アニメ「ダンダダン」のエンディングで、軽快な音楽に合わせて踊る謎の猫がかわいいと話題になっています。
一度見たら忘れられない、あの愛らしい猫はいったい何者なのでしょうか。
原作を読んでいない方にとっては、本編との関連性も気になるところだと思います。
この記事では、「ダンダダン」のエンディングに登場する猫の正体から、その名前、かわいいと人気の理由、さらには関連グッズの情報まで、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あの猫の魅力についてより深く理解でき、アニメ「ダンダダン」をさらに楽しめること間違いありません。
ダンダダンエンディングに登場する猫の正体
ダンダダンの猫の正体は?
アニメ「ダンダダン」のエンディングで多くの視聴者の心を掴んだ、あの愛らしい灰色の猫。
その正体は、なんと作中に登場する恐ろしい妖怪「ターボババア」です。
この事実は、特に原作を読んでいないアニメ視聴者にとっては大きな驚きでした。
エンディングで描かれるコミカルでキュートな姿と、本編で見せる不気味で強力な妖怪の姿との間には、計り知れないほどのギャップがあります。
物語の序盤で主人公たちを恐怖に陥れた敵キャラクターが、なぜあのような姿になったのか。
その経緯は、アニメ第5話「タマはどこじゃんよ」で明かされ、多くの視聴者に衝撃と笑いを提供しました。
この意外な展開こそが、「ダンダダン」という作品が持つ独特の魅力の一つと言えるでしょう。
正体は妖怪のターボババア
エンディングの猫の正体であるターボババアは、物語の序盤で主人公・オカルンの前に立ちはだかる強力な妖怪です。
かつては「100キロババア」と呼ばれ、全国各地で暴れまわっていた近代妖怪として知られています。
その特徴は、驚異的なスピードと、人間を呪う能力です。
作中では、正能市にある心霊スポットのトンネルに長年居座り、そこにいた地縛霊と合体することで、さらに強大な霊力を得ていました。
主人公のオカルンは、このトンネルを訪れた際にターボババアと遭遇し、イチモツ(男性器)を奪われた上に呪いをかけられてしまいます。
「オッパイ吸わせてやるからよお。イチモツしゃぶらせろ」という衝撃的なセリフや、その不気味な容姿は、読者や視聴者に強烈なインパクトを与えました。
しかし、物語を読み進めると、彼女がただの邪悪な妖怪ではない可能性も示唆されます。
理不尽な死を遂げた少女の霊がいる場所に現れることから、彼女たちを慰めていたのではないか、という星子の推測もあり、キャラクターの奥深さを感じさせます。
なぜターボババアは猫になったのか
ターボババアが、なぜあの可愛らしい招き猫の姿になったのか。
その理由は、主人公・モモの祖母であり、強力な霊媒師である星子(せいこ)によって封印されたためです。
物語の中で、ターボババアはモモとオカルンとの激しい戦いの末に敗北します。
しかし、完全に消滅したわけではありませんでした。
焼き尽くされる直前に霊体となり、力を回復させるためにオカルンの体内に潜んでいたのです。
この企みに気づいたのが、モモの祖母・星子でした。
星子は、自身の力とモモの力を合わせることで、オカルンの体内からターボババアの意識だけを引きずり出すことに成功します。
そして、その意識を、綾瀬家にあった招き猫の置物へと移し、封印したのです。
この結果、ターボババアは本来の強大な力をほとんど失い、物理的には無力な招き猫の姿で生活を共にすることになりました。
この一連の出来事が、彼女が猫の姿になった直接的な理由です。
ターボババアは招き猫の姿に
招き猫の置物に意識を封じられたターボババアは、妖怪としての戦闘能力を失いました。
しかし、完全に無力な存在になったわけではありません。
皮肉なことに、彼女は「招き猫」としての新たな能力に目覚めることになります。
それは、幸運や良い出来事を引き寄せるという、まさに招き猫らしい力です。
この能力は、後のエピソードで重要な役割を果たします。
例えば、強敵「アクロバティックさらさら」との戦闘では、絶体絶命のピンチに陥ったモモたちを救うきっかけを作りました。
アクさらが偶然自身の髪の毛を食べてしまったのは、その場に招き猫のターボババアがいたことで「偶然が必然になった」と語られています。
このように、直接戦うことはできなくても、その場にいるだけで味方に幸運をもたらすという、ユニークなサポート役として新たなポジションを確立しました。
恐ろしい妖怪から一転、仲間を助けるマスコット的な存在へと変化したことも、彼女の魅力の一つと言えるでしょう。
ダンダダンエンディングの猫のかわいさと名前
やさぐれ感がかわいいと話題
招き猫の姿になったターボババアが、視聴者の間で「かわいい」と絶大な人気を博している最大の理由は、その強烈なギャップにあります。
見た目は非の打ちどころがないほど愛らしい招き猫。
しかし、その中身は口が悪く、態度もふてぶてしい妖怪「ターボババア」のままなのです。
この見た目と中身のアンバランスさが、「やさぐれ感がたまらない」「逆にかわいい」と多くのファンの心を鷲掴みにしました。
例えば、かわいい猫の姿で「ぶち殺したらぁ」といった物騒な暴言を吐いたり、ふてくされてそっぽを向いたりする姿は、本作の名物シーンの一つです。
この独特の魅力は、声優を務める田中真弓さんの名演によって、さらに引き立てられています。
国民的アニメの主人公を演じる田中さんが、楽しそうに毒舌を吐く姿を想像するファンも多く、SNSでは「絶対に真弓さん楽しんでるでしょ」といったコメントが溢れかえりました。
この唯一無二のキャラクター性が、彼女を単なるマスコットではなく、作品を象徴する人気キャラクターへと押し上げたのです。
ダンダダンの猫に名前はある?
これほどまでに強烈な個性と人気を誇るキャラクターですが、実はこの招き猫には特定の固有名詞、つまり「名前」がありません。
物語の中では、主に「招き猫」や、正体である「ターボババア」と呼ばれています。
他のキャラクターから、特別な愛称で呼ばれるシーンも現在のところ描かれていません。
名前がないにもかかわらず、これだけ多くのファンに愛され、認知されているという事実は、彼女のキャラクターがいかに魅力的であるかを物語っています。
公式な名前が設定されていないことが、逆に彼女の何にも縛られない自由奔放な性格を象エン徴しているようにも感じられます。
ファンはそれぞれ、親しみを込めて彼女のことを心の中で呼んでいるのかもしれません。
招き猫の公式な名前は設定なし
前述の通り、この招き猫に公式な名前は設定されていません。
しかし、ファンコミュニティの中では、自然発生的にいくつかの愛称が生まれ、親しまれています。
これは、ファンがいかにこのキャラクターに愛着を持っているかの表れと言えるでしょう。
SNSなどでよく見られる愛称には、以下のようなものがあります。
ファンの間で呼ばれる主な愛称
- ターボネコ: 「ターボババア」と「猫」を組み合わせた、最もシンプルで分かりやすい愛称です。
- ネコババ: こちらも同様に、正体と姿を組み合わせたニックネームです。語感の良さから使われることが多いようです。
- ネコババア: 「ネコババ」を少し丁寧に(?)した呼び方です。
これらの愛称は、ファンがキャラクターについて語り合う際の共通言語のような役割を果たしています。
「#ターボネコ」といったハッシュタグを使って、イラストや感想を投稿するファンも多く、コミュニティの盛り上がりに一役買っています。
公式な名前がなくても、ファンに愛される名前があるというのは、とても素敵な関係性ですね。
ダンダダンの猫グッズも大人気
そのユニークなキャラクター性と愛らしいビジュアルから、招き猫姿のターボババアはグッズ展開においても絶大な人気を誇ります。
数あるグッズの中でも、特に大きな話題を呼んだのが、株式会社BANDAI SPIRITSのプライズブランド「バンプレスト」から登場した「めちゃもふぐっとぬいぐるみ」です。
このぬいぐるみは、約32cmという存在感のある大きさと、思わず抱きしめたくなるような「もふもふ」な手触りが特徴です。
全国のゲームセンターにプライズ景品として登場した際には、多くのファンが獲得を目指して挑戦しました。
その人気は非常に高く、フリマアプリなどでも高値で取引されるほどの状況となりました。
このぬいぐるみの成功は、彼女のグッズ人気の高さを象徴する出来事です。
その他にも、アクリルスタンドやキーホルダー、フィギュアなど、様々なアイテムが企画・販売されており、今後も新たなグッズ展開が期待されています。
作品のファンであれば、一つは手元に置いておきたくなる魅力的なグッズばかりです。
まとめ:ダンダダンエンディングの猫の正体と魅力を徹底解説
- エンディングの猫の正体は妖怪「ターボババア」である
- ターボババアは星子の術で招き猫に封印された
- 猫になった理由はオカルンの体から意識を移されたためである
- 公式な名前はなく「招き猫」や「ターボババア」と呼ばれる
- ファンの間では「ターボネコ」などの愛称で親しまれている
- 見た目のかわいさと中身の毒舌のギャップが人気の理由である
- 声優はベテランの田中真弓さんが担当している
- 物理的な力はないが幸運を招く能力で仲間を助けることがある
- 「めちゃもふぐっとぬいぐるみ」など関連グッズも人気が高い
- アニメ第5話で猫になる経緯が描かれている