「呪術廻戦モジュロって、結局誰が書いてるの?」という疑問を持つ方は少なくありません。
2024年9月に本編が完結し、多くのファンが呪術ロスに陥る中、2025年9月からスタートした近未来スピンオフが「呪術廻戦≡(モジュロ)」です。
しかし本作は、前作と異なり「原作」と「作画」が分かれた体制で制作されています。
そのため「芥見下々が描いているの?」「作画の人は誰?」「ストーリーの原案はどちらが考えているの?」といった疑問が数多く寄せられました。
この記事では、呪術廻戦モジュロの作者に関する情報を網羅的に整理し、原作と作画それぞれの担当者の経歴や役割分担、読者からの評判、そして公式の立場や今後の展開までを詳しく解説していきます。
呪術廻戦モジュロは誰が書いてるのか?作者の正体を解説
呪術廻戦モジュロは、一人の漫画家が単独で手がけた作品ではありません。
原作を芥見下々、作画を岩崎優次という二人の漫画家が分業する体制で制作されています。
週刊少年ジャンプでは「DEATH NOTE」や「アイシールド21」など、原作と作画を分ける形式の連載は珍しくありませんが、呪術廻戦という超人気タイトルのスピンオフで採用されたことは、多くの読者にとって驚きだったようです。
原作を担当する芥見下々の役割とは
呪術廻戦モジュロにおいて、芥見下々はネーム原作を担当しています。
ネーム原作とは、物語の展開やセリフ、コマ割りの大まかな構成を設計する役割を指します。
つまり、モジュロで描かれるストーリーや世界観、キャラクター設定のすべては芥見下々の頭の中から生まれたものです。
芥見にとって「原作者」として他者に作画を委ねるのは本作が初めての試みでした。
2024年9月に呪術廻戦本編を完結させた後、約1年のブランクを経て発表されたこのプロジェクトは、芥見の新たな挑戦として注目を集めています。
作画を担当する岩崎優次のプロフィールと経歴
作画を手がける岩崎優次は、週刊少年ジャンプでの連載経験を持つ実力派の漫画家です。
2022年から2024年にかけて、西尾維新原作の「暗号学園のいろは」の作画担当として連載デビューを果たしました。
同作は全7巻で完結し、「次にくるマンガ大賞2023」コミックス部門4位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2024」10位を獲得するなど、高い評価を受けています。
暗号学園のいろは以前にも、ジャンプ+にて西尾維新原作の「くずかごマウンテン」で作画を務めた実績があります。
こうした経歴から分かるように、岩崎は著名な原作者とタッグを組んで作品を作り上げることに長けた漫画家といえるでしょう。
なぜ芥見下々は自分で描かず原案に回ったのか
多くのファンが抱いた最大の疑問が「なぜ芥見自身が描かないのか」という点です。
明確な公式コメントは出されていませんが、いくつかの背景が推測されています。
まず、呪術廻戦の本編連載は約6年にわたり、週刊連載の過酷さは広く知られています。
連載終了後に十分な休養を取りつつ、新たな物語を世に送り出す方法として、原作に専念するスタイルが選ばれた可能性があります。
また、モジュロは当初から「短期集中連載」「単行本3巻程度」と告知されており、本編の直接的な続編ではなくスピンオフという位置づけです。
作品のスケール感や連載形態を考慮した上で、信頼できる作画パートナーに作画を任せるという判断がなされたと考えるのが自然でしょう。
芥見下々と岩崎優次それぞれの代表作と実績
呪術廻戦モジュロの魅力を理解するには、二人の漫画家がそれぞれどのようなキャリアを歩んできたのかを知ることが大切です。
両者の実績を振り返ることで、このタッグが持つポテンシャルの高さが見えてきます。
芥見下々の経歴と呪術廻戦の功績
芥見下々は2017年に「東京都立呪術高等専門学校」をジャンプGIGAにて短期連載し、漫画家としてのキャリアをスタートさせました。
翌2018年からは週刊少年ジャンプで「呪術廻戦」の連載を開始しています。
同作は瞬く間に人気を集め、全28巻で完結するまでに全世界シリーズ累計発行部数1億5000万部を突破する大ヒット作品となりました。
「第4回 次にくるマンガ大賞2018」コミックス部門6位に選出されたほか、「第14回 全国書店員が選んだおすすめコミック2019」では1位を獲得しています。
テレビアニメ化、劇場版映画化、各種メディアミックスも展開され、国内外で社会現象を巻き起こしたことは記憶に新しいでしょう。
岩崎優次の出世作「暗号学園のいろは」での評価
岩崎優次の名を広く知らしめたのが「暗号学園のいろは」です。
西尾維新という人気作家の原作を、緻密かつ華やかな作画で表現し、読者から高い支持を得ました。
暗号解読をテーマにした独特の作風は知能戦の描写が中心であり、バトル漫画とは異なる画力が要求される作品でしたが、岩崎はキャラクターの表情や暗号の視覚的表現を見事にこなしています。
連載期間は2022年51号から2024年10号までの約1年3か月間で、打ち切りとの声もありましたが、全7巻で物語をしっかりと完結させました。
この経験が、後のモジュロでの仕事に大きく活きていることは間違いありません。
二人のタッグが実現した背景と経緯
芥見下々と岩崎優次のタッグがどのように実現したのか、詳細な経緯は公表されていません。
ただし、岩崎が週刊少年ジャンプで著名原作者との共同制作に実績を持っていたこと、そして暗号学園のいろはの完結後にフリーの状態だったことが大きな要因と考えられます。
2025年9月1日、集英社から正式に発表された際には、ファンの間で大きな話題となりました。
岩崎自身もSNSで「プレッシャーもありましたがとても良い物語で最後まで嬉しい気持ちで作画することができました」とコメントしており、芥見との良好な関係性がうかがえます。
呪術廻戦モジュロのストーリーと前作との関係
呪術廻戦モジュロは公式に「呪術廻戦の近未来スピンオフ」と位置づけられています。
前作の世界観を引き継ぎながらも、舞台設定やキャラクターは大きく刷新されており、新鮮な物語として楽しめる構成です。
舞台は68年後の近未来|あらすじと世界観
物語の舞台は、呪術廻戦本編の「死滅回游」から68年後の西暦2086年です。
突如として地球に宇宙船が飛来し、「シムリア星人」を名乗る地球外生命体が姿を現します。
両面宿儺以来の特級事案として認定されたこの出来事に対し、呪術総監部は対応を迫られることになります。
物語のジャンルはダーク・ファンタジーにSF要素が加わった独自の作風で、呪術と宇宙人という意外な組み合わせが特徴的です。
地球側の呪術師とシムリア星人の交流や衝突を軸に、全25話で完結するまでスピーディーな展開が繰り広げられました。
乙骨憂太の孫が主人公という公式設定の狙い
主人公は乙骨憂太と禪院真希の孫にあたる乙骨真剣(つるぎ)と乙骨憂花(ゆうか)の兄妹です。
真剣は祖母の真希と同じく呪力を持たない「天与呪縛」のフィジカルギフテッドで、呪具を駆使して戦います。
一方の憂花は、旧御三家・禪院家に伝わる「十種影法術」の使い手であり、脳に悪性腫瘍を抱えるという重い設定を背負っています。
前作ファンにとって愛着のあるキャラクターの血縁者を主人公に据えることで、新規読者にも前作への興味を喚起しつつ、既存ファンには馴染みやすい構造が実現されています。
さらに、シムリア星人のマルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリが三人目の主要キャラクターとして加わり、異文化交流という新しいテーマが盛り込まれました。
虎杖悠仁や釘崎野薔薇など本編キャラの登場シーン
68年後の世界であるにもかかわらず、前作の主人公である虎杖悠仁が若々しい姿のまま生存していることが明かされています。
虎杖は五条悟と並んで死滅回游を平定させた傑物として語られていますが、不老の身で仲間を葬送し続けることに耐えられなくなり、消息を絶った状態です。
釘崎野薔薇は84歳で存命しており、高層マンションで悠々自適な生活を送っています。
最終回ではこの二人の再会シーンが描かれ、大きな反響を呼びました。
このほかにも、パンダが五条家の忌庫に保管された呪傀として登場したり、憂憂がシン・陰流の当主として老齢の姿で現れたりと、前作ファンの心を掴む演出が随所に散りばめられています。
呪術廻戦モジュロの作画に対する評判と読者の声
作者が変わることで最も注目されるのが、やはり作画の評価です。
呪術廻戦モジュロにおける岩崎優次の作画に対しては、連載を通じてさまざまな反応が寄せられました。
岩崎優次の画力が高いと評価される理由
多くの読者が、岩崎優次の画力の高さを認めています。
特に戦闘シーンの迫力やキャラクターの表情の描き分けについては「画力がエグい」「作画力がすごい」といった声が数多く上がりました。
暗号学園のいろはでは知能戦が中心だったため、バトル描写の力量が未知数でしたが、モジュロではその不安を払拭する圧倒的な画力を披露しています。
また、芥見下々のネームを忠実に再現しつつも、岩崎独自の繊細なタッチが加わることで、前作とはまた違った魅力を生み出している点も評価されているポイントです。
芥見下々の絵ではないことへの賛否両論
一方で、「やはり芥見下々の絵で読みたかった」という声が根強く存在するのも事実です。
連載開始直後には「作画が変わったのが残念」「絵のタッチが違う」という意見がSNSや掲示板で多数見られました。
呪術廻戦本編の持つ独特の荒々しさや陰影表現に愛着を持つ読者にとって、作画担当の変更はどうしても違和感につながりやすい面があります。
特に「なぜ自分で描かないのか」という疑問は、連載開始時から繰り返し議論されたテーマでもありました。
連載が進むにつれて評価はどう変わったのか
興味深いことに、連載が進むにつれて作画に対する評価は着実に向上していきました。
序盤は「芥見の絵との違い」に目が行きがちだった読者も、中盤以降は「岩崎の作画が芥見のスタイルに完全に適合した」と認める声が増えています。
2026年1月頃には「作画担当として最適な人選だった」という意見がまとめサイト等でも広く共有されるようになりました。
最終回が掲載された際には、岩崎自身が「プレッシャーもありましたがとても良い物語で最後まで嬉しい気持ちで作画することができました」とSNSでコメントし、多くのファンから感謝の言葉が寄せられています。
呪術廻戦モジュロにパクリ疑惑はあるのか?噂を検証
人気作品のスピンオフには、しばしば「パクリではないか」という声が付きまといます。
呪術廻戦モジュロについても、一部でそうした指摘がありました。
SF展開や宇宙人設定で指摘された類似作品との比較
モジュロの最大の特徴である「宇宙人の来訪」というSF設定は、呪術廻戦の従来の世界観とは大きく異なります。
この方向転換に対して、一部の読者からは他のSF漫画やアニメとの類似性を指摘する声が上がりました。
しかし、シムリア星人が呪術師に近い力を持ち、額に「ロロルカ」と呼ばれる第三の目を有するという設定は、呪術廻戦の呪力体系を宇宙規模に拡張したオリジナルの世界観です。
宇宙人と呪術師の融合というコンセプト自体に、明確な先行作品は見当たりません。
パクリではなくオマージュとされる根拠と公式の立場
そもそも呪術廻戦シリーズは、芥見下々自身が「HUNTER×HUNTER」や「BLEACH」などの影響を公言している作品です。
モジュロにおいても、他作品へのリスペクトが感じられる要素はあるものの、それはオマージュの範疇であり、盗用とは異なります。
公式からパクリ疑惑に対する直接的なコメントは出されていませんが、集英社の週刊少年ジャンプで連載されている時点で、編集部のチェックを経た正規のコンテンツであることは明白です。
呪術廻戦の世界観を正統に拡張した芥見自身の原案作品であるという事実が、疑惑に対する最も明確な回答といえるでしょう。
呪術廻戦モジュロの二次創作や同人活動の現状
人気漫画にはファンによる創作活動がつきものであり、呪術廻戦モジュロも例外ではありません。
新キャラクターの魅力もあいまって、二次創作の盛り上がりは確実に広がっています。
ファンによる同人作品の盛り上がりと傾向
乙骨真剣と憂花の兄妹、そしてシムリア星人のマルルは、連載開始直後からファンアートや同人作品の対象として注目を集めました。
特にマルルの天然で明るいキャラクター性は多くのファンの心を掴み、SNS上にはイラストや漫画が数多く投稿されています。
また、前作キャラクターとモジュロのキャラクターを組み合わせた創作も盛んで、68年という時間差を活かした独自のストーリーを描くファンも少なくありません。
呪術廻戦本編で活発だった同人文化の流れを、モジュロが自然に引き継いでいる形です。
二次創作を楽しむうえで知っておきたいガイドライン
二次創作を楽しむ際には、著作権に関する基本的なルールを理解しておくことが大切です。
集英社は公式に同人誌やファンアートに対して一定の許容姿勢を示していますが、営利目的での無断利用や、原作のイメージを著しく損なう表現については注意が必要となります。
特に電子媒体での頒布やSNSでの公開は拡散力が高いため、公式コンテンツとの混同を避ける配慮が求められます。
ファン活動を長く続けるためにも、作品と作者へのリスペクトを忘れず、常識的な範囲内で楽しむことが重要でしょう。
呪術廻戦モジュロの注意点と知っておくべきデメリット
高い画力と練られたストーリーで多くの読者を楽しませたモジュロですが、課題や不満点がなかったわけではありません。
作品を読む前に知っておきたいポイントを整理します。
短期集中連載ゆえの駆け足展開に感じる読者が多い理由
全25話という限られた話数は、週刊連載としては約半年間にあたります。
当初から「単行本3巻くらいの予定」と告知されていたものの、物語の後半になるにつれて「展開が駆け足すぎる」「打ち切りのような急展開に見える」という声が読者から上がりました。
シムリア星人の内部事情、ルメル族とデスクンテ族の対立構造、そしてダブラというボスキャラクターの掘り下げなど、描くべき要素に対して話数が足りなかったと感じる読者は少なくなかったようです。
短期集中連載という企画の性質上、ある程度の制約は避けられませんが、世界観の広がりに対してページ数が追いつかなかった印象は否めません。
前作未読だと理解が難しいストーリー構造
モジュロは呪術廻戦本編の設定やキャラクターを前提としたストーリーで構成されています。
乙骨憂太、禪院真希、虎杖悠仁、五条悟、両面宿儺といった前作の登場人物の関係性や、死滅回游、渋谷事変などの過去の事件を知らなければ、物語の核心部分が理解できない構造です。
たとえば主人公の真剣と憂花が祖父の指輪をめぐって対立する背景には、前作で描かれた乙骨憂太と祈本里香の関係が深く絡んでいます。
単体で読み始める読者に対するフォローは限定的であるため、初めて呪術廻戦の世界に触れる方には、まず本編から読むことをおすすめします。
最終回で回収されなかった伏線と残された謎
最終25話「明るい未来」では多くの要素が綺麗にまとめられましたが、すべての伏線が回収されたわけではありません。
虎杖悠仁が不老の状態で消息を絶っている理由の詳細は明かされておらず、伏黒恵の現状についても描写は限定的でした。
さらに、真人が「魂の通り道に居座って何者かを待っている」という不気味な設定も、完全には消化されていません。
「虎杖対ダブラの直接対決が見たかった」という声も根強く、ファンの間では今後の続編でこれらの謎が回収される可能性について活発な考察が続いています。
呪術廻戦モジュロの最新情報と今後の展開
2026年3月に完結を迎えたモジュロですが、単行本の刊行はまだ続いており、ファンの関心は今後の動向に移っています。
全25話で完結|単行本の発売スケジュール一覧
呪術廻戦モジュロの単行本は、ジャンプコミックスレーベルから全3巻で刊行されます。
| 巻数 | サブタイトル | 発売日 |
|---|---|---|
| 1巻 | 特級事案 | 2026年1月5日 |
| 2巻 | ドゥーラ・ヴァル・ボビディ・メチカ | 2026年3月4日 |
| 3巻(最終巻) | 未定 | 2026年5月1日予定 |
連載は2025年9月8日から2026年3月9日までの約半年間で、全25話をもって完結しました。
最終3巻を待てば、物語の全容を一気に通読できるようになります。
単行本の売上と初週部数から見る人気度
1巻の初週売上は7日間で約19万部を記録し、TSUTAYAの週間コミック売上ランキングで1位を獲得しています。
前作の呪術廻戦本編と直接比較すると数字は控えめですが、スピンオフ作品としては極めて好調な数字です。
呪術廻戦シリーズ全体の累計発行部数は1億5000万部を突破しており、モジュロ1巻の帯にもこの数字が記載されました。
ブランド力の高さが、スピンオフの販売実績にもしっかりと反映されていることがわかります。
続編やアニメ化の可能性はあるのか
現時点で、モジュロの続編やアニメ化に関する公式発表はされていません。
しかし、最終回で残された複数の伏線や、虎杖の不老・消息不明という大きな謎は、将来的な続編を見据えた仕掛けである可能性を多くのファンが指摘しています。
芥見下々が今後も原作者として活動を続けるのか、あるいは再び自ら作画を手がける新作を発表するのかは不明ですが、呪術廻戦というIPの商業的な価値を考えれば、何らかの形で展開が続く可能性は十分にあるでしょう。
岩崎優次についても、モジュロでの実績によって大きく評価が高まっており、今後のジャンプ作品での新連載が期待されています。
まとめ:呪術廻戦モジュロの作者と作品の全体像
- 呪術廻戦モジュロは原作・芥見下々、作画・岩崎優次の二人体制で制作された
- 芥見下々にとって初の「原作専任」作品であり、自身で作画は担当していない
- 岩崎優次は「暗号学園のいろは」で実績を積んだジャンプ連載経験者である
- 舞台は死滅回游から68年後の2086年で、乙骨憂太と真希の孫が主人公を務める
- 短期集中連載として2025年9月から2026年3月まで全25話で完結した
- 単行本は全3巻構成で、最終巻は2026年5月1日に発売予定である
- 作画への評価は連載を通じて向上し、最終的には高く評価される結果となった
- 宇宙人設定に対するパクリ疑惑は根拠に乏しく、芥見のオリジナル原案である
- 前作未読では理解が難しいため、本編を先に読んでおくことが推奨される
- 残された伏線から続編の可能性をファンが期待しており、今後の公式発表に注目が集まる
