『呪術廻戦』の物語において、長きにわたりファンの間で議論され続けた「内通者問題」。
なかでも狗巻棘が内通者ではないかという説は、多くの考察記事や動画で取り上げられ、連載中もっとも注目を集めたテーマの一つでした。
渋谷事変以降の不可解な長期不在、心理描写の少なさ、そして名前に隠された意味深な漢字。
これらの状況証拠が積み重なり、狗巻棘の裏切りを確信するファンも少なくありませんでした。
一方で、内通者説は確定したのか、それともデマなのかという点については、情報が錯綜しており正確な理解に至っていない方も多いのが現状です。
この記事では、内通者問題の全体像を整理しながら、狗巻棘が疑われた根拠と真相、そして2人目の内通者の正体まで、原作の描写に基づいて徹底的に解説していきます。
そもそも呪術廻戦における内通者とは何か
内通者の存在が示唆された経緯と五条悟の疑念
呪術廻戦における「内通者」とは、呪術師サイドに所属しながら、呪霊や呪詛師に対して内部情報を漏洩している人物のことを指します。
物語の序盤から、五条悟は自分たちの行動が敵に筒抜けになっているのではないかと疑念を抱いていました。
具体的には、移動中に未登録の特級呪霊・漏瑚から奇襲を受けたこと、そして宿儺の器である虎杖悠仁が派遣された少年院の任務に特級呪霊が出現したことが大きなきっかけです。
これらの事態は偶然では片付けられず、呪術師側の任務スケジュールや人員配置が外部に漏れている可能性を強く示唆するものでした。
原作34話の姉妹校交流会で、五条は京都校の庵歌姫に「高専に呪詛師、或いは呪霊と通じている奴がいる」と告げ、京都校側の調査を依頼しています。
この場面が、物語における内通者問題の出発点となりました。
庵歌姫が突き止めた「2人以上・学長以上の上層部」という条件
五条から調査を託された庵歌姫は、独自の捜査の結果、重要な情報を突き止めました。
原作79話で歌姫は虎杖たちに対し、「呪詛師と通じているのは2人以上」「1人は学長以上の上層部」「もう1人はその上層部に情報を流している人間」であると報告しています。
つまり内通者は単独犯ではなく、情報を収集する末端と、それを受け取る上層部の人間という二層構造になっていたわけです。
この報告により、学生や教員を含む高専関係者の全員が調査対象となり、ファンの間でも犯人探しの考察が活発に展開されることになりました。
特に「学長以上の上層部」という条件が絞り込みのカギとなり、この条件に該当する人物と該当しない人物を軸に議論が深まっていったのです。
1人目の内通者メカ丸(与幸吉)が確定した理由
消去法で浮上したメカ丸と傀儡操術による情報漏洩の手口
1人目の内通者は、呪術高専京都校の2年生・究極メカ丸こと与幸吉であることが原作79話で確定しました。
歌姫は虎杖たちに「あの子が怪しいんじゃなくて、誰も怪しくないから消去法でメカ丸なの」と説明しています。
メカ丸の術式である傀儡操術は、蠅や蚊のような極小サイズの傀儡を操作することも可能です。
登録されていない超小型傀儡を使えば、誰にも気付かれることなく高専内のあらゆる情報を収集し、外部に伝達できてしまいます。
虎杖たちが地下に向かった際、メカ丸の本体はすでに姿を消しており、内通者であったことが事実として確定しました。
天与呪縛に苦しんだメカ丸が裏切りに至った切実な動機
メカ丸が内通者となった背景には、天与呪縛という過酷な運命がありました。
天与呪縛とは、何かを得る代わりに何かを失うという生まれながらの縛りです。
メカ丸の場合、膨大な呪力と広大な術式範囲を持つ代わりに、下半身の感覚がなく、全身に針を刺されるような痛みが常に続き、肌は月明かりにすら焼かれるほど脆い状態でした。
この肉体的苦痛から解放されるため、メカ丸は真人の術式「無為転変」で体を治してもらうことを条件に、呪霊側に呪術師の情報を流していたのです。
呪術高専を裏切ろうという悪意があったわけではなく、自分の体を治して仲間たちと直接会いたいという切実な願いが動機でした。
京都校の仲間を守る縛りと真人との最期の戦い
メカ丸は情報提供の条件として、京都校の生徒には絶対に手を出さないという縛りを呪霊側と結んでいました。
つまり仲間を守りながら、自身の願いを叶えるという綱渡りの選択をしていたことになります。
しかし渋谷事変に向けた動きのなかで呪霊側がこの約束を破ったため、メカ丸は内通者を辞退。
契約に基づき真人に体を治してもらったものの、直後に真人との戦闘が勃発し、メカ丸は敗北して命を落としました。
パンダとの交流で語った「いつか、皆と一緒に」という言葉は叶うことなく、ファンの間でもっとも切ないエピソードの一つとして語り継がれています。
狗巻棘の内通者説が浮上した背景と根拠
渋谷事変での左腕切断後に姿を消した不自然な長期不在
狗巻棘が内通者として疑われるようになった最大の理由は、渋谷事変以降の長期にわたる不在です。
渋谷事変において狗巻は、両面宿儺が発動した広範囲攻撃「伏魔御厨子」に巻き込まれ、左腕を切断するという重傷を負いました。
生存自体は確認されていたものの、それ以降の物語で狗巻は一切姿を見せなくなります。
同じく渋谷事変で大怪我を負った真希やパンダが物語に復帰して活躍するなか、2年生のなかで狗巻だけが消息不明のまま放置されていた状況は、多くの読者にとって極めて不自然に映りました。
出番がないだけなのか、それとも何か隠された理由があるのか。
この疑問が狗巻内通者説の根幹を成しています。
心理描写がほとんど描かれない謎めいたキャラクター性
狗巻棘は呪言師として、普段の会話をすべて「おにぎりの具」で行うという特殊なコミュニケーション方法を持っています。
「しゃけ」「おかか」「ツナマヨ」といった言葉で意思疎通を図るため、他のキャラクターと比べて内面が圧倒的に見えにくいのが特徴です。
作中では狗巻の心の声やモノローグがほとんど描かれず、何を考えているのか読者には推測するしかない場面が大半を占めます。
この心理描写の少なさが「実は裏で何かを企んでいるのではないか」という疑念を生む土壌となり、内通者説を補強する材料として多くの考察で引用されてきました。
仲間思いの優しい先輩という表の顔の裏に、別の顔が隠されているのではないかという推理は、物語的にも十分成立しうるものだったのです。
「狗」の字に含まれるスパイ・回し者の意味との符合
狗巻棘の「狗」という漢字は、一般的に犬を意味する言葉ですが、日本語や中国語においては「スパイ」「回し者」「手先」といった否定的な意味合いでも使われます。
「走狗」という熟語が「権力者の手先」を意味するように、この漢字には裏切りや密告者を連想させるニュアンスが含まれているのです。
呪術廻戦の作者・芥見下々はキャラクター名に意味深な漢字を使うことで知られており、この命名にも何らかの伏線が込められているのではないかと多くのファンが推察しました。
もちろんこれだけで内通者だと断定できるものではありませんが、他の状況証拠と組み合わさることで、説の説得力を高める要素として広く認知されていきました。
呪言から解放されたいという動機が成立する可能性
メカ丸が「普通の体を手に入れて仲間と一緒にいたい」という願いから内通者になったように、狗巻にも同様の動機が成立しうると指摘されていました。
狗巻は呪言師であるがゆえに、普通の言葉で会話することができません。
日常的におにぎりの具でしか意思疎通ができないという制約は、10代の学生にとって大きなストレスであるはずです。
もし呪言の術式を消滅させる方法があるなら、そしてそれを敵側が提示できるなら、狗巻が裏切りに加担する動機として十分に成り立つのではないか。
この仮説はメカ丸の前例があるだけに否定しきれず、読者の間で根強く支持される考察の一つとなっていました。
狗巻棘の内通者説は確定したのか?結論と公式の描写
原作220話での再登場と乙骨・パンダとの自然な交流
狗巻棘の内通者説が事実上否定される大きな転機となったのは、原作220話での再登場です。
渋谷事変以降、長期間にわたって姿を消していた狗巻が、死滅回游編の終盤でようやく物語に復帰しました。
再登場の場面では、同級生の乙骨憂太やパンダと自然に会話する姿が描かれており、敵と通じているような不穏な雰囲気は一切感じられません。
長い不在の間に闇落ちしていた、あるいは敵側に寝返っていたという展開にはならず、以前と変わらない仲間としての姿がそこにはありました。
多くの読者がこの再登場をもって、狗巻棘の内通者説はほぼ否定されたと受け止めています。
最終決戦への参戦で示された味方側としての立場
原作220話での復帰に続き、物語の終盤である262話付近では、狗巻が最終決戦に参加する姿が描かれました。
五条悟と宿儺の戦いを経て混迷を深める呪術界のなかで、狗巻は味方として戦場に立ち、乙骨らと協力して戦う姿勢を見せています。
もし狗巻が内通者であれば、最終局面で敵側に合流するか、少なくとも裏切りの描写が入るはずです。
しかしそのような展開は一切なく、狗巻は最後まで呪術師サイドの一員として物語を終えました。
原作全271話を通じて、狗巻棘が内通者であることを示す公式な描写は存在しないという点は明確にしておく必要があります。
「作者が認めた」という情報はデマだと断言できる理由
ネット上では「芥見下々が狗巻棘を内通者だと認めた」「作者が公式に発言した」という情報が一時期出回りました。
しかし結論から言えば、これは完全なデマです。
Yahoo!知恵袋でも「もう1人の内通者は狗巻棘だと作者が言っていたということを聞いたのですが、嘘ですよね?」という質問が投稿されており、回答者からソースが存在しない旨が指摘されています。
芥見下々がインタビューやSNS、巻末コメントなどで狗巻を内通者だと示唆・確定した記録は確認されていません。
このデマがSNSを通じて拡散されたことで、多くのファンが誤った情報に振り回される結果となりました。
考察を楽しむうえでは、公式ソースの有無を必ず確認する姿勢が欠かせません。
2人目の内通者の正体は加茂家だった?真相を解説
原作191話で判明した羂索による加茂家の乗っ取り
2人目の内通者の正体については長らく謎に包まれていましたが、原作191話前後でその実態が明らかになりました。
京都校3年の加茂憲紀が加茂宗家に戻ったところ、そこには既に羂索の姿がありました。
加茂家に仕える四乃という老人は自我を失っており、家の人間が羂索に傀儡化されていたことが判明します。
羂索は加茂家当主の座を奪い取り、「総監部は既に手中に収めた」と宣言しています。
つまり2人目の内通者とは、特定の個人というよりも、羂索に乗っ取られた加茂家の組織そのものだったのです。
歌姫が指摘した「学長以上の上層部」という条件は、御三家の一つである加茂家を通じた上層部の掌握という形で回収されたことになります。
保守派筆頭の加茂家を通じた総監部の掌握という構図
加茂家は五条家・禪院家と並ぶ呪術界の御三家の一つであり、保守派の筆頭として呪術界の意思決定に大きな影響力を持っていました。
羂索がこの加茂家を乗っ取ったことは、単に一族を傀儡にしたという以上の意味を持ちます。
保守派と密接につながる上層部、すなわち総監部の判断そのものが羂索の意のままになったということです。
渋谷事変後に出された「五条悟の永久追放」や「夜蛾正道の死罪認定」といった不可解な通達も、すべて羂索が裏で糸を引いていた結果だったと考えられます。
内通者問題の本質は、個人の裏切りではなく、呪術界の権力構造そのものが敵に掌握されていたという壮大な陰謀だったのです。
五条悟が上層部を粛清した経緯と楽巌寺への託し
原作223話では、総監部の人間が皆殺しにされている衝撃的な場面が描かれました。
辺り一面に血が飛び散る惨状でしたが、説明はあっさりと流されています。
のちに原作261話で、この惨殺を実行したのが五条悟であることが示されました。
五条は宿儺との戦いに向かう前に、自分が敗北した場合の保険として、羂索に汚染された上層部を排除する判断を下していたのです。
「楽巌寺のお爺ちゃんが実質総監部のトップに立てば、渋谷後みたいなゴタゴタはもうない」と語る五条の言葉からは、信頼できる楽巌寺学長に呪術界の舵取りを委ねる意図が読み取れます。
かつて五条は「上の連中を皆殺しにするのは簡単だ。
でもそれじゃ首がすげ替わるだけで変革は起きない」と語っていました。
最終的にその言葉とは異なる選択をせざるを得なかった背景には、羂索による上層部の完全掌握という異常事態があったのです。
狗巻棘以外に裏切りを疑われた内通者候補の一覧
家入硝子が疑われた理由は虎杖復活を知る数少ない人物だから
家入硝子は呪術高専東京校の医師で、五条悟と夏油傑の学生時代からの同級生です。
内通者として疑われた最大の理由は、虎杖悠仁の復活を知るごく限られた人物の一人だった点にあります。
虎杖が宿儺によって一度命を落とし、反転術式で蘇生した事実は、五条の指示で伏黒たちにすら隠されていました。
にもかかわらず、敵である偽夏油がこの復活を把握していたことから、情報を漏洩したのは家入か伊地知のどちらかではないかと疑惑が浮上したのです。
ただし家入には裏切る明確な動機がなく、五条との長年の信頼関係も考慮すると、内通者である可能性は低いと見られていました。
伊地知潔高が疑われた理由は五条襲撃時の運転手だったから
伊地知潔高は呪術高専東京校所属の補助監督で、五条悟のサポートを日常的に担当する人物です。
疑われた理由はまず、家入と同様に虎杖の復活を知る数少ない人間であったこと。
さらに決定的だったのは、五条が特級呪霊・漏瑚に奇襲された際、夜蛾学長との会食に向かう車を運転していたのが伊地知だった点です。
五条の移動ルートと到着時間を正確にリークできる立場にある人物として、伊地知は内通者候補に挙がりました。
しかし伊地知は学長以上の上層部には該当せず、五条と宿儺の最終決戦でもサポート役として参戦していることから、内通者の可能性はほぼないと判断されています。
庵歌姫が疑われた理由は調査担当者による隠蔽が可能だから
庵歌姫は五条から直接、内通者の調査を任された人物です。
一見すると信頼の証ですが、裏を返せば調査を担当する立場にある以上、自分に不利な情報を握りつぶしたり、捜査をミスリードしたりすることが可能な立場でもありました。
「内通者は2人以上」「学長以上の上層部」という報告自体が意図的な偽情報である可能性も否定できず、もし歌姫が内通者であれば五条の人選ミスという衝撃的な展開になり得ました。
ただし歌姫については作中で嘘がつけない性格として描かれており、実際に敵と通じている描写も一切ありません。
五条が「弱いから」という理由で歌姫を疑わなかったという背景も含め、歌姫の内通者説は成立しにくいとする見方が主流です。
楽巌寺学長が疑われた理由は唯一「上層部」の条件を満たすから
呪術高専京都校の学長である楽巌寺嘉伸は、歌姫が示した「学長以上の上層部」という条件に該当する数少ない人物です。
保守派に属する楽巌寺は虎杖の生存を好ましく思っておらず、五条の方針にもたびたび反対する立場を取っていました。
呪詛師側の目的である「虎杖と五条の排除」に対して、楽巌寺は利害が一致しうる人物として疑われたのです。
しかし楽巌寺は五条から「潔癖マニュアル人間」と評されるほど規律を重んじる性格であり、呪術界を裏から売るような行為とは相容れないキャラクターとして描かれています。
最終的に五条と宿儺の戦いにサポートとして参加し、五条からは総監部の新たなトップとして託される存在となりました。
完結後も残る内通者問題の未回収伏線と読者の評判
「2人以上」の詳細が明確に描かれなかったという不満の声
呪術廻戦は2024年9月に全271話で完結しましたが、内通者問題については完全に回収されたとは言い難い状況です。
歌姫が語った「2人以上」という言葉の「以上」の部分、つまりメカ丸と加茂家の他にもまだ内通者がいたのかという点は最後まで明かされませんでした。
Real Soundの2024年11月の記事でも、内通者問題は未回収の伏線として取り上げられており、狗巻棘や伊地知潔高など意外な人物の名前が挙がっていたことに言及されています。
多くのファンが完結までに明確な答えを期待していただけに、モヤモヤが残る結末だったという声は少なくありません。
加茂家という結論に対する「あっさりしすぎ」という評価
2人目の内通者が加茂家の人間だったという結論は、多くのファンにとって予想外であると同時に、やや物足りないものでもありました。
読者が期待していたのは、狗巻や家入のような既存キャラクターが内通者として正体を現す衝撃的な展開でした。
しかし実際には「羂索が加茂家を乗っ取っていた」という、個人の裏切りとは異なるスケールの話として処理されています。
内通者問題が物語の主要なプロットラインとして長期間引っ張られていたにもかかわらず、回収の仕方があっさりしすぎるという評価は一般的に広く共有されています。
特に上層部の惨殺シーンの扱いについて、「もっと丁寧に描いてほしかった」と惜しむ声が目立ちます。
アニメ第3期や単行本加筆での補完に期待が集まる理由
原作で完全に回収されなかった伏線については、アニメでの補完や単行本での加筆に期待する声が多く上がっています。
TVアニメ第3期「死滅回游 前編」は2026年1月からMBS/TBS系で放送が開始されており、アニメオリジナルの描写で内通者問題に補足がなされる可能性は十分にあります。
過去にもアニメ版では原作にないシーンが追加されたケースがあり、物語の重要な謎を映像作品で回収する手法は前例がないわけではありません。
また、原作最終巻となる29巻・30巻での加筆や作者あとがきでの言及に期待するファンも存在します。
2026年3月時点で、中国メディアの報道によると続編『呪術廻戦≡(モジュロ)』も完結しており、本編の未回収伏線がどこまで補完されたかについて引き続き注目が集まっている状況です。
狗巻棘の裏切り説を正しく楽しむための注意点
公式設定とファン考察・二次創作の違いを理解する重要性
狗巻棘の内通者説を語るうえで最も重要なのは、これが公式設定ではなくファン考察であるという点を正しく認識することです。
原作全271話のなかで、狗巻が内通者であると示す公式の描写は一切存在しません。
連載中に盛り上がった考察はあくまでファンの推理であり、物語の結末として採用されたものではないのです。
一方でpixivなどの創作プラットフォームでは「狗巻棘が内通者だったら」というif設定の二次創作小説が数多く投稿されており、人気ジャンルの一つとして定着しています。
公式の物語と二次創作を明確に区別しながら楽しむことが、作品への敬意であり、正確な情報共有の基盤でもあります。
考察サイトの「確定」表記に惑わされないための情報リテラシー
インターネット上の考察記事や動画では、閲覧数を稼ぐために「確定」「判明」といった強い言葉がタイトルに使われることが珍しくありません。
狗巻棘の内通者説においても、「狗巻棘が内通者で確定!」のようなタイトルの記事が複数存在しますが、中身を読むと「〜かもしれない」「〜の可能性がある」という推測にとどまっているケースがほとんどです。
前述のとおり「作者が公式に認めた」というデマが広まった経緯もあるため、刺激的なタイトルに飛びつく前にソースを確認する習慣が大切です。
特に原作の何話に該当する描写があるのかを具体的に示していない考察は、信頼性が低いと判断してよいでしょう。
pixiv等で人気のif設定創作と公式情報の線引き
狗巻棘の内通者説は、公式では否定された一方で、二次創作の世界では今なお根強い人気を誇るテーマです。
pixivでは「狗巻棘 内通者」というタグで検索すると、彼が内通者として行動するオリジナルストーリーや、それによって引き裂かれる仲間との関係を描いた作品が多数見つかります。
こうした創作は作品の解釈を広げる楽しみ方の一つであり、ファンコミュニティの活力を示すものでもあります。
ただしSNSで情報が断片的に流れてくるなかで、二次創作の設定を公式の展開と混同してしまうリスクは存在します。
特に原作を読み進めている途中の読者にとっては、ネタバレだけでなく誤情報による混乱にもつながりかねません。
考察も二次創作も、公式情報との線引きを意識したうえで楽しむことが、作品を長く愛し続ける秘訣ではないでしょうか。
まとめ:狗巻棘の内通者説の全容と真相
- 呪術廻戦の内通者とは、呪術師サイドにいながら呪霊や呪詛師に情報を流す人物のことである
- 1人目の内通者は京都校のメカ丸(与幸吉)で、天与呪縛の苦しみから体を治すため内通者となった
- 庵歌姫の調査により「内通者は2人以上」「1人は学長以上の上層部」という条件が判明した
- 狗巻棘が疑われた最大の根拠は、渋谷事変での左腕切断後に長期間姿を消したことである
- 心理描写の少なさや「狗」の字の意味など、複数の状況証拠が説の補強材料となった
- 原作220話での再登場と最終決戦への参戦により、狗巻棘の内通者説は事実上否定された
- 「作者が狗巻を内通者と認めた」という情報はソースのない完全なデマである
- 2人目の内通者の正体は、羂索に乗っ取られた加茂家を通じて掌握された上層部であった
- 内通者問題の回収があっさりしすぎるとの評価があり、完結後も未回収伏線として議論が続いている
- 考察や二次創作を楽しむ際は公式設定との線引きを意識し、情報の真偽をソースで確認することが重要である
