ジョジョを読む順番は？漫画とアニメのおすすめとシリーズ一覧

『ジョジョの奇妙な冒険』、その唯一無二の世界観と魅力的なキャラクターたちに惹かれ、「読んでみたい！」と思ったものの、あまりの長さに「いったいどの順番で読めばいいの？」と戸惑っていませんか。

「ジョジョのストーリーの順番はどうなっているの？」「アニメは何部から見るのがおすすめ？」あるいは「何部が一番面白いって言われているの？」といった疑問は、多くの人が最初に抱くものです。

シリーズが非常に長いため、どこから手をつければ良いのか分からなくなるのは当然のことです。

この記事では、そんなあなたのために、『ジョジョの奇妙な冒険』の漫画とアニメを楽しむための最適な順番を、あらゆる角度から徹底的に解説します。

この記事を読めば、あなたにぴったりの「ジョジョ」の楽しみ方が見つかり、壮大な物語の世界へ迷うことなく足を踏み入れることができるでしょう。

結論！ジョジョを読む順番は刊行順がベスト

ジョジョの漫画はどの順番で見るべき？刊行順です

結論から申し上げますと、『ジョジョの奇妙な冒険』の漫画を読む順番は、刊行された順番通り、つまり第1部『ファントムブラッド』から読み進めるのが最もおすすめです。

その理由は、この作品が単なる個別の物語の連なりではなく、ジョースター家という一つの血族と、その宿敵であるDIOとの100年以上にわたる壮大な因縁を描いた大河ドラマだからです。

例えば、第3部で登場する「スタンド」という能力の発現には、第1部の出来事が深く関わっています。

また、第2部の主人公ジョセフ・ジョースターが第3部や第4部にも登場するように、キャラクターは部を越えて成長し、関係性を変化させていきます。

これらの伏線やキャラクターの背景、物語の深みを100%味わい尽くすためには、物語が紡がれた時系列に沿って読むことが不可欠なのです。

もちろん、他の部から読み始める楽しみ方もありますが、まずは王道である刊行順で読み進めることで、『ジョジョ』という作品が持つ「人間讃歌」という一貫したテーマを最も深く体感できるでしょう。

まずは公式のジョジョシリーズ一覧を確認しよう

『ジョジョの奇妙な冒険』を読む旅を始める前に、まずは全体の地図を把握しておくことが大切です。

現在、物語は第9部『The JOJOLands』が連載中です。

それぞれの部で主人公、舞台、そして物語のテーマが異なりますが、すべてが「ジョジョ」という大きな物語を構成しています。

ここでは、各部の正式名称、主人公、そしてアニメ化の状況を一覧表にまとめました。

どの部がどんな物語なのか、大まかに掴んでおきましょう。

部	副題（サブタイトル）	主人公	アニメ化
第1部	ファントムブラッド	ジョナサン・ジョースター	済み
第2部	戦闘潮流	ジョセフ・ジョースター	済み
第3部	スターダストクルセイダース	空条承太郎	済み
第4部	ダイヤモンドは砕けない	東方仗助	済み
第5部	黄金の風	ジョルノ・ジョバァーナ	済み
第6部	ストーンオーシャン	空条徐倫	済み
第7部	スティール・ボール・ラン	ジョニィ・ジョースター	制作決定
第8部	ジョジョリオン	東方定助	未定
第9部	The JOJOLands	ジョディオ・ジョースター	未定

この一覧を見てもわかる通り、物語は非常に長大です。

しかし、それぞれの部が持つ独自の魅力に触れることで、きっとあなたのお気に入りの「ジョジョ」が見つかるはずです。

ジョジョのストーリーの順番はどうなってる？

『ジョジョ』の物語の繋がりを理解する上で、非常に重要なポイントがあります。

それは、第1部から第6部までと、第7部以降では、物語の世界線が異なるという点です。

このため、ストーリーの順番は大きく二つに分けて考えることができます。

第1部〜第6部：ジョースター家とDIOの因縁の物語

第1部から第6部までは、全て地続きの一つの世界で起こる物語です。

全ての始まりである第1部で、主人公ジョナサン・ジョースターと宿敵ディオ・ブランドー（後のDIO）の間に生まれた因縁が、世代を超えて子孫たちに受け継がれていきます。

例えば、ジョースター家を影で支える「スピードワゴン財団」のように、部をまたいで登場する組織もあり、物語に連続性と深みを与えています。

この壮大なサーガは、第6部『ストーンオーシャン』で一つの衝撃的な結末を迎え、100年以上にわたる物語に一区切りがつけられます。

第7部〜第9部：リブートされた新世界の物語

第6部の結末を経て、第7部『スティール・ボール・ラン』からは、世界観が一新された、いわばパラレルワールドのような新しい舞台で物語が展開します。

そのため、第7部以降は、過去作の知識がなくても独立した作品として楽しむことが可能です。

もちろん、過去作を彷彿とさせる名前のキャラクターや設定が登場するため、旧シリーズを読んでいるとニヤリとできる仕掛けも満載です。

このように、第1部から第6部までが一つの大きな流れ、そして第7部からが新たな流れと理解しておくと、物語の全体像を掴みやすいでしょう。

初心者向けのジョジョを見る順番のおすすめ

前述の通り、刊行順に読むのがベストではありますが、初心者の方にとっては、いくつかのおすすめルートが存在します。

あなたの好みに合わせて、スタート地点を選んでみるのも一つの手です。

ここでは、代表的な2つのルートをご紹介します。

王道ルート：第1部から順番に楽しむ

これは、物語の全てを余すことなく味わいたい方に向けた、最も正統な楽しみ方です。

メリットは、やはり物語の深みを100%理解できる点に尽きます。

ジョースター家とDIOの因縁の始まりから追うことで、後の世代のキャラクターたちの戦いや覚悟に、より一層の重みを感じることができるでしょう。

一方、デメリットを挙げるとすれば、初期の絵柄や、「スタンド」登場以前の「波紋」という能力を使ったバトルが、現代のバトル漫画に慣れている方には少し古風に感じられる可能性がある点です。

スタンドバトル優先ルート：第3部から楽しむ

「ジョジョといえばスタンドバトル！」というイメージをお持ちの方や、派手なアクションから入りたいという方には、第3部『スターダストクルセイダース』から始めるルートもおすすめです。

メリットは、シリーズ最大の魅力である「スタンド」が登場し、バトルが格段に面白くなる第3部から入ることで、すんなりと『ジョジョ』の世界にハマりやすい点です。

ここから第4部、第5部と読み進め、その面白さに触れた後で、物語の原点である第1部・第2部に戻って「なぜDIOと戦うことになったのか」を知る、という楽しみ方も多くのファンが実践しています。

デメリットは、第1部・第2部の知識がないため、第3部に登場するキャラクター（DIOやジョセフ）の背景が分からず、感情移入しにくい場面があるかもしれない点です。

実はジョジョは順番に関係なく読んでも平気？

結論として、各部はそれぞれ独立した物語としても楽しめるため、順番を気にせず、気になった部から読み始めても問題ありません。

なぜなら、どの部も主人公、舞台、目的が明確に設定されており、その部だけで完結するエピソードとして非常に高い完成度を誇っているからです。

例えば、第4部『ダイヤモンドは砕けない』は日本のM県S市杜王町という架空の町を舞台にしたサスペンスですし、第5部『黄金の風』はイタリアのギャング組織でのし上がっていく物語です。

これらの部のメインストーリーを理解する上で、過去作の知識は必ずしも必須ではありません。

ただし、これはあくまで「楽しむことは可能」という意味合いです。

やはり、シリーズの醍醐味である部を越えたキャラクターの繋がりや因縁を知ることで、物語は何倍にも面白くなります。

第3部の主人公・空条承太郎が第4部や第6部にも重要なキャラクターとして登場するように、過去を知っているからこそ分かるキャラクターの深みやセリフの重みがあります。

もし、絵柄やあらすじで特に惹かれる部があれば、そこからつまみ食いしてみるのも良いでしょう。

もし面白ければ、ぜひ第1部から読み直してみてください。

きっと新たな発見があるはずです。

ジョジョを読む順番以外の気になる疑問を全解決

アニメは何部から見るのがおすすめ？

アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』も、漫画と同様に、放送された順番通りに第1部から視聴するのが最もおすすめです。

その理由は、アニメ制作会社であるdavid productionが、原作への計り知れないリスペクトを持って、非常に丁寧に物語を映像化しているからです。

声優陣の熱演、作品の雰囲気を完璧に表現した音楽、そして独特の擬音や色彩を再現した映像演出によって、原作のストーリーラインがより感情豊かに、そしてダイナミックに伝わってきます。

特に、ジョースター家の世代を超えた「黄金の魂」の継承は、アニメならではの演出によって、より一層感動的に描かれています。

もちろん、漫画と同じく「スタンドバトルから見たい」という方は第3部『スターダストクルセイダース』から見始めるのも一つの選択肢です。

しかし、アニメは漫画よりもテンポ良く物語が進むため、第1部・第2部も比較的サクサクと見進めることができます。

全26話で第1部と第2部の両方が楽しめる構成になっているため、まずは騙されたと思って第1話から視聴してみてください。

きっと、その壮大な物語の幕開けに引き込まれるはずです。

知恵袋で見るジョジョの順番に関するQ\&A

Yahoo!知恵袋などのQ\&Aサイトは、これから『ジョジョ』を読もうとしている人たちの、リアルな疑問や不安が詰まった宝庫です。

そこでのやり取りを見ると、多くの人があなたと同じ疑問を抱いていることが分かります。

ここでは、よく見られる代表的な質問と、それに対するファンの回答の傾向をいくつかご紹介します。

Q1：「ジョジョ初心者です。結局、何部から見るのが正解ですか？」

これに対する回答で最も多いのは、「理想は1部から。でも、もし1部の絵柄や雰囲気が合わなければ、無理せず3部から入ってみるのがおすすめ」というものです。

やはりファンとしても、物語の原点から楽しんでほしいという気持ちと、途中で挫折してほしくないという気持ちが両方あることが伺えます。

Q2：「アニメの3部がすごく面白かったです。1部と2部も見た方がいいですか？」

この質問に対しては、ほぼ100%のファンが「絶対に見るべき！」と熱く回答しています。

理由として、「DIOがなぜあれほどジョースター家を憎んでいるのかが分かる」「3部で頼れるお爺ちゃんだったジョセフの、若き日の破天荒な活躍が見られる」「1部・2部を知ることで、3部の承太郎の旅の重みが何倍にも増す」といった声が多数寄せられています。

このように、ファンコミュニティでも、まずは刊行順・放送順を推奨しつつも、3部から入るという楽しみ方を肯定的に捉えていることが分かります。

結局ジョジョは何部が一番面白いのか

これは『ジョジョ』ファンが集まると必ず議題に上がる、永遠のテーマです。

結論として、この問いに唯一の正解はありません。

なぜなら、『ジョジョ』は部ごとに作風、テーマ、ジャンルが大きく異なり、それぞれの部が独自の魅力を持っているからです。

あなたがどんな物語を好むかによって、「一番面白い」と感じる部は変わってくるでしょう。

あなたの好みを見つける一助として、各部のジャンルと魅力を一覧にしました。

部	ジャンル	魅力・キーワード
第1部	ゴシックホラー	貴族社会、吸血鬼、騎士道精神、人間讃歌
第2部	頭脳戦・冒険活劇	トリッキーな主人公、奇策、世界を巡る冒険
第3部	王道バトル・ロードムービー	スタンド登場、仲間との絆、日本からエジプトへの旅
第4部	日常系サスペンス	平穏な町に潜む殺人鬼、個性的な住民、不気味さ
第5部	ギャング・ノワール	イタリア、マフィア、チーム、覚悟と信念
第6部	脱獄サスペンス・SF	女性主人公、刑務所、絶望的な状況、運命との戦い
第7部	西部劇・人間ドラマ	北米大陸横断レース、聖人の遺体、相棒との友情
第8部	ミステリー・謎解き	記憶喪失の主人公、「呪い」を解く、家族の謎

ちなみに、ファンによる人気投票では、第3部、第5部、第4部、そして第7部が上位にランクインすることが多いようです。

しかし、どの部にも熱狂的なファンが存在するのが『ジョジョ』の奥深さ。

ぜひ、あなた自身の「一番」を見つけてみてください。

何部が好きかでわかる？ファンの性格を考察

これは科学的な分析ではなく、あくまでエンターテイメントとしての一考察ですが、どの部が一番好きかによって、その人の性格や好みの傾向が少しだけ見えてくるかもしれません。

各部が持つテーマや雰囲気に、知らず知らずのうちに自分の価値観を重ね合わせていることがあるからです。

第1部『ファントムブラッド』が好きなあなた

まっすぐな正義感と騎士道精神を愛するロマンチストかもしれません。

努力、友情、勝利といった王道的な展開や、自己犠牲を厭わない高潔な魂に強く惹かれるタイプでしょう。

第2部『戦闘潮流』が好きなあなた

計算された頭脳戦や、相手の意表を突くトリッキーな戦術を好む、知性派ではないでしょうか。

お調子者に見えて、実は仲間想いで決めるときは決める、そんな主人公に魅力を感じるタイプです。

第4部『ダイヤモンドは砕けない』が好きなあなた

平穏な日常に潜む少しの毒や狂気を楽しむことができる、鋭い観察眼の持ち主かもしれません。

個性豊かなキャラクターたちが織りなす人間模様や、閉鎖的なコミュニティで起こる事件に興味を惹かれるタイプです。

第5部『黄金の風』が好きなあなた

スタイリッシュな世界観や、自らの「覚悟」を貫き、逆境を乗り越えていく美学に心酔するタイプでしょう。

チームで困難なミッションに挑む、そんな熱い群像劇を好む、信念の強い人かもしれません。

第7部『スティール・ボール・ラン』が好きなあなた

単純な善悪二元論では語れない、人間の弱さや成長を描いた深みのある物語を求める、成熟した視点を持っているのではないでしょうか。

壮大な自然を舞台にした人間ドラマや、主人公と相棒の間の複雑で美しい関係性に感動するタイプです。

いかがでしたか。

あくまで一つの見方ですが、友人や知人と「何部が好きか」を語り合う際の、楽しい話題の一つにしてみてください。

ジョジョの漫画を全巻揃える方法と種類

『ジョジョの奇妙な冒険』の面白さに目覚め、「全巻揃えたい！」と思った時、どの版を選ぶべきかという新たな問題に直面します。

現在、主に4つの選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

あなたの読書スタイルや予算、収納スペースに合わせて最適なものを選びましょう。

種類	特徴	メリット	デメリット	こんな人におすすめ
通常版コミックス	ジャンプ・コミックスとして刊行されたオリジナル版。第1部から第8部まで。	オリジナルの表紙や巻末の作者コメントが楽しめる。コレクションの基本。	全巻揃えると巻数が非常に多く、場所を取る。古い巻は中古市場で探す必要がある。	作品が生まれた当初の形で所有したい、生粋のコレクター。
文庫版	コンパクトな文庫本サイズ。第1部から第7部まで刊行済み。	通常版より安価で揃えやすい。省スペースで収納可能。作者描き下ろしの表紙も魅力。	サイズが小さいため絵の迫力は少し落ちる。一部のカラーページがモノクロになっている。	コストパフォーマンス良く全巻読破したい人、本棚のスペースが限られている人。
ジョジョニウム	A5サイズの豪華版。美麗なケース入り。第1部から第3部まで刊行。	大判で荒木先生の美麗なアートを堪能できる。雑誌掲載時のカラーページを再現。	価格が非常に高い。現在、第3部までしか刊行されておらず、続きがない。	特定の部を最高のクオリティで所有したい、作品をアートとして楽しみたいファン。
電子書籍	スマートフォンやタブレットで読めるデジタル版。全シリーズ配信中。	保管場所が不要。セールで安く購入できるチャンスがある。美麗なフルカラー版も選択可能。	紙の本としての所有感がない。中古で売ることができない。デバイスの充電が必要。	いつでもどこでも手軽に読みたい人、収納場所を気にしない人、カラーで物語を楽しみたい人。

このように、それぞれに一長一短があります。

例えば、まずは電子書籍や文庫版で全巻読んでみて、特に気に入った部を豪華なジョジョニウムで買い直す、といった楽しみ方も良いでしょう。

まとめ：ジョジョを読む順番に迷ったら、まずは1部から！