文字通り土星(Saturn)でした。
しかしガーリング聖の名前には、惑星に直接結びつく要素がありません。
その代わり、横から見た髪と髭の三日月型シルエットはプトレマイオスの天動説における「月」を連想させ、正面から見ると四芒星に見えるという特徴を持っています。
月はプトレマイオス体系において地球に最も近い天球です。
他の五老星が遠い惑星をモチーフとしているのに対し、ガーリング聖が「最も地上に近い存在」として配置されている可能性は、非常に興味深い考察材料となっています。
この名前の例外性は、ガーリング聖が他の五老星とは根本的に異なる出自や役割を持つことの伏線なのかもしれません。
まとめ:五老星ガーリング聖の正体と全貌を振り返る
- フィガーランド・ガーリング聖はフィガーランド家出身の天竜人で、五老星の「科学防衛武神」を務める最高権力者の一人である
- 神の騎士団の最高司令官を長年務めた後、サターン聖の消滅に伴い五老星の新メンバーとして就任した
- 若い頃にゴッドバレーの先住民狩り大会で「王者」の称号を得たが、ロックスとの一対一では圧倒的に敗北している
- イムとの契約(Covenant)によって不死身に近い再生能力を獲得しているが、強い覇気を込めた攻撃には再生が遅延する弱点がある
- 現在の五老星で唯一、悪魔の実の能力が確認されておらず、今後の能力開示が注目される
- 原作者の尾田栄一郎氏が「強い」と明言しており、強さには明確な理由があるとされる
- 四皇シャンクスと神の騎士団長シャムロックの実父であり、双子の母マグノリアを自らの手で殺害した
- 五老星就任によりパシフィスタやセラフィムの指揮権を掌握し、ヴェガパンク・ヨークも直属の部下となった
- 名前の由来はウンデッド・ニーの虐殺に関与した米国軍人ガーリントンとの類似が指摘されている
- エルバフ編および最終章の核心部分でシャンクスとの親子対決が描かれる可能性が高く、今後の動向から目が離せない
