漫画『ONE PIECE』の物語が最終章へ突入し、世界政府の最高権力者である五老星の実態が次々と明らかになっています。
中でもマーカス・マーズ聖は、エッグヘッド編で鳥の妖怪「以津真天」への変身能力を披露し、読者に大きな衝撃を与えました。
環境武神という肩書の意味、不死身とも言える再生能力の秘密、他の五老星との強さの違いなど、気になるポイントは尽きません。
この記事では、マーズ聖に関する基本プロフィールから戦闘能力、作中での行動、ファンの間で交わされている考察、さらにはグッズ展開に至るまで、あらゆる情報を網羅的に整理しています。
エッグヘッド編を読み終えた方も、エルバフ編の最新展開を追いかけている方も、マーズ聖の全貌を把握するための情報がここに揃っています。
マーカス・マーズ聖とは?五老星の環境武神を紹介
マーカス・マーズ聖とは、『ONE PIECE』に登場する世界政府最高権力「五老星」の一人であり、「環境武神」の肩書を持つ天竜人です。
普段は聖地マリージョアのパンゲア城「権力の間」で、他の五老星と共に世界政府の施政方針を決定しています。
初登場は原作漫画の第25巻第233話で、当時は名前が明かされていませんでした。
正式な名前と肩書が判明したのは第107巻第1086話であり、長年にわたって謎に包まれていたキャラクターでもあります。
イムと呼ばれる世界政府の真の支配者に対して絶対的な忠誠を誓っており、イムへの謁見を許されている数少ない人物として描かれています。
基本プロフィールと外見の特徴
マーズ聖は五老星の中で最も背が高く、長い白髪と胸元まで伸びた口ひげ・顎ひげが特徴的な痩身の老人です。
紺色のスーツに黒いネクタイ、白いシャツという端正な装いをしており、五老星の中でもひときわ威厳のある風貌を持っています。
アニメでの声優は園部啓一氏が担当しており、同作品ではシルバーズ・レイリーの2代目声優も兼任していることで知られています。
名前の「マーズ」は太陽系第4惑星の火星(Mars)に由来しており、五老星全員が惑星名にちなんだ命名体系を持つという法則に沿ったものです。
また「マーカス」という名も、ローマ神話の軍神マルスから派生した名前であり、名と姓の両方が同じ神話的起源を共有しています。
外見のモデルとされる実在の人物
マーズ聖の容姿のモデルは、明治時代の政治家である板垣退助であると広く推測されています。
板垣退助は自由民権運動を主導し、日本初の政党「自由党」を創設した人物です。
長く垂れた口ひげや、中央で割れた顎ひげなど、外見上の類似点が多く指摘されています。
興味深いのは、板垣退助が国民の自由と権利の実現を目指した人物であるのに対し、マーズ聖はイムの下で民衆の自由を制限し、不都合な存在を排除する側に立っているという点です。
この対比は尾田栄一郎氏の意図的なキャラクターデザインではないかと、多くのファンの間で考察されています。
「環境武神」という肩書の意味と管轄範囲
五老星はそれぞれ異なる「武神」の肩書を持ち、世界政府の施政を分担管理しています。
マーズ聖が担う「環境武神」は、世界政府が実施する環境政策に関する事項を管轄しているとされています。
変身能力である「以津真天」が、疫病で亡くなった者の遺体が放置されている場所に現れ「いつまで放っておくのか」と警告する妖怪であることから、公衆衛生や環境整備と関連付ける考察が根強く存在します。
五老星の武神分担を一覧にすると、以下のようになります。
| メンバー名 | 武神の肩書 | 変身能力 |
|---|---|---|
| マーカス・マーズ聖 | 環境武神 | 以津真天 |
| トップマン・ウォーキュリー聖 | 法務武神 | 封豨 |
| イーザンバロン・V・ナス寿郎聖 | 財務武神 | 馬骨 |
| シェパード・十・ピーター聖 | 農務武神 | サンドワーム |
| フィガーランド・ガーリング聖 | 科学防衛武神 | 未判明 |
科学防衛武神はもともとサターン聖が務めていましたが、エッグヘッド編での失態によりイムに粛清され、ガーリング聖が後任として就任しました。
マーズ聖の能力を徹底解説|以津真天の変身と覇気
マーズ聖は、日本の妖怪「以津真天(いつまで)」に変身する能力を持ち、飛行能力と強力なエネルギービームを武器とする五老星随一の機動力型キャラクターです。
ここでは、戦闘能力の詳細を項目ごとに解説します。
悪魔の実?「以津真天」への変身能力の正体
マーズ聖が変身する「以津真天」は、動物系(ゾオン系)幻獣種の能力であると推定されています。
変身後の姿は巨大な怪鳥で、極彩色の翼、蛇のような青い尻尾、人間に似た顔と鋭い歯を持つ嘴が特徴です。
変身時には覚醒した動物系能力者に見られる羽衣のような黒い蒸気を纏っており、既に能力が「覚醒」状態にあることが示唆されています。
ただし、作中では「悪魔の実」であると明確に断定されておらず、「悪魔の実の能力者ではなく悪魔そのものではないか」という考察も根強く存在しています。
他の能力者と比較して異質な点が多いことが、こうした議論を生んでいる背景にあります。
元ネタの妖怪「以津真天」とは何か
以津真天は、江戸時代の絵師・鳥山石燕が『今昔百鬼拾遺』に描いた日本の妖怪です。
原典では、13世紀の南北朝時代に疫病で大量の死者が出た際、遺体が埋葬されずに放置されていた場所に夜ごと現れ、「いつまで、いつまで(放っておくのか)」と鳴く怪鳥として伝えられています。
蛇のような体に人面、鋭い爪を持つ姿が文献に記されており、マーズ聖の変身形態はこの伝承を忠実に再現しています。
「いつまで」という鳴き声は、そもそもこの妖怪の本来の名称ではなく、鳴き声がそのまま呼び名として定着したものです。
作品のテーマに照らし合わせると、「800年続く世界政府の支配はいつまで続くのか」という問いかけを暗示しているとの解釈が、ファンの間で広く支持されています。
飛行能力とエネルギービームの威力
鳥の姿をした以津真天への変身により、マーズ聖は五老星で唯一の本格的な飛行能力を獲得しています。
エッグヘッド編では、エッグヘッド島の上空を高速で飛行し、研究層(ラボフェーズ)のレーザーバリアを突破する場面が描かれました。
攻撃手段としては、口から強力なエネルギービームを発射する能力が確認されています。
このビームは研究所の一室を消し飛ばすほどの破壊力を持ち、巨人族の船に向けて放った際には船体が延焼しており、炎や熱を伴う攻撃であることが判明しました。
アニメ版では炎を纏った突撃でバリアを破壊する演出も追加されており、原作以上の迫力で描かれています。
覇王色・見聞色の覇気と使用場面
マーズ聖は覇王色の覇気と見聞色の覇気の両方を使いこなすことが確認されています。
覇王色の覇気については、パンクレコーズ内で複数の電伝虫を一斉に気絶させた場面が代表的です。
黒い稲妻を放ちながら電伝虫の機能を停止させていく描写は、覇王色の強さを端的に示しています。
エッグヘッド到着時には、他の五老星と共に巨大な黒い稲妻を伴う覇気が放出され、その場にいたジンベエが「何ちゅう覇気!!」と驚愕する場面もありました。
見聞色の覇気に関しては、パンクレコーズ内部に隠されていた電伝虫の「声」を察知して発見しており、探知能力においても非常に高い水準にあることがうかがえます。
不死身の秘密|イムとの「盟約」の仕組み
マーズ聖を含む五老星が事実上の不死身である理由は、イムとの間に結ばれた「盟約(Covenant)」にあります。
この盟約によって五老星は即座に傷を回復する再生能力を得ており、ラボフェーズのレーザーバリア突破時の負傷も、ルフィ・サンジ・フランキー・ボニーの連携攻撃も、一切のダメージを残しませんでした。
不老についても同様で、42年前の回想シーンにおけるマーズ聖の姿は現在とまったく同一です。
盟約には3つの段階が存在することがエルバフ編で明らかになっています。
最下位が「浅き盟約」、次が「深き盟約」、最上位が「深淵の盟約」です。
深き盟約と深淵の盟約はイムが選んだ13名のみに与えられるとされています。
重要なのは、サターン聖がイムによって粛清・死亡したことです。
この事実は、不死性がイムに依存しており、イムの意思によって取り消し可能であることを意味しています。
したがって「イムを倒すか盟約の仕組みを破壊しない限り五老星は倒せない」という考察が、現在の主流となっています。
マーズ聖の性格と行動原理|他の五老星との違い
マーズ聖は五老星の中でも独特の立ち位置にあるキャラクターです。
冷徹でありながら合理的、しかし時に破壊的な行動に出るという二面性が、多くの読者の関心を集めています。
「虫」と呼びつつ有能な者は評価する合理性
五老星は一般的に人間を「虫」と見下す天竜人としての価値観を共有しています。
マーズ聖も例外ではなく、人間を虫に例える発言が確認されています。
しかし、サターン聖のような苛烈さとは異なり、有能な人材に対しては正当な評価を下す姿勢が一貫して描かれています。
代表的な場面が、エッグヘッド編でのロブ・ルッチとのやり取りです。
ルッチから研究所内部の詳細な状況報告を受けた際、マーズ聖はルッチの仕事ぶりを「見事」と称賛しました。
さらに、緊急時であるにもかかわらず、ルッチが重傷の相棒カクの救出を懇願した際にも一旦は耳を貸しています。
「無理」と一蹴するのではなく「難しい」と応答したことも、天竜人としては極めて異例の対応として注目されています。
目的達成のためなら手段を選ばない一面
合理的に見えるマーズ聖ですが、目的達成を最優先するあまり、周囲への被害を度外視する傾向が繰り返し描かれています。
ベガパンクの世界放送を阻止しようとした際、マーズ聖はまず研究所全体の破壊を試みました。
この提案はヨークによって「パンクレコーズが巻き込まれる」と制止されています。
続いてマーズ聖は融合炉(パワープラント)の破壊を提案しましたが、今度はウォーキュリー聖から「マザーフレイムが二度と作れなくなる」と反対されました。
こうした行動パターンから、ファンの間では「理性的な外見に反して実は脳筋」「効率主義が極端すぎる」と評されることが少なくありません。
良く言えば効率を最重視する現実主義者、悪く言えば短絡的な破壊衝動の持ち主という、評価の分かれるキャラクターです。
なぜいつも立っている?SBSで明かされた理由
権力の間での会議シーンにおいて、マーズ聖はなぜか毎回立ったままの姿勢で描かれてきました。
他の五老星が椅子に座る中、一人だけ立っている理由は読者の間で長年の謎でした。
この疑問に対し、原作第109巻のSBS(作者への質問コーナー)で尾田栄一郎氏が回答しています。
その内容は「宿題を忘れて先生に立たされているようなもの」という趣旨であり、何らかの不手際によって椅子に座る権利を剥奪されたことが示唆されました。
劇中の言動を振り返ると、目的達成だけを重視して余事への配慮を欠く場面が多いため、過去に何かしらの失態があったと推測するのが自然です。
ただし、エッグヘッド編の終盤でマリージョアに強制送還された際には、サターン聖が不在になった椅子に平然と座っている姿が描かれ、読者を驚かせました。
エッグヘッド編でのマーズ聖の活躍と戦闘
エッグヘッド編は、マーズ聖が初めて本格的に戦闘に参加した重要なエピソードです。
世界放送の阻止という任務を軸に、マーズ聖の能力と性格の両面が鮮明に描かれました。
五老星降臨|エッグヘッドへの召喚と変身
ベガパンクの死がトリガーとなって開始された世界放送を阻止するため、マリージョアにいたマーズ聖ら4人の五老星はサターン聖の魔法陣を通じてエッグヘッドに召喚されました。
降臨時、五老星5人は一斉に変身した姿でルフィの前に立ちはだかっています。
この場面は原作第1110話で描かれ、五老星全員の変身形態が初めて明らかになった歴史的なエピソードとなりました。
マーズ聖の以津真天としての姿は、極彩色の翼と蛇のような体を持つ巨大な怪鳥であり、読者に強烈なインパクトを与えています。
変身形態のデザインは「鳳凰のように美しい」「五老星の中で最もスタイリッシュ」と、多くのファンから高い評価を受けています。
放送阻止の任務|パンクレコーズでの攻防
降臨後、マーズ聖は飛行能力を活かしてラボフェーズへ単独で侵入し、ベガパンクの放送用電伝虫を探索する任務を担当しました。
フロンティアドームのレーザーバリアを再生能力で突破し、ルッチから情報を得てヨークの元へ到達しています。
その後パンクレコーズ内部に侵入し、見聞色の覇気で電伝虫の「声」を探知しますが、発見したのはダミーの電伝虫でした。
ベガパンクのセキュリティが五老星の想像を遥かに超えていたことを悟ったマーズ聖は、前述の通り研究所ごとの破壊や融合炉の破壊を提案しますが、いずれも却下されています。
最終的にはパンクレコーズ内の電伝虫を覇王色の覇気で片端から停止させていくという力業に出ました。
放送用の電伝虫が鉄巨人(エメト)に守られていることが判明した後は、他の五老星と合流して鉄巨人に対処し、ウォーキュリー聖が鉄巨人を倒すことで放送を停止させることに成功しています。
ルフィとの戦闘と吹き飛ばされた結末
放送阻止後、マーズ聖は飛行能力を活かして逃走する巨兵海賊団の船を追跡し、エネルギービームで攻撃を加えました。
しかし、ギア5のルフィとボニーが同時にニカの姿で現れたことで状況は一変します。
マーズ聖が放った2発目のエネルギービームはルフィに防がれ、逆にルフィに翼をつかまれて風船のように膨らんだルフィの体内に押し込まれました。
その状態でサンジ、フランキー、ボニーが同時に攻撃を加え、ルフィ自身の力も合わさった連携技によって、マーズ聖は遥か彼方まで吹き飛ばされています。
しかし、盟約による不死性のおかげでダメージは一切残らず、先にマリージョアに帰還して平然と椅子に座っていたことが確認されています。
エルバフ編以降の最新動向と未解明の謎
エッグヘッド編が完結した後、物語はエルバフ編へと移行し、マーズ聖を含む五老星の過去がさらに深く掘り下げられています。
42年前の回想と外見が変わらない謎
2025年8月に掲載された原作第1157話では、42年前の回想シーンにマーズ聖が登場しました。
この場面で他の五老星が遠目のシルエットでしか描かれていない中、マーズ聖だけが現在とまったく同じ姿で描かれたことが大きな注目を集めています。
これにより、少なくとも42年前の時点でマーズ聖は既に不老の状態にあったことが確定しました。
一方で、当時の五老星メンバーの中にはシルエットの形状が現在のメンバーと異なる人物が含まれている可能性が指摘されています。
つまり、マーズ聖と少なくとも200年前から生きていたサターン聖以外には、前任者(=現在とは異なるメンバー)が存在していた可能性があるということです。
五老星は固定メンバーではなく代替わりする組織であるという仮説を裏付ける描写として、多くの考察が生まれています。
ロックス殺害命令とゴッドバレー事件への関与
同じく第1157話で、マーズ聖がエルバフの王ハラルドに対し「ロックス・D・ジーベックを殺せばエルバフの世界政府加盟を認める」という条件を提示していたことが明らかになりました。
この場面はゴッドバレー事件の前段階にあたり、マーズ聖が事件に間接的に関与していた可能性を示唆しています。
また、第1158話ではフィガーランド・ガーリングが五老星と面会し、ゴッドバレーを「原住民狩り競技」の次の開催地として提案する場面が描かれました。
これらの過去編が今後どのように展開していくかは、エルバフ編における最大の注目点の一つです。
2026年4月からのアニメ・エルバフ編に期待
TVアニメ『ONE PIECE』のエッグヘッド編は2025年12月28日の放送をもって完結しました。
マーズ聖の変身シーンや五老星降臨のエピソードは2025年9月から12月にかけて放送され、原作以上の迫力ある演出が多くの視聴者から好評を博しています。
2026年1月から3月はアニメ制作の充電期間に入っており、2026年4月5日からエルバフ編の放送が開始される予定です。
原作では「1話分をアニメ1話分」の方針で制作されることが発表されており、これまでの引き延ばしが解消されるとの期待が高まっています。
エルバフ編ではマーズ聖の過去がさらに掘り下げられることが予想されるため、アニメでの描写にも注目が集まります。
五老星の中でマーズ聖はどれくらい強い?比較考察
五老星の強さについてはファンの間で活発な議論が行われています。
ここでは、作中の描写に基づいてマーズ聖の位置づけを他のメンバーと比較しながら考察します。
五老星の強さランキングにおけるマーズ聖の位置
五老星の強さに関するファンコミュニティの議論を総合すると、おおむね以下のような傾向が見られます。
最強候補として名前が挙がるのはナス寿郎聖で、ラボフェーズを刀で両断する斬撃、氷結能力、豊富な白兵戦描写が根拠となっています。
次いでウォーキュリー聖が圧倒的な巨体と防御力で高く評価されています。
マーズ聖は飛行能力とエネルギービームによる中〜長距離攻撃が強みですが、近接戦闘の描写がほとんどないため、近接特化型のナス寿郎聖やウォーキュリー聖と比較すると評価が分かれやすい傾向にあります。
もっとも、全員が盟約による不死性を共有しているため、純粋な強さの優劣をつけることは難しく、得意とする戦闘スタイルの違いに過ぎないとも言えます。
マーズ聖の強みと弱みを整理
マーズ聖の最大の強みは、五老星で唯一の本格的な飛行能力です。
以津真天の鳥としての姿を活かした機動力は他の五老星にはない独自の武器であり、エッグヘッドでは空からの偵察・追跡・奇襲に大きな役割を果たしました。
口から放つエネルギービームの破壊力も凄まじく、研究所の一区画を消し飛ばし、巨人族の船を延焼させるほどの威力を誇ります。
一方で、弱みとして指摘されるのは近接戦闘の描写が皆無に近い点です。
ナス寿郎聖は刀剣を使った白兵戦、ウォーキュリー聖は突進による物理破壊と、それぞれ近距離での戦闘力が明確に描かれています。
マーズ聖が近距離戦でどの程度の力を発揮できるかは、現時点では未知数のままです。
また、エッグヘッド編では合理性を欠く判断で他の五老星やヨークから制止される場面が複数あり、戦略的な判断力にはやや疑問符がつきます。
マーズ聖の人気とファン評価|グッズ展開も紹介
五老星というキャラクター群がこれほど注目を集めるのは『ONE PIECE』の歴史においても異例のことです。
マーズ聖はその中でも独自の人気を持つキャラクターとなっています。
キャラクター人気投票での順位と評価の傾向
ONE PIECEの公式世界人気投票において、マーズ聖は第539位にランクインしました。
五老星の中ではナス寿郎聖(360位)に次ぐ2番目の順位であり、ウォーキュリー聖(658位)やサターン聖(792位)を上回っています。
ただし、この投票は第1110話で能力が判明する以前に実施されたものです。
エッグヘッド編での活躍や以津真天のデザインが明らかになった後では、評価が大きく変動している可能性があります。
2025年9月に公開されたマーズ聖の新規公式アートワークは海外コミュニティでも大きな反響を呼び、「五老星で最もクールなデザイン」との声が多数寄せられました。
変身形態の極彩色の翼や蛇のような尻尾は「鳳凰のようで美しい」と評されることが多く、デザイン面での人気は五老星の中でもトップクラスです。
アニメでの変身シーンについては、一般的に「漫画以上に迫力がある」「配色が鮮やかで映像映えする」と好意的に受け止められています。
フィギュア・ゲームなどのグッズ展開
マーズ聖を含む五老星のグッズ展開は2025年に大きく加速しました。
2025年6月13日に発売された「一番くじ ONE PIECE The Throne of Power」では、D賞としてマーズ聖の人型フィギュアがラインナップに含まれています。
A賞からE賞まで五老星全員のフィギュアが揃うという構成は「上位賞が全て老人キャラクター」という前例のない商品設計として大きな話題になりました。
ラストワン賞には「虚の玉座」のフィギュアが用意され、五老星の世界観を立体で再現するシリーズとなっています。
2025年9月には「ワールドコレクタブルフィギュアPREMIUM」から変身形態の五老星が発表され、ギア5ルフィとの対峙シーンを再現できるジオラマ台座付きのセットとして展開されています。
スマホゲーム「ONE PIECE トレジャークルーズ」では、2025年10月に「エッグヘッド最終局面!!超スゴフェス!!五老星集結編」でマーズ聖がプレイアブルキャラクターとして実装されました。
力属性・野心/射撃タイプとしての性能は、ゲーム攻略コミュニティで概ね高い評価を受けています。
今後の展開予想|マーズ聖と物語の行方
マーズ聖を取り巻く未解明の謎は、今後の『ONE PIECE』の核心部分と深く結びついています。
「以津真天」の名前に隠されたテーマ的意味
マーズ聖の能力名「以津真天」に含まれる「いつまで」という言葉は、単なるキャラクター設定を超えた物語的な意味を持つと多くの読者に考察されています。
800年にわたって世界を支配し続ける世界政府に対して「いつまで続くのか」という問いかけを、最高権力者自身の能力名に重ねるという構図は、尾田栄一郎氏特有の緻密な伏線と見なされています。
最終章において五老星と世界政府がどのような結末を迎えるのかを象徴するキーワードとして、「いつまで」という言葉は今後も注目され続けるでしょう。
悪魔の実か悪魔そのものか|正体をめぐる議論
五老星の変身能力が悪魔の実によるものなのか、それとも盟約に由来する別種の力なのかは、現時点で最も議論が活発なテーマの一つです。
悪魔の実説を支持する根拠は、覚醒した動物系能力者に見られる蒸気が変身時に確認されていることです。
一方で、通常の悪魔の実の能力者とは明らかに異なる不死性や、イムとの盟約によって力が付与されている仕組みを考慮すると、単純に悪魔の実を食べたとは言い切れない側面もあります。
エルバフ編でイムの正体や盟約の全容がさらに明かされることで、この議論に決着がつく可能性があります。
エルバフ編でさらに掘り下げられる五老星の過去
エルバフ編では既に42年前の五老星の姿やロックス殺害命令の場面が描かれており、五老星の過去は物語の中心テーマの一つになっています。
第1167話から1168話にかけては、ハラルドと五老星の盟約に関する詳細が描かれ、浅き盟約、深き盟約、深淵の盟約という3段階の仕組みが明らかになりました。
マーズ聖がどの段階の盟約を結んでいるのか、五老星の代替わりはどのような仕組みで行われるのか、そしてゴッドバレー事件の真相にマーズ聖がどこまで関わっていたのか。
これらの謎はエルバフ編の進行とともに順次解明されていくと予想されます。
2026年4月からはアニメでもエルバフ編が始まるため、漫画とアニメの両方で五老星の過去が描かれる一年になることは間違いありません。
まとめ:五老星マーズ聖の能力と正体の全貌
- マーカス・マーズ聖は五老星の一人であり「環境武神」の肩書を持つ世界政府の最高権力者である
- 変身能力は日本の妖怪「以津真天」に基づいた鳥の姿で、飛行能力と口からのエネルギービームが主な武器である
- 覇王色の覇気と見聞色の覇気の両方を使いこなし、電伝虫の探知や一斉気絶が可能である
- 不死身の再生能力はイムとの「盟約」に由来し、イムの意思で取り消される可能性がある
- 盟約には浅き・深き・深淵の3段階が存在し、五老星がどの段階にあるかは未確定である
- 有能な人間を正当に評価する合理性を持つ一方、目的のために被害を度外視する短絡的な一面もある
- 権力の間で常に立っている理由は、SBSにて不手際による「立たされ」であると示唆された
- 42年前から外見が変わっておらず、五老星の代替わりの仕組みや前任者の存在が考察されている
- エルバフ編ではロックス殺害命令やゴッドバレー事件との関与が描かれ、過去がさらに深掘りされている
- フィギュアやゲームでの商品展開が加速しており、変身デザインの人気は五老星の中でもトップクラスである
