「青のミブロって面白いの?」と気になって検索した方は多いのではないでしょうか。
新選組を題材にした漫画やアニメは数多く存在しますが、本作は少年マガジン連載の少年漫画という立ち位置でありながら、幅広い層から支持を集めている作品です。
一方で「つまらない」「微妙」といった声も一定数あり、評価が分かれやすい作品でもあります。
この記事では、青のミブロの面白さの理由、評判や評価の傾向、他の新選組作品との違い、そしてデメリットや注意点まで、多角的に掘り下げていきます。
これから読み始めるか迷っている方にとって、判断材料となる情報を網羅的にまとめました。
青のミブロとは?作品の基本情報をわかりやすく紹介
青のミブロは、安田剛士による歴史漫画です。
週刊少年マガジン(講談社)にて2021年10月から連載がスタートし、2024年10月にはTVアニメ化も実現しました。
舞台は1863年の幕末・京都で、のちに新選組となる壬生浪士組、通称「ミブロ」の活動が描かれます。
作者の安田剛士は、シリーズ累計1,300万部を超えるサッカー漫画「DAYS」や自転車ロードレースを描いた「Over Drive」で知られるヒットメーカーです。
スポーツ漫画で培った「少年の成長」を描く手腕が、本作でも遺憾なく発揮されています。
あらすじと世界観
物語の主人公は、京都の団子屋「ちりぬ屋」で祖母や妹と暮らす心優しい13歳の少年、ちりぬにおです。
ある日、店を訪れた壬生浪士組の土方歳三と沖田総司に出会ったことで、におの運命が大きく動き出します。
ミブロに加わったにおは、同世代の少年である田中太郎・斎藤はじめとともに、激動の幕末を駆け抜けていくことになります。
注目すべきは、語り部が晩年の永倉新八であるという設定です。
「歴史には残らない三匹の狼の物語」として語られる構成が、作品全体に独特の切なさと奥行きを与えています。
漫画の構成と刊行状況
漫画は第一部と第二部に分かれています。
| 区分 | 巻数 | 内容 |
|---|---|---|
| 第一部 | 全14巻(全122話) | 壬生浪士組時代〜芹沢鴨暗殺まで |
| 第二部「新選組編」 | 既刊9巻(2026年2月時点) | 新選組と改名後の活動 |
第一部は2024年に完結済みで、第二部は週刊少年マガジンにて連載継続中です。
10巻は2026年4月16日に発売が予定されています。
TVアニメの放送情報
アニメは読売テレビ・日本テレビ系列の土曜17時30分枠で放送されています。
| 期 | 放送期間 | 話数 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 第1期 | 2024年10月〜2025年3月 | 全24話 | 第一部の前半〜中盤 |
| 第2期「芹沢暗殺編」 | 2025年12月〜放送中 | 未完 | 第一部のクライマックス |
アニメーション制作はMAHO FILM、音楽は林ゆうきが担当しています。
主要キャストには梅田修一朗、小野賢章、杉田智和、津田健次郎など人気声優が多数起用されており、声優陣の豪華さも話題を呼んでいます。
青のミブロが面白いと言われる5つの理由
本作が多くの読者・視聴者から面白いと評価される背景には、明確な理由があります。
ここでは特に支持されている5つのポイントを整理します。
架空の少年が主人公という斬新な視点
新選組を題材にした作品の多くは、土方歳三や沖田総司といった実在の人物を主人公に据えています。
しかし青のミブロでは、史実には存在しないオリジナルキャラクターである「ちりぬにお」を主人公にしました。
この構成により、歴史に詳しい読者にとっても先の展開が読めない意外性が生まれています。
「にお」という純粋な少年のフィルターを通すことで、幕末の残酷さや理不尽さがより鮮烈に浮かび上がる仕掛けは、新選組作品を読み慣れた層からも高く評価されています。
画力の高さと読みやすさ
安田剛士の画力は、本作の大きな魅力のひとつです。
リアル寄りの美麗な絵柄で描かれるキャラクターたちは、それだけで作品に引き込む力を持っています。
多くのユーザーが「絵が美麗で読みやすい」「画力目当てで読む価値がある」と評価しており、特にアクションシーンの迫力と日常シーンの繊細さの使い分けが秀逸です。
漫画を普段あまり読まない層にも取っつきやすい画面構成は、幅広い読者層を獲得する要因になっています。
三人の少年の成長物語としての完成度
にお、太郎、はじめという3人の少年が、壬生浪士組という荒々しい環境の中で成長していく姿は、本作の核となるテーマです。
正義感が強いが非力なにお、過酷な境遇から生への執着が強い太郎、クールだが面倒見のよいはじめ。
三者三様の個性がぶつかり合いながら友情を深めていく過程には、少年漫画ならではの熱さがあります。
「DAYS」でスポーツを通じた少年の成長を描いてきた安田剛士の経験が、ジャンルを変えても存分に活きている点は見逃せません。
歴史の面白さがわかりやすく伝わる構成
幕末という時代は、登場人物が多く政治的背景も複雑なため、とっつきにくいと感じる人が少なくありません。
本作では、13歳の少年であるにおの視点を通すことで、各藩の大義や時代の流れが自然に理解できるよう工夫されています。
日経クロストレンドでも「命懸けのド青春。
アツい新選組の物語」として取り上げられるなど、メディアからも歴史入門としての価値が認められています。
歴史に興味はあるが難しそうで手が出なかったという層にとって、格好の入り口となる作品です。
史実キャラクターの魅力的な描写
土方歳三、沖田総司、近藤勇、芹沢鴨といった実在の人物たちが、単なる歴史上の偉人としてではなく、人間味あふれるキャラクターとして描かれています。
土方のにおに対する不器用な優しさ、沖田の笑顔の裏に潜む剣士としての本能、芹沢の豪胆さの奥にある仲間への想い。
こうした多面的なキャラクター造形が、物語に深みを与え、読者の感情移入を誘っています。
公式キャラクター人気投票では、主人公におが1位(1,014票)を獲得し、2位に土方歳三(657票)、3位に沖田総司(409票)が続きました。
オリジナルキャラクターが史実の人気キャラクターを上回る結果は、本作の物語構成力の高さを物語っています。
青のミブロの評判と評価を各プラットフォームで検証
面白いという声がある一方で、評価が割れている側面もあります。
主要プラットフォームのスコアを横断的に確認してみましょう。
漫画版の評価
漫画版は総じて高評価を得ています。
| プラットフォーム | 評価 | レビュー件数 |
|---|---|---|
| Amazon(1巻) | 5つ星中4.6 | 190件 |
| めちゃコミック | 5点中4.3 | 373件 |
「ストーリー展開が丁寧」「大人買いして一気読みした」という声が多く、まとめ読みとの相性が良い作品と言えます。
「新選組ネタは飽き気味だったが、少年の視点で描かれることで新鮮に感じた」という趣旨の意見も複数見られ、既存の新選組ファンにも響いていることがわかります。
アニメ版の評価
アニメ版は漫画版と比べるとやや評価が分かれる傾向にあります。
| プラットフォーム | 評価 |
|---|---|
| あにこれ(第1期) | 総合得点65.4点 |
| Filmarks(第1期) | 133件のレビュー |
視聴率の面では健闘しており、2024年秋クールには個人視聴率2.4%・世帯視聴率4.4%を記録し、同時期の「ドラゴンボールDAIMA」や「ワンピース」を上回った週もありました。
名探偵コナンの直前枠という放送時間帯の恩恵もありますが、安定した視聴率を維持している点は特筆に値します。
第2期で評価は上昇傾向
2025年12月から放送が始まった第2期「芹沢暗殺編」では、評価が上向いている傾向が確認できます。
「1期はそこまでだったが、2期はめちゃくちゃ面白い」「キャラの個性がわかってきて引き込まれる」といった声がSNS上で増加しています。
dアニメストアの人気ランキングでも第2期が5位にランクインしており、放送中のアニメとして安定した支持を得ています。
2026年2月時点ではクライマックスに突入し、「ミブロが、終わる。
」というキャッチコピーとともに盛り上がりが加速しています。
青のミブロがつまらない・微妙と言われる理由
高評価の一方で、「つまらない」「微妙」と感じる層が存在するのも事実です。
否定的な意見にはいくつかの共通するパターンがあり、事前に把握しておくことで、自分に合う作品かどうかの判断がしやすくなります。
展開のテンポが遅いと感じる人がいる
最も多く挙げられる不満点は、ストーリー展開の遅さです。
本作は丁寧な心理描写や人間関係の積み重ねを重視する作風であるため、テンポの速いバトル漫画や異能系作品を好む読者にとっては「間延びしている」と感じられることがあります。
「もっと事件を描いてほしい」「アクションが少ない」という声は、作品の持ち味である丁寧さの裏返しとも言えます。
ただし、この丁寧な構成はまとめ読みすると評価が跳ね上がる傾向があり、連載リアルタイムで追うよりも単行本やアニメで一気に見る方が楽しめるという意見も多く見られます。
主人公におの「甘さ」への賛否
主人公であるにおの性格に対して、「甘すぎる」「幕末の世界観とのギャップがある」という指摘が一定数あります。
血なまぐさい幕末の京都で、心優しく正義感の強い少年が生き残っていく設定に、リアリティの欠如を感じる層がいるのは事実です。
一方で、この「甘さ」こそが作品のテーマそのものであり、におの純粋さが殺伐とした時代の中で際立つからこそ物語に感動が生まれるという見方もあります。
読者の好みや歴史作品に求めるリアリティの度合いによって、評価が大きく分かれるポイントです。
アニメ版と原作漫画のクオリティ差
「原作漫画は好きだが、アニメはやや物足りない」という声も見受けられます。
具体的には、原作の繊細な線の美しさがアニメでは十分に再現されていない、キャラクターの内面描写が省略されがちである、といった指摘が挙がっています。
ただし、作画の安定性については同時期の他作品と比較しても遜色ないレベルとされており、声優の演技や林ゆうきの劇伴音楽はアニメならではの魅力として好評を得ています。
漫画とアニメの両方を体験することで、それぞれの長所を補完し合えるという意見が一般的です。
話題性の低さに対するファンの歯がゆさ
作品のクオリティに対して、SNS上やアニメファンコミュニティでの話題性が低いという指摘は、ファンの間で繰り返し議論されているテーマです。
Q&Aサイトでは「新選組」「コナンの前番組」「人気声優が多い」「作画も安定している」のになぜ話題にならないのか、という質問が複数投稿されています。
要因としては、土曜夕方枠が深夜アニメ視聴者のSNS文化と連動しにくいこと、新選組という題材が既視感を持たれやすいこと、派手なバトルではなく静かな群像劇であるためバズりにくいことなどが挙げられています。
裏を返せば、話題性に左右されず着実にファンを獲得している作品とも言えるでしょう。
他の新選組漫画と比較した青のミブロの立ち位置
新選組を題材にした漫画作品は数多く存在します。
青のミブロがどのような位置づけにあるのか、代表的な作品と比較してみます。
主要な新選組漫画との比較
| 作品名 | 掲載誌・ジャンル | 特徴 |
|---|---|---|
| 青のミブロ | 少年マガジン・少年漫画 | 架空の少年視点、成長物語 |
| アサギロ〜浅葱狼〜 | 小学館・青年漫画 | 沖田総司が主人公、リアル志向 |
| ちるらん 新撰組鎮魂歌 | 月刊コミックゼノン | バトル重視、土方歳三が主人公 |
| 風光る | 少女漫画 | 女性隊士視点、恋愛要素あり |
| 銀魂 | 少年ジャンプ | SF×コメディ、新選組モチーフ |
青のミブロの独自性は、少年マガジンという少年漫画の王道誌で連載されている正統派の歴史群像劇であるという点にあります。
銀魂のようなコメディ路線でもなく、アサギロほどハードなリアル路線でもない、成長物語としてのバランスの良さが持ち味です。
DMMブックスの新選組漫画おすすめランキングでは5位にランクインしており、新選組漫画の中でも安定した評価を獲得しています。
他作品からの乗り換え・併読の相性
銀魂やるろうに剣心から新選組に興味を持った層にとって、青のミブロは史実に近い正統派の物語として好相性です。
幕末の実際の出来事や人物関係をわかりやすく学べるため、フィクション色の強い作品からのステップアップとしても機能します。
逆に、ゴールデンカムイやアサギロのような硬派な歴史作品を好む層には、少年漫画特有の明るさや「甘さ」がやや物足りなく感じられる可能性があります。
青のミブロを楽しむための視聴・購読ガイド
これから作品に触れる場合、どこから始めるのが最適なのかを整理します。
漫画とアニメどちらから入るべきか
結論から言えば、漫画原作から読み始めることを推す声がやや多い傾向にあります。
理由は、漫画版の方がキャラクターの内面描写や心理描写がより詳細に描かれているためです。
一方、アニメ版は声優の演技や音楽が作品の没入感を高めてくれるため、映像作品として十分な魅力があります。
最も理想的なのは両方を楽しむことですが、時間に制限がある場合はまず漫画を読み、気に入ったらアニメでも楽しむという順番がおすすめです。
読む順番の注意点
漫画は第一部(全14巻)と第二部「新選組編」(既刊9巻)に分かれていますが、物語は直接つながっています。
第二部から読み始めても大筋は追えますが、第一部で描かれるキャラクターの成長や人間関係の基礎を知らないと感情移入が難しくなります。
特ににお・太郎・はじめの三人の絆は第一部で丁寧に積み上げられるため、第一部からの通読が強く推奨されています。
アニメに関しても、第2期「芹沢暗殺編」は第1期の続きにあたるため、第1期から視聴するのが望ましいでしょう。
動画配信で視聴できるサービス
2026年2月時点で、アニメ版は多くの動画配信サービスで視聴可能です。
| 配信サービス | 配信状況 |
|---|---|
| U-NEXT | 見放題 |
| DMM TV | 見放題 |
| dアニメストア | 見放題 |
| Amazonプライムビデオ | 見放題 |
| Hulu | 見放題 |
| Netflix | 見放題 |
| ABEMA | 見放題 |
| TVer | 見逃し無料配信 |
TVerでは放送後の見逃し配信が無料で利用できるため、まず試しに視聴してみたい場合にはTVerが手軽です。
青のミブロのターゲット層と楽しめる人の特徴
本作は少年マガジン連載の少年漫画ですが、実際の読者・視聴者層はかなり幅広い分布を示しています。
視聴データから見る実際のファン層
レグザの67万サンプル視聴データ分析によると、アニメ版は女性層、特に50歳以上の女性からの支持が最も強いことが明らかになっています。
また、公式の新選組キャラ人気投票では回答者の約75%が女性で、19歳以下が約45%を占めるなど、若い女性ファンが中心的な支持基盤を形成しています。
少年マガジン連載でありながら女性人気が突出して高い作品であることは、本作の大きな特徴のひとつです。
こんな人に特におすすめ
以下のような嗜好を持つ人は、青のミブロを面白いと感じやすい傾向にあります。
キャラクターの成長や人間関係を丁寧に描く作品が好きな人には、本作の群像劇としての完成度が刺さるでしょう。
幕末の歴史に興味があるが、難しい歴史書には手が出ないという人にとっても、入門として優れた作品です。
一方、テンポの速いバトル展開や派手な異能バトルを求める場合は、物足りなさを感じる可能性がある点は留意してください。
2026年最新の動向とこれからの展開
2026年2月時点の最新情報と、今後注目すべきポイントを整理します。
アニメ芹沢暗殺編はクライマックスへ
第2期「芹沢暗殺編」は2026年2月時点で最終局面に突入しています。
「ミブロが、終わる。
」というキャッチコピーでクライマックスビジュアルが公開され、芹沢鴨の暗殺という史実上の重大事件がどのように描かれるかに注目が集まっています。
第9話放送後にはSNS上で「辛い」「感情移入が止まらない」といった反応が多数投稿されるなど、放送が進むにつれて盛り上がりが加速している状況です。
漫画は第二部が連載継続中
漫画の第二部「新選組編」は2026年2月17日に第9巻が発売されたばかりで、10巻は4月16日の発売が予定されています。
第二部では新選組として正式に活動を開始した後の物語が展開されており、池田屋事件などの有名な史実エピソードへと向かっていく展開が期待されています。
マガポケ(少年マガジンのアプリ)での最新話配信を追う読者も増えており、「こんなに面白いのにもっと人気が出ていいはず」という声が上がるほどの熱量を持つファンベースが形成されています。
メディアミックスの広がり
2025年4月には東京(EX THEATER ROPPONGI)と京都(京都劇場)で舞台化が実現しました。
さらに聖地巡礼バスツアーや東映太秦映画村とのコラボレーション、劇判フェス「ミブロック」の開催など、作品の世界観を体験できるイベントも展開されています。
アニメ、漫画、舞台、イベントと多方面でのメディアミックスが進んでおり、作品としての広がりは今後も拡大していくことが見込まれます。
まとめ:青のミブロは面白いのか?評判と評価から見る最終結論
- 青のミブロは安田剛士による幕末の京都を舞台にした歴史漫画で、週刊少年マガジンにて2021年から連載中である
- 史実に存在しない架空の少年を主人公に据えた新選組作品という独自の視点が、面白さの核となっている
- 漫画版はAmazonで星4.6、めちゃコミックで4.3と高評価を獲得しており、画力の高さとストーリーの丁寧さが支持されている
- アニメ版は第1期よりも第2期「芹沢暗殺編」の方が評価が上昇しており、クライマックスに向けて盛り上がりが加速している
- つまらないと感じる層の主な理由は展開テンポの遅さであり、派手なバトルを求める人には合わない傾向がある
- 主人公におの「甘さ」に対する賛否は、本作の評価が分かれる最大のポイントである
- 女性人気が突出して高く、ファンの約75%が女性、約45%が19歳以下という特徴的な支持層を持つ
- 新選組漫画の中では正統派の成長物語として位置づけられ、歴史入門としての価値も評価されている
- 漫画とアニメは両方楽しむのが最も推奨されるが、まず漫画から入る方が内面描写を深く味わえる
- 2026年2月時点で漫画第二部は9巻まで刊行、アニメ芹沢暗殺編は最終局面に突入しており、今後の展開にも注目が集まっている
