ヒロアカの轟とデクは仲良し？二人の関係性の変化を徹底解説

『僕のヒーローアカデミア』において、緑谷出久（デク）と轟焦凍の関係性は、物語の重要な軸の一つです。

当初は一方的にライバル視していた轟が、デクとの関わりを経て心を開き、唯一無二の親友となっていく姿に心を動かされた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな轟とデクの関係性がどのように変化していったのか、作中の重要なエピソードを時系列で振り返りながら、二人が「仲良し」と言われる理由を徹底的に解説します。

【結論】轟とデクは仲良し？複雑な関係から最高の親友へ

最初は一方的なライバル視？出会った頃の関係性

結論から言うと、現在の轟とデクは非常に仲の良い親友です。

しかし、二人の出会いは穏やかなものではありませんでした。

雄英高校に入学当初、No.2ヒーロー・エンデヴァーの息子である轟は、オールマイトの後継者と目されるデクに対して強い対抗心を抱き、一方的に宣戦布告します。

この時点では、友情とは程遠い、緊張感のあるライバル関係でした。

現在の関係は「親友」であり高め合う「ライバル」

物語が進むにつれて、二人の関係は大きく変化します。

特に雄英体育祭での直接対決をきっかけに、轟は自身の過去と向き合う勇気を得て、デクに心を開いていきました。

現在では、お互いのことを深く理解し、支え合う最高の親友であると同時に、ヒーローとして共に成長していく良きライバルという、理想的な関係を築いています。

ファンの間での呼び名は？二人のコンビ名を紹介

作中で公式にコンビ名が付けられているわけではありませんが、ファンの間では二人の関係性を表す様々な呼び名で親しまれています。

特に、二人の名前を組み合わせた「轟出（とどいで）」という呼称は広く知られています。

これは、二人が作中で見せる深い絆や信頼関係が、多くのファンに支持されている証と言えるでしょう。

轟とデクが仲良しになるまでのターニングポイントを時系列で解説

きっかけは雄英体育祭！緑谷の言葉が轟を変えた名シーンは何話？

二人の関係が劇的に変わる最初のきっかけは、雄英体育祭での直接対決です。

このエピソードは、コミックス5巻の第37話から第40話、アニメでは第2期の第10話（通算23話）から第11話（通算24話）で描かれました。

父親への憎しみから左半身の炎の“個性”を封印していた轟に対し、デクはボロボロになりながらも「君の！力じゃないか！！」と叫びます。

この言葉が轟の心を動かし、彼は初めて自身の力と向き合う決意を固めました。

この戦いは、単なる勝敗を超えて、二人の間に確かな絆が生まれた瞬間でした。

ヒーロー殺しステインとの共闘で芽生えた信頼

体育祭後、二人の関係をさらに深めたのがヒーロー殺し「ステイン」との戦いです。

兄の仇を討とうとする飯田天哉を助けるため、デクが送った位置情報だけのメッセージを見て、唯一駆けつけたのが轟でした。

言葉を交わさずともデクの意図を正確に汲み取り、命がけで共闘したこの出来事を通じて、二人の間にはヒーローとしての、そして友人としての強い信頼関係が築かれました。

インターンで轟家に！プライベートな一面を共有する仲に

エンデヴァー事務所でのインターンシップでは、デク、爆豪と共に轟家を訪れることになります。

ヒーローとしての活動だけでなく、複雑な家庭環境という轟のプライベートな部分に触れたことで、デクは轟への理解をさらに深めました。

この経験は、二人が単なるクラスメイトから、互いの背景を理解し合う親友へと変わる上で重要なステップとなりました。

緑谷の暴走を止めたA組と轟の説得

全面戦争後、たった一人で戦おうとするデクを雄英高校に連れ戻すため、クラスメイトたちが説得を試みるシーンも印象的です。

その中でも轟は、「その責任、俺たちにも分けてくれよ」「離れず側にいるっていう選択肢もある」と、デクの背負う重荷を共に担おうとする力強い言葉を投げかけます。

これは、轟がデクをどれほど大切な友人として想っているかを示す、感動的な場面でした。

轟はデクが好きすぎ？公式の仲良しエピソードまとめ

緑谷の異変にいち早く気づく轟の観察眼

轟は、しばしばデクの些細な変化や内心の悩みに誰よりも早く気づきます。

林間合宿で洸汰との関係に悩むデクに声をかけたり、インターン中に浮かない顔をしていることに気づいたりと、常にデクのことを見守っている様子が描かれています。

これは、轟がデクを非常に注意深く見ており、深く気にかけていることの表れです。

緑谷を心配し好物の蕎麦を分け与える優しさ

デクがOFAの秘密について悩み、涙を流している場面では、轟は黙って自分の好物である蕎麦を分け与えるという優しさを見せます。

多くを語らずとも、行動で友人を気遣う轟らしいこのシーンは、二人の温かい関係性を象徴しています。

言葉にしなくても、デクの苦しみを理解し、少しでも力になろうとする轟の気持ちが伝わってきます。

アニメオリジナル回でも描かれる二人の友情

アニメのオリジナルエピソードでも、二人の仲の良さは描かれています。

アニメ3期第1話（通算39話）のプール回では、緑谷を見つけた轟が自然に声をかけるシーンがあり、二人の距離の近さがうかがえます。

また、アニメ5期1クール目のオープニングでは、轟とデクが二人で楽しげに話しているカットが挿入されており、制作陣からも二人の関係が特別視されていることがわかります。

「大事な友だち」発言に見る揺ぎない絆

荼毘との戦いの最中、緑谷は「轟くんは大事な友だちだ」と断言します。

家族の問題という非常にデリケートな状況に踏み込む理由として、ただ「友だちだから」と言い切るデクの姿は、二人の絆の深さを物語っています。

この言葉は、轟にとっても、そして読者にとっても、二人の関係が揺るぎないものであることを再確認させる名シーンとなりました。

爆豪を含めた3人の関係性は？デクと轟は仲良しだけど…

【爆豪→轟・デク】一方的にライバル視する複雑な心境

爆豪勝己にとって、緑谷出久と轟焦凍は、超えるべき最大のライバルです。

幼馴染であるデクに対しては、かつて見下していた相手が力をつけたことへの苛立ちと焦りがあり、轟に対しては、恵まれた環境と才能への対抗意識があります。

二人を嫌っているような素振りを見せつつも、その実力は認めており、常に強く意識している複雑な関係です。

【轟→爆豪】天然？一方的に「仲が良い」と勘違い

一方、轟は爆豪のことを「仲が良い」と勘違いしている節があります。

これは、轟が特殊な環境で育ったために、人との距離感の測り方が少し独特であるためです。

補講を一緒に受けたことなどをきっかけに、轟は一方的に爆豪を友人だと思っているようですが、爆豪本人はそれに苛立ちを感じています。

二人のこのすれ違いは、シリアスな展開の中での一種のコメディリリーフにもなっています。

緑谷・爆豪・轟の3人に公式のトリオ名は存在する？

作中において、この3人に公式なトリオ名はありません。

しかし、ファンや読者の間では、雄英高校1-A組のトップクラスの実力を持つ3人として「雄英ビッグ3」に倣って「1-Aビッグ3」や、それぞれの名前から文字を取った愛称で呼ばれることがあります。

彼ら3人の関係性は、それぞれがライバルとして切磋琢磨し、時には共闘することで、物語に深みと面白さを与える重要な要素となっています。

まとめ：轟とデクが仲良しな理由と関係性の変化