『鬼滅の刃』須磨がかわいい理由は？伊之助似の容姿や性格を解説

『鬼滅の刃』遊郭編で、音柱・宇髄天元（うずい てんげん）と共に活躍した3人の嫁たち。

その中でも、ひときわ感情豊かで泣き虫な姿が印象的なのが須磨（すま）です。

彼女の天真爛漫な振る舞いや、時折見せる芯の強さに「かわいい！」と感じた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな須磨のかわいさの秘密を徹底解剖します。

プロフィールや性格、伊之助（いのすけ）との意外な共通点、そして知られざる有能な一面まで、さまざまな角度から彼女の魅力を深掘りしていきます。

須磨のことをもっと知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

『鬼滅の刃』の須磨がかわいい！その理由とプロフィール

ぱっちりした目が伊之助に似ていると話題の容姿

須磨のかわいらしさを語る上で、まず触れたいのがその特徴的な容姿です。

彼女はウェーブがかったミディアムの黒髪に、少し困ったように見える八の字眉、そして何よりも印象的なぱっちりとした大きな目を持っています。

この愛らしいルックスは、多くのファンを魅了しました。

そして、この容姿についてファンの間で特に話題になっているのが、「嘴平伊之助（はしびら いのすけ）に似ている」という点です。

猪の頭を被っている伊之助ですが、その素顔は非常に整った顔立ちをしており、特にぱっちりとした大きな青い瞳と、顔にかかる黒髪の質感が須磨と共通しています。

SNSなどでは、「須磨と伊之助、並べてみると兄妹みたいでかわいい」「顔のパーツが似てるから血縁関係を疑ってしまう」といった声が多数見受けられます。

実際に、原作漫画では前髪の束感などがより似て描かれているため、他人の空似とは思えないほどのそっくりぶりです。

もちろん、作中では2人の間に血縁関係があるといった公式な設定は一切言及されていません。

そのため、あくまで「他人の空似」という説が最も有力ですが、この意外な共通点がファンの間で新たな楽しみ方や考察を生み出しているのは間違いありません。

須磨のかわいらしい容姿と、伊之助との思わぬ共通点が、彼女のキャラクターにさらなる興味と親しみやすさを加えているのです。

泣き虫で感情豊か！天真爛漫な性格が魅力的

須磨の最大の魅力は、その見ていて飽きないほどコロコロと変わる表情と、裏表のない天真爛漫な性格にあると言えるでしょう。

彼女は感情の振れ幅が非常に大きく、嬉しい時は満面の笑みを見せ、悲しい時や怖い時は大声で泣き叫びます。

その様子は、同じく天元の妻であるしっかり者の雛鶴（ひなつる）や、短気ながらも面倒見の良いまきをとは対照的で、3人の中では末っ子的なポジションを確立しています。

彼女の感情豊かな性格がよく表れているのが、『遊郭編』での一連のシーンです。

堕姫（だき）の帯の中から伊之助に助け出された際には、恐怖で泣きじゃくりながらも鬼を罵倒するという、感情のジェットコースターのような姿を見せました。

また、天元が妓夫太郎（ぎゅうたろう）の毒で命の危機に瀕した場面では、誰よりも激しく泣き叫び、天元の遺言を遮ってしまうほどでした。

この時、まきをから「口に石詰めてやる！」と本気で怒られていましたが、こうしたコミカルなやり取りも、須磨の憎めないキャラクター性を際立たせています。

一方で、シリアスな場面だけでなく、日常の何気ないシーンでの無邪気さも彼女の魅力です。

遊郭での戦いが終わった後、皆でお墓参りをする道中では、お弁当を頬張って「おいしい！」と顔をほころばせたり、夕日の中を飛ぶトンボを見て「あたしもトンボになって飛んでみたいです」とはしゃいだりする姿が描かれました。

このように、自分の感情に素直で、子供のような純粋さを持つ須磨の姿は、見ている側の心を和ませ、多くのファンから「守ってあげたい」「かわいすぎる」と愛される理由となっているのです。

声優は東山奈央さん！声もかわいいと評判

須磨のキャラクターが持つ「ウザかわいい」とも言える独特の魅力を完璧に表現しているのが、担当声優である東山奈央（とうやま なお）さんの存在です。

東山奈央さんは、『神のみぞ知るセカイ』の中川かのん役で声優デビューして以来、数多くの人気作品に出演している実力派声優です。

代表作には、『ゆるキャン△』の志摩リン役、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の由比ヶ浜結衣役、『マクロスΔ』のレイナ・プラウラー役などがあり、幅広い役柄を演じ分けることで知られています。

須磨役での東山さんの演技は、まさに圧巻の一言です。

天元が死にかけていると勘違いして泣き叫ぶシーンでは、視聴者の心に響く迫真の号泣を披露しました。

一方で、まきをと喧嘩する際のコミカルで騒がしいやり取りや、天元に頭を撫でられて安堵する際の愛らしい声色など、須磨の持つ感情の起伏を見事に声で表現しています。

この演技力に対して、ファンからは「東山奈央さんの声じゃなかったらただのうるさいキャラになってたかも」「泣き声すらもかわいく聞こえるのはすごい」「ウザいけどかわいい、という絶妙なバランスは東山さんの演技力のおかげ」といった絶賛の声が相次ぎました。

特に、普段は落ち着いたキャラクター（『ゆるキャン△』の志摩リンなど）を演じるイメージがある方にとっては、須磨のようなハイテンションな役柄とのギャップに驚き、その演技の幅広さを再認識する機会にもなったようです。

キャラクターデザインや性格設定に加え、東山奈央さんの卓越した声の演技が合わさることで、須磨というキャラクターは唯一無二のかわいさを放っているのです。

号泣して勝ち取った宇髄天元との馴れ初め

宇髄天元が3人もの妻を持つ背景には、彼が育った忍びの一族の特殊な掟がありました。

その掟とは、「一族の長となる者は、15歳になったら3人の嫁を迎える」というものです。

そのため、天元と雛鶴、まきを、須磨の結婚は、恋愛結婚ではなく、一族の存続を目的とした政略結婚でした。

しかし、須磨が天元の嫁になった経緯には、彼女の情熱的な一面を物語る驚きのエピソードが存在します。

この事実は「鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐」で明かされました。

なんと、当初、天元の3人目の嫁として選ばれていたのは、須磨本人ではなく彼女の「妹」だったのです。

この決定に対し、須磨は納得できませんでした。

どうしても自分が天元の嫁になりたいと強く願った彼女は、なんと大泣きしながら襖を突き破るという荒業で猛アピール。

その凄まじい気迫と情熱が認められ（あるいは呆れられ）、見事に嫁の座を勝ち取ったのです。

このエピソードは、普段の泣き虫で頼りない彼女のイメージを覆すものです。

自分の「好き」という気持ちを貫くためには、常識やぶりな行動も厭わない情熱と、驚くべき行動力を持っていることがわかります。

ただ泣いているだけの女の子ではない、芯の強さを感じさせる一面と言えるでしょう。

政略結婚という枠組みの中で、自らの強い意志で運命を切り開いた須磨。

彼女の天元に対する愛情が、誰よりも深く、そして熱いものであることを証明する、非常にかわいらしくも力強いエピソードです。

『鬼滅の刃』の須磨はかわいいだけじゃない意外な魅力

実は有能？短期間で花魁にのぼりつめた実力

普段の振る舞いから「ドジっ子」「ポンコツ」といった印象が強い須磨ですが、彼女にはそのイメージを覆す、驚くべき有能さを示すエピソードがあります。

それは、遊郭への潜入任務中に、ごく短期間で遊女の最高位である「花魁（おいらん）」にまで上り詰めていたという事実です。

作中、炭治郎が潜入した「ときと屋」では、すでに須磨は「須磨花魁」として噂になっていました。

ここで、「花魁」という地位がどれほど特別なものかを理解する必要があります。

花魁になるためには、類まれな美貌はもちろんのこと、書道、茶道、和歌、三味線、囲碁といった高度な教養や芸事を完璧に身につけなければなりません。

さらに、独特の言葉遣いや所作なども習得する必要があり、多くの女性は幼い頃から禿（かむろ）として花魁の身の回りの世話をしながら、長い年月をかけて厳しい修行を積んでいきます。

つまり、ぽっと出の女性が数ヶ月で花魁になることは、通常ではほぼ不可能なのです。

では、なぜ須磨はそれを成し遂げられたのでしょうか。

考えられる理由として、彼女が天元と同じく「くノ一」であったことが挙げられます。

忍びとしての訓練の中で、潜入任務に必要な芸事や教養、立ち居振る舞いをすでにマスターしていた可能性が高いのです。

くノ一としての卓越したスキルが、遊郭という特殊な環境で遺憾なく発揮された結果と言えるでしょう。

普段の泣き虫で騒がしい姿と、この「短期間で花魁になる」という超エリート級の実績とのギャップは、須磨というキャラクターの奥深さを物語っています。

彼女は決して頼りないだけの女性ではなく、やるときはやる、非常に有能な一面を秘めた人物なのです。

このギャップこそが、彼女のかわいさをさらに引き立てる大きな魅力となっています。

「味噌っかす」と自称する戦闘シーンでの振る舞い

戦闘において、須磨は自らのことを「味噌っかす」と称し、弱気な発言が目立ちます。

遊郭編第5話で伊之助に助けられた直後にも、「あたしあんまり戦えないですから期待しないでくださいね」と涙ながらに語っており、戦闘能力に自信がないことをうかがわせます。

確かに、鬼殺隊の柱や炭治郎たちのように、鬼の頸を斬るほどの直接的な戦闘力は持っていないでしょう。

実際、堕姫の帯の化け物と対峙した際には、恐怖からまきをと喧嘩を始めてしまうなど、精神的な脆さも見られました。

しかし、彼女が本当に「味噌っかす」＝役に立たない存在だったかと言えば、答えは明確に「ノー」です。

彼女はくノ一として、自分に与えられた役割をしっかりと果たしていました。

特に注目すべきは、天元から一般人の避難誘導を命じられた後の活躍です。

須磨とまきをは、パニックに陥る人々を的確に安全な場所へと誘導しました。

この迅速かつ的確な避難誘導があったからこそ、後に上弦の陸・妓夫太郎が放った広範囲に及ぶ血鬼術「跋弧斬り（ばっこぎり）」による一般市民の被害者をゼロに抑えることができたのです。

これは、戦闘の勝敗を左右するほどの大きな功績と言っても過言ではありません。

つまり、須磨は前線で戦うタイプではありませんが、後方支援や情報収集、潜入工作、そして今回のような危機管理能力に長けた、優秀なくノ一なのです。

自分を過小評価し、弱音を吐きながらも、やるべきことはきっちりとこなす。

その謙虚さ（あるいは自己評価の低さ）と、実際の貢献度の高さとのギャップが、須磨というキャラクターの人間味あふれる魅力に繋がっています。

彼女は、自分のできること、やるべきことを理解し、恐怖と戦いながらも任務を遂行する、紛れもない戦士の一人なのです。

公式ファンブックで明かされたバイセクシャルな一面

須磨のキャラクターをより深く理解する上で、非常に興味深い設定が公式ファンブックで明かされています。

「鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐」に収録されている「大正コソコソ噂話」のコーナーにて、須磨は「男女どちらも好き」である、つまりバイセクシャルであることが語られているのです。

この設定は、本編の物語に直接的に描かれることはありませんでしたが、彼女の人物像にさらなる奥行きを与えています。

この設定から、いくつかの考察ができます。

まず一つ目は、彼女の宇髄天元への愛情の深さです。

彼女が天元を愛しているのは、彼が「男性」だからという理由だけではなく、性別という枠組みを超えて「宇髄天元」という一人の人間そのものに強く惹かれているからだと解釈できます。

号泣してまで嫁の座を勝ち取ったエピソードも、この純粋でパワフルな愛情があったからこそと考えると、より一層説得力が増します。

二つ目に、天元の嫁3人（雛鶴、まきを、須磨）の良好な関係性にも繋がります。

作中、3人は互いを尊重し、強い絆で結ばれている様子が描かれていました。

須磨が女性に対しても愛情を抱ける性質を持っていることは、この女性だけの小さなコミュニティにおいて、より円滑で愛情深い関係を築く一助となったのかもしれません。

もちろん、これはあくまで一つの解釈に過ぎません。

しかし、作者によって公式に提示されたこの設定は、須磨が持つ愛情の形が非常に包括的で、懐の深いものであることを示唆しています。

ただかわいいだけでなく、多様な愛の形を体現するキャラクターとして、須MAはより一層魅力的な存在となっているのです。

キメツ学園では売店勤務のポンコツお姉さん

『鬼滅の刃』本編のシリアスな世界観とは打って変わって、キャラクターたちが現代の学校で平和な日常を送る公式スピンオフ『キメツ学園』。

このパラレルワールドでも、須磨はファンにはおなじみの愛すべきキャラクターとして登場します。

『キメツ学園』において、宇髄天元の3人の嫁（雛鶴、まきを、須磨）は、学園の生徒たちから「売店と食堂に君臨する魅惑のくの一」というあだ名で呼ばれる、学内のマドンナ的存在です。

それぞれが役割を持っており、最年長の雛鶴は食堂で調理を担当し、その料理の腕前から「神の舌」と呼ばれています。

次女のまきをは、その身体能力を活かしてテキパキと仕事をこなしますが、本編同様に短気ですぐキレる性格は健在です。

そして、我らが須磨は、学園の売店で店員として働いています。

しかし、ここでも彼女らしい一面が爆発。

なんと、「釣り銭をやたらと間違えるポンコツ」として描かれているのです。

本編での泣き虫でドジな性格が、『キメツ学園』という平和な世界観の中でも変わらずに引き継がれており、ファンにとっては思わず笑みがこぼれてしまう設定と言えるでしょう。

レジを打ちながらパニックになったり、お釣りを間違えてまきをに怒られたりする須磨の姿が目に浮かぶようです。

鬼との命がけの戦いから解放された世界で、のびのびと（？）ポンコツぶりを発揮している須磨の姿は、本編の過酷な戦いを知る読者にとっては、非常に心温まる光景です。

このスピンオフ作品は、須磨のキャラクターの核となる「かわいらしさ」や「憎めなさ」といった魅力を再確認させてくれる、貴重な機会を提供してくれています。

まとめ：『鬼滅の刃』の須磨がかわいい理由は多岐にわたる！

• 須磨は宇髄天元の3人の嫁のうちの一人で、19歳のくノ一である
• ぱっちりした目と黒髪が特徴で、伊之助に似ているとファンの間で話題である
• 性格は非常に感情豊かで泣き虫だが、天真爛漫で憎めない魅力を持つ
• 担当声優は東山奈央さんで、その演技がキャラクターのかわいさを引き立てている
• 本来は妹が嫁候補だったが、号泣して嫁の座を勝ち取った情熱家である
• 「味噌っかす」と自称するが、遊郭潜入中に短期間で花魁になっている
• くノ一として有能な一面と、普段のポンコツぶりのギャップが魅力である
• 戦闘では後方支援に徹し、一般人の避難誘導で大きな功績を上げた
• 公式ファンブックではバイセクシャルであることが明かされている
• スピンオフ『キメツ学園』では、釣り銭を間違える売店のお姉さんとして登場する