五老星がルルシアを消滅させた理由とは?全経緯と伏線を徹底解説

『ONE PIECE』の物語において、ルルシア王国の消滅は最も衝撃的な事件のひとつです。

世界政府の最高権力者である五老星が関与し、一国がまるごと跡形もなく消し去られたこの出来事は、多くの読者に大きな衝撃を与えました。

なぜルルシアは標的に選ばれたのか、五老星はどこまで関与していたのか、そして古代兵器との関係は何なのか。

この記事では、五老星とルルシア王国消滅にまつわる全経緯を時系列に沿って整理し、作中で明かされた事実と今後の伏線を網羅的に解説していきます。

エルバフ編で新たに判明したティーチとの意外な関係や、五老星の本質に迫る最新の描写まで、余すところなくお届けします。

目次

五老星とは何者か?世界政府の最高権力者の正体

五老星とは、『ONE PIECE』の世界で最高権力を握る5人の天竜人です。

世界貴族の頂点に立つ彼らは、世界政府のあらゆる政治的決定を下す存在として作中序盤から登場してきました。

しかし物語が進むにつれ、彼らのさらに上にイム様という「裏の王」がいることが判明し、五老星の立ち位置は大きく変化しています。

五老星の5人のメンバーと役職・能力の一覧

五老星は全員が「武神」という肩書きを持ち、それぞれ異なる政治分野を統括しています。

名前の由来はすべて太陽系の惑星であり、キャラクターデザインは世界の偉人がモチーフとされています。

メンバー名 役職 変身形態 モデルとされる偉人
ジェイガルシア・サターン聖 科学防衛武神 牛鬼 カール・マルクス
マーカス・マーズ聖 環境武神 以津真天 板垣退助
トップマン・ウォーキュリー聖 法務武神 封豨 ゴルバチョフ
イーザンバロン・V・ナス寿郎聖 財務武神 馬骨 ガンジー
シェパード・十・ピーター聖 農務武神 サンドワーム リンカーン

第1110話で全員の変身形態が明らかになり、いずれも妖怪や幻獣をモデルとした悪魔の実の能力者であることが確定しました。

通常の攻撃では倒せないほどの再生能力を持ち、五芒星と呼ばれる魔法陣を介したテレパシーや遠隔地への召喚能力も備えています。

イム様との深々海契約で人間ではなくなった存在

五老星が常人離れした力を持つ理由は、イム様との「深々海契約」にあります。

この契約は3段階に分かれており、「浅海契約」「深海契約」「深々海契約」と深くなるほど強大な力が与えられる仕組みです。

ただし力を得る代償として、イム様の命令に絶対服従しなければなりません。

深海契約の段階では、イム様の能力圏内にいなくても思考や発言を乗っ取られる「黒点支配(ドミ・リバーシ)」が発動し、本人にはコントロールが不可能になります。

最深部の深々海契約を結んだ五老星は、もはや人間ではないとも言えるほどイム様の傀儡と化している可能性が高いのです。

どこまでが五老星自身の意思で、どこからがイム様の支配による言動なのか、判別が極めて難しい状態にあります。

五老星が妖怪に変身する悪魔の実の能力とは

エッグヘッド編で初めて明かされた五老星の戦闘形態は、読者に大きな驚きをもたらしました。

サターン聖の牛鬼を皮切りに、マーズ聖の以津真天、ウォーキュリー聖の封豨、ナス寿郎聖の馬骨、ピーター聖のサンドワームと、全員が日本や世界の伝承に登場する妖怪・幻獣の姿に変身します。

いずれも動物系幻獣種の悪魔の実であると考えられており、変身時の戦闘能力は圧倒的です。

エッグヘッドではギア5のルフィですら苦戦を強いられ、最終的にはルフィの覇気で一時的に退けるのが精一杯でした。

加えて五老星には不死身に近い再生能力があり、致命的なダメージを受けても短時間で回復する描写が繰り返し描かれています。

ルルシア王国とはどんな国だったのか

ルルシア王国は、世界政府に加盟する君主制の国家として作中に登場しました。

天上金の搾取によって国民の生活が圧迫される一方、王族は贅沢な暮らしを続けるという、世界政府加盟国に共通する構造的問題を抱えた国でもあります。

モデルとなった国はルーマニアと広く推測されており、国名や人物名にその影響が見て取れます。

ルルシア王国の国王セキと王女コマネの人物像

国王セキは即位後に国民の生活を著しく悪化させた人物です。

「串刺しの刑」を望むなど残忍な一面を持ち、15世紀ルーマニアのヴラド・ツェペシュ(串刺し公)を彷彿とさせます。

名前の由来はルーマニアの少数民族「セーケイ人」からと考えられています。

王女コマネは、マリージョアへ向かう途中で海賊に誘拐されたものの、コビーとヘルメッポによって救出されました。

捕まった海賊を足蹴にしたり、反逆者の処刑に自ら参加したいと望んだりする苛烈な性格の持ち主です。

名前は「白い妖精」と称されたルーマニア出身の体操選手ナディア・コマネチに由来すると見られています。

モーダとエースの出会いから見えるティーチとの因縁

ルルシア王国を語るうえで欠かせない人物が、ミルク売りの少女モーダです。

モーダは扉絵連載「エースの黒ひげ大捜査線」シリーズで初登場し、溺れていたエースを助けた心優しい女性として描かれました。

両親は海軍G-2基地に勤務する海軍関係者であり、ルルシア王国消滅後は革命軍に入隊したことが確認されています。

この扉絵連載はもともと、白ひげ海賊団を裏切ったティーチを追うエースの旅を描いたものです。

エルバフ編での新情報を踏まえると、エースがルルシアを訪れたのは単なる偶然ではなく、ティーチの出自を調べていた可能性が浮上しており、モーダとの出会いにも新たな意味が加わっています。

8か国革命のひとつとなったクーデターの背景

ルルシア王国で革命が起きたきっかけは、複数の要因が重なった結果でした。

まず、海賊・桃ひげがルルシアを襲撃した際に、革命軍のベロ・ベティが駆けつけ、国民を鼓舞したことが反乱の種を蒔きました。

そこにサボが世界会議で起こしたとされる事件の報道が重なり、民衆の怒りが一気に爆発します。

最終的に国民はクーデターを決行し、国王や王族を幽閉するに至りました。

ルルシア王国はこうして「8か国革命」の一国として世界に知れ渡ることになります。

幽閉された国王セキが民衆から「セキ様」と敬称で呼ばれ続けていた点や、民衆が国王に「罪を認めるよう」求めていた点など、単純な圧政への反発だけでは説明できない謎も残されており、ただの革命ではないことが示唆されています。

なぜ五老星はルルシアを消したのか?消滅までの全経緯

ルルシア王国が消滅した第1060話は、『ONE PIECE』の歴史においても屈指の衝撃回です。

一国がまるごと地図から消し去られるという前代未聞の出来事がどのように起きたのか、その経緯を時系列で整理していきます。

サボの通信傍受から五老星に情報が共有されるまで

ルルシア王国消滅の発端は、サボの通信にありました。

世界会議でコブラ王殺害の容疑をかけられたサボは、革命直後の混乱に紛れてルルシア王国に潜伏していました。

やがてサボは革命軍への合流を目指し、国民たちとともに船でルルシアを離れます。

船上からサボは電伝虫の間接通信を使い、仲間の革命軍メンバーに自身の無実を訴えました。

同時に、マリージョアのパンゲア城で目撃した虚の玉座の真実、すなわちイム様が王座に座っているという世界政府最大の秘密を伝えようとします。

このやり取りを海軍の通信部が傍受し、サボの居場所がルルシア王国周辺であることが特定されました。

情報はただちに五老星に共有され、運命の歯車が動き出すことになります。

イム様がルルシアに×印を付けた理由は「近いから」

五老星にサボの居場所が伝えられたのとほぼ同時刻、パンゲア城内の「花の部屋」で決定的な出来事が起きていました。

本来は存在してはならないはずの人物、イム様が地図上のルルシア王国に×印を付けたのです。

作中で明かされたルルシアが標的に選ばれた理由は、「近いから」という驚くほど曖昧な一言でした。

これはマザーフレイムの試し撃ちの標的として、単純に地理的に都合がよかったという意味とされています。

つまりルルシア王国は、サボがいたから狙われたのではなく、もともと消される運命にあったのです。

五老星の会話からも、サボの存在とルルシアの消滅は別の判断であることが読み取れ、サボがその場にいたのはあくまで偶然の一致でした。

五老星が見せたためらいと「虫けら」のように扱われた国民

イム様がルルシアの消滅を決めた際、五老星は完全に同意していたわけではありません。

ウォーキュリー聖は「ずいぶん人がいます」と、大勢の国民が暮らしていることに懸念を示しました。

ピーター聖も「ルルシアを選んだ理由は?」と問いただし、理由なき破壊に疑問を呈しています。

しかしイム様にとって、そこに暮らす人々の命はまるで虫けらのように取るに足らないものだったのでしょう。

マーズ聖が「わかりました、世界は創造主の思い通りゆえ…」と返したのは、何を言っても覆らないという諦めにも似た服従の表れでした。

最終的に五老星は「国民に反乱の兆候がある」「見せしめになる」と、それらしい理由を後付けで補強し、消滅を容認するほかなかったのです。

深々海契約によってイム様の命令に逆らえない以上、五老星のためらいは形だけのものに終わりました。

ピーター聖の「そんな国は元々ない」発言の恐ろしさ

ルルシア王国消滅の瞬間を決定づけたのが、ピーター聖の通信部への命令です。

「通信部、よく聞け…お前達は何も探知していない。何も傍受していない…『ルルシア王国』?そんな国は…元々…ないではないか…」

この台詞は、一国の存在そのものを歴史から抹消するという、世界政府の恐ろしさを端的に示しています。

サボの通信傍受という事実を「なかったこと」にし、ルルシア王国という国の存在自体を「最初からなかった」ものとして処理する。

情報の隠蔽と歴史の改竄を同時に行うこの手法は、800年前の「空白の100年」における歴史の消去と本質的に同じ構造です。

直後にルルシア王国の上空には謎の巨大な物体が出現し、16条の光線が島を覆い尽くしました。

民衆も王族も、島にあったすべてが一瞬にして消滅したのです。

ルルシアを消滅させた兵器の正体と古代兵器ウラヌスの関係

ルルシア王国を跡形もなく消し飛ばした攻撃の正体は、作中でも最大級の謎のひとつです。

上空からの壮絶な攻撃と、ベガパンクが開発した「マザーフレイム」、そして古代兵器ウラヌスとの関連性について、明かされている情報を整理します。

上空から降り注いだ16条の光線による爆発の描写

第1060話で描かれたルルシア王国消滅の描写は、圧倒的な破壊力を物語るものでした。

まず島の上空に正体不明の巨大な物体のようなものが突如として出現します。

次の瞬間、16条の光線が天空から島めがけて降り注ぎ、大爆発とともに島全体を飲み込みました。

アニメ版ではさらに演出が強化され、空に魔法陣のような円形のマークが現れた直後、100発以上の光線が豪雨のように降り注ぐ描写になっています。

この攻撃は島の地形そのものを消し去るほどの威力を持ち、バスターコールのように痕跡を残すものとは根本的に異なります。

バスターコールはあくまで地上の建造物を破壊し「見せしめ」にするものですが、ルルシアへの攻撃は島という大地そのものを物理的に消滅させたのです。

マザーフレイムはウラヌスの動力源だったのか

ルルシア消滅に使われた兵器と、ベガパンクが開発した「マザーフレイム」の関係については、作中の描写から広く考察が進んでいます。

一般的な解釈として、マザーフレイムはルルシアを消滅させた兵器そのものではなく、古代兵器ウラヌスを起動させるための動力源(燃料)であるとされています。

つまりマザーフレイムは「弾」であり、ウラヌスはそれを「撃つための砲台」という関係です。

「ウラヌス」という名前が天空の神に由来し、ルルシアへの攻撃が上空から行われたという一致も、この兵器がウラヌスである可能性を強く示唆しています。

もともと古代兵器は「ある巨大な王国」が保有していたものとされ、マザーフレイムのようなエネルギー源がなければ起動できない状態にあったと推測されます。

ベガパンクがマザーフレイムを開発したことで、800年間封印されていた古代兵器が再び使用可能になったというのが、現時点で最も有力な解釈です。

ベガパンクがマザーフレイムを生み出した罪と抹殺命令

ルルシア王国消滅と時を同じくして、世界政府はベガパンクの抹殺を指令しました。

CP-0がエッグヘッドに送り込まれた際、ロブ・ルッチはこの抹殺命令がルルシア王国の消滅と関係しているのではないかと疑っています。

ベガパンク自身は、抹殺の理由を「空白の100年」について知りすぎたからだと推測していました。

しかしマザーフレイムを生み出したという事実もまた、ベガパンクの「罪」のひとつと言えるでしょう。

ベガパンクが開発した「母なる炎」は純粋な科学的探究の産物であったとしても、それが古代兵器の動力源として転用され、一国の消滅という惨劇を引き起こしてしまいました。

科学者としての功績が世界を救う可能性と破壊する危険性を同時に持つという構図は、ベガパンク最大の悲劇です。

マザーフレイムの一部が何者かに盗まれたことをベガパンクの衛星シャカが観測しており、イム様の手に渡った経緯にはヨークの関与が疑われています。

ルルシア消滅後に世界で起きた異変と影響

ルルシア王国の消滅は、その場限りの出来事では終わりませんでした。

消滅した跡地の異常な地形変化と、世界規模で発生した天変地異は、『ONE PIECE』の世界そのものを揺るがす大事件へと発展しています。

島の跡地にできた巨大な穴と「海の滝」の発生

第1089話では、かつてルルシア王国があった海域の様子が明らかになりました。

島が存在していた場所には、海底まで貫く巨大な穴がぽっかりと開いており、周囲の海水がその穴に向かって流れ落ちる「海の滝」が形成されていたのです。

島の痕跡は一切残っておらず、文字通り「何もない」空間が広がっている光景は、攻撃の尋常ではない威力を改めて示すものでした。

この地形変化は、海流や気候にまで影響を及ぼす可能性があり、世界の海にとって取り返しのつかない傷痕となっています。

消滅6日後の世界規模の大地震と海面1メートル上昇

ルルシア王国の消滅から6日後、世界全土を大規模な地震が襲いました。

この地震の影響で海面が約1メートル上昇するという、前代未聞の災害が発生しています。

作中の描写からすると、世界政府にとってもこの地震と海面上昇は想定外の事態だったようです。

直接的な因果関係は作中で明言されていないものの、ルルシアの消滅が地下深くまで影響を及ぼし、それが引き金となって広範囲の地殻活動を誘発した可能性は十分に考えられます。

海面が1メートル上昇するだけでも、低地の島々は壊滅的な被害を受けることになり、『ONE PIECE』の世界地図そのものが書き換わる可能性をはらんでいるのです。

ゴッドバレーやエニエス・ロビーとの共通点

ルルシア王国のように「島ごと消滅した」事例は、作中で他にも確認されています。

38年前にロジャーとガープがロックスを討ち取ったとされる「ゴッドバレー」は、現在地図上から消えているだけでなく、島そのものが跡形もなくなっています。

また、司法の島エニエス・ロビーには島の中央に巨大な穴が開いており、その成り立ちに明確な説明はされていません。

ルルシア跡地の「海に開いた巨大な穴」との類似性から、エニエス・ロビーも過去に同様の攻撃を受けたのではないかという説が広く支持されています。

これらの事例に共通するのは、痕跡を残さないほどの圧倒的な破壊力と、歴史からの意図的な抹消です。

イム様あるいは世界政府が、800年の歴史の中で同じ手段を繰り返し使ってきた可能性を強く示唆する状況証拠と言えるでしょう。

五老星は本当に悪なのか?元は善人だった説の根拠

ルルシア王国消滅に加担した五老星は、一見すると絶対的な悪に見えます。

しかしエルバフ編に至るまでの描写を丁寧に追うと、彼らにも人間らしい感情が残っている場面がいくつも確認できるのです。

古代兵器やマザーフレイムの使用をためらう描写

五老星が完全な悪人とは言い切れない根拠のひとつに、兵器使用に対するためらいがあります。

かつてCP9のスパンダムが古代兵器の所持を訴えた際、サターン聖は「一理なくもないが…」と話を濁し、ナス寿郎聖は「まず設計図を手に入れてみせろ」と判断を先延ばしにしました。

ルルシア消滅時にも、前述の通りウォーキュリー聖が人命への懸念を示し、ピーター聖が理由を問いただしています。

大量の犠牲を伴う兵器の使用に対して、完全に無関心ではいられない様子がうかがえるのです。

もっとも、最終的にはイム様の命令に従っている以上、ためらいだけでは免罪にならないことも事実でしょう。

くまへの温情やハラルドへの祝福に見える人間らしさ

五老星の人間性を示す描写は、兵器の問題以外にも複数存在します。

ゴッドバレーでサターン聖は、幼いくまの「かわいそうな人たちを一人でも多く救いたい」という言葉を黙って聞き、手を下すことはありませんでした。

その後もくまの言葉を反芻しながら一人で考え込む場面が描かれています。

エッグヘッド編では、サターン聖がくまの願いを聞き入れ、娘のボニーを政府施設ではなくソルベ王国で療養させることを許可しました。

さらにエルバフ編では、ハラルドが深海契約を認められた際に五老星が口々に「おめでとう」「長かったな」「エルバフの歴史を大きく変える王になる」と祝福の言葉を送っています。

同胞として対等に迎え入れる姿勢は、冷酷な支配者のイメージとは大きくかけ離れたものでした。

深々海契約による支配で自我を奪われた可能性

五老星がときおり見せる人間味と、普段の冷酷な言動との矛盾を説明する鍵が、深々海契約の存在です。

契約の段階が深まるにつれてイム様からの支配は強くなり、深海契約の時点で思考や発言を乗っ取られる状態が生じます。

最高段階の深々海契約を結んだ五老星の場合、日常的な意思決定のほとんどがイム様に支配されている可能性があるのです。

つまり五老星が示す冷酷さの大部分はイム様に由来するものであり、ためらいや温情こそが五老星本来の姿なのかもしれません。

この見方に立てば、五老星はかつてハラルドのように世界をより良くしようと志して契約を結び、結果として自我を奪われた犠牲者とも解釈できます。

一部の読者の間で「悲しき中間管理職」と呼ばれる所以は、こうした板挟みの構造にあるのでしょう。

サターン聖に人間らしい描写が最も多く、それゆえ真っ先に粛清されたという見方も、五老星の悲劇性を際立たせています。

エルバフ編で判明したルルシアと黒ひげの意外な関係

2025年のエルバフ編において、ルルシア王国と黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)の間に意外な繋がりがあることが明らかになりました。

この新情報は、ルルシア消滅の意味をさらに深い次元で捉え直すものです。

ゴッドバレー事件後にティーチがルルシアへ逃亡した説

エルバフ編で描かれたゴッドバレー事件の真相により、ルルシア王国とティーチの関わりが新たに示唆されました。

ゴッドバレー事件後、ロックス海賊団の壊滅に伴い、ロックスの妻エリスと幼いティーチがルルシア王国へ逃れた可能性が浮上しています。

仮にこの説が正しければ、ルルシアはティーチにとって幼少期を過ごした故郷のような場所だったことになるのです。

イム様がルルシアを消した理由は「近いから」と語られていますが、ティーチとデービー一族に縁のある土地をあえて選んだのではないかと疑う声もあり、偶然の一言では片づけられない含みを感じさせます。

エースがルルシアを訪れた本当の理由とは

エルバフ編の新情報は、扉絵連載「エースの黒ひげ大捜査線」にも新たな意味を与えました。

この連載では、白ひげ海賊団を裏切ったティーチを追うエースが各地を旅する様子が描かれ、ルルシア王国もその旅の途中で訪れた場所のひとつです。

当時は偶然の立ち寄りのように見えましたが、ティーチの出身地がルルシアであるとすれば、エースはティーチの生まれ故郷を調べるためにルルシアを訪れていたと考えるのが自然でしょう。

闇雲に世界を放浪していたのではなく、ティーチのルーツを辿る計画的な捜査だった可能性が高まっているのです。

モーダとの出会いも含め、扉絵連載の何気ないエピソードが本編と深く結びついていくのは、尾田栄一郎作品の真骨頂と言えます。

ティーチにとって故郷を2つ失った意味と今後の伏線

ルルシア王国がティーチのゆかりの地であったとすると、彼は世界政府によって2つの故郷を奪われたことになります。

ひとつはゴッドバレー、もうひとつがルルシア王国です。

いずれも島ごと跡形もなく消し去られており、ティーチの人生において世界政府がどれほど大きな存在であるかが浮き彫りになります。

ティーチが「黒ひげ王国」の建国を目指し、イム様の首を狙っているとされる背景にも、この因縁が深く関わっている可能性があるでしょう。

さらに、古代兵器プルトンの情報をカリブーから得たとされるティーチが、ウラヌスを持つイム様に対抗する構図が生まれれば、古代兵器同士の激突という展開にも繋がります。

ルルシア王国の消滅は、ティーチの最終的な動機を理解するための重要なピースになりつつあるのです。

五老星とルルシアに関する今後の注目ポイントまとめ

五老星とルルシア王国をめぐる物語は、多くの伏線が未回収のまま残されています。

原作の連載とアニメの展開の両面から、今後注目すべきポイントを整理します。

空白の100年とルルシア消滅をつなぐ未回収の伏線

ルルシア王国の消滅は「空白の100年」と深い関連を持つ可能性が指摘されています。

ベガパンクの抹殺理由が空白の100年について知りすぎたことにあり、その命令とルルシア消滅が同時期に下されている点は見逃せません。

ロブ・ルッチがこの2つの関連を疑っている描写からも、ルルシアが空白の100年にまつわる何らかの重大な秘密を抱えていた可能性は否定できないでしょう。

幽閉された国王セキに民衆が「罪を認めろ」と迫っていた謎や、即位後に急激に生活が悪化した不自然さなど、ルルシア内部にも未解明の要素が数多く残っています。

800年前の「ある巨大な王国」の消滅、ゴッドバレーの消滅、そしてルルシアの消滅がすべて同じ手段で行われたとすれば、これらを貫く真相が今後明らかになるはずです。

五老星の最終的な立ち位置はイム様の敵か味方か

五老星が最終的にイム様の味方のまま物語を終えるのか、それとも反旗を翻すのかは、読者の間で大きく意見が分かれるテーマです。

第1171話でハラルドの死をめぐるイム様の暴論に対し、五老星が怒りを滲ませているように見えるという声が多数あがりました。

影の落ちた表情、上目遣いの険しい目つきは、忠実な部下のそれとは明らかに異なるものでした。

深々海契約による支配がある以上、五老星が自力でイム様を裏切ることは容易ではないでしょう。

しかしサターン聖の粛清に見られるように、人間味を残す者から排除されていく構図は、やがて残った五老星の中にも限界が訪れることを予感させます。

モチーフとされる偉人がリンカーンやガンジーといった解放者であることを考えると、最終決戦で五老星がイム様の支配から解放される展開も十分にあり得るのではないでしょうか。

2026年アニメ・エルバフ編で描かれる新展開への期待

TVアニメ『ONE PIECE』は2025年12月28日にエッグヘッド編が完結し、2026年4月5日からエルバフ編の放送が開始される予定です。

エッグヘッド編のアニメでは五老星全員の変身や戦闘がフルアニメーションで描かれ、原作以上の迫力ある演出が話題となりました。

ルルシア王国消滅のシーンも、原作の16条の光線が100発以上の光線へと強化されるなど、アニメ独自の演出が加えられています。

エルバフ編では、ゴッドバレー事件の真相やティーチとルルシアの関係がさらに掘り下げられることが期待されます。

関連グッズとしても、五老星のワールドコレクタブルフィギュアや「ルフィVS五老星」のプレミアムフィギュアが展開されるなど、商品面でも五老星への注目度は非常に高い状態です。

原作・アニメ・グッズのすべてにおいて、五老星とルルシアをめぐる物語はまさに佳境を迎えています。

まとめ:五老星とルルシア王国消滅の全貌と伏線

  • 五老星は天竜人の最高位に立つ5人の「武神」であり、全員が妖怪・幻獣に変身する悪魔の実の能力者である
  • イム様との深々海契約により強大な力を得る代わりに、思考や行動を支配される状態にある
  • ルルシア王国はルーマニアをモデルとした世界政府加盟国で、8か国革命のひとつとしてクーデターが発生した
  • イム様がルルシアを標的に選んだ理由は「近いから」であり、マザーフレイムの試し撃ちとして消滅させられた
  • サボがルルシア周辺にいたのは偶然であり、通信傍受とルルシア消滅は別の判断として進行した
  • ルルシアを消した攻撃は古代兵器ウラヌスによるものとされ、マザーフレイムはウラヌスの動力源と解釈されている
  • 消滅後の跡地には巨大な穴と「海の滝」が形成され、6日後に世界規模の地震と海面1メートル上昇が発生した
  • ゴッドバレーやエニエス・ロビーにも同様の痕跡があり、イム様が同じ手段を繰り返し使ってきた可能性が高い
  • エルバフ編でティーチの幼少期とルルシアの関係が示唆され、黒ひげの動機に新たな文脈が加わった
  • 五老星には兵器使用へのためらいや温情を見せる場面が複数あり、イム様の支配から解放される展開が今後の焦点となる
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