【鬼滅の刃】階級一覧を徹底解説！柱や給料の謎も紹介

大人気作品『鬼滅の刃』の魅力は、手に汗握る戦闘シーンやキャラクターたちの深い背景だけではありません。

主人公・竈門炭治郎が所属する「鬼殺隊」には、隊士たちの実力を示すための緻密な階級制度が存在します。

この記事では、鬼殺隊の階級一覧とその読み方、由来となった「十干」の意味について詳しく解説します。

また、多くのファンが気になる「どうすれば階級が上がるのか」「階級ごとのお給料はいくらなのか」といった疑問にもお答えします。

さらに、最高位である「柱」になるための条件や、炭治郎をはじめとする主要キャラクターたちの最終的な階級、そして一部で囁かれる「階級は意味ない？」という噂の真相にも迫ります。

この階級システムを理解することで、『鬼滅の刃』の世界をより一層深く楽しめるようになるでしょう。

【鬼滅の刃】階級一覧とシステムの基本を解説

鬼殺隊の階級一覧とそれぞれの読み方・意味

鬼殺隊の階級は、隊士の実力と功績を示すために設けられた10段階の序列で構成されています。

この制度は、古代中国から伝わる「十干（じっかん）」という考え方が元になっています。

十干とは、自然界の5つの要素（木・火・土・金・水）に、それぞれ陰と陽の性質（兄・弟）を割り当てたものです。

この考え方が、鬼殺隊の階級システムに採用されているのです。

以下に、階級の一覧とそれぞれの読み方、そして元になった十干の意味をまとめました。

順位	階級	読み方	十干としての意味
最上位	甲	きのえ	木の兄（きのえ）
第2位	乙	きのと	木の弟（きのと）
第3位	丙	ひのえ	火の兄（ひのえ）
第4位	丁	ひのと	火の弟（ひのと）
第5位	戊	つちのえ	土の兄（つちのえ）
第6位	己	つちのと	土の弟（つちのと）
第7位	庚	かのえ	金の兄（かのえ）
第8位	辛	かのと	金の弟（かのと）
第9位	壬	みずのえ	水の兄（みずのえ）
最下位	癸	みずのと	水の弟（みずのと）

新入隊士は全員、最下位の「癸（みずのと）」からスタートし、任務での功績に応じて階級が上がっていきます。

ちなみに、自分の階級を確認する際には、「藤花彫り（とうかぼり）」という特殊な技術が用いられます。

拳を握りしめ、「階級を示せ」と念じることで、手の甲に現在の階級が浮かび上がる仕組みです。

作中では、嘴平伊之助がこの方法で炭治郎に自分の階級を見せるシーンがありました。

この階級制度は、隊士の任務の割り振りや、実力を客観的に示すための重要な指標として機能しているのです。

鬼滅の刃における階級の上がり方の条件とは

鬼殺隊での階級を上げるための条件は、主に「鬼の討伐実績」に基づいています。

しかし、作中では「鬼を何体倒せば昇格する」といった明確で具体的な数値基準は示されていません。

階級の昇格は、任務における活躍や貢献度が総合的に評価されるシステムとなっています。

特に、強力な鬼を討伐することが、階級を大きく上げるための重要な鍵となります。

例えば、主人公の炭治郎、善逸、伊之助の3人は、物語序盤の那田蜘蛛山での戦いで大きな功績を上げました。

この時、彼らは最下位の「癸」でしたが、元・下弦の伍である累の討伐に大きく貢献したことが認められ、一気に「庚（かのえ）」まで昇格しています。

これは、通常の鬼を倒すよりも、鬼舞辻無惨直属の配下である十二鬼月との戦闘で功績を上げることが、いかに高く評価されるかを示しています。

その後も、彼らは「無限列車編」や「遊郭編」での死闘を経て、最終的には「丙（ひのえ）」まで階級を上げていきました。

これらの昇格は、鬼殺隊の当主である産屋敷耀哉が全ての隊士の功績を正確に把握し、その情報が隊全体で共有されることで行われます。

つまり、階級は単なる強さの序列ではなく、組織への貢献度を可視化し、隊士の士気を高めるための透明性の高い評価制度でもあるのです。

鬼滅の刃の階級ごとの給料はいくら？

鬼殺隊は政府非公認の組織でありながら、隊士たちには階級に応じた給料が支払われています。

これは、隊士たちが命がけの任務に専念できるよう、産屋敷家がその莫大な財力で組織を支えているためです。

公式ファンブックによると、最も下の階級である「癸（みずのと）」の隊士でも、現代の価値に換算して月給20万円ほどが支給されていたとされています。

大正時代の1円が現代の約1,000円～2,000円の価値があったことを考えると、これは非常に高額な給料です。

当時の一般労働者の月収が数十円程度だったことを考えれば、鬼殺隊がいかに隊士を手厚く遇していたかがわかります。

そして、階級が上がるにつれて給料も上がっていき、鬼殺隊の最高戦力である「柱」になると、その待遇は別格となります。

柱の給料は、なんと「無限に欲しいだけもらえる」と記されています。

これは、彼らが鬼殺隊にとってどれほど重要で、かけがえのない存在であるかを示しています。

給料だけでなく、希望すれば屋敷を与えられるなど、福利厚生も非常に充実しています。

蟲柱・胡蝶しのぶが拠点としていた「蝶屋敷」も、このような待遇の一つと考えられます。

隊士たちが生活の心配をすることなく、ただ鬼を滅することだけに集中できる環境を整えることが、産屋敷家の当主としての重要な役割だったのです。

鬼滅の刃の階級は意味ないという噂の真相

一部のファンの間で「鬼滅の刃の階級は意味ないのでは？」という声が聞かれることがあります。

この意見は、主に主人公たちの急激な成長と、作中での階級描写の少なさから来ていると考えられます。

結論から言うと、階級制度は鬼殺隊という組織を運営する上で非常に重要であり、決して「意味ない」ものではありません。

「意味ない」と感じられる理由の一つに、炭治郎たちの強さが階級をあっという間に追い越してしまった点が挙げられます。

例えば、遊郭編で炭治郎たちは「庚」でしたが、柱である宇髄天元と共に上弦の鬼を討伐するという、階級を遥かに超えた大金星を挙げました。

また、彼らより階級が上だったはずの村田さんが、戦闘では後方支援に回ることが多かったため、「階級と実力が一致していない」という印象を与えたのかもしれません。

しかし、これは炭治郎たちの成長速度が異常であっただけで、多くの一般隊士にとって階級は実力を示す重要な指標です。

階級制度がなければ、経験の浅い新人がいきなり強力な鬼と遭遇し、命を落とす危険性が高まります。

任務の難易度に応じて適切な階級の隊士を派遣することは、組織として隊士の命を守るために不可欠な機能なのです。

炭治郎たちが時に階級に見合わない任務に参加できたのは、柱が同行していたり、彼らの特別な事情（ヒノカミ神楽の継承や禰豆子の存在）があったりと、例外的な状況が多かったためです。

したがって、階級制度は物語の背景として鬼殺隊のリアリティを支え、組織の統率と隊士の安全確保のために重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

【鬼滅の刃】階級一覧で見る隊士たちの実力

鬼滅の刃の階級で最高位の「柱」になるには

鬼殺隊における最高位の剣士たち「柱」は、単に階級が一番上というだけではありません。

「柱」は階級そのものではなく、鬼殺隊を文字通り支える9名の最強剣士に与えられる特別な「称号」です。

そのため、柱になるためには非常に厳格な条件が設けられています。

柱になるための条件は、以下の二つを両方満たす必要があります。

柱になるための条件

1. 階級が「甲（きのえ）」であること
   まず大前提として、十段階ある階級の最上位である「甲」に到達していなければなりません。
   どれだけ優れた実力を持っていても、甲階級でなければ柱に選出されることはないのです。
2. 以下のいずれかの実績を上げること
   • 十二鬼月を一体倒す
   • 鬼を五十体倒す

この二つの実績は、どちらか一方を達成すれば条件を満たしたことになります。

十二鬼月を倒すほどの突出した戦闘能力を持つか、あるいは数多くの鬼を葬り続けてきた確かな経験と実力を持つか、その両方が柱たる強さの証明として認められているのです。

ちなみに、柱の定員が9名である理由は、漢字の「柱」の画数が9画であることに由来すると言われています。

しかし、この9名の席が常に埋まっていることは稀で、過酷な戦いで殉職する柱も多いため、席が空いたままになることも少なくありません。

このことからも、柱になること、そして柱であり続けることがいかに困難であるかがうかがえます。

鬼滅の刃で階級が最高の「甲」のキャラは？

鬼滅の刃の作中で、鬼殺隊の最高階級である「甲（きのえ）」に属するキャラクターとして明確に描かれているのは、9名の「柱」たちです。

冨岡義勇、胡蝶しのぶ、煉獄杏寿郎といった柱たちは、全員がこの甲階級に属しています。

では、「柱ではない一般隊士の中に、甲階級のキャラクターは存在するのか？」という疑問が浮かびます。

結論として、作中で柱以外の甲階級隊士が具体的に登場し、活躍するシーンは描かれていません。

物語の性質上、どうしてもスポットライトは主人公たちや最強の柱たちに当たるため、その他の上位隊士の描写は限られています。

しかし、柱になるための条件が「甲階級であること」とされている以上、理屈の上では柱ではない甲階級の隊士も存在するはずです。

作中では「近年、隊士の質が落ちている」といった旨のセリフがあり、また柱の席が空きがちであることからも、甲まで昇進できる隊士は極めて少数であると推測されます。

鬼殺隊の隊員数が数百名であることを考えると、柱を含めても甲階級に到達できるのは、ほんの一握り、おそらく十数名程度だったのではないでしょうか。

物語の終盤、炭治郎たちが上弦の鬼を倒すという柱クラスの実績を上げながらも、最終階級が「丙」であったことを考えると、実績が階級に反映されるまでには一定の時間が必要です。

このことからも、地道に功績を積み重ねて「甲」という地位にたどり着くことが、いかに途方もなく困難な道であるかがわかります。

主人公・竈門炭治郎の階級はどうなった？

数々の死闘を乗り越え、鬼殺隊の中心人物として活躍した主人公・竈門炭治郎ですが、彼の最終的な階級は「丙（ひのえ）」でした。

これは、十段階ある階級の中で上から三番目に位置します。

最下位の「癸（みずのと）」から始まった彼の鬼殺隊人生は、目覚ましい成長と功績に彩られていました。

彼の階級の変遷を見てみましょう。

• 最終選別後：癸（みずのと）
• 那田蜘蛛山編後（遊郭編時点）：庚（かのえ）
• 無限城突入前（最終階級）：丙（ひのえ）

同期である我妻善逸と嘴平伊之助も、炭治郎と同様に「丙」まで昇進しています。

ここで多くの読者が抱く疑問は、「上弦の鬼まで倒した炭治郎が、なぜ柱になれなかったのか？」ということでしょう。

その理由はいくつか考えられます。

まず、最も大きな理由は、柱になるための前提条件である「甲階級」に到達していなかったことです。

彼の功績は間違いなく柱に匹敵するものでしたが、その功績が評価され、階級として反映される前に、物語が鬼舞辻無惨との最終決戦へと突入してしまいました。

つまり、昇進のための手続きが間に合わなかった、という時間的な制約が大きかったのです。

また、鬼である妹・禰豆子を連れているという彼の特殊な立場が、組織内での昇進に慎重な判断を促した可能性も考えられます。

とはいえ、炭治郎が上弦の参・猗窩座の撃破に大きく貢献したことからも、その実力は紛れもなく柱クラスでした。

階級が「丙」で終わったのは、あくまで物語の展開上の都合であり、彼の偉大な功績が色褪せるものでは決してありません。

主要な鬼殺隊メンバーの階級まとめ

『鬼滅の刃』には、炭治郎たち「かまぼこ隊」以外にも、多くの魅力的な鬼殺隊メンバーが登場します。

彼らの階級を知ることで、それぞれのキャラクターの立ち位置や実力をより深く理解することができます。

ここでは、判明している主要キャラクターの最終階級を一覧でご紹介します。

キャラクター名	最終階級（読み方）	階級の順位
竈門炭治郎	丙（ひのえ）	上から3番目
我妻善逸	丙（ひのえ）	上から3番目
嘴平伊之助	丙（ひのえ）	上から3番目
栗花落カナヲ	丁（ひのと）	上から4番目
不死川玄弥	丁（ひのと）	上から4番目
村田	庚（かのえ）	上から7番目
柱のメンバー	甲（きのえ）	最上位

炭治郎の同期である栗花落カナヲと不死川玄弥の最終階級は「丁（ひのと）」です。

彼らもまた非常に高い実力を持っており、特にカナヲは蟲柱の継子（つぐこ）として、玄弥は特異な能力を駆使して上弦の鬼との戦いで多大な貢献をしました。

かまぼこ隊との階級差は、功績の大きさや昇進のタイミングの違いによるものと考えられます。

そして、那田蜘蛛山で登場し、ファンから親しまれている先輩隊士・村田さんの最終階級は「庚（かのえ）」です。

彼が初登場した際、炭治郎たちは最下位の「癸」だったため、村田さんは先輩として彼らを導く立場にありました。

しかし、炭治郎たちの急成長により、最終的には階級で追い抜かれることになります。

この村田さんの存在は、一般隊士のリアルな立ち位置や昇進ペースを示しており、炭治郎たちの成長がいかに規格外であったかを際立たせる役割も担っています。

まとめ：鬼滅の刃の階級一覧を理解して物語を深く楽しもう

• 鬼殺隊の階級は「十干」を元にした全10段階である
• 新人は最下位の「癸」から始まり、功績に応じて昇格する
• 階級の昇格は主に鬼の討伐実績、特に十二鬼月討伐の功績が大きい
• 癸の給料は現代価値で約20万円、柱は無限に欲しいだけもらえる
• 「柱」は階級ではなく、甲階級の中から選ばれる最強剣士の称号である
• 柱になるには「甲階級」かつ「十二鬼月討伐 or 鬼50体討伐」が条件である
• 炭治郎、善逸、伊之助の最終階級は「丙」であった
• カナヲと玄弥の最終階級は「丁」、村田は「庚」である
• 階級制度は隊士の命を守り組織を統率する上で重要なシステムである
• 階級は「藤花彫り」という技術で手の甲に表示して確認できる