『ONE PIECE』最終章で衝撃の正体が明かされたステューシー。
天才科学者集団MADSが生み出した史上初のクローン人間であり、20年以上にわたりCP0に潜伏したベガパンクのスパイでもあった彼女は、エッグヘッド編で最も劇的な活躍を見せたキャラクターの一人である。
本記事では、ステューシーの出自からMADSとの関係、能力、生死の行方、そして今後の展開まで、判明している情報と主要な考察を網羅的に整理する。
ステューシーの基本プロフィール
ステューシーは原作86巻860話、ホールケーキアイランド編のビッグ・マムのお茶会シーンで初登場した。
当初は裏社会の帝王の一人「歓楽街の女王」として紹介され、上品で落ち着いた美女という印象だった。
しかし同じお茶会の中でル・フェルドを指銃で撃ち抜く場面があり、世界政府の最高諜報機関CP0の諜報員という裏の顔が判明する。
公式設定資料(Vivre Card)によると、身長179cm、誕生日は4月24日、好物はアップルパイ、趣味は美容コスメ収集。
血液型はXF型。
覇気は武装色と見聞色の両方を使用可能。
年齢は長らく「SECRET」と表記されていたが、これはクローンという正体を隠すための措置だったとされる。
声優は金月真美が担当しており、同作品ではミス・メリークリスマス役も演じている。
ステューシーの外見上の特徴は、ウェーブのかかったブロンドの短髪、青い瞳、赤いリップと赤いネイル。
非常に若々しい見た目をしているが、ル・フェルドが「何十年前やねん」と発言していること、ビッグ・マム(68歳)を呼び捨てにしていることから、オリジナルであるミス・バッキンの記憶や人格を一部引き継いでいる可能性が一般的に指摘されている。
なお、クローンとしての実年齢は作中時間で36歳にあたる。
MADSとは何か|天才科学者集団の全貌
MADSの設立と目的
MADS(マッズ)の正式名称は「平和研究所MADS」。
作中時間の39年前に、裏社会の帝王の一人である闇金王ル・フェルドの出資により設立された。
表向きは慈善事業としての平和研究を掲げていたが、実態は法の外で活動する「無法の研究チーム」であった。
リーダーを務めたのは、世界最大の頭脳を持つとされるDr.ベガパンク。
ベガパンクは出身地バルジモアでは実現できなかった大規模な研究を行うためにMADSに参加したとされる。
ここでベガパンクが発見した「血統因子」は、後のクローン技術、セラフィム、ジェルマ66の兵士改造など、作中の科学技術の根幹をなす概念となっている。
確認されているMADSメンバー
原作および公式資料で確認されている主要メンバーは、ベガパンク、シーザー・クラウン(大量殺戮兵器の専門家、後に科学班を追放)、ヴィンスモーク・ジャッジ(ジェルマ66の総帥、血統因子を応用した兵士改造の研究者)、クイーン(百獣海賊団大看板、兵器・ウイルス開発)の4名である。
さらに106巻1070話の扉絵には、MADS結成時と思われる集合写真が描かれており、上記4名に加えてステューシーに酷似した女性が確認できる。
これはオリジナルのミス・バッキンガム・ステューシーとされ、彼女はMADSの正式な科学者ではなく「居候」という立場で関わっていたことが1073話で示唆されている。
MADSの解散と各メンバーのその後
MADSは活動中に世界政府の摘発を受けて解散した。
解散後、ベガパンクは世界政府の科学者として吸収され、海軍の兵器開発やパシフィスタの製造を担当。
シーザーは危険思想を理由に科学班から追放された後、パンクハザードで独自の研究を続けた。
ジャッジはジェルマ王国に戻り、血統因子の研究を応用してクローン兵士とサンジら子供たちの身体改造を行った。
クイーンはカイドウの百獣海賊団に加入し、疫災と呼ばれる生物兵器の開発者となった。
注目すべきは、MADSの解散後にジャッジとシーザーが再び手を組み「NEO MADS」を結成したことが扉絵連載で描かれている点である。
この新組織にステューシーが合流する可能性についても、読者の間で活発に議論されている。
ステューシーの正体|MADSが生んだクローン第1号
1072話で明かされた衝撃の真実
原作106巻1072話「記憶の重さ」で、ステューシーの正体がついに明かされた。
彼女はMADSが生み出した「クローンの成功体第1号」であり、そのオリジナルはかつてロックス海賊団に所属していたミス・バッキンガム・ステューシーである。
クローン作成には「血統因子」が不可欠であり、バッキンがMADSに居候していた時期にベガパンクへ自身の血統因子を提供したものと推測されている。
ステューシーは作中時間の36年前に誕生し、26年前にMADSが解散して世界政府に吸収された際、10歳の孤児としてサイファーポールに編入された。
オリジナル:ミス・バッキンガム・ステューシーとは
オリジナルのミス・バッキンガム・ステューシーは、通称ミス・バッキン。
自称「白ひげの愛人」で、エドワード・ウィーブルの母親を名乗る人物である。
原作80巻802話で初登場した際は小柄な老婆の姿で、クローンのステューシーとは見た目が大きく異なるため、多くの読者が驚いたとされる。
90巻909話でマルコが「40年近く前にオヤジ(白ひげ)と同じ船に乗っていた」と証言しており、これはロックス海賊団に白ひげが所属していた時期と一致する。
エルバフ編の回想シーンでは、ロックス海賊団時代の若きバッキンの姿が多数描かれ、クローンのステューシーと瓜二つの容姿であることが確認された。
白ひげに一方的に恋愛感情を抱いている描写や、同じロックス海賊団のグロリオーサとのやり取りも描かれている。
ステューシーとセラフィムの比較|2種類のクローンの違い
ステューシーは「MADSが生んだクローン成功体第1号」、セラフィムは「ベガパンクが政府の下で作った七武海のクローン兵器」であり、両者にはいくつかの重要な違いがある。
まずステューシーは通常の人間と同様に成長・老化し、独自の意志と人格を持っている。
ベガパンク自身が彼女を「人間」と認めている。
一方セラフィムは子供の姿のまま運用され、パシフィスタとしての命令系統(威権順位)に組み込まれた兵器である。
セラフィムにはルナーリア族の特性(背中の炎、高い耐久力)が付与されているのに対し、ステューシーにはそのような種族的改造は確認されていない。
またセラフィムには超人系の悪魔の実の能力がグリーンブラッド(緑色の血液)を通じて付与されているが、ステューシーの悪魔の実がクローン作成時に付与されたものか、後天的に食べたものかは明確にされていない。
ステューシーの背中に生えるコウモリの翼について、セラフィムの天使のような翼との類似性から「クローンに共通する特徴ではないか」という見解と、「悪魔の実の能力による変化である」という見解の両方が存在する。
Vivre Cardでバットバットの実の能力者と確定したことで、後者の見方がやや優勢となっている。
ステューシーの三重スパイとしての経歴
第一の顔:歓楽街の女王
ステューシーは裏社会の帝王の一人「歓楽街の女王」として活動していた。
ビッグ・マムのお茶会に招待されるほどの地位を持ち、ビッグ・マムと良好な関係を築いてその情報を収集していた。
また世界経済新聞社の社長モルガンズとも協力関係にあり、互いに情報を交換することでモルガンズはスクープを、ステューシーは世界中の新聞情報へのアクセスを得ていた。
第二の顔:CP0の仮面の諜報員
世界政府の最高諜報機関CP0「イージス・ゼロ」の仮面を被った諜報員として、ロブ・ルッチやカクと共に任務にあたっていた。
レヴェリーでの護衛任務、ワノ国への派遣、そしてエッグヘッドでのベガパンク抹殺任務に参加している。
CP0の中でも「仮面を被った暗殺者」は最精鋭であり、ステューシーの戦闘力と諜報能力の高さを示している。
第三の顔(真の忠誠):ベガパンクのスパイ
1073話で明かされた真の正体は、20年以上にわたりCP0に潜伏していたベガパンクのスパイであった。
自らの生みの親であるベガパンクへの強い忠誠心から、CP0の内部にいながらベガパンクに情報を提供し、いざという時には彼を守る役割を担っていた。
ベガパンクもステューシーが味方であることを断言しており、エッグヘッドの防衛計画の中核として彼女を位置付けていた。
ベガパンクとの関係においては、約3年前にエッグヘッド(当時は研究所8)を訪問した際のエピソードが象徴的である。
くまの改造プロセスを見たステューシーは「意志のない人間と、意志のあるクローン、どちらがましか」と自問し、ベガパンクから「お前は人間だ」と諭されている。
この場面はステューシーのアイデンティティに関わる核心的なエピソードとして、多くの読者に印象を残している。
ステューシーの能力と戦闘力
悪魔の実:バットバットの実
2024年11月発売のVivre Card(〝未来島〟エッグヘッドの天才達!!)にて、ステューシーの悪魔の実が「バットバットの実」(動物系)であることが公式に確定した。
コウモリへの変身および人獣型への変身が可能で、主な能力として以下が確認されている。
噛みつきによる昏睡効果は最も特徴的な能力であり、相手の首筋に噛みついて血を吸うことで対象を強制的に眠らせる。
覚醒したゾオン系能力者であるカクにも有効であった点が注目に値する。
アニメ版では血液の熱を感知するサーマルビジョン的な視覚も追加されている。
なお、ゲーム『ONE PIECE トレジャークルーズ』では先行して「バットバットの実 モデル”ヴァンパイア”(幻獣種)」として実装されていた時期があり、ファンの間では幻獣種か通常の動物系かで議論があったが、Vivre Cardでは単に「バットバットの実」(動物系)と記載されており、幻獣種とは明記されていない。
六式の達人
CP0の仮面を被った暗殺者として六式を完全に修得している。
作中で確認された技は、飛ぶ指銃(遠距離から貫通力のある衝撃波を放つ上位技、ル・フェルドを一撃で昏倒させた)、月歩(空中歩行、ホールケーキ城崩壊時やエッグヘッドでの移動に使用)、紙絵”残身”(高速移動で残像を残す上位技、ルッチでさえ反応できなかった)の3つである。
覇気と見聞色の優秀さ
武装色と見聞色の覇気を使用可能。
特に見聞色に優れ、エッグヘッド編ではルッチがベガパンクを暗殺しようとした瞬間、ラボフェーズ内で唯一その殺気を察知し、割り込んでベガパンクを庇うことに成功している。
またホールケーキアイランドでビッグ・マムの覇王色の覇気の衝撃波に耐えている。
海楼石の活用
口紅型の海楼石を所持しており、カクを噛みつきで眠らせた後、ルッチに対しては海楼石で能力を封じた上で噛みつくという二段構えの戦術を用いた。
正面戦闘ではルッチやカクに敵わないと自ら認めており、策略と奇襲で上回る知略型の戦闘スタイルである。
エッグヘッド編での活躍と裏切り
ベガパンク暗殺任務でエッグヘッドへ
ルッチ、カクと共にCP0としてエッグヘッドに上陸。
表向きはベガパンク抹殺任務に従事していたが、島の仕掛け(フロンティアドームやホログラム)について事前に知っている素振りを見せ、カクやルッチに不審がられる場面があった。
「懐かしい」と漏らすなど、約3年前の訪問経験がさりげなく示唆されていた。
CP0への裏切りとカク・ルッチの制圧
1072話で決定的な裏切りが描かれた。
セラフィムとCP0に追い込まれたゾロとブルックが7対2の不利な状況に陥った際、ステューシーはカクの首筋に噛みつき昏睡させた。
続いてルッチに対しても紙絵”残身”で指銃を回避し、海楼石で能力を封じた上で噛みついて無力化。
計略によって2人のCP0最精鋭を一人で制圧した。
1073話では正式にベガパンクのスパイであることが宣言され、「20年以上諜報機関に潜伏していた」ことが判明。
ルッチとカクを海楼石で拘束し、ベガパンクと合流した。
ベガパンクを庇い瀕死の重傷
108巻1091話で、キザル到着後の混乱の中、ルッチがベガパンクの暗殺を試みた瞬間、ステューシーは見聞色でこれを察知し身を挺してベガパンクを庇った。
ルッチの指銃を正面から受け、血を吐きながら倒れる。
この致命的な負傷が、後のステューシーの生死問題の発端となっている。
エッグヘッドに残る決断
回復後、ステューシーはフロンティアドームの維持役として自らエッグヘッドに残ることを決断した。
麦わらの一味の脱出を確実にするため、バリアを維持し続ける必要があったためである。
ベガパンクのサテライト・エジソンから「逃げろ」と説得され、カクの解放を願い出る。
エジソンは「その葛藤こそがあなたが人間である証拠だ」と語り、ステューシーを涙ながらに送り出した。
カクとの別れの場面(1119話)は多くの読者に強い印象を残した。
ステューシーがカクの海楼石の拘束を解き、涙を流しながら謝罪しようとするが、カクは「友達だと思ったことはない。
尊敬する冷酷な同僚だった」と突き放す。
しかしカクもまた涙を見せており、一般的にはカクがステューシーの友情を受け入れきれなかったのではなく、裏切り者を逃がしたことが発覚した際のリスクを考慮してあえて突き放したと解釈されている。
ステューシーの生死問題|ルッチの「殺した」発言の真相
1125話の衝撃の一言
111巻1125話「何をもって死とするか」の冒頭で、軍艦に帰還したルッチとカクに対し、海兵がステューシーの所在を問う場面がある。
ルッチは一言「殺した」と返答した。
しかし作中でステューシーの死亡が直接描かれた場面はない。
ルッチがステューシーに指銃を放った後(1091話)、直接接触した描写はなく、その後ステューシーは回復してフロンティアドームの操作やカクの解放を行っている。
つまりルッチの「殺した」は、指銃を放った時点で致命傷を与えたという認識に基づく発言か、あるいはカクから「ステューシーは死んだ」と聞かされた上での報告と推測される。
カクが嘘をついた可能性
一般的に最も有力とされる説は、「カクがステューシーを逃がし、ルッチには死んだと報告した」というものである。
根拠として、カクがステューシーとの別れ際に涙を見せていたこと、CP0の裏切り者をみすみす逃がしたとなるとカク自身の立場も危うくなるため「殺した」と報告する動機があること、さらにルッチがカクの嘘に気付いていたとしても、あえて追及しなかった可能性が指摘されている。
生存後の行方に関する主要な説
ステューシーが生存しているとした場合の行方については、複数の説が議論されている。
第一の説は、戦桃丸の小舟でエッグヘッドを脱出したというものである。
ベガパンクを守り切れなかった戦桃丸と、ベガパンクへの忠誠を貫いたステューシーが、共通の喪失感から協力して脱出したとする見方である。
第二の説は、麦わらの一味のサニー号またはエルバフの巨兵海賊団の船に密航しているというものである。
現在のサニー号にはベガパンクのサテライト・リリス、ジャッジの息子サンジ、クイーンの息子とされるフランキーが乗っており、ここにバッキンのクローンであるステューシーが加われば「MADSの血縁者が勢揃い」するという構図が成立する点が注目されている。
第三の説は、エジソンの機転で空に飛び立ったパンクレコーズに潜り込んでいるというものである。
ステューシーに「生きろ」と説得したのはエジソン自身であり、ベガパンクの頭脳と共に空を旅する展開を予想する声がある。
第四の説は、モルガンズに匿われているというものである。
ホールケーキアイランド編以来の協力関係があり、情報提供の見返りに身柄を保護してもらうことは十分に成立する関係性が描かれている。
第五の説は、NEO MADSへの合流である。
扉絵連載でジャッジとシーザーが結成したNEO MADSに、MADSのクローンであるステューシーが参加するという展開を予想する読者もいる。
エルバフ編とステューシー関連の最新動向
原作の進行状況
2026年3月時点で原作はエルバフ編が進行中。
エルバフ編の回想パートではロックス海賊団時代のミス・バッキンガム・ステューシー(オリジナル)が多数描かれ、白ひげとの関係やグロリオーサとの交流が明らかになっている。
一方、クローンのステューシー本人はエルバフ編の本編にはまだ登場していない。
アニメの進行状況
TVアニメではエッグヘッド編が完結し、ステューシーの正体暴露(第1104話・1105話)、ベガパンクを庇う場面、カクとの別れなどが放送済み。
エルバフ編のアニメ放送は2026年4月5日(日)開始が公式に発表されている。
第2回キャラクター世界人気投票
2026年3月4日に「第2回 ONE PIECEキャラクター世界人気投票WT100」が開幕した。
総勢1560キャラが対象で、最終結果は2026年8月開催の「ONE PIECE DAY’26」で発表予定。
SNS上ではステューシーへの投票報告が複数確認されており、エッグヘッド編での活躍と感動的なエピソードによって人気が上昇しているとみられる。
第1回投票(2021年)時にはまだ正体が明かされる前であったため、今回の順位変動が注目される。
ウィーブルとの関連|白ひげのクローン説
ウィーブル=白ひげのクローン説の根拠
ステューシーがバッキンのクローンであることが判明したことで、バッキンの息子であるエドワード・ウィーブルもまた白ひげ(エドワード・ニューゲート)のクローンではないかという説が広く議論されている。
この説の根拠は、バッキンがロックス海賊団で白ひげと同じ船に乗っていた時期に白ひげの血統因子を採取し得たこと、バッキンがMADSに居候していた時期にベガパンクに血統因子を提供し得たこと、ウィーブルの異常な戦闘力が白ひげの血統因子に由来する可能性があること、そしてウィーブルの知能の低さや外見の不自然さが「クローンの失敗作」を連想させることなどである。
確定情報と未確定情報の区別
ただし2026年3月時点で、ウィーブルが白ひげのクローンであるという設定は原作で確定していない。
マルコもバッキンの自称「白ひげの愛人」という主張について明確に否定も肯定もしていない。
エルバフ編の回想で今後さらにバッキンと白ひげの関係が描かれる可能性があり、ウィーブルの出自が確定するかどうかが注目点である。
ステューシーのキャラクター人気と評価
読者・ファンからの評価傾向
ステューシーは、エッグヘッド編での正体判明と裏切りシーン(1072〜1073話)が「神回」として一般的に高く評価されている。
CP0をたった一人で制圧した鮮やかな手際、ベガパンクへの忠誠、クローンとしてのアイデンティティの葛藤、そしてカクとの涙の別れは、エッグヘッド編の中でも特に人気の高いエピソード群として広く認識されている。
キャラクターとしての魅力について、お淑やかな外見と冷酷な任務遂行能力のギャップ、「意志のあるクローンと意志のない人間」という哲学的テーマを体現する存在、そして最終的に自己犠牲的に仲間を守る姿勢が、多くのファンの支持を集めている要因として挙げられる。
一方で、エッグヘッド編終盤での生死の曖昧な処理については、「尾田先生らしい余韻のある演出」と肯定的に捉える声と、「もう少し明確な決着を描いてほしかった」という意見の両方が見られる。
ゲーム作品での展開
ステューシーは複数のワンピース関連ゲームにプレイアブルキャラクターとして実装されている。
『ONE PIECE トレジャークルーズ』では海賊祭スゴフェス限定キャラ「ステューシー 自ら請け負う最後の仕事」として2026年3月に実装。
『ONE PIECE バウンティラッシュ』ではディフェンダータイプとして実装されており、スキル2のカウンター効果(成功時に気絶5秒付与、無敵時間5秒)が旗守りで強力と評価されている。
フィギュア・グッズ情報
メガハウスのフィギュアシリーズ「Portrait.Of.Pirates(P.O.P)”Evolutionary History”」の第4弾としてステューシーが商品化された。
バットバットの実の能力を発動し、大きな翼を広げた姿をハイクオリティな造形で再現している。
価格は22,000円(税込)、2025年7月に予約開始、2025年10月6日に予約締切、2026年1月31日に発売された。
プレミアムバンダイ、東映アニメーションストア、集英社ジャンプキャラクターズストアなどで取り扱われた。
一般的に造形の精度や妖艶な表情の再現度が高く評価されている。
今後の注目ポイントと未回収の伏線
ステューシーの再登場時期
エルバフ編の本編にクローンのステューシーがいつ再登場するか(あるいはエルバフ編後になるか)は、現時点で最大の関心事の一つである。
ルッチの「殺した」発言が嘘であることが作中で明かされるタイミングが、再登場の鍵となる可能性が高い。
MADSの血統因子をめぐる伏線
ステューシーの存在は、MADSの血統因子研究がどこまで進んでいたかを示す重要な証拠である。
クローン技術の成功体第1号がステューシーであるならば、第2号以降が存在する可能性、失敗作が存在する可能性(ウィーブルがその候補)、そしてバッキン以外の人物のクローンが作られていた可能性が残されている。
ベガパンクの真の死と生存の影響
ベガパンクのステラ(本体)は死亡したが、サテライトのエジソンが生存し、パンクレコーズ(ベガパンクの巨大な脳)が島雲で飛び立っている。
ステューシーの「生きる意味」はベガパンクの存在と直結しているため、パンクレコーズやエジソンとの再会が彼女の物語の次の節目になると考えられている。
クローンの「人権」というテーマ
ステューシーが体現する「クローンに意志はあるのか」「クローンは人間か」というテーマは、ワンピースの最終章におけるベガパンクの科学倫理の問題と密接に関連している。
セラフィムの扱い、くまの人格消去、そしてステューシーの自由意志は、作品全体の哲学的テーマである「自由」と「人間の定義」に通じる問題であり、最終章の中で何らかの回答が示される可能性がある。
まとめ
ステューシーは、MADSが生み出したクローン成功体第1号という出自を持ち、歓楽街の女王・CP0諜報員・ベガパンクのスパイという三重の顔を使い分けてきた、ワンピース最終章における最重要キャラクターの一人である。
バットバットの実の能力と六式の達人としての戦闘力、20年以上に及ぶ潜伏工作の実績、そしてベガパンクへの忠誠とカクへの友情の間で引き裂かれる人間ドラマは、エッグヘッド編の核心部分を構成している。
ルッチの「殺した」発言にもかかわらず明確な死亡描写がないことから、一般的には生存説が有力視されている。
エルバフ編以降のどこかで再登場する可能性は十分にあり、NEO MADSへの合流、モルガンズとの再合流、あるいは麦わらの一味との再会など、複数のシナリオが考えられている。
彼女が作品のテーマである「自由」と「人間の定義」にどのような答えを出すのか、今後の展開から目が離せない。
