青のミブロ はじめの正体と壮絶な過去とは?強さの秘密まで徹底解説

漫画『青のミブロ』に登場する斎藤はじめは、冷静沈着な佇まいの裏に激しい感情を秘めた少年剣士です。

新選組を題材にした作品は数多くありますが、斎藤一をわずか13歳の少年として描くというアプローチは極めて異例といえるでしょう。

「はじめの正体は何なのか」「なぜこんなに若いのか」「史実の斎藤一とはどう違うのか」といった疑問を持つ方は少なくありません。

この記事では、斎藤はじめのプロフィールから壮絶な過去、戦闘スタイル、他キャラクターとの関係性、そしてアニメ・原作での最新の活躍まで、あらゆる角度から掘り下げていきます。

読み終える頃には、斎藤はじめというキャラクターの全体像が明確につかめるはずです。

目次

青のミブロの斎藤はじめとは?基本プロフィールを紹介

斎藤はじめは、安田剛士による漫画『青のミブロ』(週刊少年マガジン連載/講談社)に登場する主要キャラクターの一人です。

物語の舞台は文久三年(1863年)の京都であり、新選組の前身である壬生浪士組(通称ミブロ)を少年の視点から描いた青春群像劇となっています。

はじめは主人公・ちりぬにおと時を同じくしてミブロに加わる少年で、にお、田中太郎と並ぶ「三匹の狼」の一人に数えられています。

出身地は京で、好きなものは剣術・蕎麦・鳥、嫌いなものはなよなよした人間・水泳・甘いものと公式に紹介されています。

口調も態度も決して良いとはいえませんが、根は面倒見が良く、仲間を守るために体を張る一面を持ち合わせています。

週刊少年マガジン公式サイトでは「己の強さを証明するため、剣を振るう一匹狼」というキャッチコピーが添えられており、孤高でありながら熱い内面を持つキャラクター像が端的に表現されています。

斎藤はじめの正体は「二代目・斎藤一」

多くの読者が驚くポイントですが、斎藤はじめの正体は「二代目・斎藤一」です。

作中には「初代・斎藤一」という別のキャラクターが存在しており、はじめは初代から名前と剣技を受け継いだ全くの別人として設定されています。

この設定は原作漫画の7巻57話で初めて明かされ、アニメ第1期では第19話「継承者」で描かれました。

つまり、史実で知られる新選組隊士の斎藤一を「そのまま少年化した」のではなく、「初代の意志を継いだ二代目」という独自の物語構造が採用されているのです。

壬生浪士組の中では、はじめが斎藤一として認知されており、かつて初代が利用していた裏の仕事場でも「二代目斎藤一」と呼ばれる場面が描かれています。

この正体に関する設定は物語の重要な伏線でもあるため、未読の方はぜひ原作で確認することをおすすめします。

斎藤はじめの壮絶な過去と生い立ち

本名は「次郎」|両親を失った幼少期

斎藤はじめの本名は「次郎(じろう)」です。

この事実は原作7巻の回想シーンで明らかになり、9歳のはじめの姿が描かれています。

幼い頃、次郎の家は強盗に襲われ、両親は目の前で殺されてしまいます。

次郎自身も命を奪われそうになったまさにその瞬間、通りがかった初代・斎藤一によって救出されました。

斎藤一は襲撃者を一瞬で斬り伏せ、身寄りのなくなった次郎を引き取ることになります。

なお、「次郎」という名前は、史実の斎藤一が後年に名乗った「山口二郎(次郎)」に由来していると考えられています。

初代・斎藤一との暮らしと剣術の修行

両親を亡くした後、次郎は初代・斎藤一と二人で長屋暮らしを始めます。

裕福な生活ではありませんでしたが、斎藤一は次郎に字の書き方、食事のマナー、礼儀作法、そして居合を中心とした剣術を厳しく教え込みました。

近所のおばさんたちからは「次郎ちゃん」と呼ばれ親しまれており、二人の日常は穏やかで幸せなものだったことが回想シーンから伝わってきます。

しかし、初代・斎藤一にはある秘密がありました。

かつて江戸で旗本を斬った過去があり、京都へは逃げてきた身だったのです。

師匠の死と「斎藤はじめ」の誕生

穏やかな日々は長く続きませんでした。

斎藤一が斬った旗本は実は生きており、大人数の刺客を率いて京都まで追ってきたのです。

体にも異変が生じ、自らの死期を悟っていたと思われる斎藤一は、次郎を庇うためか刀を抜かず、全身を斬りつけられて致命傷を負います。

息も絶え絶えの中で「壬生へ行け」と次郎に告げた斎藤一。

次郎が必死に斎藤一を運ぶ道中で、偶然にも近藤勇と出会います。

斎藤一と近藤は顔見知りだったようで、「この子を頼む」と託された近藤は「任された」と応じました。

直後に斎藤一は息を引き取り、次郎は両親の墓の隣に斎藤一の墓を建てます。

そして近藤に名前を聞かれた際、「斎藤はじめ」と名乗りました。

「オッサンの剣と心は俺が継ぐ」と凄まじい表情で宣言するはじめを見て、近藤が「まるで狼のようだな」と評したこのシーンは、「三匹の狼」という呼称の由来にもつながる名場面です。

斎藤はじめの強さと戦闘スタイルを分析

斎藤はじめの最大の武器は、初代・斎藤一から受け継いだ居合の剣技です。

左利きであることも特徴的で、対峙した相手にとっては間合いやタイミングが読みづらい独特の剣筋を持っています。

13歳という若さでありながら壬生浪士組の中でも実力が認められており、大人の隊士とも互角以上に渡り合う場面が作中で繰り返し描かれています。

戦闘における強さの根底にあるのは、初代・斎藤一を失った過去から生まれた「強さへの執着」です。

公式のキャラクター紹介でも「過去の経験から強さへ執着がある」と明記されており、単なる才能ではなく、喪失体験に裏打ちされた覚悟がはじめの剣に宿っていることがうかがえます。

一方で、13歳の少年であるがゆえの未熟さや感情的な揺らぎも描かれており、完璧な強さではなく「成長途上の強さ」として表現されている点が、他作品の斎藤一キャラクターとの大きな違いといえるでしょう。

原作第二部「新選組編」では17歳に成長したはじめが新選組三番隊の隊長に就任しており、部下の藤田と共に隊務に励む姿が描かれています。

少年だった頃と比べて心技体ともに格段に成長し、新選組を背負って立つ若者へと変貌を遂げています。

斎藤はじめと史実の斎藤一はどう違うのか

本作のはじめと史実の斎藤一の間には、複数の重要な違いがあります。

項目 青のミブロの斎藤はじめ 史実の斎藤一
年齢 文久三年時点で13歳 入隊時19歳前後
本名 次郎 山口一(後に藤田五郎)
経歴 初代・斎藤一の養子的存在 江戸出身の剣客
位置づけ 二代目・斎藤一 本人そのもの
新選組での役職 三番隊隊長(第二部) 三番隊組長・撃剣師範
最終的な運命 連載中のため不明 明治維新後も生存し71歳で死去

最も注目すべき違いは、はじめが「二代目」であるという点です。

史実の斎藤一は沖田総司と同年代の青年であり、新選組でも屈指の実力者として知られていました。

本作ではあえてこの設定を崩し、13歳の少年が先代の名と技を継いで戦場に立つという構造にすることで、「継承」と「成長」をテーマに据えた物語が生まれています。

なお、三番隊隊長という役職は史実と一致しており、部下の名前が「藤田」であることも、史実の斎藤一が後に改名した「藤田五郎」を彷彿とさせるなど、随所に史実へのオマージュが散りばめられています。

歴史ファンの間では、こうした史実との差異を楽しむ声がある一方、「従来の斎藤一のイメージと異なる」という意見も存在しており、新選組に対する思い入れの深さによって受け止め方が分かれる傾向にあります。

斎藤はじめと他キャラクターの関係性

ちりぬにおとの友情

主人公のにおは、はじめにとって最も近い存在の一人です。

はじめはにおのことを「変なやつ」と評しながらも、共に戦い、共に成長していく中で深い友情を育んでいきます。

におの持つ純粋な正義感は、強さへの執着に囚われがちなはじめにとって精神的な支えとなっており、物語を通じて互いに影響を与え合う関係性が丁寧に描かれています。

田中太郎との対立と絆

太郎もまた「三匹の狼」の一人であり、はじめとは同年代の仲間です。

ただし、太郎は芹沢鴨に仕える立場にあるため、物語が進むにつれて二人の間には決定的な対立が生じます。

とりわけ芹沢暗殺編では、最期まで芹沢に付き従う覚悟を決めた太郎をはじめが阻止しようと立ちはだかるシーンが描かれ、友情と正義の狭間で揺れる二人の姿が大きな見どころとなっています。

近藤勇との師弟的な信頼関係

初代・斎藤一からはじめを託された近藤勇は、はじめにとって恩人であり導き手でもあります。

近藤がはじめを壬生浪士組に迎え入れたことで現在の「斎藤はじめ」が生まれたともいえ、二人の間には単なる上司と部下を超えた深い信頼関係が存在しています。

ちりぬいろはとのエピソード

におの妹であるいろはとの関わりも注目されているポイントです。

原作では、いろはの護衛をはじめが3日間務めるエピソードが描かれており、その中で坂本龍馬がミブロの敵になる可能性が示唆されるなど、物語の重要な転換点にもなっています。

ファンの間では「はじめといろは」の関係性に注目する声も多く、関連する検索も頻繁に行われています。

アニメ版の斎藤はじめ|声優と舞台キャストの情報

TVアニメでの声優は小林千晃

TVアニメ版で斎藤はじめを演じるのは声優の小林千晃です。

2023年12月にキャスト発表が行われた際、小林は「初めて原作を読んだ際、胸の奥がチリチリと焼けるような熱く息苦しい感情に駆られました」とコメントしています。

多くの視聴者からは「冷静沈着な普段の演技と、内面の熱さがにじみ出る場面との使い分けが巧み」と評価されており、キャラクターの魅力を引き出す演技として高い支持を得ています。

舞台版での俳優は相澤莉多

2025年4月に東京(EX THEATER ROPPONGI)と京都(京都劇場)で上演された舞台『青のミブロ』では、相澤莉多が斎藤はじめ役を務めました。

相澤は出演発表時に「個人的に思い入れのある斎藤はじめという人物を演じられることに、今とても胸が高鳴っています」とコメントしており、原作への深い理解が感じられるキャスティングとなっています。

アニメ第2期・芹沢暗殺編でのはじめの活躍【最新】

TVアニメ第2期「芹沢暗殺編」は2025年12月20日から読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで放送が開始されました。

毎週土曜夕方5時30分の放送枠で、2026年2月時点では第33話「修羅の道」まで放送が進んでいます。

公式からは「ミブロが、終わる。

」「儚き暗殺譚は、いよいよ最終局面に突入!」というキャッチコピーが発表されており、クライマックスビジュアルも公開されています。

はじめにとって最大の見せ場となっているのが、太郎との対峙です。

芹沢に最期まで付き従おうとする太郎の前に「通すわけにはいかねぇ」と立ちはだかるはじめの姿は、三匹の狼の友情と信念が真正面からぶつかり合う壮絶な場面として注目を集めています。

第34話(芹沢暗殺編 第10話)「土俵」の予告も公開されたばかりであり、物語はまさにクライマックスを迎えようとしています。

原作漫画・新選組編での斎藤はじめの成長

原作漫画は第一部(壬生浪士組編、全14巻・全122話)を経て、2024年から第二部「新選組編」に突入しています。

第二部では時間が経過し、13歳だったにお・はじめ・太郎の三人が17歳の青年へと成長した姿が描かれています。

はじめは新選組三番隊の隊長に就任し、組織の中核を担う存在へと成長しました。

2026年2月に発売された第二部9巻では、新選組分裂という重大な歴史的局面が描かれており、山南の切腹や将軍家茂の死といった激動の出来事を経験した三匹の狼の姿が印象的です。

少年だった彼らが新選組を背負って立つ若者へと変貌を遂げていく過程は、第一部からの読者にとって感慨深いものがあるでしょう。

なお、アニメは現在第一部に相当する芹沢暗殺編を放送中であり、原作とは大幅な進行差がある点には注意が必要です。

斎藤はじめの人気と評価|ファンからの支持

公式人気投票では第3位にランクイン

原作の公式第1回キャラクター人気投票(2024年3月発表)において、斎藤はじめは第3位に選ばれました。

1位はちりぬにお、2位は土方歳三という結果であり、主人公と並ぶ人気の高さがうかがえます。

一般的なファン投票サイトでは1位に選出されているケースもあり、コアなファン層から特に強い支持を受けているキャラクターといえるでしょう。

「ツンデレ」としての人気

多くのファンがはじめの魅力として挙げるのが、冷たい態度の裏にある優しさや仲間思いの一面、いわゆる「ツンデレ」的な性格です。

普段はぶっきらぼうでありながら、ここぞという場面で仲間を守る姿にギャップ萌えを感じるという声が一般的に多く聞かれます。

加えて、悲しい過去を抱えながらも前に進もうとする姿勢に感情移入する読者も少なくありません。

新選組キャラとしての評価

2025年3月にアニメ系メディアが実施した「一番好きな新選組キャラ」アンケートでは、斎藤一をモチーフにした各作品のキャラクターが上位を占める中、『青のミブロ』のはじめも順位を上げています。

「るろうに剣心」や「薄桜鬼」の斎藤一が大人の剣客として描かれるのに対し、本作のはじめは13歳の少年として成長していく過程が描かれる点が差別化のポイントとなっており、「少年版の斎藤一」として独自の地位を築いているといえます。

作品の評価が分かれるポイントと注意点

アニメと原作の評価差

原作漫画はAmazonの評価で星4.6(5点満点)を記録しており、画力の高さや丁寧なストーリー展開が広く支持されています。

一方、アニメ版については「原作漫画と比較すると物足りない」「作画のクオリティに期待とのズレがある」という意見も一定数存在しています。

「原作漫画は面白いがアニメの出来には不満」という声と、「アニメをきっかけにハマった」という声が混在しており、入口によって印象が異なる傾向にあります。

新選組ファンの間での賛否

本作の最大の特徴である「斎藤一の少年化」「二代目という設定」に対しては、従来の新選組作品ファンの中に違和感を覚える層が存在します。

史実では19歳前後で入隊した斎藤一を13歳の少年として描くことで、既存のイメージとのミスマッチが生じる場合があるためです。

ただし、この設定こそが本作ならではの「継承」と「成長」のテーマを支える根幹でもあり、新鮮さを評価する声も多く聞かれます。

「打ち切り」の誤解について

関連検索に「青のミブロ 打ち切り」というワードが頻出しますが、実際には打ち切りではありません。

アニメ第1期は全24話で放送を終了した後、第2期「芹沢暗殺編」が制作・放送されています。

原作漫画も週刊少年マガジンで連載が継続中であり、第二部「新選組編」が展開されています。

斎藤はじめ関連のグッズ展開

TVアニメの放送に合わせて、斎藤はじめ関連のグッズも多数展開されています。

2025年3月にはTVアニメ『青のミブロ』グッズ全52種が一斉に発売され、はじめ関連の商品も豊富にラインナップされました。

主なグッズとしては、アクリルフィギュアスタンド(1,760円税込)、アクリルブロック(約H80mm×W40mm)、トレーディングアクリルクリップフィギュア(440円税込)、アクリルキーホルダー(1,100円税込)、ミニ扇子(1,540円税込)、デフォルメフィギュア「キュるん」などがあります。

アニメイトやアニメタイムズSTORE、郵便局のネットショップなど複数の販売チャネルで取り扱いがあり、一部の商品はすでに販売終了となっているものもあるため、気になるグッズは早めの購入がおすすめです。

フリマサイトではアクリルスタンド等が900円前後で取引されているケースも確認されています。

まとめ:青のミブロの斎藤はじめを知るためのポイント

  • 斎藤はじめの正体は、初代・斎藤一の名と技を受け継いだ「二代目・斎藤一」である
  • 本名は「次郎」で、幼少期に両親を強盗に殺され、初代・斎藤一に救われた過去を持つ
  • 文久三年時点で数え年13歳という若さであり、史実の斎藤一とは年齢・経歴が大きく異なる
  • 居合を得意とする左利きの剣士で、強さへの執着が戦闘の原動力となっている
  • ちりぬにお、田中太郎と共に「三匹の狼」と呼ばれる本作の中心人物である
  • 芹沢暗殺編では太郎との友情と正義の対立が最大の見どころとなっている
  • 原作第二部「新選組編」では17歳に成長し、三番隊隊長として新選組の中核を担っている
  • TVアニメの声優は小林千晃、舞台版の俳優は相澤莉多がそれぞれ好演している
  • 公式人気投票では第3位を獲得し、ファン投票サイトでは1位に選ばれることもある人気キャラクターである
  • アニメと原作には大幅な進行差があるため、最新の展開を追いたい場合は原作漫画の購読が推奨される
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