「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するカリスマ的悪役、DIO。
彼がもし第3部で承太郎に勝利していたら…そんなIFの世界を描いたゲームで登場するのが「天国に到達したDIO」です。
原作のDIOやプッチ神父が目指した「天国」とは何が違うのか、その圧倒的な能力や強さ、そして衝撃的な結末について、多くのファンが疑問を抱いています。
この記事では、ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」に登場する天国に到達したDIOの正体から、チート級と名高いスタンド能力、そして承太郎との決着まで、あらゆる情報を徹底的に解説します。
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天国に到達したDIOの正体とは?【アイズオブヘブン】
天国に到達したDIOは、原作漫画には登場しない特殊な存在です。
彼の正体や原作のDIOとの関係性を理解することが、このキャラクターを知る上での第一歩となります。
原作には登場しないゲームオリジナルのラスボス
天国に到達したDIOは、週刊少年ジャンプで連載された原作漫画には一切登場しません。
彼の初出は、PlayStation 3およびPlayStation 4用ゲームソフト「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」です。
このゲームのオリジナルストーリーにおける、最終的な敵(ラスボス)として描かれました。
そのため、彼の存在や能力は、このゲームの世界線でのみ成立する特別な設定となっています。
原作のDIOとの違いは「承太郎たちに勝利した」IF世界の存在
天国に到達したDIOは、原作第3部「スターダストクルセイダース」の結末で空条承太郎に敗れたDIOとは異なる、いわゆるパラレルワールド(IFの世界)の存在です。
彼は、承太郎一行との戦いに勝利し、ジョースターの血統を打ち破った後のDIOとされています。
この勝利を経て、彼は自らが目指していた「天国へ行く方法」を確立し、さらなる高みへと到達しました。
外見も原作のDIOとは異なり、青白い肌に神々しさを感じさせるマーキングが施されているのが特徴です。
プッチ神父との関係と「天国」の目的の違い
天国に到達したDIOの世界にも、原作第6部「ストーンオーシャン」に登場したエンリコ・プッチ神父は存在し、右腕として彼に仕えています。
しかし、両者が目指す「天国」の概念は決定的に異なります。
プッチ神父が目指した天国は、全人類が自らの「運命」を知り、それに「覚悟」することで幸福を得る世界でした。
一方で、天国に到達したDIOが目指す天国とは、彼自身が世界の頂点に立ち、全ての真実を思い通りに書き換えて支配する「完全なる世界征服」です。
目的は違えど、プッチは彼のカリスマ性に引かれ、忠実な部下として行動を共にしています。
天国に到達したDIOのスタンド能力と圧倒的な強さ
天国に到達したDIOの強さは、ジョジョシリーズ全体を通しても最強クラスとされています。
その力の源である進化したスタンド「ザ・ワールド・オーバーヘブン」の能力は、まさにチートと呼ぶにふさわしいものです。
スタンド名は「ザ・ワールド・オーバーヘブン」
天国に到達したDIOが操るスタンドは、「ザ・ワールド・オーバーヘブン」と名付けられています。
外見は原作の「ザ・ワールド」と似ていますが、カラーリングが白と金色を基調とした神々しいものに変化しています。
このスタンドは、DIOが天国に到達したことで進化した究極の存在であり、原作の時間を止める能力を遥かに超越した力を持っています。
能力は触れた対象の「真実を上書きする」チート性能
ザ・ワールド・オーバーヘブンの基本能力は、スタンドの拳で触れた対象の「真実」を、DIOが望む「真実」へと強制的に上書きする能力です。
例えば、「攻撃を受けた」という真実を「攻撃を受けなかった」という真実に書き換えてダメージを無効化したり、相手の存在そのものを「存在しない」という真実に書き換えて消滅させることが可能です。
この能力は防御不能であり、一度触れられてしまえば、どんな相手であろうとDIOの望むがままの結果に書き換えられてしまいます。
GERやタスクACT4さえ無力化する作中最強の存在
ゲームのストーリー中では、その圧倒的な能力で歴代のジョジョたちを苦しめました。
原作で無敵とされたジョルノ・ジョバァーナの「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム(GER)」の「動作や意思の力をゼロに戻す能力」さえも上書きして無効化。
さらに、ジョニィ・ジョースターの「タスクACT4」が持つ無限の回転エネルギーですら打ち破り、ジョジョシリーズにおける最強スタンド候補たちをいとも簡単に退けています。
この描写から、天国に到達したDIOは作中最強の存在として描かれていることがわかります。
ワンパンマンのサイタマとどっちが強い?最強議論を考察
ファンの間では「天国に到達したDIOと他作品の最強キャラが戦ったらどうなるか」という議論がしばしば行われます。
特に比較対象として挙げられるのが、「ワンパンマン」の主人公サイタマです。
サイタマは純粋な物理的な強さにおいて規格外の存在ですが、天国に到達したDIOの能力は物理法則を超越した「概念操作」に分類されます。
「サイタマのパンチが当たる」という真実をDIOが上書きできるか、あるいは「上書きされる前にワンパンで倒せるか」という議論になり、明確な結論を出すのは困難です。
能力の相性次第ではありますが、真実を書き換えるというチート級の能力を持つ天国に到達したDIOが有利と考えるファンも少なくありません。
天国に到達したDIOの倒し方と結末【ネタバレ】
無敵とも思える天国に到達したDIOですが、ゲームの物語の最後には敗北を迎えます。
その結末には、原作さながらの緻密な伏線と、ジョースター家の因縁が深く関わっていました。
ゲームでのストーリーと基本世界への侵略計画
「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」の物語は、第7部の登場人物ファニー・ヴァレンタイン大統領が、天国に到達したDIOのいる世界に迷い込むところから始まります。
自らの世界を完全に支配したDIOは、次の目標としてヴァレンタインの能力を利用し、原作の物語が展開される「基本世界」への侵略を開始します。
各時代のジョジョやその仲間たちを洗脳して同士討ちさせ、その魂を奪うことでさらなるパワーアップを目論みました。
敗因は承太郎の「スタープラチナ・オーバーヘブン」への覚醒
天国に到達したDIOの最大の誤算は、空条承太郎のスタンド「スタープラチナ」が、自身の「ザ・ワールド」と「同じタイプのスタンド」であることを見過ごした点です。
原作第3部の最終決戦で、承太郎がDIOの「時間停止」に対応できるようになったように、この戦いでも絶体絶命の窮地に立たされた承太郎は、対抗能力である「スタープラチナ・オーバーヘブン」に覚醒します。
この能力は、DIOによって上書きされた真実を、さらに「上書きし直して元に戻す」力を持っていました。
ヴァレンタインが鍵?並行世界の腕輪による決着の真相
承太郎が能力に覚醒したものの、経験の差から依然としてDIOが優勢でした。
しかし、ここで鍵となったのが、ヴァレンタイン大統領が遺した「並行世界に存在する全く同じものが二つ出会うと、対消滅する」という情報です。
承太郎は、基本世界のDIOが遺した「腕輪」を偶然にも所持していました。
DIOが承太郎にトドメを刺そうとした瞬間、その腕輪が天国DIOの腕輪と接触。
対消滅によってDIOの両腕が破壊され、「拳で触れる」という能力の発動条件が満たせなくなりました。
最後は、原作の最終局面を彷彿とさせるオラオラのラッシュを叩き込まれ、天国に到達したDIOは完全に消滅し、物語は幕を閉じます。
天国に到達したDIOに関するよくある質問(Q&A)
ここでは、天国に到達したDIOについて、ファンから寄せられることが多い質問とその回答をまとめました。
プレイヤーキャラとして使える?入手方法は?
ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」において、天国に到達したDIOは敵キャラクター(ボス)としてのみ登場します。
通常のプレイでプレイヤーが操作できるキャラクターとして入手する方法はありません。
インターネット上の動画などで使用されている場面が見られますが、それらはPC版のデータを改造したものなど、特殊な手段を用いたものです。
プッチが目指した「天国」とは何が違う?
前述の通り、両者の「天国」は全くの別物です。
プッチ神父の天国 | 天国に到達したDIOの天国 | |
目的 | 全人類が運命を知り「覚悟」すること | DIOによる完全な世界支配 |
手段 | メイド・イン・ヘブンで宇宙を一巡させる | ザ・ワールド・オーバーヘブンで真実を上書きする |
対象 | 全人類の精神的な幸福 | DIO個人の欲望の充足 |
プッチの天国が全人類の精神的救済という歪んだ博愛に基づいているのに対し、DIOの天国は究極の自己満足と支配欲を満たすためのものでした。
承太郎も天国に到達した?スタープラチナ・オーバーヘブンとは?
承太郎は、DIOのように「天国へ行く方法」を実践して天国に到達したわけではありません。
彼のスタンド「スタープラチナ・オーバーヘブン」は、強大な敵である天国DIOに対抗するため、土壇場で潜在能力が引き出され、覚醒した姿です。
あくまでDIOの能力を打ち破るためのカウンターとして発現した力であり、承太郎自身が世界の真実を書き換えるためにこの力を使うことはありませんでした。
物語のエンディングでは、この力を使って第3部で死亡した仲間たちを救うIFルートが描かれ、ファンを喜ばせました。
まとめ:天国に到達したDIOのすべて
この記事では、ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」に登場する天国に到達したDIOについて、その正体から能力、結末までを詳しく解説しました。
- 天国に到達したDIOはゲーム「アイズオブヘブン」オリジナルのラスボスである
- 原作第3部で承太郎に勝利したIF世界の存在
- 目的はプッチの「全人類の覚悟」とは異なり「完全な世界支配」である
- スタンドは「ザ・ワールド・オーバーヘブン」
- 能力は触れた対象の「真実を上書きする」という概念操作系の力
- ゲーム内ではGERやタスクACT4をも無力化する作中最強の存在として描かれる
- 最終的な敗因は承太郎が対抗能力「スタープラチナ・オーバーヘブン」に覚醒したこと
- 並行世界の同一物が接触すると消滅するというルールを利用され両腕を破壊された
- 最後は承太郎のオラオララッシュを受けて完全に消滅する
- プレイヤーキャラクターとして通常の方法で入手することは不可能である
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