『NARUTO -ナルト-』に登場するうちは一族の血継限界「写輪眼」。
その中でも、特定の条件を満たした者だけが開眼できる上位の瞳術が「万華鏡写輪眼」です。
使用者ごとに異なる模様や固有能力、そしてその力と引き換えに背負う悲しい宿命は、多くの読者を魅了しました。
この記事では、万華鏡写輪眼の基本情報から悲しき開眼条件、全使用者の固有能力、そして失明リスクを克服した「永遠の万華鏡写輪眼」まで、網羅的に解説します。
サスケやイタチ、マダラたちがどのようにしてその眼を手に入れたのか、その力の全貌に迫ります。
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万華鏡写輪眼とは?基本情報と悲しき開眼条件を解説
そもそも万華鏡写輪眼とは?写輪眼との違い
万華鏡写輪眼とは、うちは一族の歴史の中でもごく少数の者しか開眼していない、写輪眼の上位にあたる瞳術です。
通常の写輪眼が持つ洞察眼や模倣眼といった能力を遥かに凌駕する力を秘めています。
最大の違いは、瞳の模様が使用者ごとに固有のデザインに変化し、それぞれが独自の強力な瞳術を宿す点にあります。
例えば、イタチの「月読」やオビトの「神威」など、開眼者だけが使える唯一無二の能力が発現します。
本当の開眼条件は「最も親しい友を殺すこと」ではない?
万華鏡写輪眼の真の開眼条件は、「最も親しい者の死、あるいはそれに匹敵するレベルの精神的ショック」を経験することです。
物語の序盤でうちはイタチは「最も親しい友を殺すこと」と語っていましたが、これはサスケを自分から遠ざけるための偽りでした。
実際には、親しい者の死を目の当たりにした際の深い絶望感や喪失感が、脳内に特殊なチャクラを生み出し、写輪眼を変化させると考えられています。
続編の『BORUTO』では、うちはサラダが「絶望的な状況に陥った仲間を助けたい」という強い想いによって開眼しており、「死」そのものよりも「誰かを喪う程の絶望感」が重要であることが示唆されました。
なぜサスケはイタチの真実を知った時に開眼したのか?
うちはサスケが万華鏡写輪眼を開眼したのは、兄であるイタチとの死闘の後、トビ(うちはオビト)からイタチの隠された真実を聞かされた時でした。
長年憎み続けた兄が、実は自分と木の葉の里を守るために一族を滅ぼし、悪を演じ続けていたという事実に直面します。
敬愛していた兄を自らの手で殺してしまった後悔、兄に全てを背負わせた木の葉への憎しみ、そして自分自身の無知への絶望といった、計り知れない精神的ショックが引き金となり、彼の万華鏡写輪眼は開眼に至ったのです。
強力な力の代償は「失明」のリスク
万華鏡写輪眼は絶大な力を持つ一方で、使用するたびに眼に多大な負担がかかり、視力が徐々に低下していくという大きなリスクを伴います。
術を酷使すればするほど視力は失われ、最終的には完全に光を失ってしまいます。
この失明という代償は、万華鏡写輪眼が単なる強力な武器ではなく、使用者にとって諸刃の剣であることを象徴しています。
この運命を克服する方法が、後に登場する「永遠の万華鏡写輪眼」です。
【全使用者まとめ】万華鏡写輪眼の固有能力一覧
うちはイタチの能力「月読」と「天照」
うちはイタチは、左目に強力な幻術「月読」、右目に消えない黒炎「天照」を宿しています。
「月読」は、相手を術者が完全に支配する精神世界に引きずり込む幻術です。
この空間では時間や質量も術者の思いのままであり、現実世界の一瞬で、相手に数日間の苦痛を与えることで精神を崩壊させます。
一方の「天照」は、視点を合わせた場所から、対象が燃え尽きるまで消えることのない黒い炎を発生させる物理攻撃系の瞳術です。
うちはサスケの能力「天照」と「炎遁・加具土命」
うちはサスケは、兄イタチと同じく左目に「天照」を宿しました。
そして右目には、その天照の黒炎を自在にコントロールし、形態を変化させる「炎遁・加具土命(えんとん・かぐつち)」という能力を開眼しています。
この能力により、サスケは天照の炎を武器に纏わせたり、防御のための盾として形成したりと、非常に高い応用力を見せました。
イタチが天照を発生させるだけだったのに対し、サスケはそれを自在に操ることで、戦術の幅を大きく広げています。
オビトとカカシの能力「神威」の違いは?右目と左目の性能差
うちはオビトの眼に宿った「神威」は、対象を別の時空間に転送する能力ですが、左右の眼で性能が異なります。
オビト自身が持つ右目は、自分自身や触れた対象を時空間に出し入れすることに特化しており、あらゆる攻撃を「すり抜ける」という絶対的な防御能力として機能します。
一方、はたけカカシに移植された左目は、視点を合わせた遠距離の対象を強制的に時空間へ飛ばす攻撃的な能力に特化していました。
両目が揃うことで、これらの能力はさらに強化され、時空間への転送速度が飛躍的に向上します。
うちはシスイの能力は最強幻術「別天神」
うちはシスイの万華鏡写輪眼には、「別天神(ことあまつかみ)」という最強クラスの幻術が宿っていました。
この術は、対象者に幻術をかけられたことすら認識させずに、あたかも自身の意思で行動しているかのように思考を操ることができる究極の幻術です。
その力は、穢土転生の絶対的な支配すら上書きするほど強力ですが、一度使用すると十数年という非常に長い再使用時間を要するという制約があります。
うちはマダラの固有能力は作中不明?須佐能乎以外の力
うちは一族の伝説的な忍であるうちはマダラですが、彼の万華鏡写輪眼が持つ固有の能力は、作中では明確に描かれていません。
彼は完成体・須佐能乎を自在に操りましたが、これは両目に万華鏡写輪眼を開眼した者が至る第三の力であり、固有能力とは異なります。
輪廻眼を開眼した後は、固有の瞳術「輪墓・辺獄(りんぼ・へんごく)」を使用しましたが、これが万華鏡写輪眼の能力であったかは不明のままです。
ファンの間では「時間を巻き戻す能力」など様々な考察がされていますが、公式な設定は存在しません。
その他(インドラ、イズナ、フガクなど)の開眼者と能力
作中では、他にも何人かの万華鏡写輪眼開眼者が登場します。
うちは一族の祖である大筒木インドラは、アニメ版で天照や完成体・須佐能乎を使用する描写がありました。
マダラの弟であるうちはイズナや、サスケとイタチの父であるうちはフガクも万華鏡写輪眼を開眼していましたが、彼らの固有能力については詳細が描かれていません。
失明しない最強の眼「永遠の万華鏡写輪眼」とは?
万華鏡写輪眼と永遠の万華鏡写輪眼の違い
永遠の万華鏡写輪眼と通常の万華鏡写輪眼の最大の違いは、瞳術を使用しても視力が低下せず、失明のリスクが完全になくなる点です。
この眼を手に入れることで、使用者は失明の恐怖から解放され、万華鏡写輪眼の力を際限なく行使できるようになります。
さらに、瞳力そのものも増大し、術の威力や精度が向上するとされています。
瞳の模様も、元々の所有者と移植された眼の所有者、両者の模様が融合したような新たなデザインに変化するのが特徴です。
永遠の万華鏡写輪眼を開眼させるための条件
永遠の万華鏡写輪眼を開眼させるための条件は、万華鏡写輪眼を持つ者が、自身の兄弟など血の繋がりの近い者の万華鏡写輪眼を移植することです。
作中では、うちはマダラが失明しかけた際に、弟であるうちはイズナの眼を移植することで初めて開眼しました。
同様に、うちはサスケもイタチとの戦いの後に視力が著しく低下しましたが、兄であるイタチの眼を移植することで永遠の万華鏡写輪眼を手に入れています。
この移植は誰でも成功するわけではなく、近親者であるほど適合率が高いとされています。
作中で永遠の万華鏡写輪眼を持つのはマダラとサスケだけ?
はい、原作の物語の中で永遠の万華鏡写輪眼を開眼したと明確に描かれているのは、うちはマダラとうちはサスケの二人だけです。
この事実は、永遠の万華鏡写輪眼がいかに希少で、特別な存在であるかを物語っています。
開眼の条件である「近しい血縁者からの万華鏡写輪眼の移植」という厳しい条件を満たすことができたのが、この二人だけであったと考えられます。
万華鏡写輪眼の最強能力ランキングTOP5
第5位 天照(あまてらす)- 全てを焼き尽くす不滅の黒炎
第5位は、視界に捉えたものを燃え尽きるまで消えない黒炎で焼き払う「天照」です。
回避が非常に困難であり、一度発火すれば対象を確実に仕留めることができる強力な物理攻撃能力としてランクインしました。
サスケの「炎遁・加具土命」と組み合わせることで、攻防一体の万能な術へと昇華します。
第4位 月読(つくよみ)- 精神世界を支配する究極幻術
第4位は、対象の精神を完全に支配するイタチの幻術「月読」です。
現実の一瞬で相手に数日間の拷問を体験させるなど、精神を直接破壊する能力は恐ろしく、同じ写輪眼を持つ者でさえ抵抗は困難を極めます。
対人戦において絶大な効果を発揮する瞳術と言えるでしょう。
第3位 須佐能乎(すさのお)- 攻防一体の巨大なチャクラの巨人
第3位は、両目に万華鏡写輪眼を開眼した者が使える第三の力「須佐能乎」です。
術者の身を包む巨大なチャクラの化身であり、絶対的な防御力と、山々を切り裂くほどの攻撃力を兼ね備えています。
完成体にまで至れば尾獣に匹敵する力を誇り、術者の攻防両面を飛躍的に向上させます。
第2位 別天神(ことあまつかみ)- 気づかれずに思考を操る最強幻術
第2位は、うちはシスイの「別天神」です。
相手に幻術にかかったと自覚させずに思考を上書きし、未来永劫に渡って操ることができる、まさに最強の幻術です。
その力は穢土転生の束縛さえも無効化するほどで、使い方次第では戦争の趨勢をも変えうるとされています。
第1位 神威(かむい)- 攻防回避をこなす万能の時空間忍術
栄えある第1位は、オビトとカカシが使用した時空間忍術「神威」です。
あらゆる攻撃をすり抜ける絶対防御、対象を異空間へ強制転送する攻撃、そして自身が瞬時に移動できる利便性を兼ね備えています。
攻防、回避、移動とあらゆる局面で活用できるその汎用性の高さは、他の瞳術とは一線を画す最強の能力と言っても過言ではありません。
【番外編】模様が一番かっこいいのは誰?人気投票の結果を紹介
能力だけでなく、その独特な模様も万華鏡写輪眼の魅力の一つです。
あるファンサイトで行われた人気投票によると、最もかっこいい模様としてダントツの1位に輝いたのは、うちはオビトとはたけカカシの「神威」の模様でした。
風車が歪んだような特徴的なデザインが、多くのファンから支持を集めたようです。
第2位にはサスケの永遠の万華鏡写輪眼、第3位にはイタチの模様がランクインしています。
BORUTO世代の新能力!うちはサラダの万華鏡写輪眼
サラダが万華鏡写輪眼を開眼した理由と経緯
続編『BORUTO-ボルト-』にて、うちはサスケの娘であるサラダも万華鏡写輪眼を開眼しました。
そのきっかけは、仲間であるボルトが里殺しの濡れ衣を着せられ、皆から命を狙われるという絶望的な状況に陥ったことでした。
ボルトを守りたいのに何もできない自分の無力さを嘆き、強い精神的ショックを受けたことが引き金となり、彼女の眼は変化を遂げました。
この出来事は、万華鏡写輪眼の開眼条件が「深い喪失感や絶望」であることを改めて証明しています。
サラダの万華鏡写輪眼の能力は「重力操作」?
サラダの万華鏡写輪眼の能力は、現時点では「大日孁(おおひるめ)」という名称のみが明かされています。
作中では、人神樹(じんじゅ)との戦闘中に、ブラックホールのような重力の玉を複数出現させ、敵の術を無効化し、本体を吸い込み圧殺する描写がありました。
このことから、彼女の能力は「重力」に関連するものではないかと推測されています。
まだ謎が多い能力ですが、その威力は絶大であり、今後の活躍が期待されます。
もしも開眼したら?オリジナルの万華鏡写輪眼能力を考察
ファンが考えたオリジナル能力にはどんなものがある?
万華鏡写輪眼の魅力は、読者に「自分ならどんな能力だろう」と想像させる点にもあります。
海外のファンコミュニティなどでは、様々なオリジナルの能力が考察されています。
例えば、「視界に入った物体の位置を入れ替える能力」や、「対象の時間を遅くする能力と、自身の時間を加速させる能力」、「相手の能力をコピーする能力」など、原作に登場した能力から着想を得たユニークなアイデアが数多く存在します。
自分だけのオリジナル万華鏡写輪眼を考えるポイント
オリジナルの万華鏡写輪眼を考える際のポイントは、開眼者の「最も深い願望」を能力に反映させることです。
作中の考察では、オビトが「仲間を守りたい」と願ったから時空間忍術「神威」を得たように、開眼者の内面が能力を決めるとされています。
自分がもし開眼するなら、何を最も強く願うかを考えることで、自分だけのオリジナル能力が見えてくるかもしれません。
まとめ:万華鏡写輪眼は愛と憎しみの狭間で生まれる最強の瞳術
この記事では、万華鏡写輪眼の基本情報から開眼条件、全使用者の能力、そして未来の開眼者までを詳しく解説しました。
それぞれの瞳に宿る力は、使用者たちが経験した深い悲しみや絶望の証でもあります。
強力な能力の裏には常に大きな代償が伴い、その物語は『NARUTO -ナルト-』という作品のテーマ性を色濃く反映していると言えるでしょう。
- 万華鏡写輪眼は写輪眼の上位種である
- 開眼条件は親しい者の死に匹敵する精神的ショックである
- 開眼者ごとに瞳の模様と固有の能力が異なる
- イタチの能力は幻術「月読」と黒炎「天照」である
- サスケは「天照」とそれを操る「炎遁・加具土命」を持つ
- オビトとカカシの「神威」は強力な時空間忍術である
- シスイの「別天神」は最強の幻術と称される
- 使用するほど視力が低下し失明するリスクがある
- 近親者の眼を移植すると「永遠の万華鏡写輪眼」となる
- BORUTOではサラダが新たな万華鏡写輪眼を開眼した
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