フェアリーテイル|エルザの母アイリーンの全て!壮絶な過去から最後を解説

人気漫画・アニメ『FAIRY TAIL(フェアリーテイル)』において、主要キャラクターであるエルザ・スカーレットの過去は多くの謎に包まれていました。

その中でも特に「エルザの母親は誰なのか?」という疑問は、ファンの間で長らく考察されてきたテーマです。

物語の最終章でついに明かされたその正体は、多くの読者に衝撃を与えました。

この記事では、フェアリーテイルにおけるエルザの母、アイリーン・ベルセリオンの正体から壮絶な過去、そして彼女が迎えた衝撃の最後と感動の転生まで、物語の核心に迫る情報を徹底的に解説します。

アイリーンがなぜエルザを捨てたのか、その悲しい理由や、アニメで彼女の物語が描かれる話数についても詳しくまとめています。

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目次

【結論】フェアリーテイルのエルザの母親はアイリーン・ベルセリオン

アイリーンの正体は「緋色の絶望」と呼ばれるスプリガン12最強の女魔導士

結論から言うと、フェアリーテイルのエルザの母親は、アイリーン・ベルセリオンという人物です。

彼女は、ゼレフが率いるアルバレス帝国の皇帝精鋭部隊「スプリガン12」の一員であり、「緋色の絶望」という異名で恐れられています。

その実力はスプリガン12の中でもオーガストと並び最強と称されるほどで、物語終盤における最重要人物の一人として登場しました。

エルザと瓜二つの容姿を持つ物語の最重要人物

アイリーンは、長く美しい緋色の髪を四つ編みにしており、その髪の色や顔立ちが娘であるエルザ・スカーレットと非常によく似ています。

初登場時からエルザとの関係性が示唆されていましたが、物語が進むにつれて、彼女がエルザの実の母親であることが明かされ、多くのファンに衝撃を与えました。

その美貌とは裏腹に、敵に対しては極めて残忍な一面を持つキャラクターです。

全ての滅竜魔導士の”母”とも呼べる存在

アイリーンの正体はエルザの母親であるだけでなく、作中に登場するナツやウェンディ、そしてアクノロギアを含む全ての滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)にとって”母親”のような存在でもあります。

なぜなら、彼女こそが今から400年以上前に、人間が竜と戦うための魔法「滅竜魔法」を編み出した、最初の滅竜魔導士だからです。

この事実が、フェアリーテイルの物語全体の根幹に関わる重要な設定となっています。

アイリーンの壮絶な過去とは?400年前の悲劇と正体を解説

元々は人間と竜が共存する国の心優しき女王だった

今でこそ「緋色の絶望」と恐れられるアイリーンですが、400年以上前の過去では、全く異なる人物でした。

彼女は、人間と竜が平和に共存していた「ドラグノフ王国」の心優しい女王だったのです。

当時の彼女は、民や仲間である竜を深く愛し、その平和を守るために尽力する、慈愛に満ちた性格の持ち主でした。

滅竜魔法の創始者になるも副作用で肉体が竜へと変化

しかし、西の大陸から来た人間を喰らう悪しき竜たちの侵攻により、ドラグノフ王国の平和は脅かされます。

アイリーンは、友であった賢竜ベルセリオンの力を借り、人間が竜に対抗する力を持つための魔法「滅竜魔法」を編み出しました。

彼女自身も最初の滅竜魔導士として戦場に立ち、王国を守るために戦いましたが、滅竜魔法には肉体が徐々に竜そのものに変化していくという恐ろしい副作用があったのです。

夫や国民からの裏切り|「化物」として幽閉・拷問された3年間

戦争が終結した後、アイリーンの身体は徐々に竜の鱗に覆われていきました。

その姿を恐れた他国の将軍であった夫や王国の国民たちは、彼女を「化物」と罵り、牢屋に幽閉してしまいます。

当時、彼女はお腹にエルザを身ごもっていましたが、そんな状況はお構いなしに、3年もの間、拷問や暴力、辱めといった非人道的な扱いを受け続けるという壮絶な悲劇に見舞われました。

なぜ400年以上も生きていた?エルザを身ごもったまま過ごした数百年

幽閉から3年後、ついに処刑を宣告されたアイリーンは、お腹の子ごと夫に斬りつけられた瞬間、怒りによって完全に竜化します。

夫を踏み殺し王国を焼き払った彼女は、「人間に戻りたい」と泣き叫びながら飛び去りました。

その後、アイリーンは自身の魔法でお腹のエルザの成長を遅らせ、胎内で守り続けながら、人間に戻る方法を探して人気のない山奥で数百年もの孤独な時間を過ごすことになります。

これが、400年以上前の人物である彼女が、現代を生きるエルザの母親である理由です。

アイリーンはなぜエルザを捨てた?歪んでしまった親子の関係性

最初は我が子を自分の新たな器にしようと計画していた

数百年後、アイリーンは黒魔導士ゼレフと出会い、彼の力で人間の姿を取り戻します。

しかし、それは外見だけで、味覚や睡眠欲、痛覚など人間としての感覚は失われたままでした。

再び絶望した彼女は、完全な人間の身体を取り戻すため、お腹の子、つまり生まれてくるエルザに自身の人格を付加し、新たな器(スペアボディ)にしようという狂気的な考えに至ります。

エルザを捨てた本当の理由とは?芽生えた母性愛と罪悪感

しかし、この計画は失敗に終わります。

実際には、生まれたばかりの赤ん坊(エルザ)の笑顔を見た瞬間、アイリーンの中に眠っていた母性愛が呼び覚まされたのです。

我が子への愛情と、彼女を自分の器にしようとしたことへの罪悪感に苛まれたアイリーンは、計画を断念。

決心が鈍らないうちに、エルザをローズマリー村の教会の前に置き去りにしたのでした。

これが、アイリーンがエルザを捨てた本当の理由です。

エルザとの親子対決!戦いの末にアイリーンが選んだ衝撃の結末

そして400年の時を経て、二人は敵として再会し、壮絶な親子対決を繰り広げます。

当初アイリーンは、自身の境遇への怒りや嫉妬からエルザを追い詰めます。

しかし、戦いの最中、絶望的な状況でも仲間を想い、強くあろうとするエルザの姿に、かつて我が子を愛おしいと感じた記憶を揺さぶられます。

最終的に彼女は、娘を殺すことではなく、自らの命を絶つという衝撃的な結末を選びました。

アイリーンの強さと能力を解説|最強と謳われる魔法とは

あらゆるものに魔法を付加する「高位付加術(ハイエンチャント)」

アイリーンは「高位付加術士(ハイエンチャンター)」であり、あらゆるものに魔法を付与し、その性質を変化させることができます。

ゼレフからは「魔力を付ける外すの天才」と評されるほどで、その能力は絶大です。

例えば、雪山を一瞬で花畑に変えるなど、周辺の環境や気候さえも自在に操ることが可能で、その規模は他のスプリガン12を圧倒します。

大気に魔法を付加して強力な攻撃を生み出すこともできます。

大陸の形さえ変える世界再構築魔法「ユニバース・ワン」

アイリーンが使用する最大級の魔法の一つが「ユニバース・ワン」です。

これは大地そのものに魔法を付加し、大陸の地形を圧縮・再構築するという規格外の魔法です。

作中ではフィオーレ王国全土の地理を滅茶苦茶に再配置し、縮尺を20分の1以下に圧縮しました。

これにより戦況を一変させ、アルバレス帝国軍を圧倒的有利な状況に導いています。

宇宙から隕石を召喚する極限付加術「神の星座崩し」

竜の姿になったアイリーンが使用できる、高位付加術の上位魔法が「極限付加術(マスターエンチャント)」です。

この魔法は、大地や大気を超越し、天体、つまり宇宙空間にまで影響を及ぼすことができます。

その力を使い、宇宙から超巨大な隕石を引き寄せて落下させる奥義が「神の星座崩し(デウス・セーマ)」であり、一国を滅ぼしかねないほどの破壊力を持っています。

アイリーンの最後は?死亡から復活、そして感動の転生へ

エルザへの愛を思い出し自害を選んだ最期|本編の死亡シーンを解説

エルザとの死闘の末、アイリーンは娘の剣を奪い、とどめを刺そうとします。

しかし、満身創痍でも自分を見つめ返すエルザの笑顔を見て、かつて彼女を愛していた記憶が完全に蘇りました。

再び同じ過ちを繰り返すまいと決意した彼女は、その剣で自分自身を貫き、自害を選びます。

「エルザを愛していた」という母としての想いを胸に、静かに息を引き取りました。

これが原作本編におけるアイリーンの最期です。

【100年クエスト】一度は死亡したがウェンディの中で復活

一度は死亡したアイリーンですが、続編である『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』にて、まさかの復活を果たします。

これは、絶命の直前、かつて人格を付加したウェンディと縁が生じていたため、意図せずして彼女の中に自身の思念を再度付加してしまったためです。

休眠状態にありましたが、ウェンディが彼女の力を使ったことをきっかけに覚醒。

以降はウェンディにしか見えない思念体として、彼女に助言を与える師匠のような存在となります。

母であることの証明|自らの消滅を選んだ真の最期

復活後のアイリーンは、ウェンディを通して成長したエルザの姿を見続け、自らの罪の大きさを改めて痛感していました。

彼女の真の願いは生き続けることではなく、エルザを愛するがゆえに自ら死を選んだ「あの時の死をなかった事にはできない」というものでした。

最終的に、月神竜セレーネが負った呪いの傷を自らに付加して肩代わりし、魔力が存在しない異世界「エドラス」に転送してもらうことで、誰にも迷惑をかけずに完全に消滅するという真の最期を迎えます。

これは、彼女にとって唯一の「母である証明」を守るための選択でした。

最後はエドラスで転生し、エルザ(エドラス)の娘として新たな生を受ける

自ら消滅を選んだアイリーンの魂は、しかし、無に帰したわけではありませんでした。

彼女が転送された魔力のない世界エドラスでは、パラレルワールドのエルザ(エド・エルザ)が、ミストガンとの間に一人の女の子を出産します。

その赤ん坊には、奇しくも「アイリーン」と名付けられました。

壮絶な人生を送ったアイリーンは、最後には全ての罪と悲しみから解放され、愛する娘(に似た人物)の子供として、祝福された新たな生を歩み始めるという、非常に救いのある結末を迎えたのです。

アニメでアイリーン(エルザの母)の話は何話から見れる?

アイリーンの本格的な登場と活躍が見れる話数

アニメでアイリーンが本格的に登場し、その圧倒的な力を見せつけ始めるのは、TVアニメ『FAIRY TAIL』ファイナルシリーズからです。

具体的には、第298話あたりからその存在が大きくクローズアップされ始め、物語の核心に関わってきます。

彼女が「ユニバース・ワン」を発動するなど、戦況を大きく動かす活躍を見ることができます。

エルザとの親子対決と衝撃の結末は何話?

エルザとアイリーンの壮絶な親子対決、そして衝撃的な結末が描かれるのは、ファイナルシリーズのクライマックスにあたる第315話「竜か悪魔か」です。

二人の女王が激しくぶつかり合う死闘と、それに待ち受ける悲しくも感動的な結末は、ファン必見のエピソードとなっています。

この回で、アイリーンの過去とエルザへの想いの全てが明らかになります。

アイリーン役の声優は本田貴子さん

アニメでアイリーン・ベルセリオンの声を担当しているのは、声優の本田貴子さんです。

女王としての威厳と冷酷さ、そしてその奥に秘められた母親としての苦悩や愛情を見事に演じ分け、アイリーンという複雑なキャラクターに深みを与えています。

フェアリーテイルのエルザの母親に関するよくある質問

アイリーンの実年齢はいくつ?

アイリーンの正確な年齢は作中で明言されていません。

しかし、彼女は400年以上前の人物であるため、実年齢は少なくとも400歳以上ということになります。

お腹にエルザを宿したまま数百年間を過ごし、その後ゼレフと出会って現代に至るまで生き続けていました。

アイリーンは結局、善人だった?悪人だった?

アイリーンは、善と悪の両面を持つ非常に複雑なキャラクターです。

元々は民と竜を愛する心優しい女王でしたが、信頼していた人々の裏切りと長い年月の絶望が彼女の心を歪ませ、冷酷な悪役へと変貌させました。

しかし、物語の最後には娘への愛情を取り戻し、母としての選択をしました。

そのため、単純に善悪では語れない「哀しき悪役」と表現するのが最も適切でしょう。

アクノロギアとの関係は?

アイリーンとアクノロギアに直接的な面識や深い関係性はありませんでした。

しかし、アイリーンが「滅竜魔法」を生み出したことが、結果的にアクノロギアという最悪の竜を誕生させる遠因となっています。

その意味で、アイリーンはアクノロギアを含む全ての滅竜魔導士の「母」であり、物語の発端を作った人物と見なすこともできます。

まとめ:フェアリーテイル エルザの母についての全貌

  • エルザの母親はアイリーン・ベルセリオンである
  • 「緋色の絶望」と恐れられるスプリガン12最強の女魔導士
  • 400年以上前はドラグノフ王国の心優しき女王だった
  • 人間が竜と戦うための滅竜魔法を編み出した創始者
  • 滅竜魔法の副作用で竜化し、夫や国民から裏切られ拷問を受けた
  • お腹にエルザを宿したまま、人間に戻るため数百年間生きていた
  • 当初は完全な人間に戻るためエルザを新たな器にしようと計画した
  • 生まれたエルザへの母性愛から計画を断念し、自害という最期を選んだ
  • 続編『100年クエスト』で思念体として復活後、自ら完全な消滅を選択
  • 最後はエドラスで転生し、エド・エルザの娘として新たな生を受けた
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