『嫌がってるキミが好き』を読んで、「気持ち悪い」「全く共感できない」と感じていませんか。
その一方で、怖いもの見たさからつい続きを読んでしまう中毒性があるのも事実です。
この記事では、なぜ『嫌がってるキミが好き』が「気持ち悪い」と言われるのか、その理由を読者の感想を交えながら徹底的に分析します。
また、多くの読者に衝撃を与えた最終回のネタバレや、登場人物たちの異常な行動についても詳しく解説していきます。
物語の結末や、キャラクターの歪んだ心理を知ることで、作品が持つ異様な魅力の正体が見えてくるかもしれません。
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『嫌がってるキミが好き』が「気持ち悪い」と言われる4つの理由
『嫌がってるキミが好き』(通称:イヤキミ)が多くの読者から「気持ち悪い」という感想を抱かれるのには、明確な理由があります。
共感不能なキャラクター設定から、あまりに救いのない衝撃的な結末まで、その要因は多岐にわたります。
【感想】「共感できないけど怖いもの見たさで読んでしまう」読者のリアルな声
本作に対する読者の感想として最も象徴的なのが、「全く共感できないけれど、怖いもの見たさで読んでしまう」というものです。
実際に、「登場人物の誰にも共感できない」「お互い自分のことしか考えていない上辺だけの付き合い」といった声が多く見られます。
しかし、その不快感や嫌悪感にもかかわらず、「気持ち悪いけど…早く続きを読みたい」と読者を引き込む、一種の中毒性があることが作品の大きな特徴と言えるでしょう。
主要登場人物が全員ヤバい?共感不能なキャラクターたちの異常な行動
物語に登場する主要人物たちは、それぞれが常軌を逸した価値観や性癖を持っており、読者が感情移入することを拒みます。
主人公のみことは「彼氏持ち」というステータス欲しさに交際を始め、相手のまことは彼女の「嫌がってる顔が好き」という異常な性癖の持ち主です。
さらに、後から登場する秀一もまた、二人の関係に影響され、歪んだ欲望に目覚めてしまいます。
誰一人として一般的な倫理観を持つ人物がおらず、その異常さが読者に「気持ち悪い」と感じさせる一因となっています。
暴力・奇行がエスカレートしていく救いのないストーリー展開
物語の序盤では、まことの性癖は「ホラー映画を見せて怖がる顔を楽しむ」といったレベルでした。
しかし、物語が進むにつれてその行動はエスカレートし、顔を殴る、首を絞めるなどの直接的な暴力へと発展していきます。
さらに、ドッグフードを食べるなどの奇行も描かれ、読者の理解の範疇を次々と超えていきます。
このような救いのない展開が、物語全体に不気味で後味の悪い雰囲気をもたらしています。
【最大の理由】あまりに後味が悪いと物議を醸した衝撃の最終回
『嫌がってるキミが好き』が「気持ち悪い」と言われる最大の理由は、その衝撃的な最終回にあります。
多くの読者が「これなら見たくなかった」「後味が悪すぎる」と語るほど、物語は救いのない結末を迎えます。
主人公みことの悲惨な末路と、それに気づかないまことの姿が描かれるラストは、物議を醸し、作品の評価を決定づける要因となりました。
この結末については、後ほど詳しく解説します。
【ネタバレ】登場人物の異常性を解説|誰が一番気持ち悪い?
『嫌がってるキミが好き』の物語は、異常な性癖と歪んだ価値観を持つ登場人物たちによって展開されます。
ここでは、主要な3人のキャラクターがどのような人物なのか、その異常性を詳しく解説します。
主人公・白川みこと:「彼氏持ち」ステータスが欲しい承認欲求の塊から「殺されたい」願望へ
主人公の白川みことは、当初「彼氏がいる私」というステータスに憧れる、自己中心的で承認欲求の強い少女として描かれます。
全くタイプではないまことから告白されても、そのステータス欲しさに安易に付き合い始めます。
しかし、まことからの歪んだ愛情(暴力)を受け続けるうちに、彼女の内面は大きく変貌。
当初は嫌悪していた暴力に快感を覚えるM気質に目覚め、最終的には「殺されたい」という究極の願望を抱くまでに至ります。
彼氏・大槻まこと:「嫌がってる顔が好き」な歪んだ性癖とドッグフードを食べる奇行
みことの彼氏である大槻まことは、物語の核となる異常性の持ち主です。
彼の愛情表現は、みことの「嫌がってる顔」を見ること。
そのため、みことが自分の行為に快感を覚えるようになると、彼は興味を失ってしまいます。
また、みことの家でドッグフードを食べるなどの奇行もみられ、彼の思考や行動原理は最後まで読者の理解を超えたところにあります。
彼はただ、自分の歪んだ性癖を満たしたいだけであり、その対象がみことであったに過ぎません。
第三の男・秀一:みことに執着し、歪んだ性癖の扉を開いてしまったハイスペックイケメン
秀一は、物語の途中で登場するイケメンでハイスペックな男性です。
当初はみことに純粋な好意を寄せていましたが、まことによって辱められるみことの姿を目撃したことで、彼の内に眠っていたサディスティックな性癖が覚醒します。
以降、彼はみことを「本当に傷つけて殺したい」と渇望するようになり、物語をさらに複雑で救いのない方向へと導く役割を担います。
【最終回ネタバレ】みことは死亡する?後味最悪な結末を徹底解説
『嫌がってるキミが好き』の最終回は、多くの読者にトラウマを与えるほど衝撃的で、後味の悪い結末として知られています。
ここでは、最終話「リンドウは枯れない」で何が描かれたのか、その全てを詳しく解説します。
最終話「リンドウは枯れない」で何が起こった?衝撃のあらすじ
まことと別れた後、時は経ち、大人になったみことは出会い系アプリで出会う男性たちに自分を傷つけさせることで欲望を満たす日々を送っていました。
ある日、出会った男にいつものように暴力を振るわれている最中、些細な言動が相手の癇に障り、みことは首を絞められ殺害されてしまいます。
その頃、工場で働くまことは、同僚に「彼女がいる」と笑顔で語るのでした。
食堂のテレビには「ホテル殺人現場の死体写真流出」というニュースが流れており、その写真は紛れもなくみことのものでした。
みことはなぜ、誰に殺されたのか?最期の瞬間を詳しく
みことは、まことにとって「価値のある子(嫌がってくれる子)」に戻ることを誓い別れましたが、結局は自身の歪んだ性癖を抑えることができませんでした。
彼女を殺害したのは、出会い系で出会った名もなき男です。
特別な因縁のある人物ではなく、刹那的な関係の相手によって、あっけなく命を落とすという結末でした。
皮肉なことに、首を絞められ意識が遠のいていくみことの目に映っていたのは、自分を絞殺するまことの幻影でした。
ラストシーンのまことは何を想う?みことの死を知らないままの残酷な結末
物語のラストシーン、まことは工場の帰り道に、高校時代のセーラー服姿のみことの幻影を見ます。
彼はその幻影に向かって「みことちゃん ずっと大好きだよ」と声をかけます。
しかし、みことの幻影は彼を嫌そうに見つめ返すのでした。
まことは、みことが死んだことを知らないまま、自分の中で理想化された「嫌がってくれたみこと」を想い続けるという、非常に残酷で皮肉な結末を迎えます。
「みことと秀一がくっつけば…」読者が望んだもう一つのエンディングとは
この救いのない結末に対し、一部の読者からは「みことと秀一がくっつけばハッピーエンドだったのに」という声も上がっています。
「殴りたい男(秀一)」と「殴られたい、殺されたい女(みこと)」という、歪んだ形ではあるものの、二人の性癖は合致していたからです。
もし秀一がもっと積極的にアプローチしていれば、みことが殺されるという最悪の事態は避けられたのではないか、と考える読者も少なくありません。
「気持ち悪い」のに読んでしまう?『嫌がってるキミが好き』が持つ中毒的な魅力
多くの読者が「気持ち悪い」と感じながらも、なぜか最後まで読んでしまうのが『嫌がってるキミが好き』という作品です。
その背景には、作品が持つ独特の魅力と計算された仕掛けが存在します。
80〜90年代風?「奇面組みたい」と話題のレトロな絵柄の秘密
本作の絵柄は、ひと昔前の少年漫画を彷彿とさせる、どこか懐かしいレトロなタッチで描かれています。
実際に読者からは「奇面組みたい」といった感想も寄せられており、この絵柄が現代の作品であることに驚く声もありました。
作者のあとがきなどによると、この絵柄は意図的に80〜90年代の作風に寄せているとのことです。
このレトロな絵柄が、物語の持つ不気味さや異常性をより一層際立たせる効果を生んでいます。
怖いもの見たさを刺激する?「気持ち悪いけど続きが気になる」異色のラブストーリー
本作は、読者の「怖いもの見たさ」を巧みに刺激します。
登場人物の誰にも共感できず、展開は不快そのもの。
それにもかかわらず、「この異常な関係はどうなるのか」「彼らはどこまで堕ちていくのか」という興味が勝り、ページをめくる手が止まらなくなります。
「気持ち悪い、けど続きが読みたい」という相反する感情を抱かせることこそ、この異色ラブストーリーが持つ最大の魅力と言えるでしょう。
まさに「作者の作戦通り」?タイトルに隠された意味とテーマ性
ある読者が「作者の作戦通りだよ」と評したように、この作品は全てが計算されているのかもしれません。
『嫌がってるキミが好き』というタイトルは、まことのみことに対する感情を表していると同時に、この漫画を読む読者の心理そのものを指しているとも解釈できます。
つまり、読者がこの作品に対して「嫌だ(気持ち悪い)」と感じながらも、どこかで「好き(気になってしまう)」という感情を抱くこと自体が、作者の狙い通りなのかもしれません。
『嫌がってるキミが好き』に関するよくある質問
ここでは、『嫌がってるキミが好き』に関して、読者が抱きやすい疑問についてお答えします。
作者情報や作品の基本情報、似たテーマの漫画などをまとめました。
作者はどんな人?他にどんな作品を描いている?
『嫌がってるキミが好き』の作者は、鬼山瑞樹(おにやまみずき)先生です。
この作品は、その独特なテーマと衝撃的な展開で大きな話題となりました。
鬼山先生は他にも作品を発表しており、作風が『嫌がってるキミが好き』とは異なる場合もあるため、絵柄やテーマの違いを楽しむことができます。
興味のある方は、他の作品もチェックしてみることをおすすめします。
漫画は全何巻で完結済み?どこで読める?
『嫌がってるキミが好き』は、全8巻で完結しています。
物語はすでに完結しているため、一気に最終回まで読み進めることが可能です。
作品は、各種電子書籍ストアや漫画アプリで配信されています。
一部のプラットフォームでは無料試し読みもできるので、まずはお試しで読んでみるのも良いでしょう。
イヤキミみたいな漫画はある?おすすめ作品を紹介
『嫌がってるキミが好き』のような、歪んだ恋愛や特殊な関係性を描いた作品を探している方もいるかもしれません。
読者の感想や質問サイトでは、似た雰囲気の漫画として以下のような作品が挙げられることがあります。
- 少年のアビス(峰浪りょう): 生きることに希望を見いだせない少年と、彼を取り巻く人々との絶望的な関係を描く物語。
- ハッピーシュガーライフ(鍵空とみやき): 愛のためなら何でもする少女の、純粋で狂気的な愛情を描いたサイコホラー。
- クズの本懐(横槍メンゴ): 報われない恋心を抱える高校生たちの、歪んだ恋愛模様を描いた作品。
これらの作品も、それぞれが強烈な個性とテーマ性を持っています。
まとめ:嫌がってる君が好きが気持ち悪い理由と結末
- 『嫌がってるキミが好き』は「気持ち悪い」と感じる読者が多い
- 気持ち悪い理由は、共感不能な登場人物、救いのない展開、衝撃的な最終回にある
- 主人公みことは承認欲求の塊から「殺されたい」願望を持つようになる
- 彼氏のまことは「嫌がってる顔が好き」という異常な性癖を持つ
- 最終回でみことは出会い系の男に殺害され死亡する
- まことはみことの死を知らないまま、彼女を想い続けるという残酷な結末を迎える
- 読者の中には、みことと秀一が結ばれる展開を望む声もあった
- 「気持ち悪いけど続きが気になる」という中毒性が作品の魅力である
- 意図的にレトロに描かれた絵柄が、物語の不気味さを増幅させている
- 漫画は全8巻で完結済みである
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