『ONE PIECE』の最終章で、ついにその戦闘力が明らかになった五老星。
世界政府の最高権力者でありながら、四皇クラスの覇気を操る姿は多くの読者に衝撃を与えました。
エッグヘッド編では覇王色の覇気による威圧で島全体を震撼させ、ギア5のルフィですらダメージを与えられないという異常な耐久力も披露しています。
「五老星はどのくらい強いのか」「覇気の種類や使い方は」「倒す方法はあるのか」といった疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、五老星が見せた覇気の描写を一人ずつ整理し、四皇やシャンクスとの強さ比較、ジョイボーイの覇気との関係、そして最新のエルバフ編の動向まで網羅的に解説していきます。
五老星とは?世界政府の最高権力者の正体
五老星とは、天竜人の最高位に君臨する5人の老人で構成される、世界政府の最高意思決定機関です。
聖地マリージョアのパンゲア城内にある「権力の間」に常駐し、合議制によって世界の重要政策を決定しています。
海軍元帥のサカズキですら彼らの前では中間管理職に過ぎず、准将以下の海兵は姿を見ることすら許されていません。
原作第233話で初登場して以来、長らくその本名は伏せられてきましたが、第1073話でサターン聖の名前が判明し、第1086話で残る4人の名前も公開されました。
少なくとも22年以上にわたって顔ぶれが変わっておらず、容姿の老化も見られないことから、不老に近い存在であることが示唆されています。
五老星メンバー一覧と変身形態
五老星の5人には、それぞれ太陽系の惑星をもじった名前と「武神」の肩書きが与えられています。
さらにエッグヘッド編では、全員が日本の妖怪やUMAをモデルとした異形の姿に変身できることが判明しました。
| メンバー名 | 肩書 | 惑星 | 変身形態 |
|---|---|---|---|
| ジェイガルシア・サターン聖 | 科学防衛武神 | 土星 | 牛鬼 |
| マーカス・マーズ聖 | 環境武神 | 火星 | 以津真天 |
| トップマン・ウォーキュリー聖 | 法務武神 | 水星 | 封豨 |
| イーザンバロン・V・ナス寿郎聖 | 財務武神 | 金星 | 馬骨 |
| シェパード・十・ピーター聖 | 農務武神 | 木星 | サンドワーム |
変身形態はゾオン系幻獣種の悪魔の実によるものと考えられていますが、イム様の能力によって付与された力である可能性も広く議論されています。
五老星とイム様の関係
五老星の上に立つ存在として、作中では「イム様」の存在が明かされています。
イム様は虚の玉座に座ることができる唯一の人物であり、五老星は全員がイム様に対して跪く姿が描かれました。
エッグヘッド編では、五老星の変身・不死身性・魔法陣による召喚がイム様の能力に由来するものではないかという描写が登場しています。
ジョイボーイの覇王色の覇気が五老星を撃退した際、遠く離れたマリージョアにいるイム様も苦悶する描写があったことから、両者が能力的に深く結びついていると広く認識されるようになりました。
五老星が使う覇気の全容を徹底解説
五老星は単なる政治的権力者ではなく、全員が高水準の覇気を操る戦闘者であることがエッグヘッド編で明らかになりました。
ゾロがルッチとの戦闘中によそ見をしたくなるほどの覇気を感じ取り、ルッチもそれに同意するという描写が作中に登場しています。
また、高い実力を持つジンベエですらマーズ聖の覇気を前に圧倒される場面も描かれました。
ここからは、覇気の3つの種類に沿って五老星の能力を掘り下げていきます。
覇王色の覇気:全員が使い手である根拠
覇王色の覇気は「数百万人に1人」しか持たないとされる、王の資質を示す力です。
五老星が覇王色の使い手であることは、第1111話「太陽の盾」で決定的になりました。
ウォーキュリー聖が封豨の姿で放った覇王色の咆哮に対し、ドリーとブロギーが「覇王色の咆哮、あいつは何者だ!?」と明確に認定しています。
エッグヘッド上空に繰り返し走った黒い稲妻も、覇王色の発現を示す演出として知られており、海兵たちが「また」と言及していたことから、五老星が継続的に覇王色を放っていたと解釈されています。
五老星の実力は横並びとされるため、ウォーキュリー聖以外のメンバーも覇王色を有していると一般的に認識されています。
武装色・見聞色の覇気の使用描写
覇王色だけでなく、武装色と見聞色の覇気についても五老星は高い水準にあると考えられています。
ナス寿郎聖は初代鬼徹と目される刀に覇気を纏わせ、パシフィスタを次々と斬り伏せる描写が作中に登場しました。
覇気を纏った斬撃は極めて鋭く、五老星随一の剣士としてミホーク級の実力者ではないかとの議論が広がっています。
サターン聖が見せた金縛りや、直接触れずに相手を吹き飛ばす眼力も、極めて高等な覇気操作の一種である可能性が指摘されています。
シャンクスが遠距離から緑牛を威嚇した覇王色の使い方と類似しており、五老星の覇気コントロール技術がシャンクスやカイドウに匹敵するレベルにあることを示唆する描写といえるでしょう。
ウォーキュリー聖の「覇王色の咆哮」とは
エッグヘッド編で最も衝撃的だった覇気描写の一つが、ウォーキュリー聖による「覇王色の咆哮」です。
封豨の姿で放たれた咆哮は、島全体に響き渡る覇気の衝撃波となってルフィに直撃しました。
ゴムの体を持つルフィですら体の節々が飛散するほどの威力で、ゴムゴムの実の能力でなければ深刻なダメージを負っていたと考えられます。
覇王色を声に乗せて飛ばすという技術は、ビッグ・マムがホールケーキアイランドのお茶会で見せた叫びと比較されることが多く、実力者の中でも限られた者にしかできない高等技術と位置づけられています。
さらにシャンクスがワノ国近海で緑牛に放った遠距離覇王色とも類似しており、覇気を飛び道具のように使えるという点で、五老星の戦闘力の高さを象徴する場面となりました。
サターン聖の特殊能力:覇気か悪魔の実か
サターン聖が見せた能力は、五老星の中でも特に議論が分かれるテーマです。
作中で確認されている能力として、直接触れずに相手を吹き飛ばす眼力、見た者の頭部を破壊する力、対象者を金縛りにする力、そしてボニーの能力発動を抑制する力があります。
これらが覇気の応用技術なのか、牛鬼という悪魔の実に由来する能力なのかについて、ファンコミュニティでは複数の見方が存在します。
覇気説を支持する立場では、サターン聖の眼力はシャンクスの覇王色操作と同系統であり、視線に覇気を乗せる極めて高度な技術であると解釈しています。
一方、悪魔の実説では、牛鬼の妖怪伝承に「自分の姿を見た者を呪う」という特性があることから、能力そのものの効果ではないかとされています。
現時点では作中に明確な説明がなく、覇気と悪魔の実の複合能力という折衷的な見方も有力です。
ルフィの攻撃が五老星に効かない理由
エッグヘッド編で多くの読者を驚かせたのが、ギア5の状態であるルフィの攻撃が五老星に全く通用しなかったという事実です。
カイドウを倒した最強形態での打撃が傷一つ残せず、瞬時に再生されてしまう光景は、五老星の異常さを強く印象づけました。
覇王色の纏いを使っていなかった可能性
ルフィが五老星にダメージを与えられなかった最大の理由として、覇王色の覇気を攻撃に纏っていなかったのではないかという説が広く支持されています。
カイドウとの戦いでルフィは、武装色だけでなく覇王色を拳に纏うことでダメージを与える技術を習得しました。
しかしエッグヘッドでの戦闘では、覇王色の纏い特有の黒い稲妻の描写がルフィの攻撃時に確認できないことが指摘されています。
レイリーから覇気の無駄遣いを戒められていたため、意図的に温存していた可能性があるとも考えられています。
逆に言えば、覇王色を纏った攻撃であれば五老星の不死身性を突破できる余地があることを示唆しているといえるでしょう。
五老星の覇王色が相殺しているという説
もう一つの有力な仮説として、五老星自身が持つ覇王色の覇気がルフィの覇王色を打ち消しているというものがあります。
五老星が全員覇王色の使い手であるならば、ルフィの攻撃に含まれる覇王色を自らの覇王色で相殺し、実質的にダメージを無効化しているという論理です。
この場合、ルフィが五老星の覇王色を上回るレベルまで成長しなければ有効打を与えられないことになります。
カイドウが語った「覇気だけがすべてを凌駕する」という言葉が、五老星攻略の最大のヒントになっている可能性があります。
不死身性の正体はイム様の能力か
物理的な攻撃が通用しない原因として、五老星の不死身性そのものがイム様の能力に由来するという説も見逃せません。
五老星がマリージョアの権力の間にある五芒星の魔法陣を通じてイム様と接続されており、この接続が不死身性の源泉であるとする考察です。
ドリーとブロギーによって胴体を真っ二つにされたピーター聖ですら即座に復活した事実は、通常の悪魔の実の能力だけでは説明しきれません。
この説が正しければ、五老星個人を物理的に倒すのではなく、魔法陣やイム様との接続を断つことが攻略の本質になります。
ジョイボーイの覇気が五老星を撃退した衝撃
エッグヘッド編のクライマックスとなる第1122話「イザッテトキ」で、800年の時を超えたジョイボーイの覇王色の覇気が解放され、五老星を完全に撃退するという展開が描かれました。
作中屈指の名場面として、多くのファンの間で語り継がれています。
鉄の巨人エメトが解いた「結び目」の正体
800年前の古代ロボットであるエメトは、体内にジョイボーイが封じた覇王色の覇気を保持していました。
ジョイボーイはかつて「いいかエメト、いざって時だ」という言葉とともに、縄の結び目に自身の覇王色を込めて封印していたのです。
「覇気を結ぶ」という技術は第1122話で初めて登場した新概念であり、覇王色を物理的な結び目に封入して長期間保存できるという画期的な設定です。
ウェザリアに伝わる「風の結び目」と類似した原理であると一般的に解釈されており、覇気の可能性をさらに広げる要素として注目を集めています。
覇気解放の威力:五老星全員を強制送還
エメトが結び目を解いた瞬間に解放された覇王色の覇気は、エッグヘッド島全域に衝撃を与えました。
五老星5人全員の変身が強制解除され、人間の姿に戻された上で、魔法陣を通じてマリージョアの権力の間にまで送り返されています。
周囲にいた海兵のうち黄猿を除く全員が気絶するという凄まじい威力は、五老星5人分の覇王色を合わせても太刀打ちできないジョイボーイの覇気の規格外さを物語っています。
さらに注目すべきは、遠くマリージョアにいるイム様にもダメージが及んだ点です。
イム様が苦悶する描写は、五老星とイム様が覇気的にも接続されていることを決定づける根拠となりました。
「覇気を結ぶ」技術がルフィの成長の鍵に
この新概念は、ルフィが今後五老星やイム様を倒すための鍵になる可能性が高いと広く考えられています。
ゴムゴムの実は雷を掴めるように物理現象に干渉できる能力を持っており、覇気に対しても同様の干渉が可能ではないかという推測が生まれています。
ルフィがジョイボーイレベルまで覇王色を成長させ、さらに「覇気を結ぶ」技術を習得できれば、五老星の不死身性を根本から打ち破る手段を手に入れることになるでしょう。
カイドウ戦で覇王色の纏いを覚えたように、五老星との再戦に向けてルフィがさらなる覇気の進化を遂げる展開は十分に想定できます。
五老星の強さを四皇・大将・シャンクスと比較
五老星の戦闘力がどの程度のレベルにあるのかは、ファンの間で最も議論が白熱するテーマの一つです。
不死身性という特殊な要素を含むため、単純な比較が難しい点が議論を複雑にしています。
五老星は四皇より強いのか
五老星が四皇級の実力者であるという見方は、エッグヘッド編の描写を根拠に広く支持されています。
ギア5のルフィが全く歯が立たなかった点、五老星全員が覇王色を使える点、そして800年以上にわたって不死身で経験を積んでいる点が主な根拠です。
一方で「不死身に頼っているだけで、純粋な覇気の質ではカイドウやシャンクスに劣るのではないか」という慎重な意見も存在します。
エッグヘッド編での戦闘はルフィが覇王色を纏っていなかった可能性があるため、不死身性を除いた純粋な戦闘力の比較は現時点では確定が難しい状況です。
海軍大将との力関係
五老星と海軍大将の比較については、「五老星の方が強い」とする見方が主流を占めています。
組織上の序列として五老星は大将よりも明確に上位に位置しており、覇王色の覇気を全員が使えるという点でも大将を上回る要素が揃っています。
ただし、不死身性を除いた純粋な戦闘能力では大将と同等程度という評価もあり、「大将よりやや上」という位置づけが最も多くのファンに支持されている印象です。
シャンクスの覇気との比較
シャンクスは覇王色の覇気のコントロールにおいて作中トップクラスの実力者として描かれています。
公式設定集によると、シャンクスは「見聞殺し」という覇王色の上位技術を使いこなすことが確認されており、覇気操作の精密さは他のキャラクターとは一線を画しています。
五老星のウォーキュリー聖が見せた覇王色の咆哮は、シャンクスがワノ国近海から緑牛を退散させた遠距離覇王色と類似した技術であると広く比較されています。
シャンクスがフィガーランド家という天竜人の血筋に連なる人物であることも明かされており、五老星との因縁はさらに深まっています。
純粋な覇王色の質においてシャンクスと五老星のどちらが上かは、今後の物語で描かれる重要な要素になるでしょう。
五老星の覇気に関する読者の評価と注意点
五老星の覇気描写は、多くの読者から高い評価を得ている一方で、設定面に関する懸念の声も上がっています。
両面を正しく把握しておくことで、物語をより深く楽しめるはずです。
好意的に受け止められている点
五老星が政治的権力者であると同時に最前線で戦える戦闘力を持っていたことは、最終章のラスボスとしての格を大きく高めたと評価されています。
ウォーキュリー聖の覇王色の咆哮や、ナス寿郎聖の覇気を纏った剣術など、覇王色の新しい派生技が登場したことも覇気システムの幅を広げる要素として好意的に受け止められています。
とりわけジョイボーイの覇気が800年を超えて保存されていたという設定は、覇気の奥深さと可能性を示すものとして高く評価される傾向にあります。
覇王色の使い手増加に対する懸念
一方で、覇王色の使い手が増えすぎているのではないかという声は少なくありません。
作中の設定では「数百万人に1人」のはずが、五老星5人全員に加え、ゾロ、ヤマト、キッドなど次々と使い手が判明しており、レア感の低下を嘆くファンの反応が一定数見られます。
また、エッグヘッドでのルフィの攻撃が一切通用しなかった展開に対しては、「不死身すぎてカタルシスが得られない」「倒し方が示されないままストーリーが進行してストレスが溜まる」という厳しい意見もあります。
五老星の強さが不死身の再生力に依存しすぎている点は、覇気を使った正面からの戦闘描写の不足につながっているとの指摘も見逃せないでしょう。
最新のエルバフ編における五老星の動向
エッグヘッド編の終了後、物語はエルバフ編に突入し、五老星を取り巻く状況にも大きな変化が生まれています。
サターン聖の死亡とガーリング聖の加入
第1125話で、五老星のサターン聖がエッグヘッド編の末に死亡したことが確定しました。
22年以上変わらなかった五老星の顔ぶれが、物語の中で初めて変動するという歴史的な出来事です。
サターン聖の後任として、フィガーランド・ガーリング聖が五老星に加入し、科学防衛武神の座に就いています。
ガーリング聖はもともと神の騎士団の最高司令官を務めていた人物であり、シャンクスの父親である可能性も広く議論されています。
神の騎士団の本格始動と覇気描写
エルバフ編では、五老星に次ぐ位の天竜人戦闘集団である神の騎士団が本格的に活動を開始しました。
新メンバーとしてソマーズ聖やキリンガム聖が登場し、エルバフへの襲撃を実行しています。
神の騎士団も五老星と同じく五芒星(アビス)による瞬間移動が可能であり、専用のマークがなければこの魔法陣を通ることができないという制限が第1152話で明かされました。
ゾロの覇王色確定と五老星との対決への伏線
2025年6月の第1152話「ヒドい一日」で、ゾロが覇王色の覇気を持つことが公式に確定しました。
五老星随一の剣士であるナス寿郎聖が初代鬼徹と目される刀を使いこなすことから、ゾロとの直接対決は以前から予想されていましたが、ゾロの覇王色確定によってその伏線がさらに強化されています。
最新のエルバフ編では、ゾロが覇王色の覇気を完全に制御する段階に近づきつつある描写が確認されており、神の騎士団や五老星との激突に向けた準備が着々と進んでいる状況です。
TVアニメは2026年4月からエルバフ編に突入する予定となっており、覇気描写の映像化にも大きな期待が寄せられています。
まとめ:五老星の覇気で押さえるべき重要ポイント
- 五老星は世界政府最高権力者であると同時に、全員が高水準の覇気を操る戦闘者である
- ウォーキュリー聖の「覇王色の咆哮」により、五老星の覇王色所持が作中で明確に確定した
- エッグヘッド上空に繰り返し走った黒い稲妻は、五老星の覇王色の発現による演出と解釈されている
- ギア5のルフィが五老星にダメージを与えられなかったのは、覇王色の纏いを使用していなかった可能性が有力である
- サターン聖の金縛りや眼力は、覇気操作の応用か悪魔の実の能力か現時点で未確定である
- ジョイボーイの覇王色は「覇気を結ぶ」技術で800年間封印されており、五老星5人の覇王色を圧倒する規格外の威力を見せた
- 五老星の不死身性はイム様の能力に由来する可能性が高く、覇王色によって接続を断てることがエッグヘッド編で示唆された
- 五老星の強さは四皇級からやや上程度と評価される傾向にあるが、不死身性を除いた純粋な戦闘力では議論が分かれる
- 第1125話でサターン聖が死亡しガーリング聖が加入したことで、五老星の構成が初めて変動した
- エルバフ編ではゾロの覇王色確定や神の騎士団の始動により、五老星との最終決戦に向けた伏線が加速している
