【ナルト】綱手は死亡した？真っ二つや老化の真相、現在の姿まで解説

NARUTOに登場する伝説の三忍の一人、五代目火影・綱手。

その圧倒的な強さと美しさで多くのファンを魅了する一方で、彼女には「死亡したのではないか？」という噂が絶えません。

ペイン戦で見せた衝撃的な老化や、マダラ戦で体を真っ二つにされる壮絶なシーンは、読者に強烈なインパクトを与えました。

この記事では、綱手の死亡説がなぜ生まれたのか、その真相を徹底的に解説します。

さらに、彼女の若さの秘密である術の仕組み、火影をやめた理由、そして続編BORUTOでの現在の姿に至るまで、綱手の全てを網羅的にお届けします。

これから「綱手は死亡したのか」その真相を解説

結論！作中での綱手の死亡は事実ではない

結論から申し上げますと、綱手はNARUTOの作中で一度も死亡していません。

最終話まで生き抜き、続編であるBORUTOの時代でも健在です。

では、なぜこれほどまでに「綱手死亡説」が広く囁かれるのでしょうか。

その理由は、彼女が二度、死を強く意識させるほどの絶体絶命の危機に瀕したからです。

一度目は、ペインの襲来時に里の民全員を守るため、全チャクラを使い果たして昏睡状態に陥ったシーン。

そして二度目は、第四次忍界大戦において、うちはマダラに体を真っ二つに分断されたシーンです。

どちらも一歩間違えれば確実に命を落としていた状況であり、その壮絶な描写が読者に「死亡した」と誤解させてしまうほどのインパクトを持っていました。

しかし、綱手はその超人的な生命力と医療忍術で、これらの窮地を乗り越えています。

綱手が真っ二つに！マダラ戦での衝撃シーン

綱手の死亡説が最も有力になった瞬間は、間違いなく第四次忍界大戦でのうちはマダラ戦でしょう。

この戦いで、綱手は他の四影と共にマダラに挑みますが、その圧倒的な力の前に苦戦を強いられます。

そして、マダラが発動した「完成体須佐能乎（かんせいたいスサノオ）」の巨大な刀による一撃が、綱手の体を上半身と下半身に分断してしまったのです。

常人であれば即死、並の忍でも助かる見込みは万に一つもない致命傷でした。

しかし、綱手はこの絶望的な状況から生還を果たします。

これを可能にしたのが、彼女の代名詞ともいえる二つの能力の合わせ技でした。

一つは、口寄せ動物である「蛞蝓（カツユ）」の能力。

もう一つは、長年額に蓄積したチャクラを一気に解放する禁術「百豪の術」です。

綱手は意識が途切れる寸前、最後の力を振り絞って百豪の術を解放し、カツユを呼び出しました。

そして、分裂したカツユを介して、離れた場所にある自身の上半身と下半身を同時に、かつ遠隔で治療するという荒業をやってのけたのです。

まさに、世界最高の医療忍者である彼女にしかできない、奇跡の自己再生でした。

チャクラ切れで綱手はしわしわの姿になった

「真っ二つ」事件と並んで、綱手の死亡説の原因となったのが、ペイン襲来時に見せた「老化」した姿です。

木の葉隠れの里を壊滅させようと襲来したペインに対し、綱手は五代目火影として里の民を守るために全力を尽くします。

ペインが里全体を破壊する超大技「神羅天征」を発動した際、綱手は口寄せしたカツユを里中に展開させました。

そして、自身の全チャクラをカツユに注ぎ込むことで、衝撃が及ぶ範囲にいた全ての人々を保護し、その命を救ったのです。

里の英雄と言える活躍でしたが、その代償はあまりにも大きなものでした。

自身の生命維持に必要なチャクラさえも使い果たした綱手は、若さを保つための術が解け、本来の年齢である50代の姿…つまり、深くシワが刻まれた老婆のような姿へと変わり果て、そのまま昏睡状態に陥ってしまいます。

この「しわしわ」の姿は、普段の若々しい彼女とのギャップも相まって、読者に「力を使い果たして死んでしまった」と思わせるのに十分な描写でした。

綱手の死亡が噂されたのはアニメ・漫画の何話？

綱手の死亡説が流れるきっかけとなった二つの重大なシーンは、アニメと漫画のそれぞれ特定の話数で確認することができます。

実際にそのシーンを見てみたい方や、記憶を再確認したい方のために、以下にまとめました。

出来事	対戦相手	漫画	アニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』
しわしわ老化（昏睡）	ペイン六道	46巻 第429話〜第430話	第383話「爆発！仙人モード」〜第386話「告白」
真っ二つ（身体分断）	うちはマダラ	63巻 第599話〜第601話	第553話「穢土転生の術・解」〜第555話「うちはの切り札」

ペイン戦での「老化」シーンは、火影としての強い責任感と自己犠牲の精神が描かれる感動的な場面です。

一方、マダラ戦での「真っ二つ」シーンは、絶望的な状況でも決して諦めない綱手の不屈の闘志と、規格外の生命力を目の当たりにできる屈指の名場面と言えるでしょう。

これらのエピソードは、綱手というキャラクターの壮絶な生き様を理解する上で欠かせないため、ぜひ一度ご覧になることをお勧めします。

綱手の老化と若さを保つ百豪の術の秘密

綱手の若々しい見た目と、真っ二つにされても死なないほどの驚異的な治癒能力は、全て彼女が開発した究極の医療忍術によって成り立っています。

その核心となるのが「創造再生（そうぞうさいせい）」と「百豪の術（びゃくごうのじゅつ）」です。

この二つの術は密接に関連しており、これらを理解することが、綱手の強さの秘密を解き明かす鍵となります。

創造再生とは？

「創造再生」は、究極の個人用再生能力と評される医療忍術の極致です。

これは、体中のあらゆる細胞を活性化させ、細胞分裂を強制的に促進することで、どんな傷でも瞬時に治癒するというもの。

しかし、この術には重大なリスクが伴います。

人間の細胞が分裂できる回数には限りがあるため、術を使えば使うほど、自身の寿命を前借りすることに繋がるのです。

つまり、傷を治す代償として、自らの命を削っている諸刃の剣と言えます。

百豪の術とは？

「百豪の術」は、前述の「創造再生」をより強力に、そして効率的に発動させるための補助的な術です。

綱手は日頃から、使用しなかったチャクラを少しずつ額にある菱形の「陰封印（いんふういん）」に蓄積し続けています。

そして、この蓄積した膨大なチャクラを一気に解放するのが「百豪の術」です。

この術を発動すると、体に紋様が浮かび上がり、「創造再生」を印を結ぶことなく自動で、かつ無制限に使用できる状態になります。

これにより、たとえ体が分断されるような致命傷を負っても、即座に自己再生が可能となるのです。

綱手の若さ（老化を防ぐこと）も、この蓄積されたチャクラによって常に細胞を活性化させ続けることで保たれています。

つまり、チャクラが尽きることは、彼女の若さと生命線が尽きることを意味するのです。

これから綱手の死亡説以外の情報も徹底まとめ

術が解けた時の綱手の素顔と本来の姿

普段、綱手が見せている若々しい姿は、実は彼女の本当の姿ではありません。

それは、チャクラコントロールによって常に若い状態を維持している、いわば「変身」した姿です。

術が解けた時に現れる「しわしわの素顔」こそが、彼女の年齢相応の本来の姿と言えます。

ペイン戦でチャクラを使い果たし、老婆のような姿になったのは、まさにこの術が解けてしまった結果です。

作中では、自来也や大蛇丸といった同年代のキャラクターが年相応の容姿をしているのに対し、綱手だけが突出して若々しい姿を保っています。

これには彼女なりの美学があるのかもしれませんが、同時に、若くして亡くなった弟の縄樹や恋人のダンの姿を思い起こさせる、彼女の過去のトラウマとも無関係ではないのかもしれません。

彼女の若々しい姿は、単なる美貌の維持ではなく、数々の悲しみを乗り越えてきた一人の女性が背負う、複雑な背景の象徴でもあるのです。

チャクラが尽き、術が解けた素顔は、彼女が限界まで戦い、誰かを守り抜いた証と言えるでしょう。

医療忍者・綱手のプロフィールを振り返る

綱手というキャラクターをより深く知るために、彼女の基本的なプロフィールを見ていきましょう。

彼女の経歴を知ることで、なぜ彼女が「伝説」とまで呼ばれる存在なのかが理解できます。

項目	詳細
名前	綱手（ツナデ）
所属	木の葉隠れの里
役職	五代目火影
誕生日	8月2日（しし座）
年齢	第1部：50歳 → 第2部：54歳〜55歳
身長	163.1cm
体重	48.9kg
血液型	B型
家系	千手一族（初代火影・千手柱間の孫）
異名	伝説の三忍、蛞蝓綱手姫、不敗のギャンブラー（実際はカモ）
特技	医療忍術全般、怪力（桜花衝など）、口寄せの術（蛞蝓）

綱手は、木の葉隠れの里を創設した「忍の神」千手柱間の孫娘という、エリート中のエリートです。

その血筋に違わず、忍としての実力は折り紙付き。

特に医療忍術に関しては、忍界の誰もが認める第一人者であり、医療忍者システムを里に確立させたのも彼女の功績です。

一方で、賭け事が大好きでありながら全く勝てない「伝説のカモ」としての一面も持ち合わせています。

弟と恋人を戦争で亡くした辛い過去から、一時期は忍の世界から離れていましたが、うずまきナルトとの出会いを経て過去を克服。

里を守る決意を固め、五代目火影としてその重責を担うことになりました。

綱手の年齢は50代！見た目とのギャップ

前述の通り、綱手の実年齢は作中第1部の時点で50歳、第四次忍界大戦の時点では55歳です。

見た目はどう見ても20代から30代にしか見えないため、この実年齢とのギャップに驚く方も多いのではないでしょうか。

このギャップこそが、綱手のキャラクター性を際立たせる大きな魅力の一つです。

普段は豪快で、酒を飲み、賭け事に興じるなど、年齢を感じさせないパワフルな振る舞いが目立ちます。

しかし、その若々しい見た目の裏側には、半世紀以上にわたる壮絶な人生経験が凝縮されています。

数々の戦争を経験し、大切な人々を失い、里のリーダーとして幾多の困難な決断を下してきました。

彼女が時折見せる物憂げな表情や、ナルトたち次世代にかける期待の言葉には、50年以上の歳月を生きてきた者だけが持つ深みと重みがあります。

この見た目と実年齢のギャップ、そして豪快さと繊細さを併せ持つ多面的な性格が、綱手を単なる「強い女性キャラクター」に終わらせない、人間味あふれる存在にしているのです。

英雄・綱手が火影をやめた理由とは

第四次忍界大戦という未曾有の危機を乗り越えた後、綱手は五代目火影の座を退き、その役目をはたけカカシに引き継ぎました。

作中で綱手が火影をやめた直接的な理由が明確に語られるシーンはありません。

しかし、いくつかの要因が重なり、彼女自身が引退を決意したと推測できます。

平和な時代の到来

最大の理由は、長きにわたる戦争が終わり、忍連合を中心とした平和な時代が訪れたことでしょう。

綱手の悲願は、弟や恋人のような犠牲者を二度と出さない、平和な世界を築くことでした。

その礎が完成し、自身の大きな役目を果たしたと感じたことが、引退を決意する大きな後押しになったと考えられます。

次世代への継承

うずまきナルトをはじめとする若い世代が、里の中心的存在としてたくましく成長したことも重要な要素です。

特に、里の英雄となったナルトの存在は、綱手にとって「次の時代を任せられる」という安心感に繋がったはずです。

そして、自身の後任として、人望も実力も兼ね備えたはたけカカシがいたことも、円満な引退を後押ししました。

自身の役目を終え、未来を若者たちに託す。

これは、綱手にとってごく自然な選択だったのです。

引退後、綱手の現在は何をしているのか

火影の座をカカシに譲った後、綱手は第一線から退きました。

続編である「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」では、彼女が表舞台で活躍するシーンはほとんどありません。

しかし、完全に隠居しているわけではなく、里の重鎮として、また伝説の医療忍者として、その存在感は健在です。

アニメ版BORUTOの第72話では、かつての五影たちが集まる会談に、元火影として参加している様子が描かれました。

これは、彼女が今なお里の重要な意思決定に関わるご意見番的な立場にあることを示しています。

また、サクラが高度な医療忍術を使う際に「綱手式」という言葉を用いるなど、彼女の技術や教えが次世代に確かに受け継がれていることも描写されています。

普段の生活については詳しく描かれていませんが、火影という重責から解放され、かつてのように世界を旅しているのかもしれませんし、木の葉の里で静かに後進の育成を見守っているのかもしれません。

いずれにせよ、数々の修羅場を乗り越えてきた彼女が、平和な時代で穏やかな日々を過ごしていることは間違いないでしょう。

まとめ：綱手の死亡説の真相とキャラクターの魅力

今回は、綱手の死亡説の真相から、彼女の強さの秘密、そして現在の姿に至るまでを詳しく解説しました。

作中で描かれた壮絶なシーンが原因で死亡説が流れましたが、綱手は一度も死んでおらず、その規格外の生命力で全ての困難を乗り越えています。

彼女の魅力は、単なる強さや美しさだけではなく、その裏に隠された過去の悲しみや、命を削る術のリスク、そして次世代へ未来を託す優しさにあります。

この記事を通して、伝説の三忍・五代目火影綱手の奥深い魅力を再発見していただけたなら幸いです。