五老星の魔法陣に隠された召喚術の仕組みと正体の謎を徹底解説

『ONE PIECE』の最終章で最も衝撃的だった演出のひとつが、五老星が魔法陣から降臨するシーンではないでしょうか。

これまで聖地マリージョアの「権力の間」に鎮座するだけだった最高権力者たちが、禍々しい紋様とともに戦場へ姿を現す姿は、作品の常識を覆すものでした。

なぜ五老星は魔法陣を使ってワープできるのか、あの召喚術の正体は悪魔の実の能力なのか、それともまったく別の力なのか。

読者の間で白熱する考察の核心に迫りながら、魔法陣にまつわる全情報を時系列順に整理して解説していきます。

エッグヘッド編からエルバフ編までの描写を踏まえ、登場シーンの詳細や正式名称の意味、移動のルール、イム様との契約体系まで網羅的にまとめました。

目次

五老星が魔法陣で登場するシーンは何話?初出と全登場回まとめ

五老星の魔法陣が初めて読者の前に現れたのは、エッグヘッド編の第1094話です。

以降、物語の進行とともに複数回にわたって描かれており、そのたびに新たな情報が付加されてきました。

ここでは時系列に沿って、魔法陣が登場した全シーンを振り返ります。

サターン聖がエッグヘッドに降臨した魔法陣の初登場シーン

記念すべき魔法陣の初登場は、2023年10月掲載の第1094話でした。

海軍大将・黄猿とともにエッグヘッド島へ向かっていたサターン聖が、島に降り立った瞬間、足元に五芒星を象った不気味な紋様が浮かび上がります。

この魔法陣には「5」の数字が5面に刻まれており、中央には五芒星(ペンタグラム)のデザインが確認できました。

それまでワンピースという作品において、魔法陣という要素は一切登場していなかったため、読者に大きな衝撃を与えた場面です。

サターン聖はこのシーンで異形の姿に変身し、蜘蛛のような牛鬼の姿を披露しています。

魔法陣と変身という二重の衝撃が、五老星の正体をめぐる議論を一気に加速させました。

残り4人を呼び出す召喚シーンの描写と演出の違い

第1109話前後では、さらに衝撃的な展開が描かれます。

ベガパンクが世界の秘密を全世界に向けて発信し始めたことを受け、サターン聖が「呼ぶぞ」と言い放ち、残り4人の五老星をマリージョアから呼び出す場面が登場しました。

聖地マリージョアからエッグヘッド島という超長距離を、魔法陣を介して瞬時にワープしてきた4人。

エッグヘッド側に4つの魔法陣が同時に出現し、それぞれから一人ずつ降臨するという演出が取られています。

注目すべきは、サターン聖が単独で降臨した際の魔法陣には「5」の数字が確認できたのに対し、4人を召喚した際の魔法陣ではナンバリングが確認できなかった点です。

また、離れた場所にいるにもかかわらず、五老星同士が電伝虫を使わずテレパシーのような方法で会話していた描写も見逃せません。

5人がある種のリンク状態にあることを示唆する重要な伏線と捉えられています。

エルバフ編で神の騎士団が使用した魔法陣との比較

エルバフ編に入り、魔法陣を使ったのは五老星だけではないことが判明しました。

神の騎士団のメンバーである軍子が手をかざすと、森の地面に大きな五芒星が出現し、キリンガム聖とソマーズ聖がエルバフへ召喚されています。

五老星以外のキャラクターが魔法陣を使用したのはこれが初めてです。

エッグヘッド編の魔法陣と比較すると、基本的な五芒星のデザインは共通しているものの、使用者の階級や状況によって細部の演出に差異があるようにも見えます。

興味深いのは、軍子が五芒星を出現させた際のセリフが「呼ぶぞ」であり、サターン聖が4人を呼び出した場面と同じ言い回しだった点でしょう。

この一致が意味するところについては、後述するイム様との契約体系の項目で詳しく触れていきます。

魔法陣の正式名称「五芒星(アビス)」の意味と由来

エッグヘッド編では「魔法陣」としか表現しようがなかったこの紋様に、エルバフ編でついに正式名称が与えられました。

作中で明かされた名は「五芒星(アビス)」です。

アビスという名称に込められた深淵の意味とは

「アビス(abyss)」は英語で「深淵」「深海」「底なし穴」を意味する言葉です。

ワンピースの世界において「海」は特別な象徴性を持つ要素であり、世界政府の契約体系にも「深海」「深々海」といった海の深さを表す言葉が使われています。

五芒星にアビスという名が付けられたことで、この能力が海の底に沈む何か、すなわち世界政府が隠してきた深い闇と結びついている可能性が示唆されました。

「深淵」という言葉は一般的に、覗き込む者を飲み込む恐ろしい存在としても使われます。

五老星や神の騎士団がこの力を行使する代償として、イム様の支配から逃れられなくなるという設定とも符合する命名と言えるでしょう。

魔法陣に刻まれた「5」の数字が示すもの

サターン聖がエッグヘッドに降臨した際の魔法陣には、五芒星の各面に「5」の数字が刻まれていました。

この「5」が何を意味するかについては、複数の解釈が存在します。

ひとつは、五老星という5人組を象徴する数字だという見方です。

もうひとつは、サターン聖が五老星の中で「5番目」であることを示す個人のナンバリングだという解釈になります。

海外ファンコミュニティでは、マーズ聖の魔法陣に「4」と読める数字があるのではないかという指摘もあり、各メンバーに番号が振られている可能性も議論されています。

現時点では作中で明確な回答が提示されておらず、今後の展開で意味が確定することが期待される謎のひとつです。

五芒星のデザインと五老星の関係性

魔法陣のデザインそのものが、五老星という存在と深く結びついています。

五芒星(ペンタグラム)は5つの頂点を持つ星型の図形であり、「五老星」の「五」や「星」と直接的に対応しています。

さらに興味深いのは、五老星の変身モデルとなった妖怪を十二支に当てはめると、五芒星の図形が形成されるという指摘です。

牛(牛鬼)、鳥(以津真天)、猪(封豨)、馬(馬骨)という動物の要素が含まれており、干支の配置上で星型を描くという考察が多くの読者の間で共有されています。

偶然の一致とは考えにくい精緻な設計であり、尾田栄一郎先生が五老星と五芒星の結びつきを意図的にデザインしていることがうかがえます。

五老星はなぜ魔法陣でワープできるのか?移動の仕組みを解説

五老星がマリージョアから遠く離れた島へ一瞬で移動できるワープ能力は、作中でも屈指の利便性を誇ります。

エッグヘッド編とエルバフ編の描写から、この移動術にはいくつかの明確なルールが見えてきました。

起点となる人物がいれば長距離でも召喚できるルール

五芒星(アビス)による移動には、目的地に「起点」となる人物が必要だと考えられています。

エッグヘッド島のケースでは、先に現地入りしていたサターン聖が起点となり、残り4人を呼び出しました。

逆に言えば、誰も現地にいない場所へいきなり飛ぶことには制約がある可能性があります。

サターン聖自身がエッグヘッドへ向かう際には、魔法陣を使わずに海軍の軍艦に乗って移動しているのがその根拠です。

もし単独で自由にどこへでもワープできるのであれば、わざわざ船旅をする理由がありません。

起点となるキャラクターが目的地にいることで初めて、超長距離の召喚が成立するというのが現在の有力な解釈です。

マリージョアからエッグヘッドへ瞬時に移動できた理由

聖地マリージョアとエッグヘッド島の距離は、作中世界においてかなり離れていると推測されます。

にもかかわらず4人が瞬時に到着できたのは、起点であるサターン聖との間に五芒星のリンクが確立されていたからでしょう。

マリージョアの「権力の間」にも出発地点側の魔法陣が出現していた描写があり、出発地と到着地の双方に紋様が現れることでワープが成立する仕組みだと読み取れます。

イメージとしては、2つの地点を五芒星でつなぐ「空間の橋」のようなものです。

この仕組みは、世界政府にとって極めて大きな戦略的優位性をもたらしています。

各地に散らばる四皇や革命軍に対して、最高戦力を自在に投入できるからです。

生成されたアビスが消えずに残り続ける特殊な性質

一般的なワープ能力であれば、使用後に痕跡が消えると考えるのが自然でしょう。

しかし五芒星(アビス)は、一度生成されると一定期間消えずに残り続けるという特殊な性質を持っています。

エルバフ編では、14年前に神の騎士団のメンバーであったハラルドがアウルスト城に生成したアビスが、現在まで残存していることが描かれました。

シャムロックと軍子が召喚された後にルフィたちが城を訪れた際にも、五芒星はまだ地面に残っていたのです。

この永続性は、世界政府が各地に恒久的な移動拠点を設置できることを意味しています。

一度マークを刻んでしまえば、何年経ってもその場所へアクセスできるというのは、支配体制を維持するうえで極めて強力な仕組みです。

マークを持つ者だけが通過できる条件とは

五芒星(アビス)を通過するには、体に「マーク」と呼ばれる紋様が刻まれている必要があります。

エルバフ編で、神の騎士団がエルバフの子供たちをマリージョアへ連れ去ろうとした際、マークのない子供たちはアビスを通過できないことが判明しました。

たとえ神の騎士団が同行していても、マークを持たない者は通れないのです。

マークの手がかりとなるのが、ソマーズ聖の左腕の肘に確認できた刺青のような紋様です。

普段は騎士団のコスチュームで隠れてしまうこの紋様が、アビスの通行手形となっている可能性が高いと考えられています。

天竜人には「証明チップ」なるものが付与される設定も明かされており、このチップがアビスの通行資格と関連しているかどうかも今後の注目点です。

魔法陣の力はイム様との契約で与えられたもの?三段階の契約体系

五芒星(アビス)の力が単なる悪魔の実の能力ではなく、イム様との契約によって付与されたものであることが、物語の進行とともに明らかになってきました。

浅海契約・深海契約・深々海契約それぞれの特徴

世界政府の上層部には、三段階の契約体系が存在することがエルバフ編で判明しています。

第一段階の「浅海契約」は、神の従刃クラスが結ぶ契約です。

アビスを通過できるかどうかはまだ作中で明言されていませんが、一般人とは異なる特別な力が付与されるとみられています。

第二段階の「深海契約」は、神の騎士団クラスが結ぶイム様との直接契約です。

この段階から五芒星(アビス)の生成能力が付与され、自ら魔法陣を作り出して人を召喚できるようになります。

第三段階の「深々海契約」は、五老星クラスが結ぶ最上位の契約です。

不死身の体、常ならざる腕力、変身能力、テレパシー的な会話能力など、人間の枠を超えた力が与えられます。

契約段階 対象クラス 主な付与能力
浅海契約 神の従刃 詳細未判明
深海契約 神の騎士団 アビスの生成能力、不死身の体
深々海契約 五老星 変身能力、テレパシー、不死身、超人的な腕力

五老星が得た不死身の体と変身能力は深々海契約の恩恵か

五老星は22年以上にわたって容姿がまったく変わっていません。

作中で新世界編に移行した2年後の時点でも、誰一人として欠けることなく同じ姿で登場しています。

この不老に近い状態は、イム様との深々海契約によって付与された恩恵であるという見方が一般的です。

変身能力についても同様で、牛鬼や以津真天といった妖怪の姿に変身する力は、通常の悪魔の実とは異なる系統の能力だと考えられています。

根拠のひとつは、変身形態が明かされた際に「悪魔の実」という表記がなかった点です。

通常、ワンピースの作品内で能力者の変身が描かれる場合、悪魔の実の名称が併記されるのが慣例ですが、五老星にはそれがありませんでした。

イム様が力を一方的に奪える支配の構造

契約によって強大な力を得られる反面、深々海契約には致命的な代償が伴います。

どこにいてもイム様の支配が届き、命令に逆らうことができなくなるのです。

さらにイム様は、契約者に与えた力を一方的に奪い取ることが可能だと描写されています。

サターン聖がイム様によって粛清された場面が、この支配構造を如実に物語っています。

五老星という最高権力者でさえ、イム様の前では力を預けられた存在に過ぎないという構図は、世界政府の本質的な権力構造を浮き彫りにしました。

絶大な力は与えられるが、その力の根源はあくまでイム様にあるという関係性が、「契約」という言葉に集約されています。

五老星の正体は悪魔の実の能力者か?変身形態と妖怪モデル一覧

五老星の正体をめぐる最大の謎は、彼らが悪魔の実の能力者なのか、それとも人間以外の存在なのかという点です。

サターン聖の牛鬼からピーター聖のサンドワームまで全5体の正体

第1110話にて、五老星全員の変身形態が一挙に公開されました。

各メンバーの変身モデルは以下の通りです。

メンバー 変身モデル 出典・由来
ジェイガルシア・サターン聖 牛鬼(ぎゅうき) 日本の妖怪
マーカス・マーズ聖 以津真天(いつまで) 日本の妖怪(怪鳥)
トップマン・ウォーキュリー聖 封豨(ほうき) 中国の伝承上の怪物
イーザンバロン・V・ナス寿郎聖 馬骨(ばこつ) 日本の妖怪
シェパード・十・ピーター聖 サンドワーム 西洋ファンタジーの怪物

4体が日本や中国の妖怪をモデルとしているのに対し、ピーター聖のサンドワームだけが西洋ファンタジー系であることが大きな特異点として注目されています。

この不統一さが意図的なものなのか、あるいはピーター聖だけが他の4人と異なる出自を持つことを暗示しているのか、読者の間で活発に議論されているポイントです。

悪魔の実の表記がない異例の変身に対する二つの説

五老星の変身が悪魔の実の能力によるものかどうかは、作中でいまだ明確にされていません。

この点について、大きく分けて二つの説が存在します。

第一の説は、五老星は幻獣種のゾオン系悪魔の実の能力者であるという解釈です。

サターン聖については「クモクモの実 幻獣種 モデル牛鬼」という実の名前が一部で言及されており、悪魔の実の枠組みの中に位置づける考え方になります。

第二の説は、五老星は悪魔の実の能力者ではなく、もともと人間以外の存在だという解釈です。

イム様との契約によって人間の姿を得ているだけであり、変身とは本来の姿に戻ることだという考え方になります。

現時点では後者の説を支持する声が多く見受けられますが、今後の物語の展開で決着がつく部分でしょう。

覇王色の覇気で召喚が解除された描写が示す能力の本質

エッグヘッド編の終盤、鉄の巨人エメトが放出した「ジョイボーイの覇気」を受けた4人の五老星が、マリージョアへ強制的に帰還させられるという場面がありました。

覇気によって能力が解除されるという現象は、ワンピースの世界では重要な法則です。

ローがウィナー島で過剰な覇気の放出により悪魔の実の能力を解除できることを実証しており、五老星の召喚にも同様の原理が働いた可能性が高いと考えられます。

この描写は、五老星の魔法陣やワープ能力が何らかの「実体を持つ能力」であることを示唆しています。

もし純粋な超常現象や魔法であれば、覇気による干渉を受けないはずだからです。

ジョイボーイの覇気が五老星を退けたという事実は、彼らの力が攻略不可能ではないことの証明でもあり、今後の物語における重要な伏線となっています。

サターン聖が魔法陣で呼び出すも敗北?粛清と死亡の経緯

エッグヘッド編のクライマックスからその後にかけて、サターン聖の運命は劇的な転換を迎えました。

五老星を呼び出してまで事態の収拾を図ったにもかかわらず、任務は失敗に終わり、最終的にイム様の手で命を奪われるという衝撃の結末が描かれています。

エッグヘッドでジョイボーイの覇気に敗れた結末

サターン聖は自らが起点となって4人の五老星をエッグヘッドに召喚しましたが、ベガパンクの全世界通信を止めることには失敗しました。

世界の秘密に関する情報が広まってしまったうえ、ルフィをはじめとする海賊たちの逃走を許してしまったのです。

最終的にはエメトが解放したジョイボーイの覇気を被弾し、4人がマリージョアへ帰還。

サターン聖だけがエッグヘッドに取り残される形となりました。

圧倒的な再生能力を持ち、ルフィやドリー、ブロギーの大技を受けても即座に復帰していた五老星ですが、ジョイボーイの覇気には抗えなかったのです。

この敗北が、サターン聖の粛清へとつながっていきます。

イム様による遠隔粛清でサターン聖が死亡した衝撃の展開

第1125話で、サターン聖はイム様によって遠隔で粛清されました。

帰還中の船内で、サターン聖の口や体から突如として黒いモヤが発生。

イム様が離れた場所から何らかの力を行使し、サターン聖に与えていた力を奪い取ったとみられています。

イム様がサターン聖に問いかけた「なぜ逃がした、ジョイボーイを」という言葉は、粛清の直接的な理由を物語っていました。

力を奪われたサターン聖は最終的に骨だけの姿となり、不死身であったはずの体が朽ちていく壮絶な最期を迎えています。

五老星というワンピース世界の頂点に君臨していた存在でさえ、イム様の判断ひとつで消し去られるという事実は、多くの読者に衝撃を与えました。

後任にガーリング聖が就任した五老星の新体制

サターン聖の死亡により、五老星には欠員が生じました。

後任として就任したのが、ガーリング聖です。

ガーリング聖はシャンクスの父であり、神の騎士団の最高指揮官としても知られる人物です。

サターン聖が粛清される前から後釜として任命されていたことが作中で描写されており、イム様がサターン聖の処分をあらかじめ決めていたことがうかがえます。

新体制の五老星がどのような方針で動くのか、そしてガーリング聖の参入がシャンクスとの関係にどう影響するのかは、今後のエルバフ編以降の最大の注目点のひとつでしょう。

シャンクスの左腕とアビスのマークに関する考察

五芒星(アビス)の通過条件として「マーク」の存在が判明したことで、シャンクスの左腕にまつわる新たな解釈が浮上しています。

天竜人フィガーランド家の血筋とアビス通過資格の関係

エルバフ編でシャンクスが天竜人フィガーランド家の出身であることが確定しました。

父はガーリング聖、双子の兄はシャムロックという家族構成も明らかになっています。

フィガーランド家は神の騎士団と深いつながりを持つ名門であり、シャンクスが本来の人生を歩んでいれば、神の騎士団の一員になるべき存在でした。

ゴッドバレー事件を機にロジャー海賊団に拾われ海賊の道を歩みましたが、一度はマリージョアに戻っていることも描かれています。

天竜人の血筋を持ち、かつマリージョアに帰還した経験があるシャンクスの体に、アビスのマークが刻まれていた可能性は十分に考えられます。

左腕を失ったのはマークを消すためだったという説の根拠

アビスの通行手形であるマークが左腕に刻まれるという設定が判明したことで、ある大胆な仮説が浮上しました。

シャンクスがフーシャ村で近海の主にルフィを守って左腕を失ったのは、単に犠牲的行為だっただけではなく、天竜人の証であるマークを消し去る意図もあったのではないか、という説です。

ソマーズ聖の左腕の肘に刺青のような紋様が確認されていることが、この説の物理的な根拠となっています。

もともと天竜人や世界政府に対して好意的ではないシャンクスが、自身に刻まれた支配の証を意図的に消し去ろうとしたとすれば、あの有名なシーンにまったく新しい意味が加わることになります。

もちろんこれはあくまで考察の段階であり、今後の展開で真相が明かされることが待たれます。

五老星の魔法陣に関するよくある疑問

ここからは、五老星の魔法陣について読者の間で特に頻繁に挙がる疑問をまとめて解説します。

魔法陣は悪魔の実の能力なのかそれとも別の力なのか

最も多い疑問が「魔法陣は悪魔の実の能力なのか」という点です。

現時点での答えは、悪魔の実とは異なるイム様由来の力である可能性が高い、となります。

根拠は複数あります。

まず、五老星の変身時に悪魔の実の名称が表記されなかったこと。

次に、神の騎士団のメンバーも同様の魔法陣を使用できること。

そして、イム様との契約段階によってアビスの生成能力が付与されるという設定が判明したことです。

仮に悪魔の実の能力であれば、同じ能力を複数人が行使することは原則として不可能です。

複数の契約者が同様にアビスを生成できるという事実は、悪魔の実のルールとは異なる体系の力であることを強く示唆しています。

五老星以外に魔法陣を使えるキャラクターはいるのか

五老星以外でアビスを使用できることが確認されているのは、神の騎士団のメンバーです。

深海契約以上の段階でイム様と直接契約を結んだ者にアビスの生成能力が付与されるため、神の騎士団の全メンバーが使用可能とみられています。

一方、浅海契約にあたる神の従刃がアビスを通過できるかどうかは、まだ作中で明確にされていません。

通過するにはマークが必要であるため、マークを持つかどうかが判断基準になるでしょう。

なお、天竜人に付与される「証明チップ」がアビスの通行資格となっている場合、天竜人全体がアビスを利用できる可能性もゼロではありません。

ただし、この点についても確定的な情報はまだ描かれていない段階です。

ニキュニキュの実の瞬間移動との違いは何か

バーソロミュー・くまが持つニキュニキュの実も、対象を遠くへ飛ばす能力を持っています。

しかし、五芒星(アビス)とはいくつかの点で大きく異なります。

ニキュニキュの実は、能力者自身が到達した場所へ自分や他者を弾き飛ばす能力です。

他者を「呼び寄せる」ことはできず、あくまで一方向的な移動に限られます。

一方、アビスは離れた場所にいる人物を自分のもとへ「召喚」できるという双方向性を備えています。

起点となる人物がいれば、遠隔地から味方を呼び出せる点は、戦略的に極めて大きなアドバンテージです。

また、ニキュニキュの実は単独の能力者にしか使えませんが、アビスは契約を結んだ複数の人物が使用可能という点も根本的な違いと言えます。

比較項目 五芒星(アビス) ニキュニキュの実
使用者 契約者全員(複数人) くま一人のみ
移動方向 双方向(召喚も可能) 一方向(弾き飛ばすのみ)
他者の呼び寄せ 可能 不可
使用条件 マーク保有・契約が必要 能力者本人であること
痕跡 魔法陣が残存する 残らない

まとめ:五老星の魔法陣から読み解く召喚術と世界政府の深淵

  • 五老星の魔法陣は第1094話で初登場し、サターン聖のエッグヘッド降臨とともに描かれた
  • 魔法陣の正式名称は「五芒星(アビス)」で、深淵や底なし穴を意味する
  • 魔法陣には五芒星のデザインと「5」の数字が刻まれており、五老星との結びつきを象徴している
  • ワープの仕組みは、起点となる人物が目的地にいることで長距離の召喚が成立するものである
  • アビスの通過にはマークと呼ばれる紋様が必要で、マークのない者は同行者がいても通れない
  • 一度生成されたアビスは半永久的に残存し、14年前のものが現在も使用可能である
  • アビスの生成能力はイム様との深海契約以上で付与され、悪魔の実とは異なる体系の力である
  • 五老星の変身モデルは日本・中国の妖怪と西洋の怪物で構成され、悪魔の実の表記がない異例の扱いである
  • サターン聖はジョイボーイを逃がした責任を問われ、イム様の遠隔粛清により死亡した
  • シャンクスが左腕を失ったのはアビスのマークを消すためだったという説が、フィガーランド家の設定判明により現実味を帯びている
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