呪術廻戦モジュロで脹相の存在はどう描かれた?兄弟の絆と継承を考察

『呪術廻戦≡(モジュロ)』の連載が始まったとき、多くのファンが真っ先に気になったのは「脹相は登場するのか」という点ではないでしょうか。

本編で壮絶な最期を遂げた脹相は、虎杖悠仁の「お兄ちゃん」として絶大な人気を誇るキャラクターです。

68年後の未来を描くモジュロにおいて、脹相の存在はどのように扱われているのか。

虎杖は兄のことを覚えているのか、赤血操術や穿血(せんけつ)といった技は受け継がれているのか。

この記事では、モジュロ全25話を通じて描かれた脹相に関する描写を徹底的に整理し、本編との繋がりやファンの間で交わされている考察まで網羅的に解説していきます。

目次

脹相とは?呪術廻戦本編での基本プロフィール

脹相(ちょうそう)は、特級呪物「呪胎九相図」が受肉した存在であり、人間と呪霊の間に生まれた9体の混血児の長兄にあたるキャラクターです。

名前の由来は仏教画「九相図」の第一段階である「脹相」から取られています。

脹相を生み出したのは、かつて加茂憲倫の肉体を乗っ取った呪詛師・羂索です。

羂索は呪霊との間に子を宿した女性を利用し、9体の特級呪物を作り上げました。

脹相はこの経緯を深く憎んでおり、同じ境遇に生まれた弟たちへの愛情は作中でも屈指の強さを見せています。

術式は加茂家相伝の「赤血操術」で、自身の血液に呪力を込めて操作する能力を持ちます。

通常の赤血操術の使い手は失血死のリスクを抱えますが、脹相は呪霊の血を引くため呪力を血液に変換でき、この弱点を完全に克服しているのが大きな特徴です。

声優は浪川大輔が担当しており、アニメでの「お兄ちゃん」ムーブはSNSでトレンド入りするほどの反響を呼びました。

公式人気投票では第6位にランクインし、乙骨憂太を上回る支持を獲得しています。

脹相の赤血操術と穿血の強さを解説

赤血操術は呪術界御三家の一角である加茂家に伝わる生得術式です。

呪力を込めた血液や、血液が付着した物質を自在に操ることができ、攻撃・防御・身体強化と幅広い応用が可能な万能型の術式として知られています。

脹相が使用する代表的な技を以下の表にまとめます。

技名 効果
百斂(びゃくれん) 血液を加圧し限界まで圧縮する基本技
穿血(せんけつ) 百斂で圧縮した血液を一点から解放し、超高速で射出する遠距離攻撃
超新星(ちょうしんせい) 百斂で圧縮した血液を全方位に散弾のように撒き散らす脹相オリジナルの技
赤鱗躍動(せきりんやくどう) 血液の流れを操作して身体能力を大幅に向上させる強化技
赤縛(せきばく) 縄状に凝固させた血液で対象を拘束する捕縛技

なかでも穿血は初速に優れた高威力の遠距離攻撃であり、脹相の代名詞ともいえる必殺技です。

百斂による圧縮から放たれる穿血の速度は音速を超えるとされ、作中では虎杖悠仁すら反応が遅れるほどの脅威を見せました。

加えて超新星は脹相だけが編み出したオリジナル技であり、百斂からの派生で穿血とは異なる全方位攻撃を可能にしています。

こうした技のレパートリーの豊富さが、脹相の戦闘力を特級呪霊相当にまで押し上げている要因です。

脹相と虎杖悠仁の兄弟関係はなぜ生まれたのか

脹相と虎杖が兄弟として結ばれた背景には、両者に共通する「親」の存在があります。

虎杖悠仁の母親の肉体は、かつて羂索に乗っ取られていました。

羂索はかつて加茂憲倫として呪胎九相図を生み出した人物でもあるため、脹相と虎杖は「羂索を介した血縁関係」にあるのです。

この関係が明らかになるきっかけとなったのが、「存在しない記憶」と呼ばれる現象でした。

渋谷事変のさなか、脹相が虎杖にとどめを刺そうとした瞬間、脳内に見覚えのない光景が浮かび上がります。

脹相、虎杖、壊相、血塗の4人が仲良く食事をしている風景。

虎杖が脹相を「兄ちゃん」と呼ぶその記憶は、実際には起きていないはずの出来事です。

しかし、この偽りの記憶をきっかけに脹相は虎杖を弟として認識するようになり、以降は命がけで虎杖を守り続ける「お兄ちゃん」へと変貌を遂げました。

当初は敵同士だった二人が血縁という真実を経て兄弟の絆を築いていく過程は、作品全体でも屈指の人気エピソードとなっています。

脹相の死亡シーン|本編259話での壮絶な最期

脹相は原作第259話、宿儺との激闘が続く新宿決戦の最中にその命を落としました。

虎杖を宿儺の攻撃から守るため、自らの身体を盾にして炎に焼かれるという壮絶な最期です。

肉体は完全に焼失し、単なる戦闘不能ではなく明確な死亡として描かれました。

その直後には魂の対話ともとれる別れのシーンが挿入されており、脹相が虎杖に対して最後まで「兄」としての姿を貫いたことが強調されています。

受肉した呪物は肉体の死とともに消滅するという設定上のルールから、脹相が呪物として回収・復活する可能性も否定されています。

渋谷事変では呪霊側として五条悟や虎杖と対峙していた脹相が、新宿決戦では味方として命を賭けた事実は、キャラクターとしての劇的な変遷を象徴するものといえるでしょう。

この死亡シーンは多くのファンに衝撃と悲しみを与え、SNS上では「推しの死をどう受け止めるか」という議論が長期にわたって続きました。

呪術廻戦モジュロとは?作品の概要と設定

『呪術廻戦≡(じゅじゅつかいせんモジュロ)』は、芥見下々が原作、岩崎優次が作画を担当する短期集中連載作品です。

「週刊少年ジャンプ」2025年41号より連載が開始され、全25話をもって2026年3月9日発売号にて完結しました。

物語の舞台は本編から約68年後の近未来です。

主人公は乙骨憂太と禪院真希の孫にあたる呪術師・真剣と憂花の兄妹であり、「シムリア星人」という宇宙からの来訪者が絡むSF要素を含んだ新たな展開が描かれています。

スピンオフという位置づけながら、本編のキャラクターたちの「その後」に深く踏み込んでいる点が最大の特徴です。

虎杖悠仁は呪物と化して不老の状態となり、68年後も若い姿のまま生き続けていることが明かされました。

老齢となったパンダや、再登場した真人など、本編の伏線を回収しつつ新世代の物語を紡ぐ構成になっています。

単行本は2026年3月4日に第2巻が発売済みで、第3巻の発売日は未定となっています。

モジュロに脹相は登場する?直接の再登場はなし

結論から述べると、モジュロ全25話を通じて脹相が直接登場するシーンはありません。

本編第259話で死亡が確定しているため、68年後を描くモジュロの時代には脹相はすでにこの世にいない状態です。

受肉体は肉体の消滅とともに完全に失われるという設定があるため、呪物としての再登場も描かれていません。

ただし、脹相の存在がモジュロから完全に消えているわけではないという点が重要です。

虎杖の回想や発言、そして赤血操術の技の使用を通じて、脹相の「遺したもの」が随所に散りばめられています。

脹相の直接再登場を期待してモジュロを読み始めた場合は、その点で期待と異なる可能性があることは認識しておく必要があるでしょう。

一方で、姿は見えなくとも物語の根底に脹相の影響が色濃く残されている構成は、多くのファンから高い評価を受けています。

モジュロの虎杖悠仁が脹相の技を完全継承していた

モジュロにおける虎杖悠仁は、脹相の赤血操術を完全に受け継いだ状態で描かれています。

第19話で虎杖がついに本格的に戦闘へ参加した際、ビルの全階層を貫通するほどの規模で穿血を放つシーンが描かれました。

脹相が得意とした穿血を、脹相以上の威力と精度で行使する虎杖の姿は、読者に大きな衝撃を与えています。

第20話ではさらに詳細が判明し、虎杖が赤血操術の技だけでなく、血液の量や毒性に至るまで脹相の全てを引き継いでいることが明かされました。

超新星をはじめとする脹相オリジナルの応用技も習得済みであり、さらに宿儺から継承した御厨子と合わせて二つの術式を自在に操る「正真正銘の最強」として君臨しています。

黒閃をジャブ感覚で繰り出せるほどの練度に達しており、五条悟と並び称される伝説的な術師として語り継がれているのも納得の描写といえます。

脹相が命を懸けて守った弟が、兄の力を余すことなく受け継いで最強に至ったという構図は、兄弟の絆の究極的な帰結として捉えることができるでしょう。

モジュロ第23話で虎杖が語った「俺の兄貴」という言葉

モジュロにおける脹相関連の描写で最も注目を集めたのが、第23話での虎杖の発言です。

虎杖は作中で脹相について「俺の兄貴は〇〇で、初めは色々あったが分かり合えた」と語っています。

68年という長い歳月が経過しても、虎杖にとって脹相は変わらず「兄貴」であるという事実が明確に示されたシーンです。

加えて、虎杖が九十九由基のことを「俺の兄貴が世話になった人」と脹相を軸にした認識で呼んでいることも判明しました。

本編第208話では九十九が脹相に対し「虎杖悠仁の未来に君は必要ないのか?」と問いかけるシーンがありましたが、モジュロでの虎杖の言葉はその会話の延長線上にあるものです。

脹相と過ごした日々、脹相が繋いでくれた人間関係が、68年後の虎杖の中でなお鮮明に息づいている。

この描写は多くのファンの感情を揺さぶり、SNSでは「兄弟の絆は不滅」「感情がぐちゃぐちゃになる」といった反応が相次ぎました。

直接登場せずとも、虎杖の言葉を通じて脹相の存在感がこれほどまでに際立つ構成は、芥見下々の原作力の高さを物語っています。

68年後の呪術界で脹相はどう語り継がれているのか

モジュロの時代において、脹相が呪術界の歴史の中でどのように記録されているかは、作中で明確には描かれていません。

この曖昧さがファンの間で活発な考察を生んでいます。

脹相の経歴は呪術界の公式記録として残すには複雑すぎるという指摘が一般的です。

渋谷事変では呪霊側の戦力として一般人に被害を与えた事実がある一方、新宿決戦では味方として宿儺と戦い、虎杖を守って戦死しています。

掲示板やSNSでの主な考察をまとめると、以下のような意見が多く見られます。

出自に関しては「呪物の受肉体であること」や「羂索との関係」は国際的なリスクを考慮して伏せられている可能性が高いとされています。

代わりに「死滅回遊平定の立役者の一人」「虎杖悠仁の兄にあたる術師」として簡略化された形で語り継がれているのではないか、という推測が優勢です。

一方で、壊相と血塗の解剖記録や一級推薦の審査記録など、周辺の記録から九相図の受肉体であることに辿り着く後世の研究者もいるだろう、という意見も存在します。

「赤血操術の使い手で虎杖の兄なのに、加茂家の記録には存在しない」という矛盾は、68年後の術師たちの間でも議論の種になっていそうだ、という考察はとりわけ興味深いものです。

虎杖自身は脹相を明確に「兄貴」として語り続けていますが、公式な歴史としてどこまで記録されているかは読者の想像に委ねられています。

モジュロにおける脹相描写へのファンの反応と評判

モジュロでの脹相の間接的な描写に対するファンの反応は、総じて非常に好意的です。

「脹相が直接登場しなくても、虎杖の中で生き続けていることが分かって嬉しい」という声が最も多く見られる反応です。

特に第23話での「俺の兄貴」発言はSNSで大きなトレンドとなり、脹相ファンの間で感動の声が溢れました。

虎杖が穿血を使用するたびに「脹相の意志を感じる」「お兄ちゃんの技だ」といった反応が上がるのも、このキャラクターへの根強い愛着を示しています。

一方で、モジュロ全体に対しては賛否両論も存在します。

SF要素を含む新しい方向性を「基盤はしっかり呪術で読み応えがある」と評価する声がある一方、「呪術廻戦本来の雰囲気とは異なる」という意見も一部に見られます。

脹相に関しては「もっと回想シーンを増やしてほしかった」「モジュロの世界で脹相の歴史的評価を明確にしてほしかった」という要望も散見されますが、逆に「描きすぎないことで余韻が生まれている」と肯定的に捉える読者も多い状況です。

二次創作の分野では、モジュロ時空での虎杖と脹相の関係性を題材にした作品がpixivなどで活発に投稿されています。

2025年12月の同人誌即売会ではモジュロのネタバレを含む脹相関連の同人誌も頒布され、ファンダム内での創作意欲の高さがうかがえます。

脹相関連グッズとフィギュアの最新情報【2026年版】

脹相の人気を反映して、2026年も多数の関連グッズが展開されています。

アニメ3期「死滅回游 前編」が2026年1月から3月にかけて放送されたこともあり、脹相の活躍シーンがアニメ化されたことでグッズ需要はさらに高まりました。

注目度の高い商品を以下にまとめます。

商品名 発売時期 参考価格(税込)
るかっぷ 呪術廻戦 脹相(再販) 2026年8月下旬予定 4,180円
呪術廻戦 ミニアクリルスタンド 脹相 2026年7月中旬予定 990円
呪術廻戦 オーロラミニアクリルスタンド 脹相 2026年4月10日 990円
呪術廻戦 死滅回游 Luminasta “脹相” 発売中 プライズ品
MAXIMATIC CHOSO -死滅回游- 2026年2月登場 プライズ品

「るかっぷ」シリーズの脹相は初回販売時に即完売となった人気商品であり、2026年8月の再販は多くのファンが待ち望んでいたものです。

またジャンプフェスタ2026ではアクリルスタンド「ふりかえりver. 脹相」が先行販売され、こちらも高い人気を記録しました。

2026年8月29日・30日にKアリーナで開催が決定した「じゅじゅフェス 2026 -5th anniversary-」では、脹相の声優である浪川大輔の出演にも期待が寄せられています。

グッズの購入を検討する際は、再販品は予約期間が限られるため、発売日の事前確認と早めの予約が重要です。

モジュロを読む際の注意点とネタバレ範囲

モジュロを読む前に知っておくべき注意点がいくつかあります。

まず最も重要なのは、モジュロは本編の結末を前提とした物語であるという点です。

脹相の死亡、虎杖の呪物化と不老状態、五条悟の死亡、宿儺との決着など、本編の重大なネタバレが序盤から含まれています。

本編を最後まで読み終えていない状態でモジュロに手を出すと、主要キャラクターの生死が判明してしまうため、読む順番には十分な注意が必要です。

次に、モジュロはあくまでスピンオフであり、本編とは異なる作画担当による作品だということを認識しておく必要があります。

芥見下々が原作を担当し岩崎優次が作画を行う体制のため、絵柄やコマ割りの雰囲気は本編と異なります。

この違いに違和感を覚えるかどうかは個人差がありますが、物語の骨格は本編と密接に繋がっているため、読み進めるうちに馴染むという意見が一般的です。

また、全25話の短期集中連載であり既に完結している点も押さえておきましょう。

単行本は2巻まで発売済みですが、最終話までの収録が完了する3巻の発売日はまだ発表されていません。

ジャンプ本誌での掲載を読み逃した方は、電子版のバックナンバーや今後の単行本刊行を待つ形になります。

まとめ:呪術廻戦モジュロにおける脹相の全貌

  • 脹相はモジュロに直接登場していないが、虎杖の回想や発言を通じて間接的に描かれている
  • 本編第259話で宿儺の炎から虎杖を守り、肉体が焼失する形で死亡が確定している
  • モジュロの虎杖は脹相の赤血操術を完全に継承し、穿血をビルを貫通するほどの威力で使用している
  • 第20話で血液の量や毒性を含む脹相の能力全てを虎杖が引き継いでいることが判明した
  • 第23話で虎杖が68年後も脹相を「俺の兄貴」と呼び続けていることが確認された
  • 九十九由基を「兄貴が世話になった人」と呼ぶなど、脹相を軸にした人間関係の認識が維持されている
  • モジュロの時代で脹相が歴史上どう記録されているかは明示されておらず、ファンの考察に委ねられている
  • 脹相ファンの間では「直接登場せずとも存在感がある構成」への評価が高い
  • 2026年もフィギュア再販やアクリルスタンドなど関連グッズの展開が続いている
  • モジュロは本編の重大なネタバレを含むため、本編完読後に読むことが推奨される
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