BLEACHは本当に面白い？どこからつまらないか徹底解説

「BLEACH」のアニメを見始めたけれど、正直まだ面白さがわからない。

でも、世間では大人気だった作品だし、これから面白くなっていくのだろうか。

そんな風に感じている方もいるかもしれません。

この記事では、ネット上の様々な意見を基に、「BLEACH」が本当に面白いのか、面白いと感じるピークはどこなのか、そしてなぜ「つまらない」と言われることがあるのかを徹底的に解説します。

作品の魅力から最適な視聴方法まで、あなたの疑問を解消し、「BLEACH」を最大限に楽しむための情報を提供します。

【結論】BLEACHは面白い？つまらない？ネットの賛否両論を徹底解説

「BLEACH」は面白いのか、という問いに対する答えは、ファンの間でも意見が大きく分かれるのが現状です。

面白いという意見とつまらないという意見、両方の視点から作品の評価を見ていきましょう。

面白い派の意見：「尸魂界篇は神」「キャラと世界観が最高」

「BLEACH」が面白いと評価するファンの多くは、その独特の世界観と魅力的なキャラクターを挙げています。

特に、作中で描かれるスタイリッシュなデザインや詩的なセリフ回しは「オサレ（おしゃれ）」と称され、他の作品にはない大きな魅力となっています。

また、物語の序盤から中盤にかけて展開される「尸魂界（ソウル・ソサエティ）篇」は、多くのファンから「最高傑作」との呼び声が高いです。

仲間を救うために敵地に乗り込む王道のストーリー、次々と現れる個性豊かな護廷十三隊の隊長たち、そして初めて披露される「卍解（ばんかい）」の迫力は、読者や視聴者を一気に引き込みました。

つまらない派の意見：「話がワンパターン」「引き伸ばしが酷い」

一方で、「BLEACH」はつまらないと感じる人々も少なくありません。

その主な理由として挙げられるのが、戦闘シーンのワンパターン化です。

「敵が現れる→味方が苦戦する→能力を解放して逆転する」という展開が繰り返されるため、途中で飽きてしまうという意見が見られます。

また、原作の連載が長期化するにつれて、物語の引き伸ばしが目立つようになった点も批判の対象です。

話がなかなか進まない展開は「カルピス」と揶揄されることもあり、特に週刊誌で追いかけていた読者にとっては、テンポの悪さがストレスに感じられたようです。

最初の10話で判断するのは早い？序盤の評価と今後の展開

あなたが今アニメの10話あたりで「つまらない」と感じているのであれば、それは決して珍しいことではありません。

「BLEACH」の物語は、序盤の「死神代行篇」が助走期間であり、本格的に面白くなるのは主人公・一護たちが尸魂界へ向かう21話以降というのが共通認識です。

多くのファンが「尸魂界篇からが本番」と語るように、ここから物語のスケールが一気に拡大し、作品の持つ魅力が最大限に発揮されます。

もし序盤で判断に迷っているのであれば、もう少しだけ物語を進めてみることを強くおすすめします。

BLEACHが一番面白いのはどこからどこまで？面白い編ランキング

「BLEACH」には数々の長編エピソードが存在しますが、その中でも特に面白いと評価されているのはどの部分なのでしょうか。

国内外のファンの意見を基にした、面白い編のランキング形式でご紹介します。

【第1位】全会一致？最高傑作と名高い「尸魂界（ソウル・ソサエティ）篇」の魅力

「BLEACH」で最も面白いのはどこかと問われれば、ほぼ全てのファンが「尸魂界篇」（アニメ第21話～第63話）と答えるでしょう。

このエピソードは、朽木ルキアを救出するため、黒崎一護とその仲間たちが死神の世界である尸魂界に潜入し、護廷十三隊と激闘を繰り広げる物語です。

魅力的な敵キャラクター（後の仲間）が多数登場し、斬魄刀の能力「始解」や「卍解」が次々と披露される展開は、少年漫画の面白さを凝縮したような内容で、読者・視聴者を熱狂させました。

まさに「BLEACH」の面白さの頂点と言っても過言ではありません。

【第2位】評価が分かれる「破面（アランカル）篇」はどこまで面白い？

「尸魂界篇」の次に名前が挙がることが多いのが「破面篇」（アニメ第110話～）です。

この章では、藍染惣右介が率いる新たな敵勢力「破面（アランカル）」が登場し、一護たちとの全面戦争が描かれます。

グリムジョーやウルキオラといったカリスマ的な人気を誇る敵キャラクターが登場し、戦闘シーンもさらに激しさを増すため、高く評価するファンは多いです。

しかし、ストーリー展開が「尸魂界篇」と似ていることや、物語が非常に長大であることから、中だるみを感じてしまうという意見もあり、評価が分かれるポイントとなっています。

【圏外】正直つまらない？多くのファンが離脱した「死神代行消失篇」

残念ながら、多くのファンから「つまらない」と評価され、人気が落ちる原因となったのが「死神代行消失篇」（アニメ第343話～第366話）です。

破面篇で大きな戦いが終わった後、死神の力を失った一護が新たな能力「完現術（フルブリング）」を巡る戦いに巻き込まれていくストーリーです。

それまでの護廷十三隊のキャラクターがほとんど登場せず、物語のスケールが小さくなったことや、敵キャラクターに魅力が感じられなかったことなどから、多くの読者がここで離脱してしまいました。

このエピソードで「BLEACH」への興味を失ってしまったという声は、今でも少なくありません。

なぜBLEACHは「つまらない」「人気が落ちた」と言われるのか？3つの理由

かつては「ONE PIECE」「NARUTO」と並び称された「BLEACH」が、なぜ途中から「つまらない」「人気が落ちた」と言われるようになってしまったのでしょうか。

その背景には、主に3つの理由が考えられます。

理由①：戦闘が「なん…だと？」のワンパターン化

「BLEACH」の戦闘描写は、特定のパターンに陥りがちであると指摘されています。

それは「お互いが名乗りを上げる→しばらく斬り合う→相手が能力を解放する→味方側が驚き「なん…だと？」と動揺する→味方側も新たな力や卍解で逆転勝利する」という流れです。

この展開は初期には効果的でしたが、物語が進むにつれて繰り返し用いられたため、読者に既視感を抱かせ、戦闘の緊張感を損なう原因となりました。

理由②：ストーリーの引き伸ばしと矛盾・後付け設定の多さ

長期連載の宿命とも言えますが、「BLEACH」はストーリーの進行が遅く、引き伸ばしが目立つようになりました。

特に破面篇の後半では、数週間にわたって一つの戦闘が描かれることも珍しくなく、物語のテンポを大きく損ねていました。

また、物語の都合で後から追加された設定が、過去の描写と矛盾を生んでしまうケースも散見されました。

こうした矛盾点や後付け設定は、物語への没入感を妨げ、読者の混乱を招く一因となったのです。

理由③：主人公より周りのキャラが活躍しすぎる問題

「BLEACH」には、護廷十三隊の隊長たちをはじめ、主人公の黒崎一護以外にも非常に魅力的なキャラクターが数多く存在します。

彼らの人気は非常に高く、作者もその活躍を描くことに多くのページを割きました。

その結果、主人公である一護が登場しない回が続いたり、他のキャラクターの戦闘がメインになったりすることが増えました。

魅力的なキャラクターが多いのは作品の強みですが、主人公の存在感が薄れてしまったことが、物語の軸をぶれさせたと感じるファンもいました。

それでもBLEACHが愛され続ける理由とは？作品の魅力を再確認

批判的な意見がある一方で、「BLEACH」が今なお多くのファンに愛され、語り継がれているのもまた事実です。

なぜこの作品は、それほどまでに人々を惹きつけるのでしょうか。

その根源的な魅力を再確認してみましょう。

唯一無二の魅力「オサレ」な世界観（セリフ・技・デザイン）

「BLEACH」を語る上で欠かせないのが、「オサレ（おしゃれ）」と評される独特の美的センスです。

単行本の巻頭を飾る詩的なポエム、キャラクターの心情を表すかのようなタイトル、そして何よりキャラクターたちのスタイリッシュな服装やデザインは、他の少年漫画とは一線を画す魅力を持っています。

漢字にスペイン語やドイツ語のルビを振った技の名前なども、その世界観を深く印象付けており、多くのファンがこの「オサレ」な雰囲気に魅了されました。

日番谷冬獅郎は不動の人気！個性的で魅力的なキャラクターたち

「BLEACH」の最大の魅力は、その個性豊かなキャラクターたちにあると言っても過言ではありません。

人気投票では常に上位にランクインする十番隊隊長・日番谷冬獅郎をはじめ、冷静沈着な朽木白哉、飄々とした京楽春水など、護廷十三隊には多種多様なキャラクターが揃っています。

敵キャラクターにも市丸ギンやウルキオラ・シファーといった根強い人気を誇る人物が多く、彼らが織りなす人間ドラマや関係性が、物語に深い奥行きを与えています。

卍解（ばんかい）はやっぱりカッコいい！斬魄刀を巡るバトルシステム

死神たちが使う刀「斬魄刀」が、持ち主の魂を反映して異なる能力を持つという設定は、非常に独創的でした。

普段の形状から一段階能力を解放する「始解」、そしてその奥の手である「卍解」というシステムは、読者の心を掴んで離しませんでした。

キャラクターごとに全く異なる形状や能力を持つ卍解が初めて披露される瞬間は、常に作中の大きな見せ場であり、その圧倒的なカッコよさは「BLEACH」のバトルを象徴する魅力であり続けています。

これからBLEACHを楽しむための最適視聴ガイド

「BLEACH」に興味を持った方が、これから作品を楽しむ上で知っておくと便利な情報をご紹介します。

漫画とアニメのどちらを選ぶべきか、そして膨大な話数を効率的に楽しむための視聴順など、あなたの作品体験をより良いものにするためのガイドです。

漫画とアニメどっちがおすすめ？それぞれのメリット・デメリットを比較

「BLEACH」を楽しむには、原作漫画とアニメ、どちらが良いのでしょうか。

それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

メディア	メリット	デメリット
漫画	・自分のペースで読める ・ストーリーのテンポが良い ・作者のスタイリッシュな絵を直接楽しめる	・動きや声、音楽がない
アニメ	・声優の演技でキャラクターの魅力が増す ・迫力のあるBGMが戦闘を盛り上げる ・動きがあるため戦闘シーンが分かりやすい	・引き伸ばしや作画の乱れがある回も ・原作にはないアニメオリジナル編が多い

結論として、物語のテンポを重視するなら漫画、声や音楽を含めた総合的な演出を楽しみたいならアニメがおすすめです。

アニメのオリジナル編は見るべき？原作だけ楽しみたい人はスキップ推奨

「BLEACH」のアニメシリーズには、原作のストーリーにはない、アニメオリジナルのエピソードが複数存在します。

これらは、当時連載中だった原作漫画にアニメが追いつかないように制作されたものです。

オリジナル編	話数
バウント篇	第64話～第109話
新隊長天貝繍助篇	第168話～第189話
斬魄刀異聞篇	第230話～第265話
護廷十三隊侵軍篇	第317話～第342話

これらのエピソードは本編のストーリーとは直接関係がないため、原作通りの流れで物語を追いたい場合は、全てスキップしても全く問題ありません。

むしろ、オリジナル編を飛ばすことで、よりテンポ良く物語を楽しむことができます。

【保存版】BLEACHを100倍楽しむためのおすすめ視聴・購読順

これから「BLEACH」を見る方のために、アニオリ編をスキップした、原作ストーリーに沿ったおすすめの視聴順をご紹介します。

この順番で見ることで、物語の核心をスムーズに追いかけることが可能です。

1. 死神代行篇（第1話～第20話）
2. 尸魂界篇（第21話～第63話）
3. 破面篇（第110話～第167話、第190話～第229話、第266話～第316話）
4. 死神代行消失篇（第343話～第366話）
5. 千年血戦篇（2022年以降の新シリーズ）

この流れで視聴すれば、「BLEACH」の壮大な物語をストレスなく楽しむことができるでしょう。

アニメ「千年血戦篇」で完全復活！今からでも絶対に見ておくべき理由

2012年に一度アニメ放送が終了した「BLEACH」ですが、10年の時を経て、最終章である「千年血戦篇」が2022年から放送開始され、大きな話題を呼んでいます。

この新シリーズは、過去のファンだけでなく、新規の視聴者からも絶大な評価を得ています。

作画・テンポ・音楽、全てが神クオリティに進化した最終章

「千年血戦篇」は、現代のアニメ制作技術の粋を集めて作られており、そのクオリティは圧巻の一言です。

過去のTVシリーズと比較して、作画は格段に美麗になり、戦闘シーンの迫力は映画クオリティに達しています。

また、原作の最終章を映像化しているため、ストーリーのテンポも非常に良く、毎週が見せ場の連続です。

鷺巣詩郎氏による音楽も健在で、作品の世界観をさらに高めています。

原作者監修による原作補完でストーリーの深みと納得感がアップ

「千年血戦篇」が特に評価されている点として、原作者である久保帯人先生が全面的に監修に参加していることが挙げられます。

これにより、原作の連載時には描ききれなかった戦闘シーンやキャラクターの掘り下げが追加され、物語にさらなる深みと説得力が生まれています。

原作を読んだファンでさえ新たな発見があるため、「アニメ版こそが完全版」と評する声も多いです。

結論：今から見るなら「千年血戦篇」からでも楽しめる？

「千年血戦篇」は最終章であるため、いきなりここから見始めるのは、物語の背景を理解するのが難しく、あまりおすすめできません。

しかし、その圧倒的なクオリティは、新規のファンを惹きつける力を持っています。

もし今から「BLEACH」に触れるのであれば、まずは評価の最も高い「尸魂界篇」までを視聴し、物語の面白さを体感した上で、最終章である「千年血戦篇」に臨むのが最適解と言えるでしょう。

【徹底比較】NARUTOやONE PIECEとどっちが面白い？

「BLEACH」は、週刊少年ジャンプで同時期に連載されていた「NARUTO」「ONE PIECE」と共に「三強」と呼ばれていました。

では、これらの作品と比較して、「BLEACH」の面白さはどのような点にあるのでしょうか。

ストーリーのNARUTO、冒険のONE PIECE、雰囲気のBLEACH

三作品を比較すると、それぞれの持つ魅力の方向性が異なります。

「NARUTO」は、主人公の成長と緻密に練られた忍者世界のストーリーが魅力です。

「ONE PIECE」は、仲間との絆をテーマにした壮大な冒険活劇が読者の心を打ちます。

そして「BLEACH」は、前述の「オサレ」という言葉に代表される、スタイリッシュなキャラクターと独特の雰囲気、世界観そのものを楽しむ作品と言えるでしょう。

どの作品が一番面白いかは、完全に個人の好みに左右されます。

なぜBLEACHだけ人気が失速したのか？ファンの意見を分析

三強の中で、なぜ「BLEACH」だけが途中で人気を失速させてしまったのでしょうか。

ファンの意見を分析すると、「ストーリーのマンネリ化」が大きな原因として挙げられます。

「NARUTO」や「ONE PIECE」が物語の核心に迫る謎を次々と提示し、読者の興味を引きつけ続けたのに対し、「BLEACH」は「尸魂界篇」以降、似たような敵との戦闘を繰り返す展開が多くなりました。

このストーリーテリングの差が、長期的な人気の維持に影響したと考えられます。

あなたがハマるのはどれ？3作品の楽しみ方の違い

あなたがどの作品にハマるかは、何を重視するかによって変わります。

深い物語やキャラクターの葛藤を読みたいなら「NARUTO」。

ワクワクする冒険や仲間との熱い絆を感じたいなら「ONE PIECE」。

そして、何よりもキャラクターのカッコよさや、独特でスタイリッシュな雰囲気に浸りたいなら「BLEACH」が最も適しているでしょう。

それぞれに代替不可能な魅力があるため、ぜひ自身の感性に合う作品を見つけてみてください。

BLEACHの面白さに関するよくある質問（Q&A）

最後に、「BLEACH」の面白さに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

あなたの最後の疑問をここで解消しましょう。

Q. 英語に慣れていると「ソウルソサエティ」等の単語が気になりますか？

A. 確かに、英語に慣れていると「Soul Society（魂の社会）」といった直訳的なネーミングに、最初は違和感を覚えるかもしれません。

しかし、これは「BLEACH」が持つ独特のネーミングセンスの一部です。

作中ではスペイン語やドイツ語など様々な言語がモチーフとして使われており、物語が進むにつれて、そうした言葉遊びも作品の世界観を構成する魅力的な要素として受け入れられるファンがほとんどです。

Q. 面白いのは具体的に何巻（何話）までですか？

A. 最も多くの人が「面白い」と評価するピークは、前述の通り「尸魂界篇」が終わるあたりです。

具体的には、原作漫画であれば20巻～21巻、アニメであれば第63話までが一つの大きな区切りとなります。

まずはこの地点を目標に読み進めたり、視聴したりするのがおすすめです。

もちろん、その後の「破面篇」にも熱い展開は多く、最終章「千年血戦篇」は非常に評価が高いため、一概に「ここまで」と断定はできません。

Q. アニメはどこで見られますか？おすすめの動画配信サービスは？

A. アニメ「BLEACH」シリーズは、多くの動画配信サービス（VOD）で視聴可能です。

2024年現在、「DMM TV」「U-NEXT」「Hulu」「dアニメストア」「ディズニープラス」などで、TVシリーズ全366話から最新の「千年血戦篇」まで、ほぼ全ての映像作品が見放題の対象となっています。

無料お試し期間を設けているサービスも多いため、それらを利用して自分に合ったプラットフォームで視聴を始めるのが良いでしょう。

まとめ：BLEACHが面白いかどうか、その魅力を再発見