『君がトクベツ』キスシーンは何巻？あらすじから最終回まで解説

幸田もも子先生が描く大人気少女漫画『君がトクベツ』。

陰キャ女子と国民的アイドルの恋という、王道ながらも一筋縄ではいかないストーリーが多くの読者の心を掴んでいます。

作品の魅力はなんといっても、胸が高鳴るキスシーンの数々ではないでしょうか。

「さほ子と皇太のキスシーンは何巻で読めるの？」と気になっている方も多いはずです。

また、物語が完結した今、その衝撃的な最終回の内容や、2025年6月に公開された実写映画化の評判についても注目が集まっています。

この記事では、漫画『君がトクベツ』のあらすじや登場人物といった基本情報から、読者が一番知りたいキスシーンの詳細、そして最終回のネタバレ、漫画と映画それぞれの評判まで、あらゆる情報を徹底的にまとめていきます。

漫画『君がトクベツ』のキスシーン！あらすじから評判まで

『君はトクベツ』のあらすじ

物語の主人公は、若梅さほ子（わかうめ さほこ）。

彼女は過去のトラウマが原因で、キラキラしたイケメンが大の苦手な、自他ともに認める陰キャ女子高生です。

そんなさほ子の日常は、ある日を境に一変します。

ひょんなことから、国民的アイドルグループ「LiKE LEGEND（ライク レジェンド）」の絶対的センター・桐ヶ谷皇太（きりがや こうた）と出会ってしまったのです。

住む世界が違いすぎる二人。

本来であれば交わるはずのなかった彼らですが、皇太はなぜか地味でネガティブなさほ子のことが気になって仕方がありません。

最初は皇太を拒絶していたさほ子も、彼の不器用な優しさやアイドルとしての一面に触れるうちに、次第に惹かれていきます。

しかし、国民的アイドルとの恋は、当然ながら困難の連続。

ライバル女優の登場や、マスコミの目、そしてアイドルという立場の壁が二人の間に立ちはだかります。

さらに、物語の後半では、さほ子の友人であり人気女優の七瀬えみかと、「LiKE LEGEND」のメンバー・遊馬叶翔の恋模様にも焦点が当たり、物語はより深く、複雑に展開していくのです。

二組のカップルが、それぞれの壁を乗り越えながら「トクベツ」な関係を育んでいく、笑いあり、涙ありのラブコメディです。

『君がトクベツ』漫画の登場人物

『君がトクベツ』の物語を彩るのは、個性豊かで魅力的なキャラクターたちです。

ここでは、物語の中心となる人物たちの関係性を分かりやすく紹介します。

登場人物名	読み方	キャラクター概要
若梅 さほ子	わかうめ さほこ	本作の主人公。イケメン嫌いの陰キャ女子高生。自己肯定感が低いが、芯は強い。
桐ヶ谷 皇太	きりがや こうた	国民的アイドルグループ「LiKE LEGEND」のリーダー兼センター。王子様的存在だが、実は不器用で一途。
七瀬 えみか	ななせ えみか	人気若手女優で、さほ子の親友。最初は皇太に想いを寄せていたが…。サバサバした性格。
遊馬 叶翔	あすま かなと	「LiKE LEGEND」のメンバー。クールでミステリアスな雰囲気を纏う。えみかのことが気になる存在。
来栖 晴	くるす はる	「LiKE LEGEND」のメンバー。グループの弟的存在で、ムードメーカー。
榛名 優生	はるな ゆう	「LiKE LEGEND」のメンバー。穏やかで優しい、グループのお兄さん的存在。
成瀬 一生	なるせ いつき	「LiKE LEGEND」のメンバー。ダンスが得意で、ストイックな性格。

関係性の深掘り

物語は主に、さほ子と皇太の「陰キャ女子×国民的アイドル」という格差カップルと、えみかと叶翔の「人気女優×クール系アイドル」という芸能人カップルの2組を中心に進んでいきます。

さほ子と皇太は、お互いに持っていない部分に惹かれ合い、支え合いながら成長していく関係です。

一方、えみかと叶翔は、同じ芸能界で生きる者同士、プロとしての葛藤や悩みを共有しながら、徐々に距離を縮めていく、少し大人びた関係性が見どころとなっています。

この二組の対照的な恋愛模様が、物語に深みと奥行きを与えているのです。

『君がトクベツ』キスシーンまとめ

読者が最も気になるであろう、胸キュン必至のキスシーンについて解説します。

『君がトクベツ』には、読者の心を鷲掴みにする重要なキスシーンがいくつか登場します。

若梅さほ子と桐ヶ谷皇太の初キスシーン（4巻 第13話）

さほ子と皇太の記念すべきファーストキスは、単行本4巻の第13話で描かれます。

このシーンに至るまで、二人はすれ違いや誤解を繰り返してきました。

皇太のライバルを自称するバンドマン・SHOの登場で、さほ子の心は揺れ動きます。

自分の気持ちが分からなくなり、皇太を避けてしまうさほ子。

しかし、皇太はそんなさほ子の元へ駆けつけ、ストレートに想いをぶつけます。

そして、「お前がほしい」という情熱的な言葉と共に、ついに二人は唇を重ねるのです。

強引ながらも、皇太の切実な想いが詰まったこのキスシーンは、物語前半の大きな山場であり、多くの読者が胸をときめかせた名シーンと言えるでしょう。

七瀬えみかと遊馬叶翔のキスシーン（6巻 第23話）

もう一組のカップル、えみかと叶翔のキスシーンも非常に印象的です。

彼らの初キスは、単行本6巻の第23話で描かれますが、これは二人が共演するドラマの撮影での出来事でした。

つまり、「役としてのキス」だったのです。

しかし、これはただの演技ではありませんでした。

叶翔はキスシーンの直前、緊張するえみかに対して「忘れられないキスシーンにしてやるよ」と意味深な言葉をかけます。

その言葉通り、撮影本番でのキスは、演技とは思えないほどリアルで情熱的。

この出来事をきっかけに、えみかは叶翔を異性として強く意識するようになり、二人の関係が大きく進展していくことになります。

仕事仲間という関係性を超える、重要なターニングポイントとなるキスシーンです。

『君がトクベツ』は完結してる？

『君がトクベツ』の連載はすでに完結しています。

2020年から「別冊マーガレット」で連載がスタートし、多くのファンに愛されてきましたが、2024年に惜しまれつつも最終回を迎えました。

単行本は全11巻で完結しており、最終巻となる11巻は2025年5月に発売されています。

これから読み始める方にとっては、物語の結末まで一気に楽しむことができるので、非常におすすめのタイミングです。

物語が完結しているため、さほ子と皇太、そしてえみかと叶翔、二組のカップルの恋の行方を、最後まで安心して見届けることが可能です。

『君がトクベツ』漫画の評判

幸田もも子先生の作品らしく、読者からは高い評価を得ている『君がトクベツ』ですが、その評判は様々です。

ここでは、良い評判と少し気になる評判の両方を紹介します。

良い評判

多くの読者が挙げる魅力は、「ギャグとシリアスの絶妙なバランス」です。

思わず笑ってしまうようなコミカルなシーンで楽しませてくれたかと思えば、次の瞬間には胸が締め付けられるような切ないシーンが訪れます。

この緩急の付け方が巧みで、読者を飽きさせません。

また、「登場人物が全員魅力的」という声も非常に多いです。

主人公カップルだけでなく、ライバルや脇役に至るまで、それぞれのキャラクターがしっかりと描かれており、感情移入しやすい点が高く評価されています。

気になる評判

一方で、一部の読者からは気になる点も指摘されています。

その一つが、「主人公・さほ子の性格設定」です。

物語序盤の、過剰なまでにネガティブで卑屈な性格に「共感しづらい」「イライラする」と感じてしまう方もいるようです。

もちろん、物語が進むにつれて彼女が成長していく姿が描かれるため、その過程を楽しむのが本作の醍醐味とも言えます。

もう一つ、賛否が分かれるのが「途中からメインカップルが変わる展開」です。

物語の後半は、えみかと叶翔のカップルにスポットが当たることが多くなります。

この展開を「別のカップルの話も読めて嬉しい」と好意的に受け取る声がある一方で、「さほ子と皇太の話をもっと読みたかった」と感じる読者も少なくありませんでした。

映画『君がトクベツ』のキスシーンは？評判と主題歌も解説

『君がトクベツ』が実写映画化

多くのファンの期待に応え、『君がトクベツ』は実写映画化され、2025年6月20日に公開を迎えました。

旬の若手俳優たちが集結し、原作の世界観を忠実に再現しています。

役職	担当者
監督	松田 礼人
脚本	おかざき さとこ
若梅 さほ子 役	畑 芽育
桐ヶ谷 皇太 役	大橋 和也（なにわ男子）
七瀬 えみか 役	矢吹 奈子
遊馬 叶翔 役	木村 慧人（FANTASTICS）

この豪華なキャストとスタッフ陣により、漫画で描かれた胸キュンシーンや切ないシーンが、スクリーンでどのように表現されるのか、大きな注目を集めています。

特に、主演の畑芽育さんと大橋和也さんが、さほ子と皇太の持つ独特の雰囲気をどのように演じるのかが見どころの一つです。

映画は、原作の序盤から中盤にかけてのストーリーを中心に構成されているようです。

映画「君がトクベツ」の主題歌は？

映画「君がトクベツ」の主題歌は、劇中に登場する国民的アイドルグループ「LiKE LEGEND（ライク レジェンド）」が歌う「YOU ARE SPECiAL」です。

この楽曲は、映画のために書き下ろされたオリジナルソングとなっています。

実際に桐ヶ谷皇太を演じる大橋和也さん（なにわ男子）をはじめ、遊馬叶翔役の木村慧人さん（FANTASTICS）など、LiKE LEGENDのメンバーを演じるキャスト陣が歌唱を担当しています。

歌詞の内容も、映画のストーリーに寄り添ったもので、さほ子を想う皇太の気持ちが表現されているかのような、甘く切ないラブソングに仕上がっています。

映画のクライマックスや感動的なシーンでこの主題歌が流れることで、観客の涙を誘うこと間違いなしです。

映画を観る際には、ぜひこの主題歌にも耳を傾けてみてください。

『君がトクベツ』映画の評判

公開直後から話題沸騰の映画『君がトクベツ』。

SNSやレビューサイトでは、鑑賞したファンからの様々な感想が寄せられています。

全体的には非常に高い評価を得ているようです。

特に目立つのが、「推し活をしている人には絶対に刺さる」という意見です。

アイドルとファンの関係や、アイドルの裏側での努力や葛藤がリアルに描かれている点に、共感の声が集まっています。

また、「キャストが原作のイメージにぴったり」「原作から飛び出してきたみたい」といった、キャスティングを絶賛する声も多数見受けられます。

主演の大橋和也さんが演じる皇太のキラキラしたアイドル姿と、畑芽育さんが演じるさほ子の健気な姿の対比が素晴らしいと評判です。

一方で、原作ファンからは「映画の尺に収めるために、いくつかのエピソードが省略されているのが少し残念」という声も少数ながら上がっています。

とはいえ、原作の魅力を損なうことなく、一本の映画として見事にまとめ上げられているという意見が大多数を占めており、原作ファンも未読の方も楽しめる作品と言えるでしょう。

『君がトクベツ』最終回のネタバレ

ここでは、物語の結末である最終巻（11巻）の内容に触れますので、ネタバレを避けたい方はご注意ください。

物語のクライマックス、皇太はさほ子に対して、ついにプロポーズをします。

多くの読者が祝福ムードになるかと思いきや、さほ子が出した答えは、まさかの「NO」でした。

この衝撃的な展開に、多くの読者が驚かされました。

さほ子がプロポーズを断った理由は、彼女の自己肯定感の低さにありました。

「国民的アイドルである皇太の隣に、自分が本当にふさわしいのか」という不安。

そして、彼に迷惑をかけたくないという想いから、一度は彼のプロポーズを断ってしまうのです。

しかし、物語はこのままでは終わりません。

「LiKE LEGEND」の海外進出の話が持ち上がる中、さほ子は自分の本当の気持ちと向き合います。

そして、親友のえみかや仲間たちに背中を押され、自分の足で皇太の元へと向かう決意を固めるのです。

最終的には、さほ子は自分の言葉で皇太への愛を伝え、改めて彼のプロポーズを受け入れます。

二人は多くの困難を乗り越え、ついに結ばれるという、感涙必至のハッピーエンドを迎えました。

遠距離恋愛になることを示唆させつつも、二人の強い絆を感じさせる、希望に満ちたラストシーンで物語は幕を閉じます。

『君がトクベツ』の全巻情報

『君がトクベツ』をこれから一気読みしたい、という方のために全巻を読む方法を紹介します。

前述の通り、本作は全11巻で完結済みです。

電子書籍で読む

場所を取らず、いつでもどこでも手軽に読みたい方には電子書籍がおすすめです。

各電子書籍ストアでは、全巻まとめて購入できるセット販売や、割引キャンペーン、試し読み増量キャンペーンなどが頻繁に実施されています。

これらのキャンペーンを利用すれば、紙の単行本を揃えるよりもお得に購入できる場合があります。

紙の単行本で読む

作品をコレクションとして手元に残したい、紙の質感が好きだという方は、単行本での購入が良いでしょう。

全国の書店やオンラインストアで購入可能です。

全巻新品で揃えるのも良いですし、コストを抑えたい場合は、中古書店やフリマアプリなどを利用して探してみるのも一つの手です。

完結したばかりのタイミングなので、比較的状態の良い中古品が見つかりやすいかもしれません。

ご自身の読書スタイルに合わせて、最適な方法で『君がトクベツ』の世界に浸ってみてください。

まとめ：『君がトクベツ』のキスシーンと魅力の全て