猗窩座の破壊殺一覧!全技の効果と花火に込められた過去を解説

『鬼滅の刃』に登場する上弦の参・猗窩座(あかざ)。

その圧倒的な強さの根幹をなす血鬼術「破壊殺」について、技の名前が多すぎて覚えられない、それぞれの技がどんな効果を持つのか一覧で知りたい、と感じていませんか。

また、猗窩座の技名が「花火」に由来していることや、彼の悲しい過去との関連について気になっている方も多いでしょう。

この記事では、猗窩座が使用する血鬼術「破壊殺」の全技を一覧で分かりやすく徹底解説します。

各技の効果や特徴はもちろん、術式展開「破壊殺・羅針」の能力、最強と名高い「滅式」や「終式 青銀乱残光」の違い、そして技名に隠された人間時代の過去との悲しい繋がりまで、深く掘り下げていきます。

この記事を読めば、猗窩座の戦闘スタイルと彼のキャラクターへの理解がより一層深まるはずです。

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目次

猗窩座の血鬼術「破壊殺」とは?基本情報を解説

破壊殺はどんな能力?己の肉体を武器にする戦闘術

猗窩座の血鬼術「破壊殺(はかいさつ)」は、自身の身体能力を極限まで強化し、その状態から繰り出される徒手空拳(素手での武術)を主体とした戦闘術です。

他の上弦の鬼が使うような特殊な能力や搦め手とは異なり、「自身の肉体で破壊し、殺す」という非常にシンプルで直接的な血鬼術と言えます。

しかし、元々武術の粋を極めた猗窩座が鬼の再生能力と身体強化を得たことで、その一撃一撃は人の領域を遥かに超える絶大な破壊力を持ちます。

単純明快でありながら、まさしく“最強”を体現した血鬼術です。

術式展開「破壊殺・羅針」は戦闘の要?闘気を感知する能力を解説

「破壊殺・羅針(らしん)」は、猗窩座が戦闘を開始する際に「術式展開」の掛け声と共に発動する、破壊殺の基本となる技です。

この技を発動すると、猗窩座の足元に雪の結晶を模した陣が出現します。

この陣自体に攻撃能力はありませんが、相手が放つ「闘気」を極めて正確に感知するレーダーのような役割を果たします。

敵の攻撃の方向や位置を瞬時に読み取り、最適かつ最速の攻防を可能にするため、猗窩座の戦闘におけるまさしく「羅針盤」であり、彼の強さの根幹を支える重要な能力です。

血鬼術ではない技もある?人間時代の技「鈴割り」とは

「鈴割り(すずわり)」は、冨岡義勇の日輪刀を破壊した技ですが、実はこれは血鬼術ではありません。

この技は、振り下ろされる刀の「側面を叩けば折れやすい」という弱点を的確に突くもので、猗窩座が人間・狛治(はくじ)だった頃から得意としていた純粋な武術の技量によるものです。

原作で描かれていないサイドストーリーによれば、人間時代に恋雪を巡って因縁のあった剣術道場の跡取り息子が真剣で斬りかかってきた際、この技で刀を真っ二つに折ったとされています。

鬼になる以前からの彼の高い技術力がうかがえる技です。

「破壊殺」という名前の由来は?

物騒な名前の「破壊殺」ですが、その元ネタは日本の暦や方位術で用いられる「破壊殺(はかいさつ)」という凶方位から来ていると考えられています。

これは干支の示す方角とは正反対の方角を指し、「物事が破壊される凶方位だが、死ぬことはない」という意味合いを持っています。

守るべきものをすべて失い、自暴自棄の果てに鬼となった猗窩座の境遇を考えると、非常に皮肉なネーミングと言えるかもしれません。

【完全版】猗窩座の血鬼術「破壊殺」技一覧と効果まとめ

拳技①:破壊殺・空式(くうしき)

虚空へ拳を打ち込むことで、目に見えない衝撃波(拳圧)を発生させ、離れた距離の対象を攻撃する技です。

衝撃波は発生から着弾までのタイムラグがほぼ無く、視認も不可能なため、並の隊士では反応することすら困難な遠距離攻撃です。

これにより猗窩座は、接近戦を挑むしかない鬼殺隊に対して圧倒的優位に立つことができます。

拳技②:破壊殺・乱式(らんしき)

近距離で無数の拳打を高速で叩き込む、いわゆる乱舞技です。

繰り出される一撃一撃が衝撃波を伴うため、点ではなく面で攻撃する広範囲な技となっています。

無限列車編では、煉獄杏寿郎が放った「炎の呼吸・伍ノ型 炎虎」と正面から打ち合い、ほぼ相殺しつつも煉獄に深手を負わせるほどの威力を見せました。

拳技③:破壊殺・鬼芯八重芯(きしんやえしん)

左右の腕から四発ずつ、合計八発の強力な打撃を同時に放つ乱打技です。

一つ一つの攻撃が致命的な威力を持つため、防御することは極めて困難です。

後述する花火の「八重芯」が由来とされており、幾重にも重なる打撃のイメージが込められています。

拳技④:破壊殺・砕式 万葉閃柳(まんようせんやなぎ)

大きく振りかぶった拳を、地面に叩きつけるように振り下ろす力技です。

その威力は絶大で、着弾した地面を蜘蛛の巣のように砕き割り、広範囲に衝撃を与えます。

単純な攻撃ですが、猗窩座の純粋な破壊力を象徴する技の一つです。

拳技⑤:破壊殺・滅式(めっしき)

一瞬で相手との間合いを詰め、強烈な抜き手(手刀)を突き込む突進技です。

シンプルながら速度と威力を極限まで高めた絶技であり、煉獄杏寿郎が全霊を込めて放った奥義「玖ノ型・煉獄」と正面から激突し、これを打ち破って致命傷を与えました。

猗窩座の代名詞的な技の一つとして知られています。

拳技⑥:終式 青銀乱残光(しゅうしき あおぎんらんざんこう)

自身の周囲、全方位に向けて百発もの拳の乱れ打ちを同時に放つ、破壊殺の奥義です。

「乱式」の究極強化版とも言える大技で、その圧倒的な攻撃範囲と密度は、水の呼吸の奥義「拾壱ノ型 凪」を以てした冨岡義勇ですら「全てを防ぎきれない」と言わしめるほどでした。

脚技①:脚式 冠先割(きゃくしき かむろさきわり)

背後にいる相手などに対し、下方から蹴り上げる技です。

ほんのわずかに掠っただけでも、炭治郎が鼻血を噴き出すほどの威力を持っています。

脚技②:脚式 流閃群光(きゃくしき りゅうせんぐんこう)

中段から上段にかけて、流れるような連続蹴りを放つ技です。

この技を受けた冨岡義勇は、防御したにもかかわらず遥か彼方まで蹴り飛ばされており、一撃の重さがうかがえます。

脚技③:脚式 飛遊星千輪(きゃくしき ひゅうせいせんりん)

近距離から上方に向かって、無数の蹴りを繰り出す技です。

防御しても吐血は免れないほどの威力で、変幻自在な軌道で繰り出される連続攻撃です。

技名の由来は「花火」?猗窩座の悲しい過去との関係

破壊殺の技名が花火に由来する理由とは?

猗窩座の一部の技名が花火に由来している理由は、彼が人間・狛治だった頃の、最愛の婚約者「恋雪(こゆき)」との思い出が深く関係しています。

狛治は、病弱だった恋雪と「一緒に花火を見に行こう」と約束していました。

しかし、その約束が果たされる前に恋雪は毒殺されてしまいます。

鬼となり記憶を失ってもなお、彼の魂の奥底には恋雪と交わした約束が刻み込まれており、それが無意識のうちに技名として現れているのです。

【花火対応表】各技名と元になった花火の種類一覧

猗窩座の技名と、由来になったとされる花火の種類を以下の表にまとめました。

技名由来となった花火特徴
冠先割(かむろさきわり)冠菊(かむろぎく)、先割しだれ柳のように光が落ち、先端が音を立てて弾ける花火
鬼芯八重芯(きしんやえしん)八重芯(やえしん)中心に複数の同心円を描く、非常に美しい花火
万葉閃柳(まんようせんやなぎ)柳(やなぎ)柳の枝が垂れ下がるように、光が尾を引いて落ちる花火
飛遊星千輪(ひゅうせいせんりん)飛遊星(ひゆうせい)、千輪菊(せんりんぎく)不規則に光が飛び交い、小さな花が無数に咲き乱れる花火
青銀乱残光(あおぎんらんざんこう)青銀乱(あおぎんらん)、残光青から銀に色が変化し、中心の光が長く輝き続ける花火
(流閃群光)花雷(はならい)/万雷(ばんらい)(推測)非常に明るい閃光が連続して打ち上がる様子

技の背景にある人間時代(狛治)の過去とは?

猗窩座の人間時代の名前は狛治(はくじ)です。

彼は病気の父の薬代のために盗みを繰り返していましたが、その父は狛治に迷惑をかけたくないと自ら命を絶ってしまいます。

自暴自棄になった狛治は、武術道場を営む慶蔵(けいぞう)に拾われ、彼の娘である恋雪の看病を任されます。

やがて二人は恋仲となり結婚を約束しますが、道場を妬む隣の道場の者によって井戸に毒を入れられ、慶蔵と恋雪は殺されてしまいました。

守るべきものを全て失った狛治は、怒りのままに犯人たち67名を素手で惨殺。

その現場に現れた鬼舞辻無惨によって鬼にされ、記憶を失い、ただひたすらに強さだけを求める鬼・猗窩座が誕生したのです。

最愛の人「恋雪」との思い出が技に宿っている?

はい、猗窩座の技には恋雪との思い出が色濃く反映されています。

前述の通り、多くの技名は果たせなかった花火の約束に由来しています。

さらに、戦闘の要である「破壊殺・羅針」で展開される雪の結晶の陣は、恋雪がつけていた髪飾りの模様がモチーフとなっています。

鬼となり記憶を失っても、猗窩座の戦いの根底には、守れなかった最愛の人への想いが無意識のうちに存在し続けていたのです。

猗窩座の「破壊殺」に関するよくある質問

「乱式」と「終式 青銀乱残光」の違いは何?

「乱式」と「終式 青銀乱残光」はどちらも乱打技ですが、規模と目的が大きく異なります。

「乱式」は前方にいる敵に向けた近距離の集中連打技です。

一方、「終式 青銀乱残光」は自身の周囲360度、全方位に向けて百発もの拳を同時に放つ広範囲殲滅技であり、威力、範囲、攻撃密度すべてにおいて乱式を遥かに凌駕する奥義です。

「滅式」は煉獄杏寿郎を倒した最強の技?

「滅式」が煉獄杏寿郎に致命傷を与えた非常に強力な技であることは間違いありません。

相手の奥義を正面から打ち破るほどの威力と速度を誇る、猗窩座の切り札の一つです。

しかし、「最強」と一概に断定するのは難しいでしょう。

例えば「終式 青銀乱残光」は、一対多や広範囲の制圧において滅式以上の性能を発揮します。

技にはそれぞれ得意な状況や目的があり、「滅式」は対個人における必殺の突進技と位置づけるのが適切です。

猗窩座はなぜ女性を殺さない?血鬼術の制約?

猗窩座が女性を殺さない、食べない理由は、血鬼術の制約やルールによるものではありません。

作中で明確には語られていませんが、人間時代の最愛の婚約者・恋雪の存在が深く影響していると考えられています。

守ると誓った恋雪を守れなかった後悔が、鬼になってもなお魂の奥底に残り、無意識のうちに女性に対して手を出させないという行動に繋がっていると推測されます。

これは鬼の首領である鬼舞辻無惨も黙認していました。

猗窩座は最終的にどうなった?死亡シーンを解説

猗窩座は無限城での炭治郎と冨岡義勇との死闘の末、炭治郎に頸を斬られます。

しかし、上弦の参の強さでそれを克服し、頭部がないまま戦いを続行、さらには頭部の再生まで始めました。

ですがその時、脳裏に人間・狛治だった頃の記憶が蘇ります。

本当に殺したかったのは、大切な人を守れなかった弱い自分自身であったと悟った彼は、自らの体に拳を打ち込み、再生を拒否して自決を選びました。

意識の中で恋雪と再会し、彼女の腕の中で人間・狛治として、安らかに消滅するという涙なしには見られない最期を迎えました。

まとめ:猗窩座 破壊殺一覧の技と背景を解説

  • 猗窩座の血鬼術「破壊殺」は自身の身体能力を強化する徒手空拳の技
  • 術式展開「破壊殺・羅針」は相手の闘気を感知する戦闘の基盤
  • 破壊殺には拳技と脚技があり、遠近両方に対応可能
  • 「滅式」は煉獄の奥義を破った強力な突進技
  • 「終式 青銀乱残光」は全方位に百発の拳を放つ広範囲殲滅技
  • 多くの技名は人間時代に恋雪と見た「花火」に由来する
  • 羅針の雪の結晶模様は恋雪の髪飾りがモチーフ
  • 技の背景には、大切な人を守れなかった人間・狛治の悲しい過去がある
  • 「鈴割り」は血鬼術ではなく人間時代から得意としていた技
  • 猗窩座は強さを求め続けたが、最後は愛する人の記憶と共に人間として消滅
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