フランは、作者が「小説家になろう」に掲載しているWeb版『転生したら剣でした』で、黒天虎へと進化します。黒猫族は生まれつき絶対に進化できない種族なのではなく、神罰による呪いで進化を制限されていました。
ここでは進化の内容を含め、Web版203話と205~207話で確認できる条件を解説します。フラン個人の進化、黒天虎になる条件、黒猫族全体の解呪は、それぞれ分けると分かりやすくなります。
フランは黒天虎へ進化する
Web版203話「黒き雷」には、フランが黒天虎に進化したことが明記されています。覚醒を使ったフランが黒い雷をまとい、その雷が黒天虎への進化を示すという説明です。
外見が大きな虎の姿になったり、急に大人になったりするわけではありません。この場面では金色の瞳や尻尾の変化が描かれ、見た目よりも内側の能力の変化が強調されています。「虎」という名前だけで、動物への完全な変身を想像すると描写との違いが生まれます。
進化に伴って、迅雷の上位スキルである閃華迅雷も登場します。黒天虎という種族名と、戦闘時に使うスキル名は同じものではありません。本文を読むときは、進化した先の種族と、その力を使う技・スキルを区別すると理解しやすいです。
黒猫族が進化できなかった理由
205話「混沌の女神」では、普通の獣人族はレベルの上限に達すると覚醒を習得し、それを使うことで進化する仕組みが説明されます。一方、黒猫族には、レベルだけでは覚醒を得られない呪いがかかっていました。
つまり、「十分に鍛えればほかの獣人と同じように進化できる」とは限らない状態だったのです。フランの目標は単なるレベル上げではなく、その壁を越えることでもあります。進化できないと言われていた背景を知ると、本人が進化を目指す意味も変わって見えます。
実際に164話「Lv45とランク12」では、フランが種族のレベル上限に達しても進化は起きません。上限到達と進化が別の条件だということを、出来事としても確認できます。
女神は、フランが師匠の力を通じた特殊な方法で覚醒を得て、進化したことを認めています。ただし、それをすべての黒猫族に無条件で使える方法としては扱っていません。フランの成功と、誰でも同じ方法で進化できるという説明は分ける必要があります。
個人の解呪と種族全体の解呪は条件が違う
206話「罪と罰」では、呪いを解く条件が個人と種族全体の二つに分けて語られます。フランが進化したからといって、その時点ですべての黒猫族の制限が消えた、という意味ではありません。
| 対象 | 本文で説明される解呪条件 |
|---|---|
| 個人 | 邪人を1,000体、または脅威度A以上の邪人を1体倒す |
| 種族全体 | 黒猫族の力だけで、脅威度S以上の邪人または邪神の眷属を倒す |
前者は条件を達成した個体の制限を解き、後者は黒猫族全体にかかった呪いに関わる条件です。対象も難しさも異なるため、「進化の条件」という一言でまとめると、どちらの話なのか分からなくなります。
フランの特殊な進化を踏まえ、女神は師匠の装備者登録にも制限を設けます。これによって、師匠を装備すればほかの黒猫族にも同じことができる、という単純な話にはなりません。この段階の仕組みを押さえると、本人の成長と種族の問題を別々に追えます。
黒天虎になるために必要な力
呪いが解けて進化できることと、進化先が黒天虎になることも別の問題です。207話「黒猫族と女神」でルミナは、黒天虎の条件として雷鳴魔術を使えること、一定以上の敏捷と魔力を持つことを挙げています。
フランの場合は、師匠のスキル共有によって得ている力も、条件を満たした扱いになっています。師匠は外から援護する相棒であるだけでなく、装備者としてのフランの能力にも関わっているわけです。
この説明箇所では「一定以上」の具体的な数値までは示されていません。そのため、別の場面のステータスを使って「敏捷が何点なら必ず黒天虎になれる」と決める読み方は避け、本文に書かれた条件の範囲で整理すると正確です。
進化の話を読むときは媒体と話番号を確認
この記事の203話・205~207話は、作者掲載のWeb小説の話題名に付いている番号です。「小説家になろう」のページURL末尾の数字は掲載エピソードの順番なので、題名の話番号と一致しない場合があります。探すときは番号だけでなく「黒き雷」などの題名も合わせて確認してください。
これを漫画の203話や、小説の特定の巻数へそのまま置き換えることはできません。漫画・書籍・アニメの同じ場面を探したい場合は、手元の版の目次や本文で対応する箇所を確かめると迷いにくくなります。
原作の読み方はWeb版・書籍版・漫画の選び方、人物同士の関係は転生したら剣でしたの相関図で整理しています。進化の内容と人物の基本紹介を分けて読むと、必要な情報を見つけやすくなります。
