麦わらの一味の航海士ナミは、物語が進むにつれて戦闘面でも著しい成長を遂げてきました。
なかでも、雷雲のホーミーズであるゼウスの力を利用した大技「雷霆(ライテイ)」は、ナミの戦闘スタイルを一変させた象徴的な必殺技です。
ワノ国編での初披露からエッグヘッド編に至るまで、雷霆は段階的に強化され、その威力は飛び六胞のうるティを撃破するほどにまで到達しています。
この記事では、雷霆の仕組みや進化の過程、作中での活躍シーン、さらに雷霆をモチーフにしたフィギュア商品の情報まで、あらゆる角度から掘り下げていきます。
ナミの戦闘力がどのように評価されているのか、そして雷霆という技が物語においてどんな意味を持つのか、包括的に理解できる内容となっています。
ナミの必殺技「雷霆(ライテイ)」とは
雷霆とは、ナミがビッグ・マムの雷雲ホーミーズ「ゼウス」の力を借りて繰り出す雷撃系の大技です。
読み方は「ライテイ」で、漢字の「雷霆」は本来「激しい雷鳴」や「天の怒り」を意味する言葉にあたります。
技の発動メカニズムは明快で、まずナミが天候棒(クリマタクト)から「天候の卵(ウェザーエッグ)」を生成し、ゼウスに食べさせます。
エネルギーを蓄えたゼウスは巨大な雷雲へと変貌し、ナミの指示に従って標的に向かい極太の雷を落とすという流れです。
初使用時の正式名称は「忍法 雷霆(にんぽう らいてい)」で、ワノ国という舞台に合わせて忍法の名を冠していました。
ナミ単独の技ではなく、ゼウスとの連携によって初めて成立する合体技である点が、他のクリマタクト系の技と大きく異なる特徴といえるでしょう。
通常のクリマタクト技が天候操作を応用した間接的な攻撃手段であるのに対し、雷霆はゼウスという自然現象そのものを武器として直接叩きつける、極めて直接的かつ破壊的な攻撃手段に該当します。
雷霆が初めて登場したワノ国編のシーン
第933話:オロチ城での初披露
雷霆が作中で初めて披露されたのは、原作第933話のオロチ城におけるシーンです。
ナミはワノ国に潜入し「おナミ」として行動していましたが、将軍オロチの宴の場で危機的な状況に陥ります。
追い詰められたナミが天候棒からゼウスを召喚し、「忍法 雷霆」と叫んで放った一撃は、オロチ城全体が光るほどの凄まじい威力を見せつけました。
この場面は、ナミがゼウスを戦力として本格的に運用し始めた転換点として、多くの読者に強烈な印象を残しています。
ワノ国編の序盤において、航海士であるナミが城を揺るがす攻撃力を発揮したことは、麦わらの一味全体の戦力底上げを象徴する演出でもありました。
鬼ヶ島決戦でのうるティ撃破
雷霆の真価がもっとも発揮されたのは、鬼ヶ島決戦における百獣海賊団・飛び六胞のうるティとの戦闘です。
うるティは古代種の恐竜系悪魔の実の能力者であり、頭突き一発で周囲を壊滅させるほどの戦闘力を持つ強敵でした。
戦闘員としてはルフィやゾロのような直接戦闘タイプではないナミにとって、うるティは本来であれば圧倒的に不利な相手にあたります。
しかし、天候棒と一体化を果たしたゼウスの追尾能力が加わった強化版の雷霆により、ナミはうるティの撃破に成功しました。
この勝利は、ナミが「戦えないヒロイン」から「自力で強敵を倒せる戦闘員」へと成長したことを決定づける重要な場面として、ファンの間でも特に高く評価されているエピソードです。
ゼウスとの融合で雷霆はどう進化したか
雷霆の大幅な強化は、ワノ国・鬼ヶ島決戦中にゼウスがナミの天候棒に融合したことで実現しました。
もともとゼウスはビッグ・マムのソルソルの実の能力で生み出されたホーミーズであり、ビッグ・マムの支配下にある存在でした。
しかし、鬼ヶ島での戦いの最中にビッグ・マムからゼウスへの魂の供給が断たれ、消滅の危機に瀕します。
この瞬間、ゼウスの魂がナミの天候棒(クリマタクト)に入り込んで一体化し、天候棒そのものがゼウスの意志を持つ新たな武器へと変貌を遂げました。
融合前の雷霆は、ゼウスを空中に展開して上方から雷を落とす形式だったため、動き回る敵には命中しにくいという弱点がありました。
融合後はゼウス自身が意志を持って敵を追尾できるようになり、雷霆は事実上の追尾式攻撃へと進化しています。
さらに、ゼウスの意志によって天候棒の形状がトゲ付きの棍棒のように変形する描写もあり、接近戦での打撃力も向上しました。
初期のクリマタクト技では無差別に天候現象を発生させるだけだったナミの攻撃が、ゼウスとの融合を経て、狙った相手を確実に仕留める精密かつ高威力な技へと昇華されたといえるでしょう。
ナミの技の進化系譜と雷霆の位置づけ
ナミの戦闘スタイルを語るうえで欠かせないのが、天候棒の進化に伴う技の変遷です。
以下に、天候棒の各段階と主要な技の関係を整理します。
| 段階 | 天候棒の名称 | 主な技 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 第1段階 | クリマタクト | サンダーボルト=テンポなど | ウソップが作成した初代。パーティグッズの延長線上 |
| 第2段階 | 完全版クリマタクト | サンダーチャージ=テンポなど | ウソップが改良。実戦向けの天候操作が可能に |
| 第3段階 | ソーサリークリマタクト | ブラックボール=雷雲=テンポなど | ウェザリアの技術を応用。攻撃力が飛躍的に向上 |
| 第4段階 | ゼウス融合クリマタクト | 雷霆(ライテイ) | ゼウスの魂が一体化。追尾式の雷撃が可能に |
この系譜を見ると、ナミの技は「天候を利用した間接攻撃」から「自然現象そのものを直接ぶつける攻撃」へと進化してきたことがわかります。
雷霆はこの進化の頂点に位置する技であり、ナミの戦闘力を四皇幹部クラスの敵とも渡り合えるレベルにまで引き上げた決定的な転機です。
一般的に、ナミの強さは過小評価されがちだと言われていますが、雷霆の威力と追尾性能を考慮すると、麦わらの一味のなかでも十分に高い戦闘力を有していることが明らかです。
エッグヘッド編での雷霆の活躍
エッグヘッド編では、ナミはゼウス融合後の天候棒を携えて未来島に上陸しました。
未来服と呼ばれるエッグヘッド島特有の衣装を身にまとったナミは、見た目の新鮮さも相まって読者の注目を集めています。
エッグヘッド編の終盤では、五老星の一人であるサターン聖が麦わらの一味に攻撃を仕掛けた際、ナミがゼウスの力で迎撃してロビンを守るという場面が描かれました。
世界最高権力者の一角であるサターン聖の攻撃に対して即座に反応し、仲間を守り切ったこのシーンは、ナミの成長を端的に示すものとして記憶に残る名場面となっています。
ワノ国編でうるティを撃破した実績に加え、エッグヘッド編でも五老星相手に一歩も引かない活躍を見せたことで、雷霆という技の信頼性と汎用性の高さが改めて証明されたといえるでしょう。
フィギュア「フィギュアーツZERO ナミ -雷霆-」の商品情報
商品スペックと基本仕様
雷霆を放つナミの姿は立体化もされており、BANDAI SPIRITSのTAMASHII NATIONSブランドから「フィギュアーツZERO[超激戦-EXTRA BATTLE-]ナミ -雷霆-」が2025年3月22日に発売されました。
主な商品仕様は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | フィギュアーツZERO[超激戦]ナミ -雷霆- |
| メーカー | BANDAI SPIRITS(TAMASHII NATIONS) |
| メーカー希望小売価格 | 11,000円(税込) |
| 全高 | 約170mm |
| サイズ(外箱参考) | 約17.5×23.5×20.5cm |
| 素材 | ABS・PVC(塗装済み完成品) |
| 対象年齢 | 15歳以上 |
| 発売日 | 2025年3月22日 |
| 販売方法 | 一般店頭発売 |
エッグヘッド編の未来服を着たナミが駆け出しながら雷霆を放つシーンをイメージした造形となっており、ゼウスはクリアパーツで再現されています。
流れるようなエフェクト造形が躍動感を演出し、ディスプレイ時の存在感が際立つ仕上がりです。
販売エリアは日本のほかアジア、北米、ヨーロッパ、中南米とグローバルに展開されています。
超激戦シリーズの特徴と他ラインナップ
フィギュアーツZEROの「超激戦-EXTRA BATTLE-」シリーズは、ワンピースキャラクターの大技や名シーンを、迫力あるエフェクトパーツとともに再現するフィギュアラインです。
造形・彩色・エフェクトにこだわった無可動フィギュアであり、S.H.Figuartsのような可動式とは異なりポーズは固定されています。
同シリーズにはルフィ、ゾロ、サボ、トラファルガー・ロー、マルコなどのラインナップが展開されており、並べてディスプレイするコレクターも少なくありません。
ナミの雷霆版は、同シリーズのなかでもゼウスのクリアパーツによるエフェクトの美しさが際立つ一品として注目を集めています。
フィギュア「ナミ -雷霆-」の評判と口コミ
造形・エフェクトの評価
Amazonでの評価は5点満点中4.6と高水準を記録しており、特に造形面での評価が目立ちます。
ゼウスのクリアパーツは多くのユーザーから「非常に出来が良い」と称賛されており、光の当たり方によって透明感が変化する美しさがディスプレイ映えするとの声が多数寄せられています。
駆け出すナミのポーズとゼウスが一体となったエフェクト造形は、流れるような動きを感じさせると好意的に受け止められています。
海外のレビューでも「Very detailed」「Amazing Figure」といった高い評価が見られ、国内外を問わずコレクターからの支持を得ている商品です。
注意すべきネガティブ意見
一方で、一定数のネガティブな意見も存在します。
もっとも多く指摘されているのは、公式宣材写真やサンプル展示品と量産品との間に見られる顔の印象の差異です。
見本写真では可愛らしい表情が強調されているものの、実物は塗装のばらつきにより印象が異なる場合があると報告されています。
特に目元の塗装は個体差が出やすく、店頭で実物を確認してからの購入が推奨されるポイントです。
また、ゼウスの雲パーツとナミ本体が一体構造となっているため、ナミ単体で飾ることができない点を残念に感じるユーザーもいます。
加えて、造形のクオリティが「プライズフィギュアより少し良い程度」と評する意見もあり、定価11,000円の商品としてはやや物足りないと感じる層が存在するのも事実です。
フィギュア購入時の注意点と現在の価格動向
発売後の価格下落について
本商品でもっとも注意すべき点は、発売後に生じた大幅な価格下落です。
メーカー希望小売価格は11,000円ですが、2026年3月時点では価格比較サイトでの最安値が約4,980円、大手ホビーショップでは4,800円(56%OFF)まで値下がりしています。
ヨドバシカメラでも5,980円で販売されており、定価の半額以下が市場の標準的な相場となりました。
フリマサイトでは5,350円前後で出品されているケースが多く、中古品も含めれば入手のハードルはさらに低くなっています。
予約時点で定価に近い金額を支払ったユーザーからは「発売後にここまで値下がりするとは思わなかった」という不満の声が上がっており、予約購入のタイミングについては慎重な判断が求められます。
価格下落の原因と購入のベストタイミング
フィギュアーツZEROシリーズは一般店頭発売商品であり、受注生産の限定品とは異なり流通量が豊富です。
供給過多の状態になりやすく、発売後に在庫が市場に溢れることで価格競争が起きやすい構造になっています。
本商品に限った現象ではなく、同シリーズの他のキャラクターでも同様の値崩れが起きるケースは珍しくありません。
したがって、このシリーズの購入を検討する場合は、発売日に急いで購入するよりも、発売後1〜2か月ほど様子を見てから最安値を狙う方が経済的です。
なお、買取価格も2,673円程度まで下がっているため、リセールバリューを期待した投資目的の購入には向いていません。
あくまでコレクションやディスプレイを楽しむ目的で、納得のいく価格で購入することをおすすめします。
他のナミフィギュアとの比較
雷霆をモチーフにしたナミのフィギュアは、フィギュアーツZERO以外にも複数のラインナップが存在します。
代表的な選択肢として挙げられるのが、メガハウスのP.O.P(Portrait.Of.Pirates)シリーズと、バンダイのワールドコレクタブルフィギュア(ワーコレ)です。
P.O.Pシリーズの「Evolutionary History ナミ」は2万円台以上の価格帯で展開されており、精密な造形と高品質な塗装が最大の魅力となっています。
クオリティ重視で予算に余裕があるコレクターには、P.O.Pシリーズが有力な選択肢になるでしょう。
一方、ワーコレのワノ国鬼ヶ島編シリーズにも、ゼウスの力を使うナミが約8.5cmサイズで立体化されています。
価格は非常に手頃で、気軽にコレクションを始めたい方に向いている商品です。
フィギュアーツZEROの「ナミ -雷霆-」は、エフェクト付きのダイナミックな造形と手頃な価格帯を両立したバランス型の商品という位置づけになります。
現在の実売価格が5,000円前後であることを踏まえると、コストパフォーマンスの面では最も優れた選択肢といえるかもしれません。
ナミの今後の展開と雷霆の可能性
新作アニメ「ONE PIECE HEROINES」の放送
2026年7月5日より、フジテレビ系にて新作アニメ「ONE PIECE HEROINES」の放送が決定しています。
原作は「ONE PIECE magazine」に連載された小説シリーズ「ONE PIECE novel HEROINES」で、第1弾として「episode:NAMI」がアニメ化されます。
ナミの内面や日常に焦点を当てたスピンオフ作品であり、アニメオリジナルの要素も盛り込まれる予定です。
このアニメの放送に伴い、ナミ関連グッズの需要が再び高まる可能性があり、雷霆をモチーフにした商品の価格にも影響が出るかもしれません。
TVアニメ本編エルバフ編の開始
TVアニメ本編は2026年4月5日よりエルバフ編の放送が開始されます。
エルバフは巨人族の島として原作でも重要な舞台であり、ナミの新たな戦闘シーンやゼウスの活躍が描かれる可能性も十分に考えられます。
雷霆がさらに進化した新技の登場や、ゼウスとの連携がより深化する展開があれば、ナミの戦闘力はもう一段階上のレベルに到達するかもしれません。
物語の進行に伴い、雷霆という技がどのように発展していくのかは、ワンピースファンにとって見逃せない注目ポイントです。
まとめ:ワンピースのナミが使う雷霆の全貌
- 雷霆(ライテイ)はナミがゼウスの力を利用して放つ雷撃系の大技である
- 初使用はワノ国編第933話のオロチ城で、城全体が光るほどの威力を見せた
- 鬼ヶ島決戦では飛び六胞のうるティを雷霆で撃破し、ナミの戦闘力の高さを証明した
- ゼウスが天候棒に融合したことで、雷霆は追尾式攻撃へと進化を遂げた
- エッグヘッド編でも五老星サターン聖の攻撃を迎撃するなど実戦で活躍している
- フィギュアーツZERO「ナミ -雷霆-」は定価11,000円で2025年3月に発売された
- 2026年3月時点の実売価格は約4,800〜5,980円と定価の半額以下まで値下がりしている
- Amazonの評価は4.6と高水準だが、量産品の顔の塗装に個体差がある点は要注意である
- 2026年7月放送開始の新作アニメ「ONE PIECE HEROINES」ではナミ主役のエピソードが描かれる
- エルバフ編の放送開始に伴い、雷霆のさらなる進化や新技登場の可能性にも期待が集まっている
