『FAIRY TAIL(フェアリーテイル)』と『ONE PIECE(ワンピース)』、この二つの国民的人気漫画をめぐり、「絵が似ているけど、どっちが先に連載されたの?」という疑問や、「もしかしてパクリなの?」といった声が、長年にわたりネット上で交わされてきました。
両作品のファンであるほど、アシスタントや兄弟説といった噂の真相が気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そうした疑問に明確な答えを提示します。
連載開始の時系列をはっきりさせ、なぜパクリと言われるのか、その理由と真相を徹底的に解説。
さらに、両作品のそれぞれの魅力や楽しみ方まで、網羅的にご紹介します。
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結論:先に連載が始まったのは『ワンピース』
多くの人が疑問に思う「フェアリーテイルとワンピースはどっちが先か」という問いですが、結論から言うと、先に週刊少年ジャンプで連載が始まったのは『ワンピース』です。
両作品の連載開始時期には、約9年もの差があります。
『ワンピース』の連載開始はいつ?
尾田栄一郎先生による『ワンピース』の連載が『週刊少年ジャンプ』で開始されたのは、1997年です。
日本を代表する漫画として、長きにわたり絶大な人気を誇っています。
『フェアリーテイル』の連載開始はいつ?
一方、真島ヒロ先生による『フェアリーテイル』の連載が『週刊少年マガジン』で始まったのは、2006年8月です。
『ワンピース』の連載開始から約9年後のスタートとなります。
参考:真島ヒロ先生のデビュー作『RAVE』との時系列
真島ヒロ先生の初の長期連載作品は、1999年から2005年まで連載された『RAVE』です。
この『RAVE』の連載開始年も、『ワンピース』が始まった1997年より後ということになります。
時系列を整理すると、以下の通りです。
- 1997年:『ワンピース』連載開始
- 1999年:『RAVE』連載開始
- 2006年:『フェアリーテイル』連載開始
このように、連載が始まった順番は明確に『ワンピース』が先です。
なぜ?『フェアリーテイル』が『ワンピース』のパクリと言われる理由
連載開始時期に明確な差があるにもかかわらず、なぜ『フェアリーテイル』は『ワンピース』のパクリだと指摘されることがあるのでしょうか。
その背景には、主に3つの理由が挙げられます。
【理由1】キャラクターデザインや絵のタッチが似ているという指摘
最も多く指摘されるのが、両作品の絵柄の類似性です。
特に連載初期において、主人公たちの顔の描き方、体のバランス、表情の作り方などが似ているという声が多く聞かれました。
例えば、『フェアリーテイル』のギルダーツと『ワンピース』のシャンクスが似ていると感じるファンも少なくありません。
【理由2】「仲間との冒険」という王道的なテーマと世界観
両作品ともに、「仲間との絆」をテーマに冒険を繰り広げるという、少年漫画の王道的なストーリー構成を持っています。
ファンタジーの世界でギルドや海賊団といったチームを組み、強大な敵に立ち向かっていく姿が共通しており、世界観の雰囲気が似ていると感じる要因になっています。
【理由3】効果音や構図など細かな表現の類似性
キャラクターが登場する際に「ドン!」という効果音を使ったり、迫力のあるバトルシーンの構図が似ていたりするなど、細かな表現における類似点も指摘されることがあります。
こうした積み重ねが、「影響を受けている」というレベルを超えて「パクリではないか」という印象を一部の読者に与えてしまったと考えられます。
【真相】パクリ・アシスタント・兄弟説は本当?作者2人の関係を徹底解明
絵柄の類似性から、「作者同士はアシスタント関係だったのでは?」「実は兄弟なのでは?」といった様々な憶測が飛び交いました。
しかし、これらの説はすべて事実とは異なるデマや都市伝説です。
作者2人の関係性の真相に迫ります。
真島ヒロは尾田栄一郎のアシスタントだった?→公式に否定されているデマ
「真島先生が尾田先生のアシスタントをしていたから絵が似ている」という説は、非常によく聞かれますが、これは完全に誤った情報です。
真島ヒロ先生は公式に「アシスタント経験はない」と公言しています。
むしろ、自身のアシスタントから漫画の描き方を教わることもあったと語っており、誰かの下で学んだ経験はありません。
尾田栄一郎と真島ヒロは兄弟や双子?→絵柄の類似から生まれた都市伝説
絵柄が似ていることから生まれた「作者は兄弟、あるいは双子なのではないか」という説も、根拠のない都市伝説です。
両先生からそのような発表がされた事実は一切なく、ネット上で面白がった人たちが広めた憶測に過ぎません。
ではなぜ絵柄が似ている?両先生が影響を受けたとされる共通の漫画家とは
両先生の絵柄が似ている理由として、共に『ドラゴンボール』の作者である鳥山明先生から強い影響を受けていることが挙げられます。
また、真島ヒロ先生自身は、尊敬する漫画家として『BAD BOYS』などで知られる田中宏先生の名前を挙げており、新人時代に絵を真似て練習していたと語っています。
それぞれが異なるルーツを持ちながら、結果的に絵のタッチが似た部分があったというのが実情のようです。
作者同士はリスペクト関係?ファンが争うのは無意味という意見も
重要なのは、作者である尾田先生と真島先生の間で「パクリだ」といった争いが起きていないという事実です。
読者があれこれと論争しても、作者間で問題になっていない以上、それは不毛であるという意見も多く見られます。
両方の作品を愛するファンからは、「好きな作品を貶し合うのはやめてほしい」という切実な声も上がっています。
結局どっちが面白い?『ワンピース』と『フェアリーテイル』の魅力を徹底比較
「パクリ」論争とは別に、「結局どっちが面白いのか」という比較も頻繁に行われます。
もちろん面白さの感じ方は人それぞれですが、ここでは両作品の異なる魅力を客観的に比較してみましょう。
物語の壮大さと張り巡らされた伏線を楽しむなら『ワンピース』
『ワンピース』の最大の魅力は、壮大な世界観と、物語の至る所に張り巡らされた伏線の数々です。
一つ一つのエピソードが後の展開に繋がっていく緻密な構成は、まるで長編RPGをプレイしているかのような感覚を味わえます。
じっくりと物語を考察し、伏線回収に感動したい方には『ワンピース』がおすすめです。
テンポの良さと爽快なバトル・仲間との絆を重視するなら『フェアリーテイル』
『フェアリーテイル』は、「頭を空っぽにして心からバトルを楽しめる」と評されるように、物語のテンポの良さと爽快感が魅力です。
仲間との絆を力に変えて敵を打ち破る、シンプルで熱い展開が多く、見ていてスカッとすることができます。
アニメ版も展開が早く、ダラダラした引き伸ばしが少ない点も高く評価されています。
女性キャラクターの可愛さやラブコメ要素の違いは?
女性キャラクターの魅力という点では、『フェアリーテイル』に軍配が上がるという意見も少なくありません。
ルーシィやエルザ、ウェンディなど、個性豊かで魅力的な女性キャラクターが多く登場し、男女比のバランスが良いのが特徴です。
『ワンピース』に比べてラブコメ要素も少し多めで、キャラクター間の関係性を楽しむ面白さもあります。
海外での評価はどう違う?フランスで『フェアリーテイル』が人気の理由
日本国内では『ワンピース』の人気が圧倒的ですが、海外、特にフランスでは『フェアリーテイル』が絶大な人気を誇ります。
2021年に来日したフランスのマクロン大統領が、作者の真島ヒロ先生と面会したことでも話題になりました。
フランスでは「ポスト『ドラゴンボール』」として認識されており、難しいことを考えずに楽しめる王道のバトル漫画として高く評価されています。
ファン同士の論争と「パクリ」という言葉がもたらす問題点
長年続く『ワンピース』と『フェアリーテイル』の比較論争は、時にファン同士の不毛な争いへと発展してきました。
「パクリ」という強い言葉がもたらす問題点について、改めて考える必要があります。
「パクリ」と安易に言うのはやめるべき?両作品ファンからの切実な声
ある作品を「パクリ」と断じることは、その作品を愛するファンを深く傷つけるだけでなく、懸命に作品を生み出した作者に対しても非常に失礼な行為です。
両作品のファンからは、「どちらも好きだから争わないでほしい」「お互いの作品を貶し合うのは迷惑だ」といった声が数多く上がっており、建設的な議論が求められています。
ネット掲示板(なんJなど)では今もどのように語られているのか
巨大ネット掲示板であるなんJ(なんでも実況J)などでは、現在でもこのテーマが定期的に話題に上ります。
様々な意見が交わされていますが、多くは個人の感想の域を出ず、客観的な根拠に基づかないレッテル貼りに終始しがちです。
ネット上の意見に惑わされず、自分自身の目で作品を評価することが大切です。
好きな作品を貶し合うのではなく、それぞれの良いところを語り合おう
『ワンピース』にも『フェアリーテイル』にも、それぞれにしかない素晴らしい魅力があります。
どちらが優れているかを決めるのではなく、それぞれの作品の良いところを認め、語り合うことこそが、漫画文化をより豊かに楽しむためのファンのあるべき姿と言えるでしょう。
『フェアリーテイル』と『ワンピース』を今から楽しむ方法
これから『フェアリーテイル』や『ワンピース』の世界に触れてみたいという方のために、アニメシリーズを楽しむ方法をご紹介します。
どちらも動画配信サービスで気軽に視聴を始めることが可能です。
アニメ『フェアリーテイル』シリーズを観る順番とおすすめ動画配信サービス
アニメ『フェアリーテイル』シリーズは、放送された順番に見ていくのがおすすめです。
原作漫画のストーリーは第3期で完結し、2024年からは続編の『FAIRY TAIL 100年クエスト』が放送されます。
視聴順序
- フェアリーテイル 第1期 (2009年)
- 劇場版 FAIRY TAIL 鳳凰の巫女 (2012年)
- フェアリーテイル 第2期 (2014年)
- 劇場版 FAIRY TAIL -DRAGON CRY- (2017年)
- フェアリーテイル 第3期 (2018年)
- フェアリーテイル 100年クエスト (2024年)
DMM TVやU-NEXTなどの動画配信サービスで、シリーズ全話が見放題で配信されています。
壮大な物語『ワンピース』のアニメを追いかけるおすすめの方法
『ワンピース』は非常に話数が多いため、初めから全てを追いかけるのは大変かもしれません。
各動画配信サービスではエピソードごとに区切られていることも多いので、まずは「東の海(イーストブルー)編」から見始めるのが良いでしょう。
U-NEXTやdアニメストアなど、多くのサービスで配信されています。
フェアリーテイル好きなら必見!真島ヒロ先生の原点『RAVE』もチェック
もし『フェアリーテイル』の世界観やキャラクターが好きになったなら、作者である真島ヒロ先生の原点ともいえる作品『RAVE』もおすすめです。
『フェアリーテイル』よりもシリアスで重厚なストーリーが魅力で、物語の深みや感動量は『RAVE』の方が上というファンも少なくありません。
まとめ:フェアリーテイルとワンピース、どっちが先かの論争に終止符
この記事では、『フェアリーテイル』と『ワンピース』の連載開始時期や、長年続く「パクリ説」の真相について詳しく解説しました。
最後に、記事の重要なポイントをまとめます。
- 連載が先に始まったのは1997年の『ワンピース』である
- 『フェアリーテイル』の連載開始は2006年で、約9年の差がある
- パクリと言われる主因は、絵柄や「仲間との冒険」というテーマの類似性
- 真島先生が尾田先生のアシスタントだったという説は公式に否定されたデマ
- 作者が兄弟・双子という説も根拠のない都市伝説である
- 両作者に直接的な師弟関係や血縁関係はない
- 『ワンピース』は壮大な伏線と緻密な物語構成が魅力
- 『フェアリーテイル』はテンポの良い爽快なバトルと仲間との絆が魅力
- 作者間で問題は起きておらず、ファン同士が争うのは不毛
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