【鬼滅の刃】三味線の女・鳴女の正体は?壮絶な過去と最期を解説

アニメ「鬼滅の刃」で、不気味な雰囲気の中、静かに楽器を奏でる女性の鬼が気になった方も多いのではないでしょうか。

「あの三味線を弾いている女の鬼は誰?」「上弦の鬼なの?」といった疑問がよく検索されています。

彼女は物語の重要な局面で登場し、ミステリアスな存在感で多くの視聴者に強い印象を残しました。

この記事では、「鬼滅の刃の三味線の女」こと鳴女(なきめ)の正体から、彼女が上弦の鬼になった経緯、壮絶な人間時代の過去、そして悲しい最期まで、インプットした情報と関連情報を基に徹底的に解説していきます。

この記事を読めば、鳴女というキャラクターのすべてがわかります。

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目次

鬼滅の刃に登場する三味線の女「鳴女」の正体

鬼滅の刃「鳴女」の正体は琵琶を奏でる鬼

「鬼滅の刃」に登場する、通称「三味線の女」の正体は、琵琶(びわ)を奏でる「鳴女(なきめ)」という名の鬼です。

多くの視聴者が三味線と見間違えることが多いですが、彼女が携えているのは琵琶という楽器になります。

琵琶は三味線と似ていますが、胴体の形が涙滴型で、演奏には大きな撥(ばち)を使うのが特徴です。

鳴女が初めて登場したのは、アニメ「竈門炭治郎 立志編」第26話。

鬼舞辻無惨が下弦の鬼たちを一掃した、通称「パワハラ会議」のシーンです。

この時、鳴女は無惨の指示で琵琶をかき鳴らし、下弦の鬼たちを異空間である「無限城」に呼び寄せました。

この時点ではセリフもほとんどなく、名前も明かされていませんでした。

作中では、上弦の参・猗窩座(あかざ)から「琵琶女」、上弦の弐・童磨(どうま)からは「琵琶の君」と呼ばれており、その名前が正式に判明したのは原作コミックス12巻のおまけページでした。

彼女の見た目は、顔の半分以上を隠すほどの長い黒髪が特徴的で、その下には不気味な一つ目が存在します。

物静かで感情を表に出さないミステリアスな雰囲気を持っていますが、その役割は鬼たちの本拠地「無限城」を管理するという、非常に重要なものでした。

声を担当しているのは、人気声優の井上麻里奈さんです。

アニメ「刀鍛冶の里編」で初めてセリフが発せられた際には、その落ち着いた声質がキャラクターの雰囲気に完璧に合っていると話題になりました。

鬼滅の刃の鳴女は上弦の鬼?

鳴女は物語の途中で「上弦の鬼」に昇格しますが、初登場時には上弦の鬼ではありませんでした。

彼女はもともと、鬼舞辻無惨の側近として仕える、階級を持たない特殊な立場の鬼だったのです。

その主な役割は、血鬼術によって無限城の空間を操作し、無惨の命令で鬼たちを召集したり、敵を翻弄したりすることでした。

公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」によれば、無惨は鳴女のことを「便利であるためお気に入り」と評価しています。

これは、彼女の能力が戦闘における直接的な強さではなく、戦略的な有用性に極めて長けていたことを示唆しています。

無惨にとって、鬼殺隊から身を隠し、効率的に組織を管理するための無限城は不可欠な拠点であり、それを自在に操れる鳴女は、他の戦闘狂の鬼たちとは一線を画す価値を持っていました。

そのため、十二鬼月という階級には含まれていなくとも、それに匹敵するほどの特別な待遇を受けていたと考えられます。

そんな彼女が上弦の鬼となったのは、「刀鍛冶の里編」で上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)と上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)が鬼殺隊によって倒された後のことです。

空席となった上弦の座を埋めるため、鳴女はその能力をさらに強化され、新たに「上弦の肆」の地位を与えられました。

アニメ「柱稽古編」では、それまで髪で隠されていた一つ目に「肆」の文字が刻まれている様子が描かれ、彼女が正式に上弦の鬼の一員となったことが示されています。

時期階級主な役割
初登場時(パワハラ会議)階級なし(無惨の側近)無限城の管理、鬼の召集
「柱稽古編」以降上弦の肆無限城の管理、鬼殺隊の探知・探索

鬼滅の刃のなきめは上弦の何番目?

鳴女が就いた階級は、新「上弦の肆(じょうげんのし)」です。

これは、十二鬼月の中でも最強とされる上弦の鬼の中で、4番目の強さを持つことを意味します。

「肆」という漢字は、現代ではあまり使われませんが、数字の「四」を意味する大字(だいじ)です。

公的な書類などで改ざんを防ぐために使われる格式高い文字であり、「鬼滅の刃」の世界観における上弦の鬼の威厳や格の高さを表現するのに一役買っています。

前任の上弦の肆は、喜怒哀楽の感情を持つ分身体を操る半天狗でした。

半天狗が炭治郎たちとの激闘の末に敗れたことで、鳴女がその後任として抜擢された形になります。

上弦の鬼は、その強さの順に壱から陸までの数字が目に刻まれています。

最強である上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)を筆頭に、童磨(弐)、猗窩座(参)と続き、鳴女はその次点に位置づけられました。

しかし、彼女の能力は他の上弦の鬼たちとは大きく異なります。

黒死牟や猗窩座のような純粋な戦闘能力でその地位を得たわけではなく、空間操作や広範囲の索敵能力といった、極めて厄介で戦略的な価値を持つ血鬼術が評価されての昇格でした。

言わば、彼女は上弦の鬼という戦闘集団における、異質の司令塔のような存在と言えるでしょう。

鬼滅の刃における鳴女の過去とは?

鳴女の過去は、原作本編では一切語られることなく物語が進行し、多くの謎を残したまま退場しました。

彼女がなぜ鬼になったのか、人間だった頃はどんな人物だったのか、そのミステリアスな背景はファンの間で様々な憶測を呼びました。

特に有名な考察としては、岩柱・悲鳴嶼行冥の過去に関わる少女「沙代(さよ)」が鳴女ではないかという説や、我妻善逸の母親ではないかという説がありました。

しかし、これらの説は後に発売された公式ファンブック「鬼殺隊見聞録・弐」によって、すべて否定されることになります。

このファンブックで初めて、鳴女の衝撃的な人間時代の過去が公式に明かされたのです。

その内容は、彼女の物静かなイメージを180度覆すほど壮絶なものでした。

この事実が明らかになると、ネット上では「ロックすぎる」「デスメタル」「クラウザーさん(漫画『デトロイト・メタル・シティ』の主人公)」といった愛称で呼ばれるようになり、一気に人気と知名度が急上昇しました。

なぜこれほど強烈なエピソードが本編で描かれなかったのかについては、最終決戦の緊迫した展開のテンポを損なわないためや、内容があまりにも過激であるため、といった理由が考えられます。

いずれにせよ、彼女の過去は、鬼滅の刃に登場する鬼たちの背景がいかに多様で、悲劇だけに留まらない深みを持っているかを示す好例と言えるでしょう。

鬼滅の刃の三味線の女「鳴女」の壮絶な過去と最期

鬼滅の刃の鳴女の人間時代が壮絶すぎる

公式ファンブックで明かされた鳴女の人間時代は、想像を絶するほど壮絶なものでした。

彼女はもともと、人間だった頃から無名の琵琶奏者として日銭を稼いで生活していました。

しかし、その生活は非常に貧しく、さらに夫は博打に狂っており、彼女が稼いだわずかな金もすべて浪費してしまうような惨状でした。

彼女の人生が狂い始めた決定的な出来事は、ある日、夫が彼女のたった一着しかない演奏用の着物を勝手に売り払い、博打の金にしてしまったことでした。

これに激怒した鳴女は、近くにあった金槌で夫を殴り殺してしまいます。

そして、夫の亡骸を放置したまま、血に濡れたぼろぼろの普段着で仕事に向かいました。

その鬼気迫る姿と、夫を殺害した直後の強張った手で奏でた琵琶の音色が、なぜか観客から「素晴らしい」と大絶賛されるという皮肉な結果を生みます。

この出来事をきっかけに、鳴女の精神は完全に歪んでしまいました。

彼女は「人を殺してから演奏すると、良い音色が出る」という異常なジンクスに囚われるようになり、演奏の前には必ず誰かを殺すという、シリアルキラー(連続殺人鬼)へと変貌していったのです。

そして、いつものように次の演奏前のターゲットを探していた彼女が、偶然にも標的にしてしまったのが、通りすがりの鬼舞辻無惨でした。

当然、ただの人間に鬼の始祖を殺せるはずもなく、鳴女はあっさりと返り討ちに遭います。

しかし、無惨は自分に襲いかかってきた彼女の常軌を逸した度胸と狂気を逆に気に入り、殺す代わりに鬼として自らの配下に加えたのです。

これが、物静かな琵琶鬼・鳴女の誕生秘話でした。

鬼滅の刃での鳴女の死亡について

鳴女の最期は、他の上弦の鬼たちとは大きく異なり、鬼殺隊の剣士との直接戦闘によって倒されたわけではありません。

彼女は最終的に、味方であるはずの主君、鬼舞辻無惨その人の手によって「粛清」されるという、非常に悲しい結末を迎えました。

最終決戦である「無限城編」において、鳴女は鬼殺隊を無限城に引きずり込み、その中心で琵琶を奏で続けました。

彼女の血鬼術は、城内の空間を自在に組み替えることで鬼殺隊の剣士たちを分断し、各個撃破を狙う鬼たちを強力にサポートする役割を果たします。

特に、恋柱・甘露寺蜜璃と蛇柱・伊黒小芭内の二人がかりの攻撃を、一切寄せ付けずに翻弄し続けました。

襖や壁を瞬時に出現させて攻撃を防ぎ、床や天井を動かして二人を別の場所へ転送するなど、直接的な攻撃力は低くとも、その防御力と妨害能力は絶大でした。

伊黒小芭内が「煩わしさと厄介さは随一」と評した通り、彼女の存在そのものが鬼殺隊にとって大きな障害となっていたのです。

このように、鳴女は戦闘の最前線に立つのではなく、後方から戦場全体をコントロールする司令塔として、無惨が珠世の薬から回復するための貴重な時間を稼ぎ続けました。

彼女の死が、黒死牟や猗窩座のような剣士との壮絶な死闘の末ではなかったという事実は、彼女がいかに特異な存在であったかを物語っています。

鬼滅の刃のなきめの衝撃的な死亡シーン

鳴女の死亡シーンは、原作コミックス21巻の第183話「鬩ぎ合い(せめぎあい)」で描かれました。

その最期は、衝撃的かつ、あまりにもあっけないものでした。

甘露寺と伊黒を相手に無限城を操り続けていた鳴女でしたが、その背後から音もなく忍び寄る存在がいました。

珠世によって鬼にされた青年、愈史郎(ゆしろう)です。

愈史郎は、視覚を支配する自身の血鬼術「紙眼」を使い、鳴女に気づかれることなく接近。

彼女の脳を乗っ取り、視界と無限城のコントロールを奪うことに成功します。

さらに愈史郎は、乗っ取った鳴女の視覚を通して、無惨に「甘露寺と伊黒はすでに死亡した」という偽の情報を送り込み、無惨を欺きました。

しかし、死んだはずの柱たちが次々と現れたことで、無惨は鳴女の異変に気づきます。

すぐさま鳴女の支配権を取り戻そうと、愈史郎の細胞ごと吸収しようと試みますが、愈史郎も必死に抵抗。

鳴女の脳内で、無惨と愈史郎による壮絶な支配権の奪い合いが始まりました。

戦況が刻一刻と悪化する中、無惨は鳴女を助けることは不可能と判断。

次の瞬間、無惨は自らの「呪い」を遠隔で発動させ、鳴女の頭部を内側から破裂させて殺害したのです。

何の抵抗も、悲鳴を上げる間もなく、ただ主君の非情な判断によって粛清されるという、あまりにも惨い最期でした。

鬼滅の刃の鳴女は誰に殺されたのか解説

鳴女を殺害したのは、鬼舞辻無惨です。

一連の出来事のきっかけを作ったのは愈史郎ですが、鳴女の命に直接とどめを刺したのは、紛れもなく彼女が忠誠を誓っていた主君、無惨本人でした。

無惨がなぜ、これほど有能で「お気に入り」とまで評していた鳴女を殺したのか。

その理由は、彼の極めて自己中心的で合理的な思考にあります。

愈史郎に脳を乗っ取られ、コントロールを失った鳴女は、無惨にとって「便利な駒」から一転して「鬼殺隊に利用されかねない最大のリスク」へと変わりました。

彼女の能力を逆手に取られ、無限城ごと無惨自身が窮地に陥る可能性があったのです。

無惨は、そんな彼女を助け出すために労力やリスクを割くよりも、即座に切り捨ててリスク要因を排除する方が合理的だと判断しました。

ここには、部下への情や信頼といった感情は一切存在しません。

彼の思想の根底にあるのは、「自分の役に立つか、立たないか」ただそれだけです。

この鳴女の最期は、無惨の冷酷非道な本質を改めて読者に突きつけると共に、彼に支配される鬼という存在の儚さや悲哀を象こくちょうする、非常に重要なシーンとなりました。

鳴女の死によって無限城は崩壊し、最終決戦の舞台は地上へと移ることになります。

彼女は最後まで、物語を大きく動かすための重要な役割を担っていたのです。

まとめ:鬼滅の刃の三味線の女「鳴女」の謎を徹底解剖

  • 「三味線の女」の正体は、琵琶を奏でる鬼「鳴女(なきめ)」である
  • 初登場時は階級のない鬼だったが、後に「上弦の肆」に昇格した
  • 人間時代は貧しい琵琶奏者で、夫を殺害したことを機に連続殺人鬼と化した
  • 鬼舞辻無惨を襲い返り討ちに遭うも、その狂気を気に入られ鬼になった
  • 血鬼術は、本拠地である「無限城」の空間を自在に操る能力である
  • 上弦昇格後は、眼球の使い魔による広範囲の探知・探索能力も得た
  • 戦闘能力は低いが、その支援・妨害能力から無惨に「便利」と重用された
  • 最期は鬼殺隊との直接戦闘ではなく、無惨自身の手で粛清された
  • 愈史郎に脳を乗っ取られ、コントロール不能になったため見限られた
  • 鳴女の死により無限城は崩壊し、最終決戦は地上戦へと移行した
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